ジャスミンの花

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 隣家の垣根にはジャスミンの蔓がからまり、白い小さな花が満開となっている。

 繁殖力の強いハゴロモジャスミンであるようだ。

 

 窓を開けていると、その花の官能的な香りが、こちらの部屋にまで漂って来る。

 

 ジャスミンの名前の由来は、ペルシア語の“Yasmin”から来ているという。

 “Yasmin”とは、「神からの贈り物」という意味だそうだ。

 

 神は、大変香りのよい贈り物を下さったものだ。

 

 自分はジャスミン茶が好きで、昔は横浜の中華街まで買いに出かけた。

 わざわざ横浜で手に入れたジャスミン茶を飲みながら、その香りにほっこりするのが好きであった。

 

 また、ジャスミンのアロマオイルやアロマキャンドルの香りは、心身のリラックスによいと言われている。

 たまに、夜にそんなアロマキャンドルを灯す事があるが、今のこの時期のジャスミンの芳香には、とうていかなわない。

 

 窓を開け放ち、ベッドに寝ながらジャスミンの香りをかいでいると、そのまま眠たくなって、とても鮮烈な夢を見そうな気がするのだが、その夢があまりに強烈なせいか、いつも目が覚めてみるとほとんど詳細を覚えていないのである。

 

 ジャスミンは漢字で書くと、「茉莉花」となる。

 

 これは「まつりか」と読む。

 

 こちらの字面の方が、なぜか花の香りが持つ芳醇さは出ているように感じられる。

 

 サンスクリット語の“mallikā”が語源であるという。

 

 “mallikā”とは、「白い香り」という意味らしい。素敵な呼び方である。