Love Guide Blog

石田陽子のブログ

本を読んだり、映画を観たり。Loveをテーマにしたブログです。恋愛に役立つ楽しい情報もどんどんお伝えしていきます。


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上野にある世界遺産・国立西洋美術館で開催中の『北斎とジャポニスム展』に行ってきました。葛飾北斎の作品と、彼の作品から影響を受けた印象派のモネやドガをはじめ、西洋の巨匠の作品が300点以上! 西洋にはなかった世界観を持つ“北斎”の才能と魅力を自分のなかに取り込み、北斎の表現方法から影響を受けた巨匠たちの名作が集められたこの展示、本当に見応えありました。

 

 

 

現代のほうが刺激は多いし、世界中の面白いものを見つけ出すチャンスに恵まれているけれど、今までになかった世界観を自分のなかに取り入れて、その表現方法から新しいものを作り出すとなると難しい。

 

「これだ!」と、とことん興味を持って、魅了されつつ学びとるというのにも、意欲と情熱があればこそ。いつの時代でも、いくつになっても、新しい“何か”を求める気持ちって大事だなと思いました。2018年、新しい気持ちで、楽しいこと、素敵なことを探していきましょう。

 

西洋の芸術家の作品を通して、葛飾北斎の魅力を改めて感じられる『北斎とジャポニスム』は2018年1月28日(日)まで国立西洋美術館(東京・上野公園)で開催中です。

 

公式サイト:http://hokusai-japonisme.jp/

 

 

 

 

 

 

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いよいよ大晦日。毎年、この時期にはベートーヴェンの「第九」を耳にすることが多いけれど、ドキュメンタリー映画『ダンシング・ベートーヴェン』を観た後に聴く「歓喜の歌」は特別な気がします。

 

 

 

19世紀の天才音楽家ベートーヴェンが生涯にわたって愛読したという18世紀の詩人シラーの詩集。「第九」はベートーヴェンがシラーの「歓喜に寄す」の歌詞を用いてコーラスを入れたことで交響曲の可能性を拡大して、その「第九に」20世紀の伝説的な振付家モーリス・ベジャールが「第九」にダンスを参加させて奇跡のような舞台を完成させました。

 

モーリス・ベジャール没後10年になる2017年、壮大な世界観を持つステージの復活を追ったドキュメンタリー映画『ダンシング・ベートーヴェン』が公開となったのです。

 

スイスのローザンヌで亡くなったモーリス・ベジャール。「本作は“踊るコンサート”だ。バレエというより、全人類の宝と言える作品に人間が深く参加するという行為だ」という言葉を遺していますが、ダンサー、オーケストラ、合唱団と総勢350人の、こんなに豪華なステージを映画館で観られるというのは、今の時代だから出来る贅沢だと思います。

 

そもそも、バレエは歌詞やセリフを使わない舞台舞踊。振付けによって、演出によってストーリーが語られる芸術です。劇場という限られた空間で、その場にいる人にだけ伝わる感動があり、その瞬間にしか発揮できない美しさがあるけれど、その特別な一瞬を映像で知ることができるなんて幸せなこと。パリやスイスには簡単に行けない……けれど、映像によって自分の心は感じることができます。

 

また、モーリス・ベジャールが求めていたのは、ダンサーが飾りものの真似事をやめて、自分自身を舞台でさらけ出すこと。『ダンシング・ベートーヴェン』の舞台監督であるジル・ロマンもダンサーの個性をより生かすようにして「第九」を復活させたと言います。

 

華やかな衣装に身を包み、型にはまった動きをさせられるのではなく、喜びや情熱といった強いエネルギーを発散させ、そのメッセージが観客にダイレクトに届く一体感が味わえる舞台。たとえば、本作の第2楽章では、音楽から受ける喜びの感情と純粋な愛情を解き放ち、ダンスの喜びを表現するダンサーとして大貫真幹が素晴らしく、その一方で彼と踊るはずだったソリスト、カテリーナは妊娠のためメインを下ろされてしまいます。舞台完成に至るまでのダンサーたちの苦悩や思いがけないハプニングも映し出し、スポットライトを浴びない舞台の裏も知ることができるのです。

 

感動の裏側にあるものを知りたい! 美や情熱を感じるエネルギーの正体を見たい! そんな願いを持つのは人間に変わらずにある本能みたいなものなのかもしれません。バレエ関連のドキュメンタリー映画が増えている理由は、そんなところにあるのかなと思います。

 

 

作品情報『ダンシング・ベートーヴェン』

振付:モーリス・ベジャール 

監督:アランチャ・アギーレ

音楽:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲「交響曲第9番 ニ短調 作品125」

出演:マリヤ・ロマン/モーリス・ベジャール・バレエ団:エリザベット・ロス、ジュリアンファグロー、カテリーナ・シャルキナ、那須野圭右、オスカー・シャコン、大貫真幹/東京バレエ団:上野水香、柄本弾、吉岡美佳/クリスティン・ルイス、藤村実穂子、アレクサンダー・ヴィノグラードフ、栗友会合唱団、ジル・ロマン(モーリス・ベジャール・バレエ団 舞台監督)、ズービン・メータ(イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督)

公式サイト:http://www.synca.jp/db/

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六本木で開催中の第30回東京国際映画祭。マルガレーテ・フォン・トロッタ監督の『さようなら、ニック』を観ました。監督は新作のドキュメンタリー映画に取り掛かっているとのことで来日を果たせず。上映後のQ&Aコーナーではプロデューサーのベッティーナ・ブロケンパー、本作で主人公の同僚であり親友のウェットを演じた俳優フレドリック・ワーグナーが登壇。監督のビデオメッセージが流れました。

 

 

マルガレーテ・フォン・トロッタ監督とプロデューサーのベッティーナ・ブロケンパーは『ハンナ・アーレント』(2012年)でもタッグを組み、撮影の際に「次回は楽しいのをつくろう。コメディを撮ったことがないから、ポップなコメディもいいかも」と監督が言っていたことから実現した本作。

 

ベッティーナ・ブロケンパーは「『ハンナ・アーレント』は脚本にも時間をかけ、何年もかかり(10年の構想を経て)完成させた重い作品で、ハードワークだったけれど、たとえ政治的であっても、ライトで軽めのドラマであっても、人間性を重視し、ユーモアをあちこちにちりばめることを監督は忘れません」と語っていました。

 

そう、ユーモアが随所にちりばめられているこの作品。立場も生き方も違う2人の女性を描いています。ジェイドとマリアの唯一の共通点は、浮気性で若いモデル好きのニックという同じ男に裏切られたということ。その男のせいで、全く違うタイプの2人がニューヨークの豪奢なロフトの一室をシェアする羽目になり、小さな戦争が勃発。現在はジェイドが住んで自分の場所だと主張する空間に、かつてニックと暮らしていたマリアが再びやってきて、お互いに対する想いやニックとの関係に変化が起きます。

 

舞台がドイツではなくニューヨークなのは、20年前だったらお金のないアーティストでも買えたアパートメントが今では何億円にもなっている不動産ブームが背景にあります。主人公のジェイドが妙にこだわる部屋に飾ってある絵画やお皿など演出上の小道具の効かせ方にも注目です。

 

マリアはドイツの女性だけど、かつてニューヨークに住んでいて、何かを取り戻したくてニューヨークに再び戻ってきた人。ジェイドはずっとニューヨークに住み続けたいと願っているし、アメリカにすっかり適応しているヨーロッパ出身の女性として描かれています。

 

仕事一筋で生きてきたジェイドと、家庭を持って育児に専念してきたマリアという強い女性同士の対立という単純な話ではないのです。生き方の違いから相手の想いを受け入れるというのにはどうしても時間が必要になるけれど、お互いを受け入れて助け合うことはできるのでは? というポストフェミニズム的な新しい女性像がそこにはあります。生き方が違ってもサポートしあうことはできる、違うからこそ、力になれることもあるのかなとも思えてきます。

 

現代の女性を描いた映画ではあるけれど、タイトルにあるようにこの作品の主人公はニックで、彼をきっかけに彼女たちは強くなり、自分自身と向き合うことになるのです。女性の敵! 浮気者の嫌な男! としてニックを描いていないところも面白く、ラストも清々しいくらい。

 

“男性の影響力からどのように距離をおくべきか”という問題について、もし悩んでいる女性がいるのなら、この映画をおすすめしたいです。

 

■作品情報 『さようなら、ニック』

監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ

プロデューサー:ベッティーナ・ブロケンパー

脚本:パメラ・カッツ

出演:イングリッド・ボルゾ・ベルダル、カッチャ・リーマン、ハルク・ビルギナー、フレドリック・ワーグナー

サイト:『さようなら、ニック』

 

■イベント情報 第30回東京国際映画祭 
開催期間:10月25日(水)~11月3日(金・祝)
会場:六本木ヒルズ(港区)、EXシアター六本木ほか
公式サイト:www.tiff-jp.net/


 
   
   

 

 

 

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