恐慌と禁酒法下の30年代アメリカ。マフィアほど組織化・大規模化されていないギャングが全米を荒らし回っていた時代。
そんなギャングの1人、デリンジャーは仲間を大切にし、銀行を襲うが一般客の金には決して手をつけない、一本筋の通った男だった。
ある時、デリンジャーはクラブで1人の女性、ビリーを見染め、強引に自分の女にしてしまう。
ビリーを街から連れ出し、銀行襲撃を繰り返し、刺激的生活を送るが、FBIはデリンジャーを「公共の敵」No.1に指名し、執念の捜査を始めた。
連邦警察制度が充実し、徐々にギャング達の時代が終わりを告げていく…
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マイケル・マンはやっぱり僕には合わない。相変わらず、銃撃戦の迫力だけは素晴らしいが、ドラマ部分が全然響いてこない。という事で、『ヒート』と全く同じ感想。『ヒート』同様、別に作りが粗雑だとか、意味不明だとかそういうのではない。むしろ、極めてしっかり作り込んであるのだが、僕は面白くなかったというだけなので、逆に『ヒート』が面白かった人には、今作も間違いなく楽しめるはず。
ジョニー・デップ主演という事で女性客対応か、デリンジャーとビリーの恋愛を軸にしていて、それに重ねてギャング達の斜陽が描かれるのだが、もっと実録路線に重きを置いてくれたら楽しめたのかもしれない。
(実際のデリンジャーとビリーの関係はこんなに情熱的でも深いものでもなかったそうだ)
と全編の内、かなりの部分が退屈だったのだが、銃撃戦以外でグッと来たのがもう一か所だけあった。クリスチャン・ベールがデリンジャー逮捕の為、全米各地から呼び寄せたベテラン捜査官の中の1人、ウィンステッド捜査官が取った最後の行動だ。ちなみに演じるのは『アバター』でゴリゴリの武闘派大佐を演じたスティーヴン・ラング。更にちなみに、その同僚にドン・フライもチョイ役で出演。さすがのUFO学園師範も脇に控えざるを得ないくらい、スティーブン・ラングはシブかった


