2005年06月01日(水)

通訳メモについて

テーマ:お仕事

逐次通訳をするとき、通訳者はメモを取ります「。

このメモのスタイルは、まさに十人十色なのですが、

通訳スクールでは通常A4の紙を縦に二つに分けて、

メモを取る方法を教わります。(おそらく)

これだと、紙がいくらあっても、足りないのです!

それでなくてもたくさん資料だとかなんだとかで荷物が多いのに、

これ以上かばんが重くなってしまっては、かないません!

というわけで、私が編み出した環境にやさしいメモの取り方が、

・・・これです!!

じゃーん!


通訳メモ

私は、逐次通訳をするときに、A4の紙を横にして、

縦に6本から7本の線を引き、

縦方向にどんどんと書いていきます。

情報の区切り(単位)ごとに横線を引いて区切っていくことによって、

前後のつながりが明確になり、情報が混ざるということを防げるのです。

この方法だと、時系列に情報を並べ整理することができると同時に、

紙をめくる手間が大幅に省けるのです。

ところどころに丸がついていたり、斜めに線が入っていますが、

これは通訳をしながら入れる印。

前回はここまで訳したよ、という目印があれば、

次にどこからスタートすればいいかがはっきりとわかります。


では次に「何を」書いているのか、ということですが・・・。


逐次通訳のメモをとる場合、

私は、英日の場合も、英日の場合も、ほとんど日本語で取ります。

日の場合は、スピーカーが話しているのを聞きながら、

頭の中で訳しながらメモを取ります。

だから日本語になるのです。

日本語で、といっても、絵文字もたくさんあります。

よく使う動詞、例えばsay, tell, mention とか、

hear, listen、または、look, observe, watchなどについては、

それぞれ口の絵、耳の絵、目の絵を描いたりするし、矢印も多用します。

(これはスクールで教わった技で、大変重宝しています)

メモを取る上で重要なのは、単語レベルの内容と、

ロジックの流れの両方の正確さではないかと、思うのです。

すなわち、ロジックの流れというのは、体に例えたならば骨組みで、

単語レベルの正確さというのは具体的な情報、

例えば目が一重だったか二重だったかとか、

眉毛が太かったか細かったか、というようなことです。

単語レベルの正確さというのは、

例えば動詞がpromise なのかcommit なのかguaranteeなのか、

という点がきっちりと区別されていなければなりません。


ちなみに日英のときもほとんど日本語でメモをとると先ほど書きました。

それは漢字のほうがメモを取る上では大幅に効率がいいからです。

さらに、メモをぱっと見たときに、直感的に分かりやすいという利点もあります。

technology と書く代わりに「技」と書いたり、

susteinable development のときは「持可開」と書いたりします。

(要は自分が分かればいいんです!)


とまあ、いろいろと薀蓄をたれましたが、今日はこの辺で。


メモは逐次通訳の要です。

くれぐれも、メモを取るためにメモを取る(to take notes for the sake of taking notes

ということになってしまわないように、気をつけましょう・・・!


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コメント

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2 ■へーどーさんへ

同じ通訳者の方にリンクしていただけて、光栄です。どうぞまた遊びにいらしてくださいね。

1 ■はじめまして

ためになる記事なので、私のブログの中でリンクさせていただきました。突然申し訳ありません。私も通訳のはしくれをしております。。。
また遊びにまいります。

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