Love Guide Blog

石田陽子のブログ

Loveをテーマに日々感じたことを綴っていきたいと思います。恋愛に役立つ楽しい情報もどんどんお伝えしますので、よろしくお願いします。


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平成23年12月21日(水)~平成24年2月20日(月)日本科学未来館で開催されている企画展『ウメサオタダオ展-未来を探検する知の道具-』に行ってきました。

開催中の企画展では、『知的生産の技術』ができるまでのカードやメモ、国内外ででフィールドワークで用いたノートやスケッチ、日記などが展示され、その膨大な知的生産の過程と成果を紹介しています。



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梅棹忠夫(ウメサオタダオ)……民俗学者、比較文明学者であり、理学博士。1920年京都市の生まれ。1969年には著作『知的生産の技術』では自身の経験を生かした情報生産活動を提示し、ロングセラーに。国立民族博物館の初代館長を務める間の、1986年3月12日(66歳のとき)に失明するも、著作活動は増し、著作件数はおよそ7000点(!)。国立民族学博物館の創設に尽力し、1974年~1993年まで初代館長、退官後は同館顧問、名誉教授になる。1988年朝日賞を受賞。1991年に文化功労者。1994年に文化勲章、1999年勲一等瑞宝賞受章ほか。2010年没



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アフガニスタン、東南アジア、東アフリカ、ヨーロッパなど世界中を歩いて探検し、その奇跡を綴ったフィールドノートやスケッチ、写真、メモなど、貴重な資料を間近で見ることができます。ちなみに、ウメサオ先生はA型で、とても几帳面だったとか。『アマチュア思想家宣言』(1954年)でカメラのように思想を使いこなそうと提案されたそうだけど、天才は一瞬で景色を目に焼きつけて記録として残し、日本の知を築いていったんですね。





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学生時代のノートにしても、旅先での簡単なメモにしても、いつ誰が読んでもすぐに分かるようにきちんと整理されているところが素晴らしい。さりげなく描かれた絵にもセンスの良さが感じられます。当時は今のようにPCがあるわけでもなく、便利な道具が揃っているわけでもないので、資料を収集しながらベストな整理法を作り上げていく……。それにしても知の巨人は、どんなふうに時間を管理していたんだろう? 





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↑上の写真が『知的生産の技術』構想時の「こざね」というメモ。こざねとは、よろいを形づくっている小さな部品(小札)のことですがウメサオ先生はアイデアの書かれた紙切れを「こざね」といい、それをつなげて文章化の準備をすることを「こざね法」と呼んだそうです。これは、『知的生産の技術』でも紹介されていて、この小さい紙切れをご自分で作って思考を整理されていたんですね。




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資料の中から欲しい情報をすぐに取り出すのに便利な「一件ファイル」。複雑多様な活動をすべて把握して誰にでも分かるように論理的に順序づけられています。



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↑ウメサオ先生の旅支度。生態学をいかしてユーラシアの諸文明を比較した『文明の生態史観』(1957年)は当時、大きな反響を呼んだそうです。



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↑切手を収集する趣味もあったウメサオ先生。ただ集めるのではなく、消印のあるものとないもの、どの土地のものか見やすいようにここでもキッチリ分類されています。


ちなみに、展示について詳しく知るなら……みんぱく小長谷教授の上級ツアーをおすすめします。

国立民族学博物館の教授であり、ウメサオタダオ展の実行委員長である小長谷有紀氏による解説ツアー。梅棹忠夫氏の軌跡を1時間かけて丁寧に紹介してもらえます。

■開催日時:平成23年12月23日(金)10:30~11:30
平成24年1月14日(土)、15日(日)、2月5日(日)11:30~12:30、14:30~15:30、2月11日(土) 10:30~11:30
■参加方法:開催5分前までに1階企画展会場内へ
■定員:40名
■参加費:企画展入場料のみ (大人 1,000円、18歳以下 200円)



また、ワークショップ「ウメサオ流 未来館探検!」 未来館の常設展示フロアをフィールドに、梅棹流の「自分の足で歩き、見て、考える」知的生産を体験するワークショップもあります。

参加者は京大式カードを手に、その日のテーマに沿って展示の調査やインタビューを行います。調査記録を集め、組み合わせ、自由に発想を膨らませると、新しい発見やひらめきが生まれてくるかもしれません。
■開催日時:会期中の金・土・日・祝日の15:10~16:00 ※12/28~「1/2を除く
■対象:小学4年生以上~大人 ※保護者同伴の場合、小学3年生以下も可
■定員:12名
■参加方法:開催当日13:00より、企画展入口にて予約券配布
■参加費:常設展入場料のみ (大人 600円、18歳以下 200円)

会期中には、シンポジウム『未来を探検する知のバトンリレー』なども開催。詳細は、日本科学未来館のホームページでご確認ください。

日本科学未来館 http://www.miraikan.jst.go.jp/

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↑この机は失明された後に使っていたもので、置かれていた道具がそのまま展示されています。会場には、未完の書のタイトルでもあった『人類の未来』について、各界の有識者のコメントを眺めながら来館した人が人類の未来について考え、メッセージを書き込むデジタルコンテンツもあります。



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『人類の未来』を考えるという壮大なテーマの前に、2012年は物忘れしないように手帳の使い方をもっと工夫しようとか、資料として残すのに絵が上手に描けたらいいなぁとか、自分の身の回りの整理について考え方を改めると同時に、大いに刺激を受けて帰ってきました。

日本科学未来館のシンボルゾーンには、次世代の発光デバイスとして注目を集める有機ELパネルを使った「地球ディスプレイ」があります。画面を流れる雲の映像は、気象衛星が撮影した画像データを毎日とりこんで反映させているので、刻々と変化する「今の地球」を眺めることができます。


企画展『ウメサオタダオ展-未来を探検する知の道具-』

■概 要■
開催期間:平成23年12月21日(水)~平成24年2月20日(月)
場所:日本科学未来館 (住所:東京都江東区青海 2-3-6)
開館時間:午前 10 時~午後 5 時(入館は閉館時間30分前まで)
休館日:毎週火曜日(ただし、冬休み期間は開館)、年末年始(12/28~1/1)
入場料:大人 1,000 円、18 歳以下 200 円
     ※小学校未就学者は無料
     ※常設展示見学可
     ※障害者手帳所持者は当人および付き添い者1名まで無料
主催:日本科学未来館、国立民族学博物館
企画監修:ウメサオタダオ展実行委員会
後援:文部科学省


日本科学未来館 http://www.miraikan.jst.go.jp/


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