Love Guide Blog

石田陽子のブログ

本を読んだり、映画を観たり。Loveをテーマにしたブログです。恋愛に役立つ楽しい情報もどんどんお伝えしていきます。


テーマ:
伊藤比呂美さんの『女の一生』を読みました。まえがきに「女の苦労はたいてい経験してきました」とありますが、いくつもの修羅場をくぐり抜けた詩人の人生を知り、女が抱える問題について語る言葉には強い説得力を感じました。そのなかでも「嫉妬」の本質についての表現がすっと心に入ってきて、ずしんと心の底に残りました。

「自分の方が強ければ、嫉妬しません。相手の方が強そうだと、自信がなくなる。自信がなくなったときに、嫉妬を感じる。嫉妬に、心細くて、自分というものが消えてしまうような寂しさがついてまわるのは、そういうわけです。」

夫(恋人)が浮気しているようで嫉妬にもだえている女性にとって、その嫉妬の本質は自分との戦いであると伊藤比呂美さんは説きます。自分と愛する人との大切なテリトリーの中に他人が入ってくれば、誰でも穏やかではいられないでしょう。

安心して自分を強いだなんて思っていられない状態。自分の力がままならなくなったと感じたときの怒りや不安、負の感情が嫉妬と呼ばれるものであると。これ、恋愛や結婚の問題に限らず、仕事やすべての人間関係にも当てはまることですよね。

逆に、意識的であれ、無意識的であれ、その人のテリトリーに踏み込んでしまったら、誰でも「嫉妬」を受ける側になるということでもあります。

私は面と向かって「石田さんは空気が読めない」と言われ、ものすごい負のオーラを感じたことがありますが、冷静に考えてみると、「私がその人の立場を理解して、気持ちを察するべきところを気遣いが足りなかった」のが原因だと思われます。

「空気を読む」とは、「対象となる相手の立場を理解して何を求めているのかを察して配慮」が望まれているということ。好き好んでその人のテリトリーに入ったわけでなくても、相手にとっては自分の居場所を失うかもしれない存在だと認識されることだってあるでしょう。

相手が敵か味方かと好戦的だからといって挑発に乗って戦うのか、察して気遣い仲間認定を受けるのか、はたまた違う道を進んでいくのか、どの選択肢を選ぶかは自分の心が決めることですが……。






AD
いいね!した人  |  リブログ(0)

テーマ:
2月5日に公開された映画『オデッセイ』の評判がすごくいいみたいです。観終わった後の清々しい高揚感は格別で、問題を抱えている人が見ると視界が広がるような、ポジティブなエネルギーに満ちたこの作品。公開2週目には、早くも2016年公開の洋画作品では初の動員100万人突破を記録して、3週連続第一位となっています。




ちなみに、ここ半年間に封切られた洋画/邦画の全作品で、3週連続興行チャート1位を記録したのは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『ジュラシッ ク・ワールド』そして『オデッセイ』の3本のみ。全世界の興行収入は6億ドルを突破、リドリー・スコット監督作品史上最高の興行記録を更新し続けているそうです。





NASAの全面協力のもと、火星に“ひとりぼっち”で取り残された宇宙飛行士の想像を絶する運命を描いた『オデッセイ』。

「もう……絶対ムリ。終わりだ」 という状況に置かれたときに諦めずに闘うほうを選び、ディスコ・ミュージックをBGMに一つ一つ問題を解決していく主人公のワトニーの何がすごいかって、それは普通に冗談が言えるところ。迷いなく生き残る方向へと行動していけるところ。

ある仕事論を読んだとき、仕事をしていくうえで肝心なのは、「自分あるき」ではなく「自分をなくす」ほど夢中になって取り組むことだと書いてあったことを、ふと思い出しました。確かに、自意識や自分の感情を最優先に考えているうちは、問題の本質が見えてこないし、適切な判断を下すのも難しくなります。

マッ ト・デイモン演じるワトニーは「ひとりぼっちな自分、こんなに可哀想」「こんな悲劇があるだろうか……」なんて、感傷に流され続けたりはしないのです。問題を解決するために自分ができることを一つ一つ、正確にこなしていきます。追いつめられると人は視野が狭くなりがちですし、負の感情から抜け出せなくなってしまいます。生き抜くために闘うために、人間はまず自分の負の感情をコントロールする必要があるのかもしれません。






ヨルダンの南部にあるワディラムで撮影されたという火星の壮大な光景は美しく、ワトニーを救いたいと願う知的で温かなチームワークの描き方もスマート! 観てよかったです。


オデッセイ

大ヒット公開中
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/odyssey/
配給:20世紀フォックス映画
(c) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved

AD
いいね!した人  |  リブログ(0)

テーマ:
『愛を返品した男』(B・J・ノヴァク/早川書房)を読みました。63編の作品が収められている短編集。そのなかで気になったのが、『「何故ですか」といいじゃないですか」の微妙な境界線』という作品で、今も頭の中で文章とその言葉がぐるぐるしています。

「『何故ですか』と『いいじゃないですか』の間には微妙な境界線がある」って卒業式の演説で言っていた人がいる。
人生の秘訣はその境界線上で正しく生きることにあるのだという。
あるいは「いいじゃないですか」の側で生きるか。
あるいは「何故ですか」の側にとどまって、「いいじゃないですか」と飛びこんでいたらどうだったのだろうとばかり考えて生きるか。

「大人とはこうあるべき」「愛される大人になるには」と、空気を読んでルールに従うことが正しいと単純に教える人は多いですし、実際に矛盾点や理不尽なことに対して「何故ですか」と思っていても、いざ開き直って「いいじゃないですか」と本当の自分を見せるとなると勇気も必要です。

それでも私は、押しつけられた価値観に不満を持ちながら妥協して生きていくより、その根底にある考え方や自分が置かれている状況を理解しつつ、壁に打ち当たりながらでも、「(これで)いいじゃないですか」と言える強さを身につけられたら、自分にとって何よりも大切なもの、居心地のいい場所が見つけられるのでは? と思うのでした。

3月5日公開の映画『これが私の人生設計』も本当の自分を出さず、何らかの妥協をすることが当たり前になっている今の傾向と現代の仕事をする女性の生き方がテーマになっています。これ、もう少し深く掘り下げて考えてみるつもりです。
AD
いいね!した人  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。