こんにちは、藤岡みなみです。
先日、土偶ワークショップで作ってきたマイ土偶が焼き上がって届きました!はじめての!マイ土偶!

美大出身の友人と一緒に行ったんですが、彼女は土偶より真っ先に土器を作っていました。その日は大雨で、雷まで鳴っていたんですが


「雷によって命が吹き込まれる感じでいいよね」


など、なんともアートな発言もしていました。でもたしかに。

土偶は縄文時代の祈りの人形。あえて人をかたどったものもあるけれど、多くは神的なものをイメージしていて精霊というかキャラクターというかそういうかたちをしたものです。おもしろい表情だったり宇宙人っぽかったりして現代でもユニークにみえるのは、わざと人間離れしたデザインにすることによって神を表現したからとも言われています。


なるほど、私も神をつくろう、と思って私にとっての神、ジャイアントパンダからもヒントをもらいました。今回の土偶作りのテーマは「縄文人の気持ちを理解する」です。



(このあと模様をつけていきます)




中を空洞にしたり、凝って作ったので3時間くらいかかりました。作っているときに考えてたのは主に「いつか出土されたいな~」ということです。土偶ドリーム。万が一、数千年後に私の土偶が出土されたら、縄文時代から西暦2014年に至るまで人間はずっと土偶を作り続けていたみたいな感じで解釈されるのかな。未来人も「昔の人はちゃんと電話とかパソコンとかも作ってたみたいだけど、結局人間は土偶を作るんだね、結局。」みたいに思うかな。土偶は縄文時代の1万年ずっと作り続けられていたんだけど、ずっとってどんな感じだろう。100年に1回でもわりとずっと作り続けてたことになりますよね。縄文時代にも土偶ワークショップあったりして。何百年かに一度、土偶ブームが来る。



そして完成品がこちら!





どうでしょう。ずっしりしててとてもいいですよ。眠そうなので『二度寝土偶』と命名しました!土偶って結構そういう名前多いんですよ。『ハート型土偶』『腕組み土偶』『バンザイポーズ土偶』とかとか。



そして友達が「私も届いたよ~」と送って来た画像がこちら。





なんでもう出土してるんだよ。
わざわざ資料集っぽい明朝体ありがとうございます。



でも、やっぱ、なんか壮大なタイムカプセルみたいに、出土後のことを自然と考えちゃうんです、土偶作りって。
出土後のこと考えちゃう作品作りってなかなかほかにない。
1万年前の縄文人の気持ちを考えつつ、1万年後の未来人の反応を想像する。2万年をまたぐ壮大な遊びですよ。



これからも定期的に土偶作りたいなって思って、東急ハンズで家のオーブンで焼ける粘土買って来ました。没頭できるのも気持ちいい。



昨日、藤岡みなみのDIY作品集ページができました!架空の旅館タオル、アスパラバッグ、納涼シャツ、過去のZINEなど!こちらはべつに出土後のことは考えてないです。

【ふじおかヶ丘】って名前をつけたんですが、我ながらなんでこのなまえにしたんだろう…。
http://fujiokagaoka.tumblr.com/



再见!