※最後にキャラメールを追加しています。
翌晩。
夕飯の準備をしていると崇生さんが帰ってきた。
「お帰りなさい」
崇生「ただいま。○○ちゃん、はい、これ」
崇生さんが両手にそれぞれ紙袋を持ち、差し出した。
「なんですか?」
崇生「○○ちゃんの好きなスイーツと焼酎」
お、追い打ちをかけてきてる…(^_^;)笑
この前拒んだ罰なのか!?(笑)
てか、太ったのザッハトルテじゃなくて、崇生さんが原因じゃないの(・_・;)?
「え!」
(ダイエット中なのに!)
私がダイエットしてると知らない崇生さんは近頃しょっちゅうお土産を買ってきてくれていた。
ほらっ(笑)
でも、崇生さん優しいから、ヒロインちゃんが元気無いと思って気を遣ってくれてるのかもね(^_^;)
(困ったな…でも食べないわけにも行かないし…)
私は紙袋を受け取るとにっこり笑った。
「う、うれしいです!あとでいただきます!!」
(ジョギングの距離増やすしかないな、これじゃ…)
崇生さんがさっき買ってきてくれた焼酎をロックにしてくれた。
崇生「はい、○○ちゃん」
「ありがとうございます」
一口飲むとやっぱりおいしい。
でも頭の中ではカロリーがどうしても気になる…。
崇生さんはテーブルに肘をついて両手を組むと、グラスを傾ける私を見つめた。
崇生「○○ちゃん、最近どう?」
「どうって…特に今までと変わったことはありませんよ。バイトして家事して…」
ケーキはサプライズにしたいし、ダイエットしてるなんて言えないし、お菓子教室やジョギングのことはもちろん黙っておいた。
崇生「俺との生活で何か困ったことや悩んでることはない?」
やさしいな~☆☆
でも今は食べ物を与えないでくださいm(__)m笑
「何ひとつありませんよ。毎日疲れて帰ってくるのに、崇生さんは食器洗いや洗濯物を畳んだりもしてくれるし。私、本当に甘えちゃってますよね」
崇生「いや、全然構わないよ。俺がしたくてしてることだから。ただもし本当に何か思うことがあったら、そのときはちゃんと言ってね?」
「はい、もちろんです。すぐに崇生さんに相談します」
ふわりと微笑み、静かにうなづく崇生さん。
それからもしばらく、焼酎を傾ける私をじっと見つめていた。
ついにバレンタイン当日。
4キロ減とはいかなかったけど、なんとかダイエットに成功した私は崇生さんと約束のレストランへ行った。
崇生「俺はお酒に強いほうじゃないし詳しいわけでもないけど、このワインは鴨料理に良く合うね」
「そうですね。とてもおいしいです」
とは言ったものの、連日のダイエットで胃が小さくなってしまったらしい。
私はお皿に半分近く残したまま、ナイフとフォークを置いてしまった。
崇生「もういいの?」
「はい、すみません。ご馳走様…」
崇生「もしかして口に合わなかったかな?」
「いえ、そうじゃないんです。すごくおいしいし本当は全部食べたいんですけど、お腹がもういっぱいで…」
崇生「そう…」
静かに私から視線を外し、ワイングラスを傾ける崇生さん。
その表情は元気がなかった。
レストランを出てホテルの部屋に入った私達。
崇生さんが奮発したと言っただけあって、素敵な部屋だった。
「家具も調度品もおしゃれだし、いかにも高級って感じがしますね!」
崇生「窓から見える景色も最高だよ、○○ちゃん。おいで?」
やん♪
久々に「おいで」って言われた(^_^)
崇生さんが私を振り返り、手招きした。
「わぁ…港周辺のイルミネーションが本当にキレイ!」
崇生「気に入ってくれた?」
「はい!」
隣に並んで夜景に目をやると、崇生さんの手が背中に回り、そっと抱きしめられた。
崇生「喜んでもらえてうれしいよ」
崇生さんが髪に貌をうずめ、やさしく口づけをする。
その口づけが次第に頬、口元に移り、唇をかすめ…
でも二人の唇が重なり合うことがなかった。
遠慮しちゃってるね(・_・;)
崇生「……」
何かを思い返したかのような崇生さん。
顔を離すとそのままベッドに座りこんでしまった。
(どうしたんだろう…)
崇生「……」
崇生さんは静かに息を吐いたけど、私にはため息に聞こえてならない。
そっと隣に座ると、崇生さんは私に真剣なまなざしを向けた。
崇生「やっぱり、うやむやにしてはおけないな…」
(うやむや?なんのことだろう…?)
崇生「○○ちゃん、正直に答えてほしい。何か悩みでもあるのか?」
「え…」
崇生「この前LIの帰りに一緒に歩いていたときも上の空だったし、その後家でも俺のこと拒んだし…それに最近、食欲も無いみたいだし…それだけじゃない。 近頃、俺が帰宅してもいないことが多いし、夜中出掛けてるみたいだし…」
全てお見通しだね(^_^;)
大丈夫だよ、崇生さん正直に言っても怒らないよ♪
「崇生さん…」
崇生「どこに行ってるのかなんて詮索するつもりはない。○○ちゃんには○○ちゃんの生活があるし、俺はそれを尊重したい。ただ、元気がない原因が俺にあるならば、ちゃんと話してくれないかな?」
まっすぐ見つめる崇生さん。
両手は膝の上に置かれているものの、ズボンをわずかに握りしめていた。
(崇生さんがそんなふうに思ってくれてたなんて…それなのに私、悪いことしちゃったな…)
「違うんです…崇生さんが原因じゃなくて…これなんです」
私はケーキを差し出すと、崇生さんを見つめた。
崇生「これは…?」
「バレンタインのザッハトルテです。崇生さんに食べてほしくて作りました」
崇生「え…○○ちゃんの手作り?」
「はい。竜太郎くんから以前崇生さんはザッハトルテが好きって聞いてたから、バレンタインに作ろうと思ったんです。でも中々うまくできなくて、練習しては味見ばかりしていたら太っちゃって」
崇生「○○ちゃん…」
「崇生さんに嫌われたらどうしようと思って、食事制限したり夜中ジョギングしてたんです。その甲斐あって少しは戻ったんですが、そしたら胃が小さくなってしまって。だからさっきのお料理も残してしまって…本当にごめんなさい」
頭を下げると、崇生さんがほっとしたように息を吐いた。
崇生「そういうことだったのかー。よかったー!」
脱力したように天井を仰いだ崇生さん。
その横顔は久しぶりに見る明るい笑顔だった。
崇生「安心したよ」
崇生さんはやさしく微笑むと、腕の中に私を抱きしめた。
崇生「俺、本気で嫌われたかと思った…」
「心配させてごめんなさい」
崇生さんの背中をぽんぽんすると、一度ぎゅっと抱きしめられた。
そして腕が緩み、どちらからともなく見つめ合う。
「ケーキでも切りましょうか」
微笑みかけてベッドから立ち上がろうとした。
と次の瞬間、崇生さんは私の腕を掴んで引き寄せ、あっという間に唇を奪った。
きゃーっ(///▽//)♪
そりゃあ、こないだオアズケ食らったんだから…今日は燃えてるんじゃない!!(笑)
崇生「ケーキは後で…」
優しく触れていたキスが、甘美なキスへと変わっていく。
唇が離れてはまた重なり、終わることを知らない。
崇生「俺のためにダイエットしようとしてくれてありがとう。でも、これからはどんな些細なことも俺にちゃんと話してくれないかな」
「はい」
崇生「俺もこれからはちゃんと聞くようにする。○○ちゃんの様子を伺ってあれこれ考えても、外れてるってことが今日分かったからね」
崇生さんはふっと小さく笑うと、キスを止めて私の頬に触れた。
崇生「俺は健康的な体型も嫌いじゃないよ?いや、むしろ少しくらいぽっちゃりしてるほうが好きかもしれない。今度ぽっちゃりしたときは、ダイエットしないでくれるかな?」
もー、甘やかさないで~(^_^;)
崇生「そういう○○ちゃんを抱きしめてみたいから」
崇生さんはおでこに軽くキスをすると、覆いかぶさるようにベッドに押し倒した。
うなじに貌をうずめ、唇をなぞる。
崇生「今日の俺、どうかしてるのかな…理性が利きそうにない…」
そんなもん…捨て去ってしまってくださいっ(///▽//)ぁぁぁ♪
うなじから首筋へとゆっくり下りていくキス。
指先で私のボタンをひとつ開けると、今度は鎖骨へと唇を這わせた。
た、崇生さんとの描写が一番エロイって…なんだか、新鮮(笑)
崇生「今日はお預けはなしだからね」
私の指に自分の指を絡ませ、恋人つなぎをして私を押さえつける崇生さん。
動けなくなった私の唇に、深く熱を帯びたキスをした。
-SUPER HAPPY END-
メール:ありがとう
ケーキありがとう。一生懸命作ってくれたんだと思ったら、嬉しくてなかなか食べられなかったよ。
○○ちゃんは太ったことを気にしていたみたいだけど…どんな○○ちゃんも大好きだよ。
だからこれからは、何でも話してほしい。
ホワイトデーのお返し、楽しみにしててね。
崇生
崇生さん…ごちそーサマでございました(///▽//)あはっ♪
崇生さんってほんと優しいよね~
優しすぎるくらいだわ。。。
いつも誰かさん に名前も呼ばれず憎まれ口叩きまくられてるから(笑)
優しすぎて、物足りない…
(えっ(゜_゜)!?笑)
崇生さんはねぇ、今回みたいに『男』を出して頂けたらもう最高だわ!!アハハ
結局は拒んじゃったけど…あのお風呂上りにスイッチ入っちゃった崇生さん
なんか好き♪
(なんだそれ(^_^;)!笑)


