九十九里浜の桜が満開だと聞いて、大網白里市の寺院を巡ります。
3月28日は 東京と福岡の桜が満開になった、とテレビで放送されておりました。
では 千葉県の太平洋に面した「九十九里浜」辺りでは どうでしょうか。
「九十九里浜」は 長く続く砂浜です。いくつかの市に、またがるので、「大網白里市」に出掛けることに致します。
千葉市から房総半島を 横切ります。40分ほどで、「九十九里浜」に到着しました。
まず、海を見ましょう。長い砂浜、太平洋の荒波、ところどころは、砂丘になっています。
前回 私は 砂浜に車を突っ込んで、出られなくなりました。もう、二度と 砂浜に、車は入りません。
ここには きちっとした駐車場がありました。これなら車は 砂浜には入れません。
押し寄せる荒波、「海は広いな、大きいな、行ってみたいなよその国」。
子供の頃 母がよく歌っておりました。母を思い出させる郷愁です。
しばし、九十九里浜で 海を眺めてから、桜を見に、陸側に入ります。神社がありました。
ここの桜が満開でした。1年間待って、ようやくありつけた「ソメイヨシノ」の満開です。
美しいですね。
穢れ一つない、純粋なピンク。
今まで見たことがないような、完璧な美しさです。
満開の桜を見つめていると、私は、動きたくないです。花びら一つ落ちていません。20歳の娘の完璧な美しさです。穢れ、汚れ、何一つありません。完璧に揃っています。美しいですね。
しばし 桜の満開に見とれておりました。
次に、すぐ 裏の「要行寺」に向かいます。
「要行寺」には、「大網白里市指定有形文化財」の赤い山門があります。
この山門は 江戸時代に建てられました。
この山門は、「四脚門」であります。
門を支える脚が4つあるので、「四脚門」と呼ばれます。4つ以上ある場合もあります。多いほうが 地震などに対して、安定性が 高いのです。
この寺、「要行寺」には、
「七福神」が 祭ってあります。
「恵比寿」「大黒天」「毘沙門天」「弁財天」「福禄寿」「寿老人」「布袋」様であります。
人々に福をもたらす神様であります。細かな至福は 思い出しにくので、まとめて、七福神を 拝みましょう。
次に やはり、「大網白里市指定有形文化財」がある「正法寺(しょうほうじ)」に行ってみました。車に乗り込もうと思ったら、足元で 何かが 跳ねました。よく見ると「青蛙」です。
春になったのですね。冬眠から覚めた蛙が この暖かい陽気に、桜の花と共に 飛び起きてきたのです。
車で すぐの「正法寺」に着くと、
小屋で男の人が、電気のこぎりで、木を切っています。
建設会社の職人さんかと思いました。
男の人に 聞いてみたら、この寺、「正法寺」の執事なのだ、そうです。この執事さんは 他に 自分が住職をしている寺があり、普段は そこで 住職の仕事をしているのだそうです。必要があれば、こちらの「正法寺」にやってきて、仕事をするのだと申しておりました。
「正法寺」には 別の住職がいて、のこぎりの男性は、「正法寺」の執事なのだ、そうです。何ぶんにも 田舎の寺なので、檀家が少なく、収入が少ないので、何でも 協力し合って、時間のある時は、「本山」の仕事をするのだそうです。本山と住職と執事と檀家の関係を知りました。
「正法寺」にも 桜が咲いておりました。
5分咲きほどでしょうか。これから1週間は 千葉県でも 桜満開で、一番美しい時を見逃さないよう、
出掛ける必要がありそうです。場所により、咲き具合が違うからであります。
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