甲冑男子4~初心に戻る編その弐~
テーマ:甲冑男子『甲冑図鑑』
「おおーい、ソーリー!!おっはよー!これ見てくれよ!!」
「おはよう小金丸、今日も騒がしくて何よりだね。五限の小テストは余裕なのかな。」
「…なんかいつにも増して荒れてねえ?」
「……すまない、八つ当たりしてしまった。昨日その小テストの勉強をしていて戦国番組見忘れたんだ…。」
「うっわソーリそれバカじゃん!」
「よーし小金丸そこに直りたまえ。」
「わわわ笑ってるのにソーリったら目が怖い!すまんって!」
「全く、君に馬鹿呼ばわりされる日がくるなんてね。で、その手に持っているのは?」
「あっ、そうそう!今日はこれ見せに学校来たようなもんだからな!見てくれよ、じゃーん!」
「甲ちゅう図鑑、上下巻セット。へえ、興味深いじゃないか。」
「いいだろー!一冊定価2500円。ちょっと値が張るけど、まあ図鑑だし仕方ないよな!」
「この表紙なんか、なかなかいいね。光沢のある黒地に『甲ちゅう図鑑』と白色の力強い筆書き風の文字。」
「だろ!なんか政宗の甲冑思い出しちゃってさ、ジャケ買いしちゃったもん、ジャケ買い。」
「君らしいな。で、中身はどうなんだい?」
「へへ、実はまだ見てないんだ。今日みんなで見ようと思ってさ!」
「君って奴は…本当に愛おしい生き物だよね。」
「やだなソーリ、俺は男に興味無いぜ!」
「うん小さいところとか愛おしいよね虫みたいで。」
「だから目がこえーよ!それで何だよ虫って!」
「もう腹立つから僕が先に見ちゃうよ。」
「あーっ、待って俺が表紙開くからっ!ぴらりんちょ!………え、これ…。」
「………。」
「甲冑、じゃ、ない…?」
「…それどころか、虫だね。主にかぶと虫。」
「…むし…?次のページも、次のページも、そのまた次のページも…虫虫虫かぶと虫!!!」
「どうやら『甲ちゅう』とは『かっちゅう』ではなく『こうちゅう』と読むべきものだったようだ。残念だが小金丸…君の5千円は…。」
「皆まで言うなあああ。」
ドサドサドサッ!!!!!!
「かい!」
「かい!」
「…小金丸、ソーリ、今の話…。」
「聞いてたのか?って、かい、お前、床に散乱しているその本は…!」
「オレも、昨日買っちゃって…観賞用と保存用に二冊ずつ…。」
「また君はバイト代を…いや、でも買ってしまったものは仕方ない、諦めるんだ…わ!?かい、泣かなくてもいいだろう!?」
「無表情でぼとぼと涙落ちてると怖いぞ、かい…!」
「せつない…。」
「そりゃあそうだろうね、四冊も買ってしまったんだから…。」
「元気だそうぜ、な?」
「うん…でも、この四冊だけじゃなくて…これ。」
「『世界の兜図鑑』…?」
「うん…甲ちゅう図鑑の隣に置いてあったから…みんなで見ようと思ってまだ中見てないけど…。」
「…おいソーリ、見てみろよ。」
「…君が見ればいいだろう。」
「嫌だよ俺…ああ分かった確かめてやるからそんな目で見るなかい!!……いくぞ…ぺらりんちょ…。」
「……どうだい?」
「……どう?」
「……えーっと…うん、いい仕事してるんじゃないかなー…この…アングルとかさ、ほれ、なんだ…世界のカブトっぽいよなー…わさわさした足とか、ヘラクレスのでかい角の感じとか、さ…。」
「もういいよ小金丸、君まで涙目だ…。」
「だいじょうぶオレぎにじでないがら!」
「かいすげえ涙声じゃねえか!わああなんかごめん!!!」
(待て、次回!)
というわけで相当久しぶりの甲冑男子でした。2月以来だから3ヵ月ぶりですね。
ネタを出したり書いたりは少しずつしていたので、こんなに時間が経っているとはよもや思いませんでした、びっくり。
ソーリが見忘れた「戦国番組」は「戦国鍋TV」を意識しました。あの番組、本当に一回観ただけでベタ惚れしました、私。
今回は実際にある「甲冑図鑑」を我が愛しき戦国先生にっぽちゃんに貸していただいた頃から考えていた図鑑ネタです。貸してもらった記念にと思って書き始めたけれど、内容に全く触れていないという、ね。実際の甲冑図鑑は素晴らしいです。カラーで写真だらけだし解説も懇切丁寧だし甲冑の着方まで説明してあるし。部屋に置いておきたい一冊。いや、1、2巻あるから二冊か。そして今まさに自分の部屋に借りたものがあるという…夏に故郷でまた会合して、そのときにお返ししたいなと思っているので!もしどうにもならないようでしたら郵送しますので!
甲冑図鑑の何が素敵かって竹中半兵衛さんの甲冑が載っていることですよ。素晴らしいですね。素晴らしいです。甲冑欲しいです。むしろ半兵衛さんに会いたいです。
今朝唐突に思ったんですけど、半兵衛さんって戦国時代の人なんですよね…いや、分かってましたよ、分かってましたけど、何て言うか…戦国時代って、遠いよなあ…。
次回は「甲冑男子にいくつかの質問」やります。いわゆるバトン。私が楽しいだけです。楽しくてもう三つ書いてあります。2月22日に保存していました。
ところで甲冑男子読み返してみたら恥ずかしくて笑いが止まりませんでした。軽くバサラの明智みっちゃんです。「いやだ、みっちゃんなんかになりたくない!」もののけ姫素敵ですよね。あれ、台詞こんなで合ってましたっけ。
あと恥ずかしかったのは、半兵衛さんの甲冑の名前をどこかにメモしたと思ったのですが思っただけで手元に無いようなのでネットで「竹中半兵衛 甲冑」と検索したら上の方に私のブログが出てきたことです。また笑いました。「竹中半兵衛 甲冑 魚」と検索したら一番上に出てきました。もちろん笑いました。これってどのパソコンから検索しても出てくるのでしょうか。もしそうならば私はもうみっちゃんになるしか無いのではなかろうか。
今年か来年の夏、あわよくば秋に、岐阜県三木市に行きたいです。一泊二日くらいで。ゆったりした旅館なんかに泊まって。そしてお墓参りに。誰か一緒に行きませんか。小旅行しませんか。あれ、でもそれってちょっと不謹慎なのかしら…どうかしら…。






