リタイア時には迷いはない、と思ったのものの


こうして疲労感のない身体でいるとつらつら考えてしまう。


そもそも萩往還を走る目的は何だったのか?


完踏すること(結果)が目的だったのか?


やり遂げようとする気持ち(プロセス)が重要なのではなかったのか?


今回、全力は出し切っていない。


体力的には20%ぐらいの消耗。


足への疲労も全くなく、痛みもそれほどない。


歩き続けることはできた。


川尻岬でトイレ休憩はするとして、


10時すぎには出れたはず。


ぶっ通しで歩いてもよかった。


過去の通過時間と比較しすぎたが、


まだまだ十分間に合った。


今回はとてつもなく、やり遂げようとする気持ちが低かった。


自己ベスト達成(結果)のみに頭が固まっていた。


極限まで自分を追い詰められるところが萩往還の醍醐味なのだ。


走力、智力、気力、耐久力、体の痛み、睡魔との闘い。


すべてを楽しむことができる萩往還。


それを今回楽しまずに放棄してしまった。


来年はくじに当たったらできる限り楽しむつもり。


この気持ちを忘れないように。2016.5.5

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6回目の萩往還250km、根拠のない自信でスタートしましたが

下郷駐輪場手前26.4km付近で道路の突起物に右足首を大きく横に捻り、

「ガァッ」という悲鳴と共にうずくまりました。


何とか痛みは一過性のようだったので気を取り直して走るも、

足のバネを利かす走りはできず、足裏をドタドタ着くような走りで

急激にスローダウン、徐々にペースが落ち始めました。


湯ノ口8:25、下郷駐車場9:10、西寺交差点11:25、豊田湖畔13:31

俵山エイド15:00、新大坊エイド5:00


なんせ、新大坊エイドに明るくなってから到着したことがなかったため、

結構プレッシャーになりました。

しかし、こうやって振り返ってみると48時間ペースの通過時刻は5:54となっているため

まだまだ余裕でした。


次の俵島通過も9時ですから、余裕があります。

リタイアした川尻岬ですら48時間完踏ペースよりも30分速かった。


だから歩いて前に進んでいれば、もしかしたら何とかなったかもしれない。


リタイアを決断した理由は

①足首をねん挫したため、下りを走れない。(⇒下りを走られないと萩往還は完踏できないという思い込み)

②右足に腸脛靭帯炎の兆しが出てきた。

③一度、リタイア(未体験ゾーン)川尻岬でおいしいカレーとビールを味わいたい。

④前に進むのすら苦しい超暴風雨、この後まる24時間この苦しみに耐えることを回避できる。

⑤ねん挫は時間が経過しても回復しない。

⑥俵島到着9時では、もう終わっている。


リタイアを阻む理由は

①まだ、伝家の宝刀、ロキソニンを使っていない。

②3日の晩の宿泊先がない。


これらの要素の総合判断からリタイアを決めました。


しかし、こうやって自宅に帰ってみると、

完踏時の自分と今の自分を比較してみて

疲労度が全く違います。(当然と言えば当然ですが)

今、こうやってブログ書いているこのときも本来なら走っているわけですから。


①足首の捻挫は言うほど大したことはなかったです。(明日はわかりませんが)ロキソニンを服用すれば下りも走れたかもしれません。

②これもロキソニンでどうにかなります。

③カレーとビールを味わってからでも完踏の可能性はゼロではなかったです。

④とてつもない疲労感が味わえるのが萩往還250kmの醍醐味とすれば、この欲求は本末転倒。

⑤回復している。

⑥昨年では川尻岬11:30分到着で完踏した猛者がいる。

とその時考えた理由はすべて覆されるものでした。

でもその決断した瞬間はゆるぎないものであったことも確かです。


完全装備の雨がっぱがあったことを考えると、そのまま歩きとおしでもなんとかなったかもしれません。

しかし、それは後から思うことであって、そのときはやり抜く気力は失せてました。


やり抜く気力が失せた時の起死回生の方法としてロキソニンがあるのですが、

ロキソニンをウルトラで使う癖が定着してしまい、副作用の報道もあって

今後はウルトラ時の常習はやめようと心に誓っていたのでそこに至りませんでした。


萩往還250kmだけ特別枠を作ってもいいかもしれません。


今回初めて経験した、萩往還リタイア者への待遇は素晴らしかったです。


まず、川尻岬でリタイア宣言、その後、カレーライスとビール2本を飲み、

2時間ほど待機して収容バスへ。


収容バスは宗頭文化センターへ。

宗頭文化センターで一風呂浴びて軽食(おにぎり二つ、味噌汁)、山口へ向かうバス(午後8:15)まで

体育館でしばし仮眠。


午後8 時15分、バスに乗ると1時間ほどして山口市内、長州苑へ。

毛布2枚を与えられ、それぞれ仮眠。


朝起きると朝食としておにぎり二つ配布。

午前8時にバスで瑠璃光寺まで移送。


油谷中の荷物を取り、帰還。


3日、長州苑に入ってすぐ、4日のホテルのキャンセルを電話で申し入れたところ

無料でキャンセルしてくれました。


だからリタイアすれば、本当に楽だけれども、

これを知ってしまったあとに、本当に萩往還250kmが完踏できるかが

本当の精神力が試されているのだと思います。


川尻岬を10時を過ぎて入ってくるランナーのほとんどが完踏をあきらめていないこと、

それでいてカレーを食べようとしていること(少しでも時間を節約するのなら抜かすべき)に驚かされました。


もう一つ、制限時間に引っかかるまで走り倒す、つまり完踏そのものが目的ではなく、そのプロセスが重要だということ、彼らの姿を見て気づかされました。


従って来年はリベンジします。







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萩往還準備

テーマ:

①スタート時

身に着けるもの

・ロングタイツ

・長袖シャツ

・半袖シャツ

・短パン

・シューズ

・五本指ソックス

・帽子

リュックに入れるもの

・携帯ライト2本

・ヘッドライト1つ

・ウインドブレーカー

・タオル

・歯ブラシ、歯磨き粉

・携帯電話

・五本指ソックス2足

・1万円

・ロキソニン

・胃腸薬

・マイカップ

・ビニール袋

②油谷中

バンドエイド

・五本指ソックス1足

・帽子

・タオル

・パンツ

・バスタオル

・汗ふきウエットティッシュ

③宗頭文化センター

・ロングタイツ

・長袖シャツ

・半袖シャツ

・短パン

・帽子

・消炎剤

・貼るホッカイロ

・タオル

・バスタオル

・通常のソックス2足

④ゴール時

・スリッパ

・マメ処置セット

・入浴セット

・ビニール袋


その他

・ジーパン

・上着

・ウエア上下

・下着3日分

・バスタオル

・タオル

・携帯充電器


今のところこんな感じです。

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