KJ荘旧館 | 廃墟WonderAround

KJ荘旧館

       KJ荘旧館

 

三重県にある温泉旅館の廃墟です。写真は2010年に撮影したものです。この建物は旧館に当たる建物で、新館が営業開始されるとこちらは設備が古かったこともあってか従業員寮として使用されていたようです。

 

しかしながら旅館の経営が厳しくなり新館は別の旅館に転用。こちらは2016年確認した際もそのまま残されていました。

内部です。

水道。

赤い床がいかにも古い旅館といった様相で、時代を感じさせます。

二度と鳴ることが無い非常ベル。

部屋がありました。

床にはたくさんの衣料品が残されています。

様々なものがそのままの状態で残存しています。

別の室内。

自然に朽ちていっている雰囲気ですね。

雰囲気はとてもいい物件だと思います。

窓の外はにぎわっている様子がよく見えますが、それとは対照に廃業した店舗も周辺には目立ちます。

下へ降ります。

階段の踊り場にあった非常口標。

下階は浴場となっているのですが、真っ先に目に飛び込んできたのは洗濯機の姿でした。

こちらもセットで。

鏡と言い洗面台と言い、時代を感じさせますね。

浴場内部。風呂はハート型の小さなものでした。

小さな鏡と水道。

それでは次は降りてきた階段を上り、客室などを見ていこうと思います。

客室へ来ました。窓のサッシが独特の形状をしています。

室内にあった新聞。この頃までは人の気配があったのでしょう。

ここは広間でしょうか。

様々なものが残されています。雰囲気から、元々旅館として使用していた際の備品のようでした。

スキー板。このようなものまでありますので、末期はこの部屋を倉庫として使用していたのかもしれませんね。

子供用のブランコまであります。

トロフィー。

障子は劣化でボロボロになってしまっていました。

当時は結構流行っていたのではないかと思うのですが、やはり老舗でもどこの温泉旅館も厳しいのでしょうね。物がそのままの状態で残っているということは、廃業も急な話であったに違いありません。

広間を出ました。

階段を上り上階へ。

でかい非常口の標示。ここが正面玄関だったようです。

飾られていた賞状もかなり痛んでいます。

ここがフロントだったのでしょうね。

まずはフロント内部の部屋から探索します。

室内。生活感がありますね。

すべての物がそのままの状態で残っています。

電話機も今では見かけないタイプです。

それでは客室の方へ向かいます。

まずはこの部屋、「若水」から。

避難経路図は手描きです。

室内。

内部にあったゲーム。

真っ赤なソファ。とても派手ですね。

ベッドも置かれていました。

追加でクローゼットが置かれていたりと、衣料品を多く持っていた方が使用していたのでしょうね。

洗面台。

浴室です。小さいですがここも温泉が出ていたのでしょうか。

次の部屋へ。

ここは日の出という部屋のようです。

室内。

ラジカセ越しに見る美しい景色。

先に掲載した新聞より古いものが残されていました。

自動車好きの私にとっては堪らない広告です。自分はこの当時の年式の車であちこち探索をしています。

雰囲気が良く、贅沢な空間ですね。

金庫の扉が外れているのがまたシュールです。早々外れるものではないと思うのですが・・・。

廊下へ出ました。

内部は複雑な造りとなっていて、部屋数もそんなにありません。この部屋は「明山」という名称ですね。

室内です。

こんなに椅子は必要なのか・・・。

それでも、素敵な空間ですね。

時が停止した時計。

部屋を出ました。所々窓が外れ、風化が進んでいます。

こういう古い建築の旅館の角部屋、とても雰囲気が良くて好きです。この部屋は最上階の角部屋となっており、山の斜面に建てられていることもあり、景色は絶景でした。一方、外から丸見えなので窓際には行けておりませんが。

その部屋の床には廃墟ではお決まりの品。

廊下に戻ってきました。こういう細部の造形にこだわりが感じられますね。

階段。

階段を降ります。

探索し忘れていた部屋がありました。「若竹」。ちなみに先ほどはあえて突っ込みませんでしたが、我慢の限界なので言いますと書くなら「Emergincy giud」ではなくて「Emergency guide」が正解ではないのでしょうか・・・。

部屋内部です。

床に置かれたレンジ。

この部屋のみ、唯一残留物が少ない部屋でした。

照明。

物が少ないのも哀愁感が漂いますね・・・。

外へ出ました。浴槽のサイズなどで現在なら物足りなさを感じそうな旅館だなと思いましたが、当時は名が売れていて有名な旅館であったようです。

結構過去に泊まったという方もおられそうで、ふとそういった方がこの地へ足を運んだ際にこの姿を見たらガックリするでしょうね。

 

 

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