Cadence And Cascade/King Crimson
アルバム『ポセイドンのめざめ』からの一曲
プログレ好きで通っているわたしですが
その理由はロック、ジャズ、ソウル、クラシックなどの様々な種類の音楽が混合されているから
それならパンクも好きなんじゃないかと思われるが
パンクミュージックで聴くのはポリスだけ
なぜならば演奏能力が低いバンドが嫌いだから
演奏能力で言えばプログレだと一番がELPかイエス
その次がクリムゾン
そしてピンクフロイドがくる
ピンクフロイドは渋谷陽一さんに言わせると
演奏は下手でもないが上手くもないという
ポリスが登場したときに彼らを形容する表現として使われていたのが
『楽器のできるパンクス』
わたしはアイディアだけで演奏能力の伴わないバンドが一番嫌いだ
ビドロ/ムソルグスキー
これはオーケストレーションの魔術師と呼ばれたラヴェルによるもの
わたしはラヴェル好きでそれがこれを持っている理由のひとつで
もうひとつの理由がムソルグスキーの『展覧会の絵』は
敬愛するエマーソンレイク&パーマーが自身の楽曲に使用しているから
わたしがラヴェルを聴くのはビルエヴァンスの影響でどちらかといえばマイルス経由だけど
結果的にEL&Pでムソルグスキーと繋がる
不思議な縁である
『ラヴェルは聴くとなるほどジャズぽい』
というのはわたしがラヴェルのピアノ全曲集を聴いたときに言った言葉
次はグールドを聴く予定
異常な小食
グールドを選ぶには十分な理由ではないだろうか
Southern Cross/三浦大知
日本人ではマリさんとピンククラウド以外聴かないと宣言したばかりだが
もうひとつ精神安定要素として彼の曲を多数iPodに入れているのは
これを読んでいる方にとっては意外であり
理解不能な部分でもあると思う
『ある(歌が)上手いの中では一番上手い』
という名言とも迷言ともとれる発言は
KREVAによる三浦大知についての評価である
ちなみにわたしは3月に横浜BLIZで行われるツアー講演を見に行く
というぐらい彼が実は好きだ
交響曲断章《聖セバスチャン殉教》第2曲/ドビュッシー
ドビュッシー交響詩『海』は音楽の趣味が合う知り合いの影響で聴き出した
わたしは昔まだ音楽の歴史をなにも知らないときに
ドビュッシーの『組曲・子供の領分』からゴリウォークのケイクウォークをピアノで弾いたことがあり
そう思うと一度切れたはずのピアノとの縁だったのだが
今歳月を経てこうしてまたドビュッシーとの縁を
自ら紡ぎだすというのはこれまた不思議な縁である
Shmphony #5 In C Sharp Minor/Mahler
多分和訳すると
マーラーのシンフォニー5番ハ短調
という意味だと思う
調べたら正式には
交響曲第五番 変ハ短調
なるほどシャープマイナーで変ハ短調
たまたま家にあったものをiPodに入れてみたけど
そもそもマーラーは何年も愛読している小説『ホリーガーデン』に登場する
というのがきっかけ
グールドも静枝の趣味のクラシックの作曲家のひとりだからいずれは聴くことになる
というのは深層にある理由のひとつ
『小品なしでマーラーだけどーん、と』とか静枝が言うたびに心がちくっとするから
いずれわたしはクラシックのコンサートを会場に聴きにいくようになるだろうなって自分でも思う
静枝の趣味はそのまま作者である江國香織さんの趣味そのものとなることを知っているから
The Message In The Middle Of The Bottom/Chaka Khan
チャカカーンの曲を実はここで初めて聴いたことを告白しなければならない
ライナーノーツを読んだ時に著者がこんなことを言っていた
アレサは優等生で、チャカはもっと都会の不良娘な感じ
日本語ではチャカというけど英語ではどちらかと言えばシャカに近い発音をする
英会話スクールの先生のひとりががチャカと実際にバー出会ったことがある
といっていたのを聴いたのが彼女を聴こうと思った最初のきっかけ
through the fireが日本人にとっては一番代表的なチャカの曲だと思うけど
そのイメージで聴いたらなるほど
そこまで成熟する前の若さというかヤンチャな感じの印象を受けた
これが要するにライナーを書いた彼の言う『不良娘』な感じなんだろうと思う
Lynyrd Skynyrd/Free Bird
ほとんどのひとがこのバンド名を読めないと思う
正しくはレーナード・スキナード
なんでこんな変な感じがするのかと思ったらなるほど
母音がひとつも入ってない
英語圏のひとでも読みにくいのを本人達も分かっていてこのバンド名にしたらしく
確かファーストアルバムのタイトルは原題が
Pronounced Leh-Nerd Skin-Nerd(レーナード・スキナードと発音する)
大所帯がサザンロックの特徴と言えば特徴だが
それでもトリプルギター(!)は後にも先にも
サザンロックに限らず全ての音楽の歴史において
このバンドが最初で最後だと思う
ウィキペディアによるとサザンロックのその他の特徴として
兄弟や家族で構成されていることが多い
というのがあるが
うーん、と思う
これは単なる偶然だと思う
これがウィキペディアを鵜呑みにしてはいけないということのいい例だと思う
Waiting For Wednesday/Lisa Loeb & Nine Stories
一部を除いて60年~80年代以上の音楽はこのiPodには入れていないが
これはその例外のひとつ
わたしはこのひとの発音がなによりも好物で
発音の模範としてこのアルバムを聴いているという説も有力
わたしの好みの発音の特徴としてまずひとつが
言いにくい言葉の繋がりもはっきりと発音してくれるということが挙げられる
その代表がこのリサローブ
そしてリンキンのチェスター
そしてPnic! At The Discoのボーカルのブレン丼
何事も極めなければ気が済まないわたしの典型的な理想像だ
ちなみに時間がないけど付け加えさせていただくと
ここにクレジットされているバックバンドであるNine Storiesというのは
ご存知サリンジャーの著書でわたしの愛読書のひとつでもある
自身選の短編小説・ナインストーリーズから付けたというのが
ウィキペディアではなくて彼女についてのかなり信憑性の高い噂
グラナダの夕べ/Claude Debussy
やっぱりピアノが好きというのが
まだそれほどクラシックを聴き込んでいないわたしの途中経過の結論
クラシックだけでなくてロックでもなんでも
ピアノが入っている曲は特別に好き
夜街を歩いていてバー等の前を通り過ぎるとき
店の中からピアノの音でブルーノートを静かに奏でられたりすると
ふらふらと中へ入って行きそうになってしまう
だからプログレが好きだしサザンロックが好きだし
そしてブルースがなによりも好き
ピアノがオルガンなどになったり
シンセサイザーになったりするとなんだかしゅんとしてしまうのも事実
Whipping Post/The Allman Brothers Band
ライブアルバムAt Fillmore Eastに収録されている一曲
なによりもまずこのアルバムのジャケットが好き
モノクロなんだけど多分ツアーかなんかの機材がヤマ積みになったのの前に
メンバー全員がカメラを見て腰掛けている
そのメンバーがなんでかわからないけど
大爆笑してる
たった今めちゃくちゃおもしろいものを見たか聞いたという感じで
手を叩いて笑っている
その瞬間を捉えた一枚
このアルバムの裏表紙のジャケットには同じ場所で同じように座ったメンバーの
普通の笑っていないちゃんとした顔の写真も収められていて
それと表表紙のこの大爆笑の姿を比較するとこれがまた楽しい
すごく幸せな気分になる
この後メンバーのひとりで伝説のギタリストである
デュアンオールマンという人物が交通事故で亡くなってしまうんだけど
この写真に写っているのはそうなる前のメンバーの幸せな瞬間だったような気がして
だからこの写真大好きなんだけど
いつもちょっとだけ悲しいんだ
Smooth Criminal/Michael Jackson
なにを言っているのか全く分からない
というのがこのひとについてのわたしの変わらぬ感想
英語の発音をオリジナルにアレンジしすぎて
簡単な文章も歌詞を見なければ全く意味が分からない
それどころか歌詞を文章におこすことさえできない
わたしは以前『ボーカルは楽器の一種だ』と言った
そう思うとこのひとは言葉をサウンドとして捉えているひとの代表格なのではないかと思う
サビの直前の部分など
Anny, are you OK?
というこれ以上にない原始的な文章を繰り返しているだけなのだが
わたしはライブインブタペストのDVDの下に出てくる字幕を見るまでは
それをずっと知らなかった
しかしそれが全く不快ではないというのがこのひとの凄いところだと思う
なんというかサウンドとして
聴いていて耳に気持ちが良いのだ
オリジナリティの鉄則
それが今まで考え付かなかったことで
なおかつそれがみんなが求めていたものであること
わたしの主張はどうやら間違ってはいなさそうだ
The Daily Planet/Love
このバンドのなにが格好いいかって
第一にこのバンドを知っているひとは
このブログを読んでいる人のなかで皆無に等しいと思う
だけどわたしは知っていてそれが格好いい
ということをわたしは言いたいのではない
日本やその他の国ではその知名度はゼロに等しいが
英米で歴代で好きなアルバムをランキングすると
このアルバムが必ずトップ10に入るという
それこそがわたしがこのバンドが好きな理由である
地元のLA以外ではライブをやろうとしなかったというラブ
世界的な知名度が低くて当たり前だ
わたしはこれを聴くことに優越感を感じるのではなく
単純にその極端に閉鎖されたものを
ひと目見てみたいというだけなのだ
Points of Authority/99 Problems/Linkin Park & Jay-Z
リンキンもジェイジーも全然興味ないし好きでもないけど
このアルバムだけはちょっと残しておいてる
PC重々病予防
(ぴーしーおもおもびょう:容量が重過ぎて画面の動きが鈍くなる症状のわたしなりの呼称)
のため最近iPodの中身を一掃したんだけど
消した消した実にいろんなものを
消しました消しました容赦なく
血も涙もなくばっさりと
それでもちょっと待てよこれは残したい
と思わせたこのアルバムは
自分になくてはならないものの中のひとつとも言えるのかもね
でも何回も聴くと鉄板過ぎてさすがに飽きるけど
でもたまにある分かりやすいものが無性に聴きたくなるとき
Numb/EncoreとJigga What/Faintがつまづかないで
チェスターと一緒にフルコーラス歌えたらちょっと良いことがありそう
っていうそういうおまじない感覚
リンキン好きなひとがいたら、ゴメンね
Fire/Jimi Hendrix
let me stand next to your fire
ジミヘンは好きでもなければ嫌いでもなくて
そもそもサイケという概念が好きでもなく嫌いでもないんだよね
それでもこのタイミングでAre You Experienced?からこの曲がピンポイントでかかるのは
わたしの三代目ヘミちゃんはやっぱり空気が読めるというか
この企画の趣旨を分かっていらっしゃる
この曲は知ってるひともいるかも知れないけど
レッチリが母乳でカバーしてる
青春を共に過ごしたバンドがカバーしている曲という意味では
これを好きでも嫌いでもなかったとしても
生涯もしかしたら持ち続けるかも知れないと思うよね
他にもレッチリは珍しいところではラモーンズのカバーをしてるし
アンソニーはイギーポップも好きだから
サーチ&デストロイとかもカバーしてたりする
好きなひとの好きなものって
趣味が広がる第一歩だよね
きっかけがなくてはなかなかなにごとも始める決心がつかないから
One In Ten/Third Eye Blind
これも90sの例外のひとつ
このバンドだけは好きだね昔から
このバンドと言えば元エルレの細見さんもこのバンドが大好きで
何年ぶりかにこのバンドの新譜が出たときに
思わず帯を書いてた
正確には覚えてないけど
いろいろ変わったはずなのになにも変わってないこのバンドが大好きです
って細見さん
わたしも懐かしい気分に浸りたい時の
分かりやすくない象徴としてこれを聴くのかも
Just Kissed My Baby/The Meters
ミーターズは端的にいうとケンケンの影響かな
根っからのファンク好きだからね
小さい頃からマリさんとあっくんとけんけんで
下北のファンクばっかりかけるバーとかに行ってたんだって
だからあっくんも実はファンク好きなんだよ
けんけんも自分は兄による素晴らしい音楽の影響があるって言っていた
ファンクはそんなに実はわたしは好きでもない
でもやっぱりミーターズとかプリンスとか
ファンク色強い音楽聴くと
バスの中とかでも体動きそうになる感じはあるよね
それはたとえその時初めて聴いた曲であったとしても
Fragile/Sting
どうしてスティングはソロになるとこんな悲しい曲ばかり弾くんだろうね
ポリスのときはあんなに楽しそうなのに
そんなわたしが始めてスティングを聴いたのは
映画レオンのエンディングテーマ
もりきよ君によると
実は監督のリュックベッソンはにずっとフィフスエレメントみたいな映画を作りたくて
でもお金が無いからとりあえず売れそうな路線としてレオンを製作
そうして自分の理想とする映画を作る資金を貯めようとしていたんだって
でも皮肉にもレオンは大ヒット
実際はフィフスエレメントよりも興行収入は多かったんだって
わたしはどっちも好きだし
初めてひとりで劇場に見に行った映画はフィフスエレメントだった
泣いたよ
泣くところがない映画なのに
中学生の女子がひとりで映画館で
Heart Of The Sunrise/Yes
きましたねーついにイエスが
わたしがイエスを聴こうと思ったきっかけは
映画・あの頃ペニーレインとを見てから
そのころわたしは本物の実写版グルーピーで
まぁそりゃあ結果的には成功しなかったけど
それでそのころの自分とリンクしちゃうわけこれを見ると
グルーピーの楽しさも感動も興奮も
そして悲しさや切なさや虚しさも分かる
ペニーが泣く時は顔を手で覆って泣いたよね
ペニーが泣く時はわたしも悲しいときで
ペニーが悲しいときはわたしも泣いた
そのサントラは全曲がわたしのアンセムで
このサントラがわたしの音楽の趣味を大幅に変えたというのは本当と思う
プログレもビーチボーイズもサザンロックも
全部はっきりとこの映画の影響
大井町のホテルで何度もこのサントラをループさせながら
サザンロックってなんてかっこいいんだろうって思ったよね
終盤でタイニーダンサーがかかると本当に泣いちゃうぐらい
70年の全てがこのサントラには詰まってる
I'm So Proud/Beck,Bogert & Appice
この曲でこの企画は最後にします
Heart Of Sunriseが終わって次に来る曲によっては
このこの曲で最後にしようと思ったんだけど
最後に相応しい曲がかかったねここへきて
もともとジェフベックが大好きで
ジェフを追うということは
当然BB&Aに行き着くことになるよね
ギターもベースもドラムも超一流
演奏技術が高いバンドが好きなわたしが好きにならないわけがない一枚
ジェフベックをフォローする上で通る道は
ヤードバーズ、BB&A、ジェフベックグループ
あたりだと思うけど
ジェフベックはひとつのバンドで二枚以上のアルバムを出さないから
総数にしてそれほど枚数は無いけど
わたしは全部のアルバムが全部好きかな
どのアルバムも同じぐらいすごい好き
一番好きなミュージシャンかもな
ブルース色が強いとかソウル色が強いとかアルバムによっていろいろだけど
そのミックス加減というか
その混ぜる程度がとても好みなんだと思う
どれかのジャンルに系統しすぎてないというか
必ずまずジェフベックというジャンルが常にその芯にある
この曲もカーティスメイフィールドのカバーで
渋谷陽一先生曰くこれは『ベックらしいブラックミュージックへの目配り』
企画がなんの説明もなくいきなりスタートし
読者の中にはなんのことか分からず困惑した方もいたかも知れない
最後になるが説明させていただくと
これはわたしのiPodに収録されている全曲にシャッフルをかけ
かかった曲についてかかった順番にわたしなりの説明を加えていくというものである
しかも曲をかけながら説明をタイプしていくというもので
三分かそこらで文章を完成させなくてはいけなく
かなり慌しいものとなってしまったが出来には満足している
文献を引くなどの行為は自由としていたが
なにせ時間が三分ないし五分ということで
正確な引用は困難を極めた
しかしわたしはあえて曲を一時停止をすることを拒んだ
なぜならその刹那にこそ生まれる閃きがあると思ったからだ
曲がかかったその瞬間からイメージを作り上げ
その短い時間内になるべく正確な記憶を引っ張り出し
その曲についての一番的確な説明文を考え出す
場合によっては引用を必要とすることもあり
お目当ての文章を探し出すにあたっては
その本のタイトルからページ数などを瞬時に思い出すという
最大限に稼動させた脳が思いも寄らない能力を発揮することもあった
必死だったためにあっという間に時間が過ぎ
知らない間にこんなにもたくさんの曲を聴き
こんなにもたくさんの文字をタイプしていたんだと自分で驚いた
読み返してみてこの刹那の閃きにこだわったからこそ生まれた
稀有な表現が多く生み出されたよい記録となったと思う
ゆっくりと考えていたらこのような表現やフレーズは生み出されなかっただろうと
自分の脳のことながらそう思う
途中プログレで演奏時間が五分を越えるものがかかると
なにか妙にラッキーなような嬉しい気持ちになった
読み苦しい文章や明らかに間違えている引用に関しては
修正や加筆を加えるが
ほとんどは刹那に生み出されたなるべくそのままを記録として残すことにする
書いていて思ったのが
自分の好きな音楽を追求するにあたり
実に様々なものを読んできたが
その大事な部分はきちんと記憶されているということである
特に好きなフレーズなどは
そのままの形で記憶に残っているものもある
そういう誰かが書いた短いフレーズの記憶を組み合わせたものを
今度はオリジナルとしてわたしの文章にしていく
郷ひろみが以前言っていた
『始めは誰だってマネから入る。
それを何度も繰り返しているうちに自分のオリジナルになっていくんだ』と