アンクル館

世の中の様々な出来事に対する所感・雑感を書いていきます


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自分の出た小学校は、土地柄なのか左派系の教師が多かったらしい。ある授業で生徒に力を込めて教えていた一つに「天皇機関説」がある。かつて石原さんが都知事選に初出馬した時に、革新系現職の美濃部さんに敗れた。その父親が戦前に提唱した説で、言ってみれば天皇職もビジネスであると。

 


女性教師だったが、えらく気合が入っていたな。しかし授業の合間のほんの10分間の休み時間でさえ、校庭で遊びに集中せねばならない身としては、いくら教師が力を込めても身につくはずがない。ポカ~ンと口を開けたバカ面で、天皇自ら機関銃を手に取り、先頭に立って戦う姿を想像する位だ。

柳に風と言うよりは馬の耳に念仏と言うべきかな。だけど今の天皇陛下は、「天皇」をご自分の職業と割り切っているように思う。即位の礼の時の「お言葉」でそう感じた。皇后陛下の意思でもあろう。自民党が主張するように明確に国家元首と規定することに対しては、ありがた迷惑なんじゃないかな。

今以上に自由を束縛して崇め奉る体制を作るのが、果たして本当にいいのかどうか。世継ぎ問題も含めて天皇家存続のためには、却ってマイナスになるような気がする。ましてや首相公選制となれば、主権者たる国民に直接選ばれた日本国首相が対外的にも国家元首の立場となり、兼ね合いが・・

今の行き詰った世の中では、人々は何らかの救いの対象を求めて、心の安らぎを得ようとするし、反面スケープゴードを見つけて槍玉に挙げ、ウサを晴らそうとする。天皇元首制は、国民に対して精神的救いを与えるのを口実に、実は憲法の他の条項の改正に利用しようとしているようにも思えるな。

今の日本の状態で、憲法を改正、若しくはある人に言わせれば自主憲法を制定すれば、真の独立を勝ち得るのかね。そう思ってない人の方が多いんじゃないかな。もう一度米国と戦争するぐらいの覚悟がないと無理だよ。そして現実は、それとは正反対の方向へ進んでいる。益々 「深化」 している。

戦時中に少年期だった人々は1930年生まれ位、出兵の経験者はその5年位前までの人だろう。経験者が少なくなってるから、時期的に体裁を整える良い頃合いと見る人も出る。反戦運動で、もう只々戦争の悲惨さや恐怖を訴えるだけでは逆効果のご時勢だ。原因の追究こそが肝心だと思うがね。



天皇機関説の他に教師が力を入れて教えていたのが、大塩平八郎の乱。これもよく覚えていない。まぁ勉強がきらいだったわけよ。ただ授業で何度も「オーシオ、オーシオ・ヘーハチロー !」とうるさいので、名前だけは覚えた。

ただ後年ざっとその経緯を読んでみたら、感じ入る部分が多かった。時代的には、教師が力説していた一億総中流と言われた当時よりも、現在の方が教えがいがあると思うけどね。幕府の体制疲労、民衆の鬱憤の様子は、今に通じるものがある。あんまり映画やドラマになってないのが不思議だ。


忠臣蔵と同じぐらい映像化されていてもいい気がする。戦前は、幕府に対しての反乱だからもっと大きく取り上げられていたかもしれない。今はテロを煽る危険があるのかいな ? 江戸時代の天保年間、大飢饉という同じ時代を背景にした「天保水滸伝」という映画はあったけど、予告編しか見てない。

 


あとは英国の産業革命、立つこともできない狭い坑道、足首に鎖の少年が炭鉱夫として這いつくばって働いてる絵を示し、その悲惨さを強調しながら、「ちゃんと勉強しないとこうなっちゃうぞ」だって。もっとマシな脅し方しろよ。

とにかく教えるんだったら、そうなった原因や時代背景を丁寧に分かりやすく説明するようにしないと、子供は興味を持たない。廊下を走り回って皆で騒いでいると怒るくせに、と思うだけだ。そして自身のイデオロギーを加味した主観を入れる必要もない。それは教室ではなく、別の場所でやるべきだ。

だけど自身を振り返ってみて、子供時代の思想教育ってそんなに重要なのかね。銭儲けが生業の経団連が愛国心教育を説いたって、名誉ある学者が副読本を通じて原発の有用性を訴えたって、長じればその欺瞞性に呆れ果て、軽蔑するだけだ。だったらあんまりボロを出す真似はしない方がいい。

子供を右に持っていこうとしようが、左に行かせようとしようがそんなの関係なく、子供たちが
長じれば、自身の社会経験を基にして己れの判断で己れの思想を決める。学校でどう教わろうがね。「愛国」と「愛体制」は違うよ。

 

良い子のみんなー 崩れた核燃料ってこんなにきれいなのよ~





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2010年、ゴールドマンサックスは米国の証券取引監視委員会に5億5000万ドルの和解金を支払った。サブプライム証券に関する非道徳的業務への懲罰として。その件で議会の公聴会に何度か幹部が呼ばれてるが、逮捕者は出ていない。詐欺として立件されない代わりに、史上最高額で一件落着ね。

この騒動の元となった、ゴールドマンが手掛けたサブプライム絡みの住宅街が、オハイオ州のクリーブランドという都市にある。アメリカ5大湖の一つエリー湖のほとりに位置するカナダと国境を接した町で、寒い所みたいよ。

 

1区画まるごと空き家だったり、取り潰して更地になっていたりしていたのをテレビで見た。米国では家を明け渡せば借金はチャラになると聞いたけど、そうだとすれば融資する方のリスクは大きいな。差し押さえた家を損失覚悟で叩き売るか、更地にして活用価値を高めて転売するか、又は塩漬けか・・

それがCDS・クレジット・デフォルト・スワップの発達した原因なんだろうか、米国の巨大保険会社AIGは住宅ローンが焦げ付いた場合の保証をし過ぎて危機になった。うまく廻ってる時は保険料収入が入ってきて商売になったが、いざとなったら契約額が支払い能力を超えていると分かったわけね。

日本の損保で、契約件数の50%の車両が一辺に人身事故を起こしたらどうなるかとか比較できれば分かりやすいけど、結局AIGには債務履行のために1830億ドルの公金が注入された。米国政府が金融機関に注入した総額の26%、この内AIGからゴールドマンに支払われた金額は130億ドルとか。

 

リーマンを見捨ててAIGは救うことを決定した財務省の会議には、ゴールドマンの幹部が6人アドバイザーとして出席していたそうだ。後日5億5000万ドルの罰金を払っても、これでクリーブランドでの損失の穴埋めには充分だったのかな。もちろん他の銀行にも、AIGを通じて支払われたわけだけど。


 

長者番付の発表で有名な経済誌・フォーブスの2010年度の調査に於いて、クリーブランドは全米で最も惨めな都市に挙げられたらしい。これはやっぱり、ゴールドマンによるサブプライム住宅ローンの崩壊が原因では、と思う。


そのクリーブランドと聞いて連想するのがNWF。これは米国のプロレス団体の名称で、ここに本部を置いてた。1970年代前半には、セントルイスが本部でほぼ全米のプロモーターが加入してたNWA、ニューヨークのWWWF、ミネアポリスを本拠地としたAWAと共に、4大団体のひとつに数えられていた。



 

 

上からハーリー・レイス  ブルーノ・サンマルチノ  バーン・ガニア

アントニオ猪木がこのNWFの王者になった時は、米国のプロレス専門誌にNWA王者ハーリー・レイス、WWWF王者ブルーノ・サンマルチノ、AWA王者バーン・ガニアと並んで、世界4大王者の一人として紹介されてるもんね。

 

1973年12月10日 NWF世界戦決勝の3本目 この後パワーズは自滅

王座を奪取した試合は東京体育館で60分3本勝負で行なわれ、1本目はコブラツイストで猪木・2本目はカナダ人王者ジョニー・パワーズが必殺技エイトロックで取り、3本目に猪木の卍固めで決着。エイトロックって4の字固めと同じに見えたけど、裏返しになっても攻守逆転せず猪木ギブアップね。

双方の夫人もリングサイドで観戦していたが、この試合が「お約束」だったかどうかは分からない。最後の卍はジョニー・パワーズがずいぶん粘っていたけどね。普通に考えれば、米国に遠征して2、3試合防衛戦をこなした後にNWF本部へ王座を「返納」するのが常識だが、猪木はそうしなかった。

 

金看板を失ってNWFは消滅、同王座は日本の単なるローカル王座となってしまった。ロサンゼルスが本部だったWWAなんて、力道山や豊登が返さないのに怒って王座を剥奪し、無理やり新王者を仕立てあげたりしてたのに。そういう意味では、珍しく正直なプロレス団体だったと言えるかもしれない。

 

1965年怪力・豊登はロスに乗り込み快勝、二つのベルトを巻く 右は芳の里


クリーブランドと聞いて次に思い浮かぶのが、石油王ジョン・デイビソン・ロックフェラー。ここの高校に通学し、最初の会社を興した創業の地となる。 その第一歩だったクラーク&ロックフェラー社が穀物商社だったとは意外、しかも先物取引中心だったとか。のし上がっていく過程には
興味深々です。

 

1857年 20歳のロックフェラー 私が憲法と主張しているような目





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徒然なるままに世の中の事象をふりさけ見れば、いとおかし

東京スカイツリーがいよいよオープンです。展望がウリだから窓ガラスの掃除は頻繁にやるんだろうなぁ。それに応募して採用されれば金をもらってガラス越しじゃない生絶景を楽しめるな・・・メンテ会社は東武の子会社かな?

由紀さおりがブームだってさ。お姉さんとの童謡コンサートは一休みかな。ドリフターズの全員集合でのコントの活躍は布施明と双璧だった。自分が 一番好きな曲は、手塚治虫のアニメ映画「クレオパトラ」のテーマ曲です。

 

オリンピックが近づいてきた。またテレビで日本人選手のみの活躍を見せられるわけね。多種多様な競技を見たいのに。この前の冬季五輪では、デッキプラシで氷の掃除ばかり延々と見せられて辟易したな。反グローバルよ。



「明治も遠くなりになりにけり」じゃないけど、昭和を懐かしむ世相になってきた気がする。もちろん世代から言って高度成長期以降の話だろう。バブル期に昔のテレビ番組を特番で放送してた時には、皆その時代と比べての優越感に浸ってた。今はノスタルジィと憧憬の眼差しで昭和を見ている感じ


昭和の妖怪・岸信介、その娘婿で福田派のプリンス(メロン)と言われた新聞記者上がりの安倍晋太郎、そのまた息子はオムツ宰相。イラクで人質となったNPO要員には自己責任を押し付けながら、最後は自ら責任放棄。官僚にやられたのは気の毒だったが、世相乖離の「美しい国へ」で復活目論む。

 

ジャンケンポン♪ 左からプリンスメロン・タケチャンマン・風見鶏1世・ヨーダ

岸信介と言えば、首相時代の安保反対デモの鎮圧に自衛隊を出動させようとしたらしい。時の防衛庁長官が断固拒否したってさ。出動していたら今の自衛隊はなかった。軍隊は決して国民を守るためのものではなく、「国の体制とその支配層」を守るためにあるというのは古今東西の共通事項だろう。
 


原発事故・震災の救援活動で国民の間に大きく盛り上がった現場の自衛隊員への感動・感謝の思い・・・遺体捜索のための上乗せ報酬分が余りに安すぎると憤ったもんだが、政府はその国民感情を利用しようとするだけだ。アジア安定の名目で出費は増え続ける。先日のお笑い防衛費用は1兆円。

アンポ・アンポと騒ぐ政治家連中を見ていると、テメエのイ○ポを心配した方がよいのではと思えるな。そんなに米国の正規下請けになりたいのかねぇ。長期化する超円高こそ真の日本の危機、これについては本当に無策だね。

 

原発は地下に、原爆は上に ! 

我が国の原発の安全性を世界最高水準にだってよ。事故前も世界最高だって言ってただろよ。昔衣類洗剤のCMで、新品と同様の仕上がりになると謳ったものがあった。しばらくしてよりパワーアップした新シリーズが出た。つまりそれで洗えば新品よりキレイになるわけね。結構な事でございます。

農水省が、国の定めた食品に含まれる放射性物質の新基準を守るよう通達を出した。国の基準より緩いのはケシカランなら分かるが、その逆とはさ。タバコに厳しく放射能にはやさしい厚労省といい、役所の制度疲労も限界ね。


 

公務員は食いっぱぐれがない見本

もうクールビズの季節だとか。またみっともないノーネクタイ姿で、まるで取調べ中の容疑者のようなオッサンが増殖する季節か。去年アロハシャツに半ズボン姿のふざけたアホ官僚がいたっけな。今年はいっそのことフンドシだけにするよう発令しろ。国の財政を考えれば財務省は赤フンで決まりね♪

 

   Dr. Strange Love  

スタンリー・キューブリックの映画に「博士の異常な愛情」という傑作があった。原発推進派の学者共も、せめてあのレベルまで行ってもらいたい。候補者が北海道大にいたよ。圧力容器の金属疲労による耐用年数の問題で「例はないが圧力容器を交換すればいい。200~300億円位だろう」とコイてた。

普通に考えれば、圧力容器だけ交換するってのは廃炉より手間がかかるだろう。発言の主は奈良林なんとかと云う教授。昔同姓で「HOW TO SEX」というベストセラーを出した博士がいたっけ。親戚かどうか知らんが、続編で「HOW TO SEX WITH REACTOR」を分かりやすい絵図つきで出版せい。

 

    Dr. Straight Baka

また官僚が外圧を増税に利用しようとしている。例によってOECD・経済協力開発機構だ。事務総長が言ってた「財政再建と景気回復を同時に行なうのは可能」は菅前首相とそっくり。ヤらしく裏で筋書きを書いてばかりだな。

民主党に政権が移ってよく分かっのは、力も能力も度胸もないくせに理想だけを掲げて粋がっていると、タチマチ官僚共に取り込まれて自民党時代よりもっとヒドくとなるという事だ。公共工事・防衛・外交・税制・国民の情報管理等々全てに於いて。体制に批判的なのが左翼なら、今は超左翼の気分よ。

 

主演・グリアOECD事務総長 脚本&演出・財務省、経産省 協賛・外務省





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前回でちょっと書きましたが、FRBが金融緩和の反動としての物価上昇の目安としているのは、いわゆる消費者物価ではなくてPCEコアデフレータという経済指標ね。日銀は消費者物価、米国はPCEナンタラ、頭が痛くなる。

ではPCEコアデフレータとは・・・GDPの内訳中の個人消費支出のデフレータ(物価上昇分を考慮せぬ名目個人消費支出÷実質個人消費支出で算出)の内から、価格変動の大きい食品・エネルギーを除外したものであります。
・・?? 何のこっちゃ ! 人をバカにしとるんかいオーー、かかってこんかい !

・・・違いが分かる男ではないので他でも調べてみたけど、よく分かんない。とりあえずどちらも↑に行けば物価上昇なんだけど。そこで過去の双方の数値を見てみたら、今のような状況ではPCEの方が上昇しにくいみたいね。

最近の消費者物価コアは常時2%を超えてるが、PCEは1%台半ばから後半とか。よって緩和の副作用が数値上は表われにくい経済指標なのかも。

緩和大好きのバーナンキ議長にとっては、ありがたい指標だろね。目的は、まず第一に住宅市場活性化のための長期金利の低下。保有中の短期国債を売って、長期国債を市場から買い取ってるけど、30年債を見るとこれ以上の効果は疑問だな。住宅価格がピーク時まで戻る事は絶対ないと思うよ。

 


あの格付け会社S&Pが発表している住宅価格指数 戻るわけない


2年債なんてずっと底値水準の金利だからね。常識的に短期金利の方が長期金利より低いのが当たり前なんだろうけど、リーマンショック前は、2年債の利回りの方が10年債のそれを上回る逆転現象がかなりの間続いていた。

これは、当時5%を超える高い短期金利で資金を調達しても、それをはるかに凌ぐ高利回りが得られるような投資先に事欠かなかったことを意味する。今から見れば、バブル崩壊近しの一番のシグナルだったのかもしれない・・

 
 
 


上が2年債・下が30年債の利回りグラフ 同水準の時期もあった


ただし、日本の一部で「コッチへ来~い」とばかりに報道されている、いわゆる日本化現象が起きる可能性は今のところ低いと思う。日本は政府も日銀も、たとえは悪いけど首を吊られている人間の脚を抱えて下に引っ張るようなことばかりしてきたわけだから。欧州は・・・どうなるか分からないけどね。

米財務長官は反対してきたのに、金融機関に対する自己勘定取引やヘッジファンドへの出資の規制・通称ボルカールールの施行をここに来て2年先延ばしたのも、FRBの強い意向によるもの、ガイトナーは表向きプンプンね。

 


今期第一期の銀行決算を見ても、商業銀行は業績順調だが、旧投資銀行系は芳しくない。ここが元気じゃないと、金融界の人員削減が益々進んでしまう危惧があるのだろう。張本人のボルカーはいないし一時延期しかない。ここで廃止とか言い出すと、ゾロ一般国民の反発が半端じゃないだろうし。

ボルカールールの条項の中に外国の短期国債の短期売買を禁じる条項を入れたことに対して、日英両国の財務相が反対の声明を出したのも追い風となった。コレ入れたの、最初からの確信犯のような気がする。勢いに乗って、2年後以降の再延期にも言及している。ゴールドマンの思惑通りかも。

前にも書いたけど、政府系住宅金融機関のファニーメイ (連邦住宅抵当公社) とフレディマック (連邦住宅貸付抵当公社) は政府援助を受けているが、まだ60億ドルの追加支援をつい先日要望したりしている。保有している住宅ローンの格下債券は、まだ下落してんじゃないの ? 銀行だって簿外の含み損は抱えたまま、何とかトレーディング業務でカバーしたいはずよ。

 


米国銀行株指数のグラフ 日経平均によく似てます


片や輸出のためのドル安は狙い通りね。米国が中東から目を離すことなど出来るわけないのに、あえてアジア重視を打ち出したのは、軍事的に中国を警戒してるというよりは、中国を中心としたアジア市場への輸出攻勢が目的でしょ。通貨安は最大の武器、この所の米国輸出企業は好決算続出よ。

FRBがQE3・量的緩和第三弾に打って出るとしたら、米国株がキツイ下げに転じた時だろう。逆に言えば、その期待で米国株価指数は高止まりで一人勝ち状態と言える。昨日発表の米国3月のPCEコア~は2.0%、でもQE3なしとの雰囲気は薄い。バーナンキは政策金利に代わる有効手段を得た?

 

ありがとうニッポン ! デカイ面ができる喜びを語る篠原IMF副専務理事


本来株と金利は比例して動くもの、現在の株高と低金利は言ってみれば異常な状態、歪みはいつかどこかで表れる。世界的な金融危機に一番弱いのは日本だとこれまでで証明されているのだから、予防措置の話があれば、そこに金を貢ぐしかないわけね。気前よい世界のお財布になって頑張ろう !

日本政府が2匹目のドジョウを狙って日銀に圧力をかけているのが哀れでならない。国会でも、こればかりは増税賛成派も反対派も一致団結とはね。3割減でも給料年間2396万円の日銀総裁の警告にもっと耳を貸すべきね。

 

     カンワ カンワ ♪





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静岡県内の第二東名が先日開通し、駿河湾沼津SAが駿河湾一望という事で人気らしい。こちらとしては、見られていると思うとあんまりいい気はしない(ウソ) この辺は富士山の手前の愛鷹(アシタカ)山の山麓をちょっと上れば海を一望の地形だけど、春・夏は景色が霞んであまり期待できないよ。

 

正式に高速道路という名称がついているのは東名高速だけで、他は自動車道と呼ぶ。高速と名づけるとドライバーがスピードを出しすぎて、事故の発生頻度が高まるのでは、という懸念からかな。効果のほどは知らないけど。

今日の早朝、関越自動車道の藤岡JCT附近で大型バスの悲惨な事故があった。金沢発なので、上信越自動車道から関越自動車道に合流した直後に起こったんだね。悪名高い防音壁がバスを縦に引き裂いた状態で、犠牲者はこれにやられたんだろう。もし防音壁が無かったらどうなっていたかな。

 

そのまま横倒しの状態で下の一般道に落下してもっと犠牲者が増えたかもしれないし、逆に傾いた状態で上に留まり、防音壁に潰されずに助かった人もいるかもしれない。後者の可能性に「公」が言及する事は絶対ないけど。

 

運転する立場から言わせてもらうと、あの防音壁は百害あって一利なしだ。外の景色が見えないためのストレスは相当なものがあるし、どこを走ってるのかの実感も湧かない。聳え立っている壁は圧迫感を与え、人間の本能として「先に進めば壁が途切れるかも」との思いで遂々速度を上げてしまう。

 

渋滞になると最悪だね。特に首都高なんかを渋滞覚悟で走る時の唯一の楽しみは周りの大都会の風景を眺めること、それさえ奪われるんだから。一部透明アクリル板の壁もあるが、メンテナンス軽視のお国柄なのでじきに排気ガス等によって薄汚れた半透明状態のまま放置となり、気分を悪くさせる。

これがいわゆる長距離のプロドライバーとなれば、ストレスの度合いも比較にならない程大きいだろうな。特にその経歴が長く、壁で景観を塞がれる以前の高速を知っている人は、暗澹たる気分になるだろう。かと言って一般道を通っても、警察の信号操作で交差点ごとに赤で停止せねばならないし。

加えてバイパス化されてるところには、しっかりこれでもかと高速並みの防音壁が設置される。街中に入れば赤信号で停止の繰り返し、高架になれば防音壁で側の景色なし、運転する者の感情などほとんど完全無視に近い。

自分が見る限り、大手の運送会社やコンビニ配送車等を除いて運転は却って荒くなってるね。それらの大手のドライバーだってスピードを遠方管理でしっかりチェックされてんだろうから、鬱憤の溜まり方はより以上かもよ。実情を無視した制限速度規制って、単に警察の権限維持に貢献してるだけ ?


でも安全第一のためには当然 ? 現代日本の錦の御旗を何とか己れに納得させようとしても、どこかで歪みは出る。そしてそれは、動物の本能として当然自分より弱い者へ向かう。温厚で優しかった一家の主が怒りっぽくなり、些細な事で家族に暴力をふるうようになったケースもあるかもしれない。

道路事情に限らず、誰も言い答えできない正義のスローガンの元、そのカタに嵌ってがんじがらめになっている今の日本社会、その危うさを感じるな。先日の登校児童の列に車が突っ込んだ事故も、集団登下校の規則が・・と思う。ポイント毎に大人がいればバラでも誘拐防止には充分じゃないかな。

沿線住民のためには防音壁は必要 ? ならば鉄道の方も頼むよ。夜中でも貨物列車がひっきりなしに通ってんだからね。最近高架道路の耐久性の問題が騒がれてきたが、あの壁を背負ってれば負荷が余計にかかるし劣化も早いだろう。そしてドライバー自身の劣化を促進させる効果も大きいぞー。

遅かれ早かれ大型車の騒音問題も技術的に解決され、却って音が静かすぎて接近に気がつかない危険性の方が指摘されるようになるだろう。防音壁が既得権化してるなら、必要以上の音を出させる法令が速攻で可決だな。

追記・・事故を起こしたバスが関越道をまっすぐ走ってきたのか、上信越道から入ってきたのか報道がない。運転手が居眠りしてたのが本当なら前者の可能性が高いが、後者なら高架のカーブを曲がっての直後だから、それで居眠り? となる。相変わらずこの国の報道は肝心の所が抜けてるね。





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少し前にテレビでダンシング・ハバナという映画を見た。革命前後のキューバを舞台にしたキューバの青年と米国人少女のダンスを通しての熱愛物語、サルサのリズムがいいな。映画は予備知識ゼロで見るのが一番だね、至難の技だけど。前作がヒットしてブームになっていたのも知らなかった。

 

ロケ地は残念ながらキューバじゃなくて、プエルトリコらしい。同じカリブ海だからまぁいいか。どうせ自分に見分けがつくわけないし。ゴールドマンもAIJも、勝ち組・負け組関係なく、金融屋みんなが大好きなケイマン諸島もカリブ海だ。タックス・ヘブン=税金天国だと思ってたら、タックス・ヘイブン=租税回避地の意味らしい。サルコジ危うしの仏では天国と言うらしいが。

 

高校生の少女の父親は自動車メーカーのフォードに勤務していて、キューバの現地法人に重役として家族ごと赴任、住まいの高級ホテルの給仕として働いている青年とちょっとしたトラブルで知り合うという設定。フォードと言えば、1929年のウォール街大暴落に端を発した世界大恐慌の折り、ドイツに進出して現地工場で生産開始、ナチスと親密な関係を築いた事で有名。

 

ナチスドイツがポーランドに電撃侵攻を開始して第2次世界大戦の幕が切って落とされた後も、ドイツで生産してたんだからね。日本の真珠湾攻撃を契機としてドイツが対米宣戦布告、正式に敵国となるまで操業してたわけね。

 

革命前後のキューバを舞台とした他の映画には、たぶん自分が見た中では生涯No1であり続けるだろうゴッドファーザー・パート2がある。ダンシング・ハバナの主人公たちが、大晦日のダンス・コンテストで情熱のサルサを踊っている時に、若きゴッドファーザーは対米従属のバチスタ・キューバ大統領主催の新年祝賀パーティーに出席していたのかと思うと、不思議な感じだ。

 

 

そのパーティーの席上で、バチスタは革命軍に対する敗北と大統領職の辞任を表明する。招待客に向かって「サル~、サル~」と言ったのには笑ってしまった。「去る」を連想させてね。ゴッドファーザーが夜中に飛行機で脱出して夜が明けた時、ダンシングハバナの二人は海岸で熱い抱擁の余韻を・・



双方の映画とも革命達成時の民衆の歓喜と街の混乱ぶりは共通だが、米国かキューバのどちらか一方に肩入れしているわけではなく、歴史的事実として描いているのがいいね。ダンシング・ハバナのプロデューサーの一人は、この時期のキューバに実際に家族で移住していた経験があるらしい。

ゴッドファーザーで見た限り、米国資本に支配されていたキューバの産業は主要な砂糖だけでなく、鉱物資源や青果類、電信電話やカジノにも及んでいたみたい。カジノと来ればマフィアの出番だね。フォードは工場を持っていたわけではなく、金持ち相手の販売子会社を持っていたんじゃないかな。

 

キューバ産の葉巻も名高いね。日本ではジャイアント馬場が愛喫してたのが有名だったが、米国ではケネディ大統領だったらしい。革命後で対キューバ通商停止中だから、もちろん違法だ。エアフォースワンが訓練飛行でバミューダに行った時、乗務員が内緒で仕入れたんだって ! 当然税関フリー。

 

我ながら本当に話が横道に逸れるタチだと思うが、この映画のヒロインは実に魅力的だった。踊っている姿が素晴らしい。そしてヒロインの恋人の仇役として登場するフォード現地法人の社長の息子、最後までその地位をカサにきたヤな奴のままではなく、最後は潔く負けを認めるのも爽やかでいい。

 

ラテンのリズムって乗りやすい、聴いているうちに自然と体がリズムをとっている感じだ。映画の中では折りにふれてそれが流れているわけだから、退屈とは無縁だね。2004年制作の米映画だからもう8年前か、公開時の評判がどんな風だったかは知らないけど、個人的にはかなり印象に残りました。



 

・・・やはりどの場面も革命というものを意識して見てしまうな。キューバ人青年の兄は革命活動家という設定だし。緊張感ある良い舞台背景ですね。米国の、革命以降のキューバ憎しはすごい。カストロ暗殺失敗回数42回、CIAはカストロの髭を脱毛クリームでツルツルにする計画までしてたとさ。

 

 

リハーサル中 彼氏のゲバラのTシャツ姿を本編で見ることはない






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この前テレビでゴールドマンサックスを特集した海外番組を放映していた。丁度2年前の製作みたい。ゴールドマンはサブプライム担保証券の市場での取引には盛んに係わっていたが、その証券を自ら組成して顧客に販売する事は消極的だと思われていた、それがウソだったとバレた時の番組です。

それどころか、顧客には自ら作ったその証券を販売して手数料を稼ぎながら、自分はそれが暴落すれば巨利を得られる売りやCDS (クレジット・デフォルト・スワップ)を購入していたらしい。単に市場取引で空売りポジションを持っていただけではないわけね。それでも朝日新聞は称賛するのかいな ?

 


そう言えば去年ギリシャ債務危機が表面化する前も、一部ニュースでゴールドマン非難の記事が出ていたのを思い出した。顧客にギリシャ国債を販売しておきながら、自らは売りを仕掛けていたと云う事で。強引な取引で有名だから、周りを巻き込んで無理やり下落へと主導したのなら詐欺に近い。

この件は、その後8月に格付け会社によってギリシャ危機が大問題化しても、あまり騒がれなかった。しかしギリシャが債務不履行に陥った場合に、債権者が再保険会社から受け取る金額は30兆円とか言われていて、それがパニックの原因になっていたのに、精査したら約2000億円だったとはね。

一社が売りのヘッジで買いを入れていたり、別の一社はその逆だったりでプラマイほとんど差がなくなっていたのが原因らしい。相殺せずに一度は全額支払ったり受け取ったりするようにしていたら、元金が足らなかったかもよ。

ゴールドマンは、顧客を「特上とその他大勢」に分けてんだろうな。もちろん自分自身が最高ランクの特上だ。特上客が儲かれば、他がどうなろうと知ったこっちゃないわけね。新たなその他を焼畑農業よろしく開拓すれば済む。

 


ブッシュ政権後期の財務長官だったヘンリー・ポールソンも胡散くさいなぁ。ゴールドマンのCEOあがりだが、自らサブプライム危機に関するインサイダー情報を元同僚たちに提供したらしい。リーマンショックの2ケ月前の話だ。

当時、政府系住宅金融機関であるファニーメイ、フレディマックは、前年のサブプライム危機によって株価がピークから半値以下に急落した後、政府援助の思惑を巡って安値圏で乱高下中、少し前の東電みたいな状態ね。


ポールソンは表向きは、両社に対する自立援助のための与信枠を設定するも、それが実行される可能性は低いと財務の健全性を表明しておきながら、元同僚との会合では、とてもモタないので公的管理下に置く、よって両者の株式は無価値になる旨説明したそうだ。空売りすればうんと儲かるよーと。

現役財務長官のお墨付きだもん、100%の自信をもって売り攻勢をかけられるよね。会合の日は、ファニーメイが14ドル、フレディは9ドルの株価だったが、リーマンショック直前の9月6日に公的管理が発表されて1ドルを割れた。濡れ手で粟だ。逆に財務長官の公式声明を信じた大方は大損失。 

 



ファニーメイとフレディマックの株価グラフ 債券発行残高5兆ドルだって !


結局この2社は、2010年6月にニューヨーク証券取引所を上場廃止となり、以後は店頭市場での相対取引となって今に至っている。つい先日も政府に60億ドルの支援を要請した様に、今も多量の不良債権の中でもがいてる。

小松製作所やセブン&アイも米国で店頭公開してるみたいだけど、これは取引所への上場の前段階としての意味合いが強いだろうから、ファニーメイやフレディマックのケースとは全然違う。それなりに取引されているしね。


野村證券や日興証券のインサイダー取引に関する問題で、日本は欧米に比べてまだまだ規制が緩いと言うけれど、果たして本当にそうなのかね。 もちろん向こうさんでも、その恩恵に授かれるのは極々限られた一部の人々なんだろうけど。中でもゴールドマンのアンテナが一番なんだろな。

米国の巨大銀行の保有資産総額は、リーマンショック前より増えている。「焼け太り」は日本では官僚の十八番だけど、米国では金融業界の得意技らしい。オバマ大統領が就任当初、ウォール街を敵視する発言を繰り返していたのが虚しく思える。ヤジロベエのような今の状態で何か起これば、より大きなショックとなるかもしれない。形を変えて、ハイパーインフレとかさ。


 

  サックスの歓喜を聴こうじゃないか~ ゴールド買っとく~ ?





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静岡県の御殿場市に、御胎内温泉という市営の温泉施設がある。変わった名前は、近くにある江戸時代の富士山宝永大噴火でできた溶岩トンネルの形状が、人間の胎内によく似ているということかららしい。国の天然記念物になっているけど、灯台元暗しで自分自身はまだ一度も行ったことがない。

温泉好きなので、一応天然温泉とのふれこみのこの温泉施設には行ったことがある。塩素のにおいがとても強烈で、これなら100%レジオネラ菌の心配をすることもなく、安心して濾過循環式の名湯を堪能できる。湯で顔を洗うとヒリヒリするぐらいの完璧さだからね。胎内にいるような安心感だよ~。

 


話は突然変わるけど、中央銀行が金融緩和で市場に流したお金を再び吸収することなく、市場に放置しっ放しにすることを、「非不胎化」と言うらしい。この用語は理解に苦しむ。胎化というのは胎内化、市場の胎内にお金をとどめておく状況。これを体外に取り出すようにすれば不胎化になる。

非不胎化とは、その不胎化の反対なんだからただの胎化でいいのではないかと思ってしまう。「不胎化」自体がひとつの単語になっているのだろうか。

頭が痛くなってきたのでこの辺にしといて、日銀が去年3月に為替協調介入をした時には、この不胎化政策をとった。市場に流した円を全て放置して金余り状態にし、以降の円高防止・物価上昇を狙うも効果は上がらなかった。

量的緩和が行き過ぎると余分なお金がいらぬ方向へ向かい、ありがたくない物価上昇をもたらす副作用があるので、市場の動向を見つつ、適度な量を市場から回収するのが通常なのかな。まぁ日本のデフレは奥が深いね。

デフレだけを敵視し、その原因たる消費不況が進む政策を次々と打ってきた政府の第一の功績だろう。一時的なエコポイントなど焼け石に水だよな。



そのくせガソリン代だけはしっかり上がってやがる。日本でも、米国のガソリン代高騰がどうのこうのと報じられるが、決まって、米国は車社会だからと言う。日本だって都会圏を除けば、車社会だろよ。それでいて現在価格で元に対してガソリン54%、軽油は37%の税金だよ、プラス消費税だもんなぁ。

FRBは、6月に実施するだろうと市場が期待している量的緩和第三弾・QE3に対する予防線として、前述の不胎化をちらつかせているらしい。市場に溢れすぎたドルが原油市場等に流れ込み、国民負担が増す形での物価上昇に対する牽制だろう。政府も原油の投機的取引への罰則を強化するとか。

 

米国ガソリン先物グラフ メーカーは天然ガス車増産との報道もあるが・・・

溢れたドルが株式市場や債券市場、そして何よりも住宅ローンへ向かってもらうように、バーナンキ議長は不胎化でも非不胎化でも単なる胎化でも、できる手段は何でもやってくるだろう。もちろんドルの安値安定も重要だね。それを武器にしてのアジアへの輸出攻勢=製造業繁栄=雇用増だから。

 

米ドル・インデックスのグラフ 日米緩和合戦 ?   時すでに遅しかな


追記・・・全然関係ない話だけど、次期東電会長に内定の下河辺さんって、何か見た目がAIJ社長に似ている気がする。東電への賠償資金援助の条件として、電気料金の値上げを主張した人じゃない ? 適格人事なのかな。

朝日系の雑誌の見出しに載っていたけど、菅前総理の方がよかったかも。又は三菱商事会長の小嶋さん、今後天然ガスの仕入れが鍵を握るからね。社長時代のNHKの対談番組を見た時は、肝が据わっている印象だったよ。






上がAIJ 下が東電、と言っても通るくらい・・・どちらもゾンビ会社

No More Room In Hell The Dead Will Walk The Earth





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今話題の都知事について、決して礼賛の内容ではないことを書くのは勇気がいるなぁ。アレに関しては、底地権より借地権の方が強いんじゃないのかな。対外的には、先取特権とか一定期間経過後の占有権の主張とかさ・・・

子供の頃に「太陽の季節」という本を手に取ってめくったら、冒頭に「著者近影」が載っていた。葉山マリーナで、ヨットを背景にズボンのポケットに手を突っ込み、斜めを向いている若き日の都知事。スポーツ刈りを長めにした様な「慎太郎カット」という当時流行った髪型にマフラー姿が格好よかったよ。



それからしばらくして「スパルタ教育」という本を見てみた。副題は「強い子供に育てる本」。裏表紙に著者と小学生の4人の息子の写真が載ってる。長男から伸晃・良純・宏高・延啓。今よりいい顔だよ。推薦文は何と三島由紀夫! 彼の霊に憑依された恐山のイタコが、司会者から自分の名前を紙に書いてくれと言われて、誤って三島由夫と書いてしまったあの大作家ね。


 



それをテレビで見て以来、金輪際霊など信じなくなった。地球上の生物誕生から人類に進化する過程のいつどこで霊が誕生したんだか説明してくれーっと云った感じ。それはともかく、この頃はタカ派の参議院議員になっていたので、現在の主張と共通している部分も多いし、教育論も厳しい内容よ。

子供を殴ることを怖れるな・財産を残さないと言え・親子の食べ物を平等にしない・喜怒哀楽を隠すな・母親は子供のTinTin♪の成長を讃えよ・酒を禁じるな・家事に参加させるな・暴力の尊厳を教えよ・戦争は悪い事だと教えるな・先生を敬わせるな・父に恨みを持たせろ・おじぎの仕方を教えるなetc

家父長制度に基づいた厳格な父親像と腕白で逞しい息子を理想としている感じだった。ただ当時の風評では「な~に、あんなの本だけだってよ、実際は甘やかし放題甘やかしてるって言うじゃん、書くだけだったら苦労はにゃーわ」だったらしい。(By アンクル母) 子供としては勿論その方がいいよ。

現自民党幹事長を見る限り、その風評が正しかったのかもしれない。道路公団民営化問題でちょっと脅かされたら、「死人が出るって言うんですよ~」とマスコミの前で口を尖がらせてヒビリマクリだもんね。高揚した表情で「共産党は非合法化すべき」とも言っていたが、これは父親の教育の成果ね。



昔々の学生時代、四畳半襖の裏張り下宿に帰る途中、アーケード商店街の入口に4トントラックが停まっていて、荷台に二人の男が立っていた。夕暮れ時ではっきり顔を確認できなかったが、数十人集まっている。左側の人物が口を開いた。「皆様こんばんわ、石原でございます。日頃兄が大変お世話になっております・・・」 あぁ、あれが裕次郎か~、やっぱかっこいいー。

総選挙の真最中の街頭演説だったわけだけど、右側のお兄さんもえらく低姿勢だった記憶がある。演説内容は全然覚えてないけど。こちらとしては、その少し前に一日警察署長として交通安全キャンペーンのパレードに参加していた渡哲也を間近に見たのに続いてのラッキーよ。握手もできたしね。

たしかその頃の都知事は、青嵐会という憂国的自民党若手議員が集まった会のメンバーだった。リーダーは鈴木宗男が秘書として仕えていた中川一郎。息子は、全世界の前で信じられない失態を演じてからまもなくして亡くなったけど、この父親も自殺している。青嵐会解散後は少数派閥中川派を結成してリーダーをやっていたけど、これを継いだのが現都知事だった。



しかし2年ももたずに派閥解散宣言。理由は資金不足だった。正直に「お金が続かないので解散します」と言ったのは逆に新鮮だったけど、自分自身もかなり期待していたのでガッカリだった。都知事になってからの外形標準課税や新銀行東京の失敗を見ても、財政的に余裕のある「東京」だからそんなに問題化しないのでは?  国レベルではどうだろう・・・
と考えててしまうな。

今の言動を見ていると、結局息子を総理にしたいんだろな。最低限そのステージを作っておきたいんだろう。個人的には、それだけはご勘弁下さいだ。とっても父親の著作通りのスパルタ教育を受けてきたとは思えないからね。




       静かならぬドン 結局道路公団は民営化で焼け太りか・・・





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日本銀行元総裁の三重野康さんが亡くなった。1989年12月、バブルがいよいよピークを迎え、日経平均4万円が目前に迫ってきた時に総裁に就任の日銀プロパーだった。ケーザイ評論家の佐高信が名付けて、平成の鬼平と盛んに称賛されてたっけ。有名な時代小説の主人公から採ったという事だ。

作者がテレビドラマ必殺シリーズの原点・必殺仕掛人の原作者である池波正太郎ということで、藤枝梅安・音羽屋半右衛門・西村左内の大ファンだった身としては、鬼平犯科帳もテレビで見てみたが、歌舞伎役者が変な作り声でドスを効かしているのを見て、やんなってやめた。やっぱり必殺だよ。

 


池波さんは映画評論家としても有名で、あのエイリアン2を絶賛し、ジョン・ウェイン主演の西部劇・リオロボの線を狙って成功したねと評したそうだ。後年その監督がインタビューで、「怪奇映画というよりも、実はりオロボ風の活劇を意識して作った」と言ったのを池波さんの知人が知って、その慧眼に驚いたらしい。初作があってこそだけど、それをを凌ぐ痛快続編だったと思う。

 

マトリックスのように、大金かけても続編はカラキシという映画が大半なんだろうからね。日本公開時のテレビCMでのキャッチコピーがよかったなぁ。曰く、今度は戦争だ ! 名フレーズだった。プロレスラー達のドキュメント映画、題名忘れたけど、リングの外に筋書きはない ! と並ぶ傑作だと思う。


話が飛びすぎてすみません、三重野さんが総裁になった頃一番問題だったのは不動産バブル、土地の高騰だ。悪いことに、バブル前は税金としてはほんのオマケ程度だった土地への固定資産税、これを実勢に合わせるとかで、それまで相場の1/10程度だった評価額が一気に引き上げられたのよ。当然税負担に苦しむ人が増える。住んでるだけの庶民には迷惑千万な話。

 

鬼平・長谷川平蔵よりもカミソリ半蔵になるべきだった ?

よって三重野さんに期待されたのは地価の鎮静化、投機熱を抑える金融引き締めだった。前任者の澄田さんもソフト・ランディングを目指して、政策金利を1987年からずっと2.5%に据え置いていたのを、1989年ようやく3.75%まで引き上げたが、今から見ると遅すぎた。景気の急減速を怖れたかな。

何よりも政府は、バブル景気の尻馬に乗って固定資産税を引き上げるべきではなかった。土地には消費税がかからないからと云う魂胆があったのか否か知らないが、盛んに第三セクターを立ち上げていた自治体の要望もあったのかな。変な官製レジャー施設の計画が目白押しだった時代だから。土地の短期売買に対する課税強化の方を真っ先にやるべきだったんだよ。


 

この澄田さんは退任後すぐモルガン銀行顧問に就任、世間を呆れさせた。バブル崩壊後は、本来グリーンスパンと同じ位責められて然るべき大蔵事務次官あがりだった。ツケをそのまま残されて、ピーク時に後を継いだ三重野さんは、余りにも総裁就任のタイミングが悪かったと言えるかもしれない。

だけど、不運だっただけでは済まない失策を犯した。1990年3月、政策金利を1%引き上げて5.25%にした。就任直後に続いて2度目の引き上げだったが、同時期に大蔵省は不動産向け融資の総量規制を銀行に通達、土地投機の押さえ込みにかかっている。日経平均が年明けから急落中の時にね。

 


さらに、同年8月にはまた利上げして6%にしている。日経平均は39000円から26000円に落ちてるんだから、普通は利下げ、最低様子見だろう。決定的ミスだ。結果地価の急落、銀行の不良債権爆増という超ハード・ランディングとなり、以後は後始末のために利下げを繰り返さざるを得なくなった。

最後は政策金利1.75%という当時の史上最低水準、日経平均はピークの半値まで下落という結果を残して退任した。功績としては、欧米の中央銀行、特にバーナンキFRB議長にとっての最高の反面教師となったことかな。

 

               THANK YOU

財政にしろ金融にしろ、政策の実行や変更のタイミングが、いかに重要かという事だと思う。大蔵省も日銀も明らかに誤ったが、決して謝らなかったよ。





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