愛娘白書
テーマ:家族1.生誕
おまえが生まれた日のことを
わたしは今でもはっきり覚えている
木の芽のような
かわいいこぶしをしっかりにぎりしめ
白い産着に身を包まれて
すやすや眠る まだ名無しの妖精を
いつまでもいつまでも
飽きることなく眺めていた
きっとおまえにステキな名前を贈ると誓いながら
2.子守唄
母の胸に抱かれて
オッパイをおいしそうに
たっぷりほうばるおまえ
わたしはおまえのために子守唄を作っている
まばたがまあるいひとみを隠すように
夢にあふれる夢にいざなうように
言葉ひとつ 音符ひとつを
大切にしながら
ネンネンコロリ ネンコロリ
おやすみ わたしの宝物
3.入学
あどけない仕草が
あどけないおしゃべりが
とっても似合うおまえに
ランドセルを背負う日がやってきた
その日からだったと思う
おまえが すこしずつすこしずつ
わたしの元から離れていったのは
色々なことを学び
すこしずつすこしずつ
賢くなっていくおまえを
うれしく寂しく見守った日々
どうかそのままでいてくれと
空しく祈りながら
4.初恋
何時の日か
おまえのこころに愛が芽生え
誰かに恋する日がきても
どうかわたしにはきづかれないようにしておくれ
でも突然紹介されたらどうしよう
こころの準備がいるから
やっぱり教えてもらおうか
この頃悩んでいるんだ このおとうさん
おかしいかな
5.嫁ぐ日に
おまえもひとの妻になるんだね
末席から高砂の眩しいおまえを見つめている
やがて子供を産むのなら
女の孫にしておくれ
おまえの面影を見られるかもしれないから
あの子守唄を唄って あやしてあげよう
ネンネンコロリ ネンコロリ
気がつけば おまえが
花束を持って近づいてくる
最後に もう一度
おとうさんと無邪気に呼んでおくれ
わたしの大切な宝物
わたしの愛娘
totsugu
higa
tikazuiteirukamo・・








