映画の感想なんかを。

映画館の暗闇の中で居眠りするのが好きだ、のログです。

【PR】


テーマ:

恐慌と禁酒法下の30年代アメリカ。マフィアほど組織化・大規模化されていないギャングが全米を荒らし回っていた時代。
そんなギャングの1人、デリンジャーは仲間を大切にし、銀行を襲うが一般客の金には決して手をつけない、一本筋の通った男だった。
ある時、デリンジャーはクラブで1人の女性、ビリーを見染め、強引に自分の女にしてしまう。
ビリーを街から連れ出し、銀行襲撃を繰り返し、刺激的生活を送るが、FBIはデリンジャーを「公共の敵」No.1に指名し、執念の捜査を始めた。
連邦警察制度が充実し、徐々にギャング達の時代が終わりを告げていく…
******************************************
マイケル・マンはやっぱり僕には合わない。相変わらず、銃撃戦の迫力だけは素晴らしいが、ドラマ部分が全然響いてこない。という事で、『ヒート』と全く同じ感想。『ヒート』同様、別に作りが粗雑だとか、意味不明だとかそういうのではない。むしろ、極めてしっかり作り込んであるのだが、僕は面白くなかったというだけなので、逆に『ヒート』が面白かった人には、今作も間違いなく楽しめるはず。

ジョニー・デップ主演という事で女性客対応か、デリンジャーとビリーの恋愛を軸にしていて、それに重ねてギャング達の斜陽が描かれるのだが、もっと実録路線に重きを置いてくれたら楽しめたのかもしれない。
(実際のデリンジャーとビリーの関係はこんなに情熱的でも深いものでもなかったそうだ)

と全編の内、かなりの部分が退屈だったのだが、銃撃戦以外でグッと来たのがもう一か所だけあった。クリスチャン・ベールがデリンジャー逮捕の為、全米各地から呼び寄せたベテラン捜査官の中の1人、ウィンステッド捜査官が取った最後の行動だ。ちなみに演じるのは『アバター』でゴリゴリの武闘派大佐を演じたスティーヴン・ラング。更にちなみに、その同僚にドン・フライもチョイ役で出演。さすがのUFO学園師範も脇に控えざるを得ないくらい、スティーブン・ラングはシブかった


テーマ:

自然と調和した生活を営む先住民族ナヴィが住む惑星パンドラには、地球人にとって莫大な財となる鉱石が眠っており、
軍事力を行使してでもナヴィを追い出し、鉱石を手に入れようとしていた。
元海兵隊員ジェイクは死んだ双子の兄に代わり、ナヴィのクローンボディに神経を完全シンクロさせるアバターとして、ナヴィの集落に潜入する・・・
**********************************
キャメロンが『タイタニック』以来、10年以上ぶりに監督した、カロビでもスレが立つほど話題の3DSF大作映画。
物語自体は単純でよくある「侵略者vs先住民」モノ。
大航海時代以降の白人の、有色人種大虐殺への贖罪感情が潜在的に秘められている、「悪い侵略者(白人)と善良な先住民(有色人種)と先住民に協力する侵略者側の一部の善良な者(白人)」という構図。
だから、ストーリーはどうでもいい。
(鉱石の為に争う部分も含め)『ザブングル』のWMマシンのようなかっこいい二足歩行メカ。
(『エイリアン2』でパワーローダーに乗って戦ったシガニー・ウィーバーは今作では科学者なので戦わないが。)
『地獄の黙示録』を思わせるジャイロジェット機集団の襲来と、現地民大虐殺、そして火炎地獄。
それに対抗するナヴィ側は、バビル2世のように怪鳥を乗り回し、『戦国自衛隊』の武田軍の如く、ヘリに飛び移ってパイロットを殺害する文字通りの一撃離脱戦法。
地上では、『ラストサムライ』でガトリング銃によって蹴散らされていた勝元軍のように苦戦していたナヴィ軍に思わぬ援軍が!
と、戦闘シーンと美しいパンドラの森(特に夜)を堪能すればいい。
と、散々能書きたれたが、僕は2Dで観た負け組です。3Dにすりゃ良かった。

欲を言えば、監督がバーホーヴェンだったら、もっと海兵隊員達の手足が千切れたり、首が食い千切られたりして、テンション上がるシーンが3Dで拝めたのにと思う。合戦シーンだけ彼に撮らせてくれれば、言う事なしの作品になっただろう


テーマ:

「ペイントボール」と呼ばれるサバイバルゲームを楽しむ為、欧州のある森へやって来た若者達。2チームに分かれて6つのフラッグを奪い合うただのゲームだったはずなのに、突然ペイント弾に交じって実弾が飛んで来た。血を流し死んだ仲間を見てパニックになり逃げ出すプレイヤー達。しかし、森の周囲は高圧電線で囲まれており、決して逃げ出せないようになっていた…
******************************************
規制規制で殆ど腑抜けになりつつあるアメリカに代わって、フランスと並んで台頭しつつあるスペイン産ホラー。
確かに、サバイバルゲームの中に実弾持って参加するキチガイがいたらというアイデアは誰でも思いつくが、企画を実現させたのは立派。
ただ、演出が平板で、殺し方もせっかく残虐(頭頂部からライフルをぶっ刺すとか、威力の小さい地雷を相手の防弾チョッキの下に入れて踏んで爆発させ、それを3発位続けて痛ぶって殺すとか)なのに、その時の映像が暗視ゴーグルをつけた「ハンター」目線になるので全然グロくなく迫力不足になるので意味なし。
また、中途半端に装備を与えるという主催者側の意図も良く分からないし、『ホステル』を見た時のような邪悪な権力に取り込まれて逃げ場がないという絶望感にも欠ける。
「ハンター」の人間像も描かれず、魅力がない。(ただの木偶の坊にしか見えない)
生贄となってしまったプレイヤー達のパニックによる内輪揉めもあるのだが、それも想定内程度の揉め方で、ルート選択についてのひと悶着でも、わんわんさん対DTIさんの「俺はGPS信者」「わしは地図が一番」のカロビで日常的に繰り返されている「俺の方が山で生き残れるんじゃ」争いの方がよほど面白い。

舞台となった森の国名は明らかにされていないものの、恐らくまた東欧のどこかだろう。目の付けどころは良かったものの、『ホステル』『テラートレイン』と東欧には行くもんじゃないと思わせてくれるパンチ力には欠けていた残念な作品

Amebaおすすめキーワード