Another やまっつぁん小説

 このブログでは高1の描く小説をメインに載せています(主にファンタジー)。キャラ紹介などイラストも載せていきます。感想、アドバイスなどコメント気軽にどうぞ!


テーマ:

「ねぇ、これからどうするのさ?」
 イラという青年にキムラと命名された女性の腕から地面におり、ボーニンという名の生き物は開口一番そう言った。


 彼の前に立つロザンナという老婆は、いつの間にか杖と一緒に小さな折りたたみいすを持っており、のんびりとした動作でそれを開くと、いすに腰掛けた。
 まだ彼らはメックという少年の家の前に出たばかりだ。


「まさか、ここで野宿?」
 ボーニンが青ざめた顔でいう。
「ギャギャ!?」
 その横でもう一人の白い生き物、かりきんも不安そうな表情を浮かべた。


(私たちは野宿だろうがなんだろうがかまわないが)
(でも濡れんのはやだな。視界がぜんぜんきかないもん)
(ロザンナさん、考え、ある?)
(さぁ?あのばあさん自己中っぽいからな~。どうだかわかんねーぜ?)
 そしてかりきんという生き物の首に掛かったペンダントからは勝手な声が漏れている。


 あたりはすでに暗く、街灯が道にぼんやりとした頼りない光を投げていた。
「あの、ロザンナさん」
「ローザでいいよ」
「あ、ローザさん。これからどうするんですか?」
 キムラ、ことKMRが聞いた。


「これから今日泊まる場所に向かう。とにかくついてきなさい」
 老婆はいすに腰掛けたまま言った。
(イスに座ってどうやって移動するって言うんだよ)
(まさかそのままはこんでもらうつもりかな~?)
(さすがにそれはないでしょ。何か考えがあるはずよ)


 不可解な表情の面々に見守られる中、老婆は手に握った杖を軽くふった。
 すると、老婆とイスが、一瞬紫色の光に包まれ、その次の瞬間ふわりと浮き上がる。 
「あ・・・・・・!」
 驚くボーニンたち。


 そんな彼らとは裏腹に冷静な表情のままの、老婆は、軽く彼らを見やると、静かに道を進み始めた。
 先ほど町に向かうときよりはずっと移動する速度は速い。


(なるほど。イスは乗り物、というわけか)
(ほんと、あいつなに考えてんのか、わかんねーな)
(でも、気、使ってない、訳、じゃない)
(う~ん、彼女は彼女なりに僕らのこと考えてくれてるんじゃな~い?)
「ギャギャ」


 唖然としていたボーニン達だったが、とにかく老婆には何か考えがあるのだろう、ということで彼女の後をついていくことにした。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

やまっつぁんさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。