パパの部屋で。 | パパが末期ガンって⁉️

パパが末期ガンって⁉️

40年ぶりに新潟での暮らしを始めます。

朝、パパの部屋でしばらく過ごす。


祭壇の前においた椅子に座ってパパの写真に話しかける。写真の横にはパパがいる。
お墓のこと、考えなくちゃいけないけど、正直どうしていいのかわからない。



パパは次男。義父と義母が建てたお墓もあるんだけど、遠い。義父は亡くなってもう5年になるけどまだ納骨していない。
義母が離れたくないと一緒にいる。
兄妹たちはそのお墓にみんなで入ろう。なんて言ってくれるけど…それは嬉しいけど、まだ誰も入っていない…

パパを一人でそんな遠くのお墓に送り出すのも何だかなぁ〜と思ってしまう。

息子は遠くてお参りに行けないよ。なんて言うし…
新潟にお墓を買えばいいのかな。
でも、いずれ私がいなくなったら誰も新潟にはいなくなってしまう…
難しいね。




もう少しパパの部屋で過ごしてもらおうか…。
私はいつまでもここにいてもらってもいいんだけどね。


ぼんやりとそんなこと考えてた。



困ったときはいつもパパに聞いていた。
ホントに私はパパに頼りきりだった。
くだらないことまで、何でも聞いていたなぁ。




この年になって突然放り出されて困っちゃうよ。



写真に話しかけても答えてくれない。



困っちゃうよ。パパ。






わかったよ。
頑張って考えてみるね。


一人で会話してます…