2010-05-15 01:19:33

甲冑男子4~初心に戻る編その弐~

テーマ:甲冑男子

『甲冑図鑑』








「おおーい、ソーリー!!おっはよー!これ見てくれよ!!」



「おはよう小金丸、今日も騒がしくて何よりだね。五限の小テストは余裕なのかな。」



「…なんかいつにも増して荒れてねえ?」



「……すまない、八つ当たりしてしまった。昨日その小テストの勉強をしていて戦国番組見忘れたんだ…。」



「うっわソーリそれバカじゃん!」



「よーし小金丸そこに直りたまえ。」



「わわわ笑ってるのにソーリったら目が怖い!すまんって!」



「全く、君に馬鹿呼ばわりされる日がくるなんてね。で、その手に持っているのは?」



「あっ、そうそう!今日はこれ見せに学校来たようなもんだからな!見てくれよ、じゃーん!」



「甲ちゅう図鑑、上下巻セット。へえ、興味深いじゃないか。」



「いいだろー!一冊定価2500円。ちょっと値が張るけど、まあ図鑑だし仕方ないよな!」



「この表紙なんか、なかなかいいね。光沢のある黒地に『甲ちゅう図鑑』と白色の力強い筆書き風の文字。」



「だろ!なんか政宗の甲冑思い出しちゃってさ、ジャケ買いしちゃったもん、ジャケ買い。」



「君らしいな。で、中身はどうなんだい?」



「へへ、実はまだ見てないんだ。今日みんなで見ようと思ってさ!」



「君って奴は…本当に愛おしい生き物だよね。」



「やだなソーリ、俺は男に興味無いぜ!」



「うん小さいところとか愛おしいよね虫みたいで。」



「だから目がこえーよ!それで何だよ虫って!」



「もう腹立つから僕が先に見ちゃうよ。」



「あーっ、待って俺が表紙開くからっ!ぴらりんちょ!………え、これ…。」



「………。」



「甲冑、じゃ、ない…?」



「…それどころか、虫だね。主にかぶと虫。」



「…むし…?次のページも、次のページも、そのまた次のページも…虫虫虫かぶと虫!!!」



「どうやら『甲ちゅう』とは『かっちゅう』ではなく『こうちゅう』と読むべきものだったようだ。残念だが小金丸…君の5千円は…。」



「皆まで言うなあああ。」









ドサドサドサッ!!!!!!









「かい!」

「かい!」



「…小金丸、ソーリ、今の話…。」



「聞いてたのか?って、かい、お前、床に散乱しているその本は…!」



「オレも、昨日買っちゃって…観賞用と保存用に二冊ずつ…。」



「また君はバイト代を…いや、でも買ってしまったものは仕方ない、諦めるんだ…わ!?かい、泣かなくてもいいだろう!?」



「無表情でぼとぼと涙落ちてると怖いぞ、かい…!」



「せつない…。」



「そりゃあそうだろうね、四冊も買ってしまったんだから…。」



「元気だそうぜ、な?」



「うん…でも、この四冊だけじゃなくて…これ。」



「『世界の兜図鑑』…?」



「うん…甲ちゅう図鑑の隣に置いてあったから…みんなで見ようと思ってまだ中見てないけど…。」



「…おいソーリ、見てみろよ。」



「…君が見ればいいだろう。」



「嫌だよ俺…ああ分かった確かめてやるからそんな目で見るなかい!!……いくぞ…ぺらりんちょ…。」



「……どうだい?」

「……どう?」







「……えーっと…うん、いい仕事してるんじゃないかなー…この…アングルとかさ、ほれ、なんだ…世界のカブトっぽいよなー…わさわさした足とか、ヘラクレスのでかい角の感じとか、さ…。」



「もういいよ小金丸、君まで涙目だ…。」



「だいじょうぶオレぎにじでないがら!」



「かいすげえ涙声じゃねえか!わああなんかごめん!!!」



















(待て、次回!)







































というわけで相当久しぶりの甲冑男子でした。2月以来だから3ヵ月ぶりですね。

ネタを出したり書いたりは少しずつしていたので、こんなに時間が経っているとはよもや思いませんでした、びっくり。

ソーリが見忘れた「戦国番組」は「戦国鍋TV」を意識しました。あの番組、本当に一回観ただけでベタ惚れしました、私。



今回は実際にある「甲冑図鑑」を我が愛しき戦国先生にっぽちゃんに貸していただいた頃から考えていた図鑑ネタです。貸してもらった記念にと思って書き始めたけれど、内容に全く触れていないという、ね。実際の甲冑図鑑は素晴らしいです。カラーで写真だらけだし解説も懇切丁寧だし甲冑の着方まで説明してあるし。部屋に置いておきたい一冊。いや、1、2巻あるから二冊か。そして今まさに自分の部屋に借りたものがあるという…夏に故郷でまた会合して、そのときにお返ししたいなと思っているので!もしどうにもならないようでしたら郵送しますので!



甲冑図鑑の何が素敵かって竹中半兵衛さんの甲冑が載っていることですよ。素晴らしいですね。素晴らしいです。甲冑欲しいです。むしろ半兵衛さんに会いたいです。



今朝唐突に思ったんですけど、半兵衛さんって戦国時代の人なんですよね…いや、分かってましたよ、分かってましたけど、何て言うか…戦国時代って、遠いよなあ…。





次回は「甲冑男子にいくつかの質問」やります。いわゆるバトン。私が楽しいだけです。楽しくてもう三つ書いてあります。2月22日に保存していました。



ところで甲冑男子読み返してみたら恥ずかしくて笑いが止まりませんでした。軽くバサラの明智みっちゃんです。「いやだ、みっちゃんなんかになりたくない!」もののけ姫素敵ですよね。あれ、台詞こんなで合ってましたっけ。





あと恥ずかしかったのは、半兵衛さんの甲冑の名前をどこかにメモしたと思ったのですが思っただけで手元に無いようなのでネットで「竹中半兵衛 甲冑」と検索したら上の方に私のブログが出てきたことです。また笑いました。「竹中半兵衛 甲冑 魚」と検索したら一番上に出てきました。もちろん笑いました。これってどのパソコンから検索しても出てくるのでしょうか。もしそうならば私はもうみっちゃんになるしか無いのではなかろうか。











今年か来年の夏、あわよくば秋に、岐阜県三木市に行きたいです。一泊二日くらいで。ゆったりした旅館なんかに泊まって。そしてお墓参りに。誰か一緒に行きませんか。小旅行しませんか。あれ、でもそれってちょっと不謹慎なのかしら…どうかしら…。

2010-02-10 12:43:05

甲冑男子~初心に戻る編その壱~

テーマ:甲冑男子
『男色は必修です』



「君にしては珍しく、難しい顔してるね、小金丸。」

「うん……なあ、ソーリってさ…」

「なんだい?」

「付き合ったことある?」

「付き合ったこと、か。」

「男と。」

「………紅茶吹いちゃったじゃないか。」

「きったねー」

「暴力に訴えるよ。」

「すまん!」

「で、突然どうしたんだい。」

「いや、さ、名だたる武将ってやっぱり男色趣味じゃねーか。」

「趣味、というか当時のたしなみだろう?」

「たしなまないと武将になれないのかなぁ…」

「うーん、それは……いや、待て。まず武将にはなれないだろう。」

「そっかぁ…」

「……でも落ち込むことはないよ。戦国武将にはなれないけれど、新たな未来を拓いていく人間はいつの時代にも求められているのだから。君はそういう存在を目指せばいい。」

「そっか、それが現代の武将ってことか。」

「そうさ。」

「何か自信出てきた!ありがとうソーリ!!がばちょ!」

「うわっ」



「……オレがいないところでまた二人はそういうことを…。」



「違う、違うんだ、かい!早く離れろ、小金丸っ」

「もういいよっ…オレだってオレだけの森蘭丸見つけてやる…!」

「かい待つんだっ!」

「うー、ソーリからさっき吹いた紅茶の匂いが…」

「離れろって言ってるだろ!!」



続、かない




〈にわか豆知識〉
当時の武将の間では男色は多くあることだったらしいです。
が、下流階層の間ではそうでもなかったようです。農民から武将になった秀吉は女好きでしたが、それは男色への抵抗感もあっての行動だったのでしょうか。
かの武田信玄も男色家であったことは、彼氏(?)に残したラブレターが残っていることから確認できます。
ちなみに、信長の小姓森蘭丸は、「そういう」印象が強いかも知れませんが、歴とした武将でもあったそうです。


尚、この記述に間違いがあった場合、じゃんじゃん指摘していただけるとありがたいです…!


そして同じオチを使うなんて色々と失格だね…!
2010-01-10 01:02:33

甲冑男子~魔王の部屋より愛をこめて~後編

テーマ:甲冑男子
前回までのあらすじ
甲冑男子たちは反省部屋で校長信長と対峙。
小金丸は退学を言い渡されてしまう。




小金丸は、ぐ、と唇を噛んだ。信長先生が厳しいことは知っていたが、まさかこれくらいのことで退学とは。
ああこんなことになるのなら最後に眼帯もつけて登校したかったぜ…
「先生!」
その言葉に小金丸がハッと顔を上げると、そこには、いつの間にか彼をかばう様にしてソーリとかいが立っていた。
「小金丸君が退学だというのなら、僕も同じ処分を受けます。」
「ソーリ…」
「オレも。右に同じ、です。」
「かい…」
信長先生はその様子をねめつけ、低く尋ねた。
「せっかくこのワシが許してやると言うておるのに、進んで処罰を受けると?」
しかし、睨まれている二人は今までとは一転、強い瞳で先生を見返し、頷いた。
「お前ら…」
言葉を失う小金丸に、二人は少し振り返り、
「君にだけいい格好はさせていられないからね。」
「オレも。右に同じ。」
小さく笑みを投げた。
「貴様らの心意気や、良し!」
大声に思わず三人は背筋を正す。見ると、信長先生はにやりと口角を上げている。その顔に男子らは一瞬淡い期待を抱いた。
「だがワシに逆らった罪は消えぬ!!退学、是非もなし!!」
やはりどこまで行っても鬼、いや魔王教師は魔王教師。三人が神妙な面持ちで頷きかけた、そのとき。
「信長校長先生、お待ちください!」
バタンと扉を開けて入って来た者がいた。
「何だ、光秀。突然に無礼ぞ。」
「申し訳ありません。しかし、今ほどの決断、どうかお考え直し頂きたく。」
そう言って、見事な角度のお辞儀を決めたのは、この学校で一番の苦労人と謳われる教頭の光秀先生だった。
彼は教師としての腕前抜群、さらに器用に何でもこなすので、信長先生も認める数少ない人間だ。しかしそれ故、信長先生の側での仕事も多くなり、雑用を押し付けられたり、理不尽に虐げられたりすることも教師の群を抜いて多かった。
「ほほう、誰に口を聞いておるのか、分かっての発言か、光秀?」
「はい、存じております。」
しかし、光秀先生は引かない。
「それでも、尚、言うか。何故だ。」
甲冑男子らは光秀先生のきっぱりした態度に感動する反面、はらはらする気持ちも否めず二人のやり取りを見つめていた。
「はい、申し上げます。彼らは確かに違反を犯しましたが、たった一度の、それも誰を傷つけたわけでも無い行いです。罰を科すことは致し方無いとしても、それ程の報いは本当に必要なのでしょうか。それによって彼らの未来はどうなるのでしょうか。ここにいる三人共、かけがえの無い、大切な、我が校の生徒なのです。」
拍手しかけたかいの腕を、寸でのところでソーリと小金丸が押さえつけて止めたが、心中は同じだった。光秀先生、かっこいいです…!
しかし、肝心の魔王だけは違った。
わなわなと身体を震わせている校長の様子に、光秀先生以下三名はぎょっとして固まった。
カッと目を見開き、信長先生は怒鳴った。
「こおのキンカン頭めが!!!我が校、だと?ふざけるな!この高校はワシのものだあ!!!」
む、無茶苦茶だこの校長…!!!しかしそんな思いを口に出せるはずもなく、再び男子らは(今度は光秀先生も加えて)万事休すの状態に陥った。もはやこれまでと誰もが思ったところで、またも扉が開いた。
「信長校長先生殿ぉ!!」
騒々しく、飛び込んできたのはもう一人の教頭、秀吉先生だった。
「お前も煩いぞ猿!ワシは部下とする者をことごとく見誤ったのかっ?」
「これは申し訳ございません!しかし、校長殿に一刻も早くお届けし、喜んでもらいたく思うあまりに!」
この場に全く似つかわしくない、陽気な秀吉先生の声。
眉をぐぐと寄せたままで、信長校長は
「何を出すかによっては貴様の首もはねるぞ。」
と言った。貴様の首「も」という言葉に込められた意図を、光秀先生は考えないようにした。
秀吉先生が、にかっと人好きのする笑顔で信長先生に差し出したのは、一本の鉄扇だった。
「おお。」
受け取った信長先生は、その感触を確かめるようにパチンパチンと鳴らす。それは先生がどこかで失くしてしまっていた、愛用の扇子だった。
「落し物入れに届けられておりました。」
「うむ、ご苦労であった。」
「はい。…おや、そいつらは?」
秀吉先生が今気づいたかのように、男子三人を見やる。」
「校内で喫煙しておったとかいう、うつけ共だ。」
「ええ!?」
と心底驚き、声を上げたのは三人だ。
「違います、おれたちは」「僕は煙草なんて吸うわけないです」「煙いのはやだ」
口々に弁解し始めた男子たちを秀吉先生は片手で制し、にこにことしたまま信長先生に言った。
「校長殿、どうやらそれは噂であったようです。」
言いながら、ポケットから小さな箱を取り出す。
「シガレット型チョコです。HRのお菓子パーティーで持って来た者がおり、それを見た他クラスの誰かが勘違いしたのだと。」
それを聞いた校長先生は、二、三度目を瞬かせ、
「ふ…ふはははは!そうであったか、是非もなし!!」
と大笑いし始めた。
秀吉先生も一緒になって笑いながら、ぽんとかいの肩を叩く。
「あ、お前は織田信長好きのかいじゃないか。」
「うん、大好き。」
それを聞き、信長先生は笑顔のままで
「おお、ワシと同じ織田好きであったか。そのような奴が罪を犯すわけがなかったな。いやこれは悪かった!」
とかいの頭に手をおいて、がしがしと撫ぜた。
あまりに気さくなその様子にぽかんとしている小金丸やソーリとも校長は一方的に握手をし、ふと光秀先生の方を見た。
「光秀は、こやつらが煙草を吸っていたわけではないと知っておったのか?」
「は、はい、てっきり私は、」
「何だと!?ならば早く言わんかこの大うつけ!!」
「そんな、しかし」
「丁度良い、久方ぶりの鉄扇の具合を試してやるわ!そこに直れ!」
「おっ、お止めくださいいいいっ!!!」
またも恐怖でおののく甲冑男子らを、秀吉先生は出口に促し、
「なに、いつものことだ。気にすんな。」
と囁いて共に魔王の部屋から脱出した。



哀れな光秀教頭の悲鳴が聞こえないくらいに離れたところで、三人はやっと命の恩人に頭を下げることができた。
「秀吉先生、ありがとうございました!!」
にっかと笑いながら、秀吉先生は手をひらひらと横に振る。
「いいんだ、礼なら半兵衛に言って来いや。」
半兵衛という単語を聞いた途端に、
「半兵衛先生ですか!?」
とソーリが後の二人を押しのけ、ずいっと秀吉先生に寄った。
秀吉先生は若干仰け反りながらも、嫌な顔はせず、
「おう、今の作戦—まず鉄扇で校長の気を引き、それから勘違いを指摘。さらにかいの織田好きをアピールしておくことで今後もお前らが怒られにくくなるようにしておく—この立案者は半兵衛だからな。」
と答えた。
「半兵衛先生…さすがです…!!!」
目をキラキラさせ、うっとりと頬を染めるソーリを無視して、小金丸は疑問に思ったことを口にした。
「あのー、校長先生の鉄扇なんですけど、見つかるタイミング、良すぎじゃないすか?」
もっともな質問に、笑顔のまま秀吉先生がぴしりと固まる。
「…あー、うん、えーと、それは、だな。」
やっと口を開いたはいいが、どう答えようかあぐねている秀吉先生を見ていた小金丸は、
「それはね、小金丸くん。」
と後ろから両肩に手を置かれて飛び上がった。
小金丸が声を発する前に、ソーリが喜色満面で声を上げた。
「半兵衛先生!僕らのためにありがとうございました、光栄ですっ!!」
かいもつられてぺこりと頭を下げる。それに半兵衛先生は「いいんですよ、僕のかわいい生徒たちのためですから。」と答え、ソーリを一段とめろめろにさせた後、小金丸に向き直った。
「先ほどのこと、教えてあげたいのはやまやまですが…世の中には知らない方が身のためとなることもあるのですよ。ただ…」
す、と半兵衛先生は懐から小振りの茶器を少しだけ覗かせた。
「隠し玉は常にいくつか持っておくといいかも知れない、ね。」
その器に織田木瓜がプリントされているのをしっかり見てしまった小金丸は、小さく「はい…」と頷くだけだった。
「じゃあ半兵衛、仕事に戻っか。」
「そうですね。」
「お前ら、もう面倒ごとに巻き込まれんなよ!」
三人はそれぞれの思いを胸に、先生方を見送った。
その後、小金丸はかいに「さっきの茶碗なに?誰の?」と尋ねられても、「身のため身のため…」と珍しく口を閉ざしたままだったということだ。









と、いうわけで、やっとできました。これにてめでたく「魔王の部屋」編完結。回を重ねるごとに長くなっているような気が。
ここでは補足していきたいと思いますって書こうと思ったけれど何を補足したかったのか忘れました。仕方がないので私の感想。
青春ドラマっぽくしようとした序盤。恥ずかしさで頭がきりきりしました。小金丸の「お前ら…」とか書きながら吹き出しそうになっていてすみません。
光秀先生の不憫っぷりを書きたかった中盤。最初はもう少しまともな理由で信長先生に怒鳴られるのですが、より短く過激にしてみました。…中盤というか終盤も不憫か。
ソーリが壊れた終盤。私のせいです。そんなことは明らかなのですが私のせいです。半兵衛先生はとびきり半兵衛先生です。半兵衛先生はソーリと違って腹黒ではないのです。策士なだけで。それ以外はほとんどソーリの大人版ですが。そう思うとソーリは超ナルシストなのか…?

思い出したので補足、と、なけなしの戦国ミニ知識。ご存知であろうものが多いでしょうがすみません。
(そして間違いがあれば教えてください)

・「是非もなし(=仕方ない)」とは織田信長が本能寺で、謀反人が光秀だと知らされたとき言われたとされる台詞。
・魔王とは、織田信長が自身のことを第六天魔王と言ったところから。
・キンカン頭とは、織田信長が明智光秀につけたあだ名。光の字の下の部分と秀の字の下の部分を組み合わせると「禿」の字になることから、ハゲ=キンカン頭という洒落らしい。信長がつけたあだ名では、他に秀吉に対しての猿(ハゲネズミも)、息子に対しての奇妙丸がある。顔が猿っぽいから猿。顔が奇妙だから奇妙丸。
・ 鉄扇で光秀がぶたれたエピソードは本当、らしい。多分。信長が怒って小姓の森蘭丸にぶたせた、らしい。(だから蘭丸君も出そうかと思ったけれどややこしくなるので止めました)
・信長は茶器収集にも熱かった。それを政治にも利用していたそうである。
・織田木瓜とは織田家の家紋の一つである。ちなみに半兵衛さんは九枚笹である。光秀は桔梗、秀吉は五七の桐、政宗は仙台笹が主であるようだ。

それと、魔王の部屋中編でソーリが「竹中先生」と言っていますが、先生の呼び方を統一するために「半兵衛先生」に変更。後で中編のその箇所変えておきます。

最後になりましたが、この物語はフィクションです。実在の人物、団体とは何の関係もございません。
が、万一問題があった場合はすぐに登場人物の名前を変更致します。
2009-12-25 23:43:15

甲冑男子 ~魔王の部屋より愛をこめて~中篇

テーマ:甲冑男子

前回のあらすじ

甲冑男子らは反省のため反省部屋に正座させられていた。

以上。




ギギィと鳴るドアの音で三人は弾かれた様にそちらを見、間を置かず今度は床を見つめることとなった。

足音が近づくに連れ、彼らの身体は強張っていく。小金丸の頬をつうと汗が流れた。


「面を上げい。」


その声に従い、目の前でどっしりと構える両足から、男子たちはおっかなびっくり視線を上げた。

彼らがひそかに「実は違う先生ならいいな」と願ったのも空しく、そこにいたのはやはり校長兼体育教師を勤める信長先生その人だった。

三人が怯えるのには訳があった。

この信長先生、そのあだ名の通り、戦国時代の織田信長のように革新的で、見事に学校を治める反面、大変厳しく、己の定めた規律に反する者には容赦なく罰を与える。

噂では「来賓の人に過剰なもてなしをし過ぎたせいで殴られた」先生までいるそうである。

小さな子を持つ近所のお母様方は「ほうら、そんなに悪い子でいると信長先生がやってくるわよ!」と子どもをしつけているそうである。

なまはげ級のその恐ろしさに、我らが甲冑男子たちが恐れおののくのも仕方あるまい。


「貴様だな、校則を破った阿呆な輩というのは。」


信長先生が言った。

地の底から響くような声色だ。まだ静かではあるが、隠せない怒気が含まれている。

哀れな男子らは声を出すことも目を逸らすこともできず、ただただ三人、身を寄せて震えていた。

しかしそこは彼らのこと、頭の中ではそれぞれこの窮地を切り抜けるべく、必死に策を練っているようだった。


「(このままでは全員が先生に罰せられてしまう…!ここは僕だけでもこの部屋を出て、助けを呼びに行かなくては…竹中先生、そうだ、竹中先生ならきっと何とかしてくれる……!だからここは僕だけでもこの部屋を…)」

「(信長先生怖い…でも…案外小鳥とか好きそう…鳥の話題振れば許してくんないかな…)」

「(わあああやべえやべえ!怒られる!!きっとまず真ん中の俺に拳骨だろうから、それを仰け反って交わして、素早く足を伸ばし、膝を払って…って違う!そんなシュミレーションしてどうする俺!!!)」


全く使えない作戦をそれぞれが脳内で展開する中、再び信長先生が口髭を震わせ、言った。


「留年だ。」


それはあまりに重過ぎる罰。

瞬間、その言葉にソーリとかいは息を呑んだ。


「信長先生!違います、俺だけです!!俺が校則破りました!!」


そんな二人を横に、小金丸は大声を上げた。


「ほう、貴様だけだというのか?」


「はい、俺だけです!」

「何を言ってるんだ小金丸!」

「ソーリは黙っとけ!!」

「おれ、馬…」

「かいも黙れ!!」


普段の笑っている姿とは違い、真剣に怒鳴る彼に、二人は再び口を閉じざるを得なかった。

信長先生は微かに口角を上げる。


「三人ではなく、一人の所業あったか。ではあとの二人はその者のせいで、言われ無き罪を問われていたことになるのだな。罪人の業は一つ重くなるわけだ。」


しまったと小金丸は思った。しかし、もう遅い。

先生は続ける。


「先程の留年は取り消す、退学だ。」











ここで力尽きます、また次回。

きっと次回はそんなに長くならないでしょう。

予告をするとすれば、新たに先生が二人登場。


メモ

猿、狸、鶴

2009-12-18 00:54:44

甲冑男子 ~魔王の部屋より愛をこめて~前編

テーマ:甲冑男子

例の三人組が正座をしているのは何も自らの足を虐めてその痛みに快楽を求めている訳では決してない。


ここは体育館管理室の奥に設置している座敷。


その部屋の主は今はいないらしく、三人はしばし自由の身、いや、自由の口だった。




「だから言ったんだよ、僕は。甲冑登校は辞めろとね。小金丸のせいで僕らまでこうして反省させられることになったんだよ?」




言いながら綺麗な形の眉を寄せ、眼鏡の少年は首を振る。




「そんなこと言うけどソーリ、お前だって鎖帷子(くさりかたびら)登校してんじゃねえか!」




それに食ってかかるのは小金丸と呼ばれた男子だ。小柄な体で精一杯ソーリを威嚇する。


しかしソーリの方は気にしていない。




「学ランの下だから禁止はされていないはずだ、従って僕は清廉潔白だ。」




「じゃあ信長先生にそう言えばいいじゃん。」




小金丸が言う。




「……あ、そういえばかいは小金丸クンに文句ないの?」


「スルーしたなっ!!それにかいは馬登校だろ?一番罪重いじゃねえか!!」


「それは確かにそうかもね。」




小金丸とソーリがかいの方をうかがうと、彼はすやすやと眠っていた。




「かいお前なんで寝てんだよ!」




「…ん?ああ、眠いから。」




「うん、それは見れば分かるかな。」




「ん、昨日の夜、ミケラン丸の世話してたから、眠い。」




目を擦りながら言うかいに、二人は首を捻る。ソーリの方が先に口を開いた。




「ミケラン丸?なんだい、その小金丸を西洋に放り出したような名前は。」


「例えがおかしいだろ、ソーリ!」


「馬。小金丸を東南アジアに放り出したような顔してたから、この名前にした。」


「もっとおかしいだろ、かい!」


「確かにミケランは東南アジアじゃないと思うよ。」


「そこじゃない!!」




小金丸とは違い、ソーリは先程よりも楽しげに笑う。親友を馬鹿にしたことでいささか気分が良くなったのかも知れない。


微妙だが、かいも楽しげに目を細めているようだ。しかし理由は恐らく上に同じ。




「ああもう、お前らいつもいつも俺のこと馬鹿にしやがって!」




頬を膨らまし小金丸が大声を出す。


そこでソーリが軽く溜め息をついて言った。




「君は知らないのかい、小金丸。好きな子ほど虐めたくなるというじゃないか。」


「えっ!」




目を丸くし言葉に詰まる小金丸に、にこりと微笑みかけてからソーリはかいに話を振る。




「君も小金丸のことが好きだろう、かい?」


「うん、好き。」




とどめの一言に、小金丸はたちまち破顔した。




「二人とも…そ、そんなこと言われても俺は別に嬉しくなんかないんだからなっ、へへへっ!」


「ふふ、小金丸、その台詞気持ち悪いよ!」


「ちょ、ひどっ!?え、でも、これも愛…?」




今日一番の笑顔で言い放つソーリに、考え込み出す小金丸。




「はははー。」




表情を崩さないかいの笑い声(と呼べるかどうか怪しい棒読み)だけが響いていた。








だが彼らはまだ知らないのだ。「魔王」が忍び寄っていることに…。


待て、次号!!














ふざけすぎた。趣向を変えてふざけた文章にしようと思ったらこれだ。嫌になるぜ全く。


読みにくいかと思って小説風にしましたが、もしかして会話だけの方がさらっと読みやすいですか?行間もどのくらい開けた方が良いのやら。携帯小説ってどんな感じだっけなあ。




やっぱり三人の性格をもう一回把握してきます。


そして信長先生を出すための前フリみたいな話でした。読まなくてもいいです。って最後に言ってどうするよ自分。すみません。


信長先生は校長的な存在です。かつ、体育科。多分、何とか体操を青年たちにびしばし教えてくださるのでしょう。


そして光秀先生の担当は何か教えてください。国語か社会か英語らしいです。




そうそう、雪が降りました。


冬ですね。


マカロニが二つの意味でおいしい季節です。Perfumeが好き。

2009-12-15 23:58:02

甲冑女子

テーマ:甲冑男子

稲葉 桜…女子高生・元気
十九条 雪子(ゆっこ)…女子高生・普通、未満
(名称どちらも仮)

桜「おっはよー、ゆっこ!どう、今日の私の頭!」
雪「頭?悪いんじゃない?」
桜「そうそう、今日も予習さっぱりでさー…ってちっがーう!髪の毛のこと!」
雪「ものすごいポニーテールね。」
桜「表現がいまいち。私の今日の髪型はっ、尾張の大うつけ風なのよ!」
雪「なるほど、茶筅髷(ちゃせんまげ)?」
桜「その通り!やり方は簡単。まずは髪の毛を思い切って高い位置に上げ、ひとまとめ。そして用意した太めの紐でぐるぐるに巻いていき、仕上げには上の部分を広げて逆毛にします。後れ毛は豪快にピンを使って留めて、さらにワックスやスプレーを使えば完璧。ポイントは、なるべく頭のてっぺんで髪をくくることかな!」
雪「説明ありがとう、でもしないわよ?」
桜「なんで!?」
雪「そもそも私は武将より軍師派だし。」
桜「軍師だって武将じゃない!」
雪「違うわよ。」
桜「そうかなあ?」
雪「そうよ。それはそうと、早く彼に見せてきたら?」
桜「ええっ!?どどどどどう、ドゥーいうこと!?」
雪「動揺しすぎよ。好きな人の趣味なんでしょ?戦国武将ファッション。」
桜「ちっ、ちがっ、え、いや、その、まあ、うう、あああ。」
雪「いきなり歴史小説借りまくってくるわ、お城の模型買い始めるわ。ヘルメットだってそうよ。女子はほとんど長い髪の毛くっつけているのに、あなた最近前立てにしたでしょ。」
桜「そ、それは純粋に武将を愛しているからで…」
雪「あ、甲冑三人組。」
桜「え!?」
雪「うそ。」
桜「ひど!」
雪「うそ。」
桜「どっち!?」
?「よ、おはよー、二人とも!」
桜「こっ、小金丸!?」
雪「良かったわね。」
小金丸「お?何が?」
桜「なななな何でもない!」
小「そうか?いやそれより今日の髪型すげーかっこいいな!」
桜「ほ、ほんと?」
小「ほんとほんと!信長仕様だろ?」
桜「分かる!?」
小「分かるよ!茶筅髷かあ、いいなあ。」
桜「へへっ、髪の毛長いとやっぱり難しかったよ。」
小「…じゃあ、短かったら、簡単、かな?」
桜「え?」
小「その髪型さ、良かったら…やってくれねえかな?」
桜「で、でも、お揃いになっちゃうよ?あっ、私はいいんだけどね、うん。」
小「気にしねえよ、好きだから!」
桜「えっ…!!!」
小「信長!」
桜「あ、そっちか、そうかそうか。」
小「…だめ?」
桜「いいいいよ!!」
小「やった、ありがとう!おーい、かいー!!」
かい「ん?俺?なに?」
小「信長ヘアにしてくれるってよ!」
か「え、マジで?」
小「マジマジ!な?」
桜「あ、あれ、小金丸じゃなくて、かい君?」
小「おう、信長好きなんだよ、かい!」
か「うん。好き。」
桜「…そ、か…分かった、よ…うん、任せとけ!ほら、座って!!早く!!座れい!!」
か「いやー悪いね。」
桜「いいよいいよもうこうなりゃどうでも是非も無し!!はっはっは!!!」
小「お、気合入ってんな!はっはっは!」
か「はっはっは。」


?「おはよう十九条さん。」
雪「おはようソーリ君。」
ソーリ「小金丸とかいの二人が馬鹿やって馬鹿笑いしているのはいつものことだけど、今朝は稲葉さんまでどうしたの?彼女、もはや涙目だし。」
雪「さあ。よっぽど愉快なことでもあったんじゃないかしら。」
ソ「ふうん。ところで十九条さん。僕は軍師も武将だと思うよ、あの時代。」
雪「…聞いてたんじゃない。」
ソ「ふふ。」





というわけで、お待たせしました、甲冑男子続き!ていうか番外編?そして別に待っていた人がいないことも知っているっぜ!
急激に元気になったので書けるときに書いておこうと思い書きました。
茶筅髷ヘアは私の実話です。お家でガバーッとホニテにして「あ、これを尾張の大うつけ風と名づけよう!見てみておばあちゃん!」としきりに言いながら皿を拭いていました。紛れも無くうつけは私ですね。
好きな人に趣味を合わせていくのも実話です。愛が重いのも知っているっぜ。しかしながらしばらくそういうことも無いですなあ。戦国にハマったのは半兵衛さんを好きになったからだし。
「甲冑男子に女子は出さないでおこう」と最初に考えていた約束を早くも破った私です。きっともう出さないでしょう。というか続きをまた書くつもりなのか?
とりあえず信長先生を出すまでは止めたくないのです。そして信長先生の下で理不尽に働かせられる光秀先生。蘭丸君にそっと慰められる光秀先生。秀吉先生と常に冷戦状態の光秀先生。あれ、光秀さん書きたいだけじゃね?
信長先生はすぐ切腹させたがるらしいです。
でもかいは信長好きだったら、信長先生のことも好きなのか?まずい、矛盾が…。
もう出さない予定ではありますが、女子二人の名前は決めておきたいなあ、なんて。
最初、稲葉さんは宮沢さんでした。倫理で宮沢賢治がちょうど出たので。
十九条さんは城でした。ジョーゆき子でした。かっこよくないですか?そしてジョーから城、条、二条となり、「城シリーズでいこう!」と思い立ち、宮沢さんが稲葉山城の稲葉さんに。二条はよく考えると以前劇で私が演じた役名だったので、十九条城から十九条さんへ。桜洞城もかっこいいなあと思ったのですが、どうしても稲葉山城を出したくて、「じゃあ名前を桜にしとこっと」と決まりました。
でも全部変える気もします。山田さんとかにしたい。
稲葉さんはハチクロの山田さんのイメージ。十九条さんはワンピのロビンちゃんのイメージ。ただし書いているうちに二人とも別人。いつものことですね。
2009-11-30 21:35:08

来たよ来た来た!甲冑男子~僕と甲冑と兜~

テーマ:甲冑男子
奔放男子A→小金丸
謎男子B→かい
眼鏡男子C→ソーリ



学校近くの公園。
トイレの影。
男子、一人。
自転車を横に置いている。

小金丸(以下、小)「よいしょ、っと。」

?「こら、そこで何をしているんですか?」
小「わわっ、すみません!甲冑脱いでました…って何だソーリか!先生かと思ったぜ。」
ソーリ(以下、ソ)「はは、おはよう小金丸。」

ソーリ、自転車を停める。

小「おっはよ!」
ソ「で、また校則違反かな?」
小「おう!」
ソ「胸を張ることじゃないね。先日も先生が甲冑での登校は控えるように仰っていたのに。」
小「そんなもんに負ける俺じゃねえ!それよりさ、ソーリ、そのメット…」
ソーリ「ふふ、気づかれてしまったかな?」
小「新しい前立てじゃん!すげー、秀吉だ!いいなー、いいなー!」

(前立てとは、兜の前に付いている飾りのこと。例えば直江兼継なら「愛」。)

ソ「ちなみに今までの半兵衛仕様は補修中だよ。」
小「あ、やっぱり半兵衛は止めないんだ。でもマジカッコいいなー。てか前立てが無きゃ、チャリ乗るのに真面目にメット被る奴なんていないよな!」
ソ「ヘルメットに前立てを付けるのは許可されているのだから、君もそれで満足すればいいのに…。」
小「いーやっ、ダメだね!男ならやっぱ甲冑だろ!!」
ソ「その理論でいくと、先生に見つからないようにこんな所でこっそり着替えているのは男としてどうだろう。」
小「うっ……ソーリって笑顔で意地悪言うよなー…。」
ソ「はは、ごめんごめん、そんなに落ち込まないで。ところで小金丸の今朝のコーディネートは前田の前立てに…」
小「だじゃれ?」
ソ「…(暗黒微笑)。」
小「…ごめん。」
ソ「甲冑は伊達政宗だね。ということは伊達政宗、前田慶次の傾き(かぶき)コンビで合わせたのか。」
小「そういうこと!どう?どうよ俺!?モテそう?」
ソ「モテるかどうかはともかく格好良いよ。そういうコラボも悪くないねぇ。」
小「わはっ、ソーリに誉められた!がばちょ」
ソ「はははっ、男に抱き着かれても全く嬉しくないな小金丸クン!」
小「………。」
ソ「…小金丸?」
小「…ソーリ、脱いで。」
ソ「は?」
小「お前の感触…確かめたい。制服…脱がせていい?」
ソ「…すまない小金丸、確かに僕は戦国も武将も好きだが衆道(男色)に興味はないから…」
小「四の五の言わずにさっさと脱げええい!!べろんちょ!」
ソーリ「アッー!」
小「ほらやっぱり!俺に校則どうのって言っときながら、お前こそ制服の下に鎖帷子(かたびら)着てんじゃん!」
ソーリ「格好良いだろう?」
小金丸「うん、すっげぇな!って違う!!開き直るな!もう怒ったぞ、その鎖帷子寄越せ!」
ソーリ「無理。今日早起きして着てきたんだもん。」
小金丸「じゃあ力ずくだ!!」
ソーリ「ちょっ、待っ、これ脱いだら本当に裸に…」

?「…何やってんの?」

小・ソ「か、かい!?」

かい(以下、か)「…お前ら…」
小「違うんだ、かい!見た通り今ソーリを押し倒しているように見えるけど!俺はソーリを脱がそうとしてただけで、いや違う、ソーリのが欲しかっただけで…」
か「……へぇ…。」
ソ「小金丸は黙っててくれないかな!?かい、つまりだね、」
か「俺に黙って二人して大人の階段を登るつもりだったのか…」
小「違う違う、誤解だ、かい!!…って、あれ…お前後ろに停めてあるそれ…」
か「…もう、いい!!とうっ」

かい、停めてあるそれに飛び乗る。

ソ「ちょ、かい、待って待って、」

かい、涙を堪えて華麗に走り去る。
小さくなる後ろ姿に吠える小金丸。

小「かいいいぃぃ、馬登校も多分禁止だぜええぇ!!!」
ソ「…ああ、いいさ。かい…君を武士(もののふ)と呼んであげようじゃないか…。」







てなわけで、お疲れ様でした。
またオチでもののふ。もののふ。もののふってひらがなで書くとアルパカとかが装備していそうですね。
暗黒微笑を使ってしまいました。暗黒微笑とは中二用語みたいなものらしいです。気に入りました。
アッーも使ってしまいました。それもまあそんな感じです。多分。
会話とト書き(もどき)のみだと逆に分かりにくくなってしまいました。どうせ恥ずかしいのならちゃんと小説みたいにすれば良かったかなあ。

名前及び人物について。
「小金丸」はどこかで見てカッコよくて武士っぽくて一目惚れした苗字です。
小金丸の名前は決めていません。つけるとしたら武志とか将司とか政樹とか。小金丸はとことん武将臭く。
そしてさりげなくソーリに馬鹿にされていても気づきません。がばちょ。
「かい」は最初、ギャグマンガ日和からソラ君だったのですが、露骨すぎるかなと、やめまして。ソラがダメならウミかと。それから漠然と鳴海と考え、ウミも安易かもと思い直し…かい。多分漢字を当てるか変えるかすると。
でも名前とは不思議なもので、ソラからかいにしたら性格まで変わってきました。というかよく分からない。ますらをぶりな人ですね。
「ソーリ」は、苗字が竹下なんですよ。(先輩のあだ名で実際にありました)
名前案は竹下半とか…あ、でも竹中登でも可。
まあ別に鳩山半にも小泉半にもできますが。やっぱり竹は必要でしょうということで。
でも竹下ソーリって私たち世代ではないよなあ。ダイゴのおじいちゃん世代だもんなあ。
性格は、バサラ半兵衛をやめて私のイメージする半兵衛さんにしようとしたんですが、打ち始めたらまんまバサラになった、ような。
でもバサラ半兵衛だったら秀吉以外とはつるまないだろうし、失策しないだろうし、ね、うん。大丈夫。


ああ大丈夫じゃないのははとはの頭ですね!
書いてって言われたのを本気にして舞い上がってがつがつ打ってしまいました!ひ、ひ、引かないでね!いや引いてもいいけど無視しないでね!
しかもまたちょっとアレなネタを入れてしまって。腐女子じゃないという主張がますます信じてもらえなくなりそうだ…。
でも、ま、楽しかったです!
もしちょっとでも笑っていただけたら幸せ!
2009-11-11 23:18:07

そんな男子が三人寄れば

テーマ:甲冑男子

先日の甲冑男子三人組が案外と好評だったので調子に乗ってポッキーパーティーバージョンを書こうと思ったのですが、恥ずかしくて急遽中止しました。
だってさ!男子が三人でわいわいやってるのを書くなんて何か悪いことしてる気分なんだもの!理由は分からないけれど!
でももしかしたら「何でもいいから書けよー」って人がいるかも知れないので、ぼんやり考えて話していた性格をメモっておこうと思います。

男子A
・調子乗り
・元気
・前に出たがる
・でも気づくと後の二人に踏んづけられている
・リアクションがでかい
・お人好し
・モテたい

男子B、ソラくん(仮)
・クール
・でも芸人魂に溢れている
・バイト大好き
・でもせっかく貯めても豪快に使うから割りといつも金欠
・モテる

男子C、竹中くん(仮)
・斜め上から発言が得意
・斜め上から態度が得意
・でも優しい
・そして賢い
・眼鏡コレクター
・でも視力は両方2.0
・それがコンプレックス
・だから目を酷使するものの一向に悪くならない
・はとは、羨ましい
・モテる


そんな三人が繰り広げるは、ハッピーヤッピーハイスクールライフ!
注目の第一話は…?
「男子Aは、昔のクラスメート、まーくんが彼女といちゃついているのを見て一念発起!
俺も彼女が欲しいんだ!!とソラくん、竹中くんの二人を巻き込んでコクハク大作戦を開始!
しかし作戦途中で、そもそも自分には好きな人がいないことに気づいてしまい…!?
ええっ、初回から男子A、大ピンチ!?三人の行方はどーなっちゃうの!?
第一話~登場!でらモテ議員長!?~お楽しみに!」





……ほーら、ね。
ほーらこうなっちゃうんですよ…。だってすごく楽しいんだもの…。
タイトル考えなきゃ!ってウキウキしてるもの…。
ところで勝手に使ってしまって申し訳ないです、まーくん。最初、男子Aをまーくん(仮)にしようかと思ったんですが、違和感を感じ、Bにあててみるものの、やっぱり違和感が…。結局脇役に回っていただきました。きっと毎回出てくるんだ、まーくんとその彼女…さっちゃん…いや…さったん。うーん、みぃたんも捨て難い。
そして男子Aの悲劇。名前が浮かばない。あ、もう高校生とかで良くないですか?もう高、もうこー、もうこ……猛虎!!おおっ、カッコいいじゃあないですか!!良かったね、蒙古!…蒙古斑?

ちなみに竹中くんの説明だけ長いのは言わずもがな愛故です。
竹中はとはは竹中くんを全力で応援します!応援という名のひいきです!ひいきという名のえこひいきです!ひいきよりえこひいきのが地球に優しそう!そういう人に私はなりたい!竹中くんに会いたい!竹中さんに会いたい!半兵衛さあああああん!


……きっと風邪のせいなんですよ、全部…。
2009-11-08 22:04:13

甲冑ブーム

テーマ:甲冑男子
来いや来い来い、甲冑ブーム!!!
理想は…

「今日の合コン、どんな感じ?」
「レベル高いらしい。」
「マジか、じゃああれしかないな!」
「…着てく?」
「もちろん。甲冑!」

みたいな。

「俺、今日は伊達モデルにするわ!」
「お、本気だな。」
「眼帯も着けよっと。」
「ますます本気だな。」
「お前は?」
「俺?…信長。」
「ちょ、信長!?すげぇ、いくらしたんだよ!!」
「バイト代三ヶ月分つぎ込んだ。」
「…お、お前、漢だな…。」
「武士(もののふ)と言ってくれ。」

みたいな。

今日の行列相談所は紳助さんのおかげで甲冑ウハウハでした。そんなわけでこういう妄想も膨らんでしまいました。
すみませんでした。
…でもちょっとときめきません?甲冑男子。
…いやむしろ甲冑女子でもいいじゃない!
さあみんなレッツキャッチュー!!



「お前は何甲冑着てく?」
「僕?」
「おう。あ、伊達と織田以外で頼むぜ!」
「ふむ…では竹中半兵衛で行こうかな。」
「半兵衛かー、渋いな。でも女の子たち半兵衛知ってるか?」
「知らないなら、僕が教えてあげるさ。」
「なっ、なるほど!そうやって話を広げ、さらには落とす魂胆だな!!」
「ふふ。真似してもいいよ?」
「……伊達やめて片倉にしよっかな…。」



んな魂胆無くとも、竹中甲冑着てりゃ落ちる女子もいますよ、ここに。

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