急に腰が痛くなった方の院長の症例です
テーマ:ブログ急に腰が痛くなった・・・《急性腰痛》
20代女性:会社員
原因:歩いていて急に痛くなった
痛む場所:腰(特に左側)
《問診》
歩いたり、特に自転車に乗ろうと脚を持ち上げたりした時に強い痛みが出る
とのことでした。
座っている時など、安静にしていれば痛みはないとのことでした。
《徒手検査》
まず脊髄神経への圧迫の有無を調べる為に、仰向けに寝ていただいて「SLRテスト」「WLRテスト」を行いました。続いて両膝を立てていただいて、腰を左右にひねったり膝を抱える動作や腰を反らす動作をしていただきました。
続いてうつ伏せに寝ていただいて、「FNSテスト」「腰椎過伸展テスト」を行いました。
上記の検査の結果、脊髄神経への圧迫は認められませんでした。
しかし、腰を動かしたとき(特に膝の抱え込み時)に強い痛みがあり、
患部周辺(第5腰椎~仙腸関節付近)を触っても痛みが出ていませんでしたので、
腸腰筋の損傷が原因だと考えました。腸腰筋は、
歩行時や自転車に乗るときのような脚を上げる動作=股関節を曲げる動作の時に作用する筋肉です。
《施術》
仰向けに寝ていただいて、『打鍼法』 を行う為に脈診を行いました。結果今回の施術に選んだ経穴(ツボ)は、
「申脈」(シンミャク) 「合谷」(ゴウコク)
「期門」(キモン) 「中 月完」(チュウカン)
を用いました。
施術後、再度腰を動かしていただきました。まず私が補助しながら動かしたところ痛みはないとのことでした。
続いて患者さん自身で動かしていただいたところ、全く痛みはないとのことでした。
この時点でかなり驚かれていましたが、今度は起き上がっていただいて屈んでいただいたところ
全く痛くないとのことでした。しきりに驚くやら喜ぶやらでしたが、
念のため腰に筋肉の補助としてテーピング を貼り初回の施術終了しました。
《生活上の注意点》
立ち仕事をされているとのことで、患部周辺の筋肉がかなり緊張状態にありました。
幸い肉離れのようなものではなく、また神経への圧迫もありませんでしたので、
重症度は低いですが、常に筋肉に負担のかかりやすい状態にある
(同じ姿勢をとることが多い)ということが問題です。
今回痛みは取れましたが、疲労が過度に蓄積すれば今後同じような症状が再発することも考えられます。
その予防のために、負担のかかっている筋肉のストレッチを行う時間を
なるべく作っていただくようお願いしました。
また、筋肉の血流を促進して老廃物や痛みを引き起こす物質を流しやすくするために
保温に努めていただくようにお願いしました。








