【前編】ホテル V-TK(旧TKハイランドホテル)
小さな山の上にそびえ立つ廃ホテル。それが今回紹介するV-TK。一度廃業し、リニューアルするものの数年で再び廃業し、今に至ります。
交通の便は良く、当時は流行っていたのだと思いますが、少しばかり建物が大き過ぎました。
ここが玄関だったのでしょう。
ガラスは全て割られています。「パル族」って何ぞ?
内部です。
ここはフロントでしょう。不覚にも
フロントのカウンターの「ペンペン草参上」という落書きで笑ってしまいました。
ロビーは大変広く、当時はかなり繁栄していたんだと分かります。
事務所内部。かなり荒れ果てています。
ここは倉庫のようです。
倉庫内部には当時のパンフレットが大量に落ちていました。しかし、状態のいいパンフレットはほとんど残っていませんでした。
時の止まった時計。
事務所の外ではここで使用されていた自動車が朽ち果てています。
さて、まずはどこから探索しようかな。
しばらくロビーを徘徊します。
朽ち果てた椅子。
天井はそんなにボコボコになっていませんが、相当荒れています。
荒廃した室内。
ここはレストランでしょうか。
レストラン内部。
カウンター席もあります。夜はバーとしても利用できたのかもしれません。
カウンターはシンプルです。
カウンター横のドアから厨房に行くことが出来ます。
厨房。
レストランに戻ってきました。しかし、ガラスというガラスがことごとくありませんね。
蔦に覆われた窓枠。
レストランを出ました。
かなり広く作られた廊下。お金のある時代に作られたんでしょうね。
和食コーナーという所にきました。レストランは洋食メインだったのでしょうか。
当時はきっと畳張りになっていたのでしょう。
和食専用の飲食場所まで設けてあるとは贅沢な造りです。
和食コーナーの先には浴場がありました。
脱衣所。ほとんど面影はありません。
浴場内部です。木々の緑の美しい浴場です。恐らく男湯でしょう。
浴槽。かなり歪な形状をしており、こだわりが見られます。
ここは大広間でしょうか。
畳などは残っていません。
もう一つ浴場がありました。こちらは女湯のようです。
男湯と同じく歪な形状の浴槽です。浅く見えるのは気のせいでしょうか。
階段です。
踊り場です。
屋根の上に乗ることが出来ました。
こんなにデカい物件も久しぶりです。
ガラスの無くなった建物はまるで要塞のようです。
3階です。ロビー部分は2階に当たりました。
ワンフロアに10部屋以上ある巨大なホテルです。
マンションの廊下のようになっていますが、かつてはガラスがはまっていたはずです。荒廃し尽くし、ほとんど当時の廊下の面影は見られません。
3階の各部屋です。
朽ちていてほとんど室内の備品は見受けられません。
観光ホテルはほとんど室内の造りが同じの物件が多いです。
でも全室撮影してしまうんですよね。
人為的破壊によって破壊された窓から強い風が室内になだれ込み、室内を浸食します。
この部屋は壁を取り外しできるようになっています。
床には腐った布団が落ちていました。
やはり畳は無いんですね。
残された鏡。
廊下のガラスが割られ、長期間風に晒された廊下の壁は壁紙が剥がれ、コンクリートが剥き出しになっています。
廊下も長く、本当に巨大な物件です。立地条件は悪くないのに廃業してしまったのはやはり巨大過ぎたことが関係しているのではないかと思います。
それでは3階の残りの部屋を探索します。
部屋からは屋根の上しか見えません。折角丘の上にそびえるホテルに泊まったからには景色の良い部屋に泊まりたいものですよね。
どうやら3階は屋根しか見えない部屋が多いようです。
初めは障子も残っていて綺麗な状態だったのでしょうが、現在はご覧の有様です。
各部屋にテレビなどの備品が見受けられませんが、廃業時に処分したのでしょうか。
少し広めの部屋。
最端の部屋(301と315)はこのように少し広めの部屋となっています。
ボロボロの廊下。かつてどんな風に窓がはまっていたのか気になります。
外階段から上階へ。建物を見ると、全ての廊下の窓が無いことが分かります。
4階入口。
廊下です。床に落ちているガラスから、はまっていたガラスは結構分厚い物だったようです。
室内は凄まじい崩壊具合。やはり風の影響もあるのでしょう。
この部屋もそうですが、部屋の入り口ドアが無い部屋がかなりあります。蹴破られてしまったのか、朽ちて外れたのかは分かりませんが・・・。
押入れの中に布団がそのまま残っているのが見えます。
3階と違い、少し景色は良好です。
この部屋は畳が綺麗に残っていますね。
どの部屋も照明がありませんが、テレビなどと同じく廃業時に撤去されたのでしょうか。
畳には苔が生えてしまっています。
どうやら4階の部屋を約半分探索したようです。ここは宿泊客が水を飲むことが出来る所で、3階、4階、5階と部屋のある階全てに設置されていました。
内部はこのようになっていて、使用済みのコップを洗えるようになっています。
エレベーターの扉は無理やりこじ開けられていました。
覗き込んでみます。部屋の扉や畳などが投げ込まれているのが分かります。
4階の客室もあと半分。
再び客室を探索します。
やはり、ほとんど内装は同じです。
それでは内部の遺物でも撮影します。
真っ赤に錆びた金庫。扉も外れてしまっています。
何かの受け皿でしょうか。割れてしまっています。
どの部屋も見事なまでに窓ガラスがありません。
この部屋はまた凄まじい荒れ具合です。
窓からの景色です。
4階最後の部屋です。
電話機が落ちていました。
襖もボロボロになってしまいました。
廊下へ戻ってきました。
後半では5階と1階を紹介します。
→後半へ続く(未掲載)
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