2008-08-21

moonプレイ日記最終回

テーマ:moonプレイ日記

前回の記事のラストで「ついに、『moon』本編が始まるわけです。」と書きました。
読者の方から「ようやく始まるのか」というコメントもいただきました。


しかし、これでもし、いきなり終わってしまったら…?
「いよいよ始まる!」って言っておきながら、突如として連載を打ち切ったら…?
みんな相当ビックリするのではないか。
かなり意外性に富んだ、まさかの展開に誰もが仰天することだろう。
ちょっと前例のない、言い換えれば革新的・前衛的なラストである。
これはひょっとすると前代未聞の最終回──世界初の試みになるかも知れない。
よし。


そーゆー邪悪な考えがチラリと頭に浮かんだので実行することにしました。
イタズラっ子でごめんなさい。


moonプレイ日記、完──

(長いあいだ応援ありがとうございました。名無し先生の次回作にご期待下さい)







 【激闘の記録】


その1  (日記を書く動機。抱負。言い逃れ)

その2  (ディスクセット。ゲームの世界観説明)

その3  (信長の野望・覇王伝)

その4  (タイトル画面。スタートボタンPUSH)

その5  (オープニング。名前入力)

その6  (MOON「NEW GAME」)

その7  (MOON「~封印を解きし者~」)

その8  (MOON「~襲われた村~」)

その9  (MOON「~竜の城の決戦~」)

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2008-08-14

moonプレイ日記その9

テーマ:moonプレイ日記

 『moon』本編のプロローグ部分に当たる『MOON』。
「主人公がプレイしている『MOON』っていうRPGはこんな感じのゲームですよ、このゲームの中に主人公は吸い込まれるんですよ」
 『MOON』の印象的な場面を抜粋し、プレイヤーに疑似体験してもらう仕組みです。


 この『MOON』からの抜粋は全4場面。正直、パート2「~封印を解きし者~」(レインボーロックス)とパート3「~襲われた村~」(ペロゴン@アメリカンハウス)は、どう工夫したところで単なる説明文になるゆえ書くのがオックウであんな残念なプレイ日記になりましたが、今回は違います。今回このプレイ日記で取り扱うパート4は『MOON』の佳境、ラストバトル。見どころ満載なのでガゼン執筆意欲も高まるというもの。ひさびさに読み応えのあるものを提供しますヨ!


 FFみたいなロード画面の最下段「~竜の城の決戦~」から、パート4の幕開けです。ちなみに主人公の少年がこのパート4に到達するまでのプレイ時間は20時間を超えており、このゲームを相当にやりこんだ形跡がうかがえます。
 これまでドラクエのような世界観のフィールドを冒険してきた勇者ですが、ここでは一転、FFを彷彿とさせる未来的な機械要塞に潜入しております。通路の途中にはロボット。このロボットは話しかけてもピッピッしか言いません。
 初めてのプレイでは「?」な感じですが、ボクくらい何度も『moon』をプレイしている人間にとってはとても胸の痛む、罪悪感に駆られる、申し訳ない気分でいっぱいになる場面です。(ああ、ロビ……)


 ポンコツロボットを尻目に通路を進むと、突き当たりには飛行船が。これに乗ると、本編と同じメロディーのBGMと共に、勇者はラストダンジョン「竜の城」へと運ばれます。
 操縦の必要もなく、一瞬で竜の城へ。城内に進もうとすると、まがまがしいモンスターが城から打って出、勇者の行く手をはばみます。そのモンスターの名は


ラスマエーダ


 げんなり。げんなりせざるを得ない。ラスボスの一歩手前の敵だからラスマエーダ。最高のネーミングセンスです。最高に投げやりな。
名前はアレですけど、かなり強そうです。勇者、勝てるのでしょうか。手に汗握る戦闘の模様をノーカットでお送りしましょう。


 ゆうしゃのみだれうち!


さすがプレイ時間20時間超。いつの間にやら必殺技を修得しております。


 かなりたくさんのダメージをあたえた


かなりたくさんて。なんてあいまいな。


 ゆうしゃはちからをためている


お? またもや勇者のターン(攻撃の番)です。勇者、かなり素早く成長しているようです。ラスマエーダに攻撃させる隙を与えません。


 きゅうきょくまほうをつかってみようっと


気安すぎる…! まるで「今夜はちょっと奮発して焼肉にしてみようっと」スーパーの店先でちっちゃい決断をする主婦のような口ぶりです。究極魔法とはそんなに軽い気持ちで使っていいものなのでしょうか。


 オー!メー!-テー!


Ah~。やっちまった…。やりやがったラブデリック。これはギリギリだ。ギリギリすぎる…!
何の事やらさっぱりわからない方のために解説するならば、これはFF4における究極魔法「メテオ」のパロディーです。本家のメテオ同様、オメテも隕石が敵に降り注ぎます。
 オメテが炸裂した、その結果。これはちょっとすごいです。ダメージすら表示されず、ラスマエーダは消え去ります。粉微塵というヤツです。存在自体を叩き潰し、骨すら残さない。さすがは究極魔法と言わざるを得ません。ホンマにスッキリや!!
 なお、この戦闘の結果、勇者は大量の経験値を取得して最大までレベルアップを遂げます。最強レベルです。俗に言うレベル99ってやつです。──RPGをやらない人のために、この「レベル99」がどれくらい強いか説明しますと、そうですね、まあ、「無駄なくらいの強さ」という言葉がシックリきますかね。ゲームにもよりますが、たいていのRPGではクリアする(=ラスボスを倒す)のに必要なレベルは50くらいですから、ほんとムダなのです。いわゆる「やりこみ」と言われる行為に当たります。ホレたゲームにゃ常軌を逸したくらいにトコトンやりこむ!ってね。強さに対して貪欲だ、と言えば聞こえはいいですが、そんなにレベル上げてどーすんの?とも言えます。


 主人公の少年は『MOON』を相当やりこんでいます。中ボスをこれだけボコボコに出来るというのはスゴイことです。この一方的で圧倒的な虐殺は、尋常ではないレベル差が成せる業。気軽に使った究極魔法で強いモンスターを瞬殺、あとかたもないほどぶちのめすのは気持ちいー。「オー!メー!テー!」って笑えますし(笑)


 ラスマエーダの息の根を止め、城内に進む勇者。玉座には月の光を食べた悪い悪いドラゴン。コイツを倒すのが勇者の最終目標です。ラストバトル、スタート!


 ドラゴン「きさまごときにわたしがたおせるものか」


 彼がそう言った次の瞬間、勇者の熾烈なリンチが始まる──
 9999のダメージ。9999のダメージ。9999のダメージ。勇者の一方的な攻撃は止まず、テキストのスクロールが間に合わないくらいの超高速で9999ダメージをドラゴンに食らわせ続けます。すでに加えた3回の9999ダメージに続いて、さらに4回の9999ダメージ!


 と、そこで…!!


 コラ!


 生身の人間の音声と共に、割れたガラスのごとく崩れ去るゲーム画面。


 ゲームなんてやめて、早く寝なさい。


 狂ったようにドラゴンをなぶりまくっていた主人公を、お母さんが現実世界に引き戻します。


 いや~長かった。長かったよオイ。moonプレイ日記なのに『moon』本編が始まらないまま9回分も更新しちゃってますからね。ありえない。書くのが苦痛だったプロローグ部分の『MOON』、ようやくのこと脱稿です!


 パジャマ姿の少年はテレビを消し、いったん(おそらくはトイレに)立ちます。
 ほどなくして居間に戻ってくる少年。消したはずのテレビがなぜかついています。砂嵐状態。不審に思ってテレビを覗き込むと──少年は、テレビの中に吸い込まれてしまう。


 ついに、『moon』本編が始まるわけです。

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2008-08-12

moonプレイ日記その8

テーマ:moonプレイ日記

 夏まっさかり! マサカリかついだ金太郎! なんちゃって! moonプレイ日記、えーと、その8? ですよね? はじまるよ!!


 前回は面白い要素がまるでない、事務処理丸出しの記事でごめんなさい。義務心から仕方なく更新しました。
 今回はそういった義務心を放擲してですね、読者も置き去りになるくらいのウザいテンションで更新していきますよ!! 思うに「moonファンのみんなのために頑張ってまともな記事にしなきゃ…」っていう優等生みたいな態度のせいでのびのびと作文ができなくなっていたのではないかとも思うのです。「moonのプレイ日記を読みに来ている人に飲み会の模様を独占生中継したってしょうがない。そういう無関係なことは書いちゃダメ!」なんて殊勝な心掛けがボクの放埒な気質にブレーキをかけ、更新を滞らせているのではないか、と。だからもう、それならいっそ好き勝手やったらいいのではないか? というアダー神からのお告げです。フリーダム!! moonに関係ないこともガンガン書いていけ俺。そんなわけで近況報告death。自分史上かつてないほどに毎晩飲み散らかしている今夏、酔った勢いで女の子とチューしたし飲み友だちのおっさんとは通算10回以上チューしたし生まれて初めてGカップのおっぱいを揉んだしiPodに収められている門外不出の秘蔵エロ動画をほんの弾みで乙女たちに披露しちゃったり披露しちゃった記憶を全く喪失していたりその翌日寝坊して遅刻したりアイドル的存在のあのコには「あの人とつきあうことになりました」なんて報告をされたり乾杯の音頭が「(俺)ガマン汁甘んじる~?」「(みんな)お○ん汁~!」の最低なコール&レスポンスだったり──そんな2008年、夏。


 それでは何事もなかったかのようにmoonの話題です。
 当連載では『moon』未体験の読者にも『moon』をプレイしている感覚を共有していただくために、プロローグ部分に当たる『MOON』についても事細かに書いていました。誰がプレイしても同じ結果になる、プレイヤーの個性が出せない、したがってプレイ日記を書くにはチトつらい部分です。それをボクは忍法忍耐の術でもって頑張って書いてきました。エラいでしょ。どエラいでしょ? どエラい伊達男でしょ!? でも、そんな伊達男稼業も本日でお開きです。どういうことかって? それはですね……


(以下、ボクが『moon』をプレイしたときの断片的メモ)


 『MOON』3、ペロゴン戦。
 勇者の攻撃、ペロゴンに62ポイントのダメージ→分裂→勇者の攻撃、ペロゴンAには当たらない→ペロゴンBの攻撃、勇者に58ポイントのダメージ→勇者の攻撃、ペロゴンBには当たらない
「ペロゴンBはかたちをかえた」(炎に包まれる)→ペロゴンの幻が消える→ペロゴンの攻撃、勇者は身をかわして反撃「かいしんのクリティカル!」ペロゴンに172ポイントのダメージ、78ポイントの経験値


 どうです、これを面白おかしく清書できますか? 無理っス。仮に清書した所で、前回みたいに事実を羅列しただけのつまらない記事になったこと請け合い。
 そんなわけで、『moon』のプロローグに当たる『MOON』(全4パート)のパート3(ペロゴン編)に関する記述は、以上の走り書きをほっぽり出すことでお役ご免とさせていただきたい次第です。


 いや~なんか義務心を捨てたら一気に気が楽になりました。もういっそのことブログを消したらもっと楽になるんじゃないか? って思っちゃうくらいに。うへへへへ。(冗談ですよ消しませんよ)


 それではみなさま、良いお盆を。わりばしをナスやキュウリに突き刺して、オヴォン・コヴォンを偲びましょう。
(ちょっとそこな奥さん“ナスやキュウリ突き刺す”んじゃないよ“ナスやキュウリ突き刺す”んだよ頼むよモゥまったくホントに好き者なんだから…)

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2008-08-04

moonプレイ日記その7

テーマ:moonプレイ日記

 町の外に出るとスライムに遭遇。
 スライムはドラクエシリーズの象徴・看板キャラとでも言うべきザコ敵。


 戦闘開始。とは言っても、本家ドラクエのように「たたかう」「にげる」などのコマンドは選べず、テキストメッセージが表示されているのをただ眺めているだけですが。
 勇者の攻撃はスライムに1ポイントのダメージを与えます。対するスライムの攻撃もダメージ1。スライムは相当ザコですが、勇者もまだまだ経験不足で弱いようです。勇者の2回目の攻撃もダメージ1、スライムも同じく1。互いに1ポイントのダメージを与え合う最弱合戦、いつまで続くのでしょうか。
「あーこの不毛な削り合いを延々見せられるのか…」と、ウンザリしかけた次の瞬間…!


 このままではラチがあかない
 ゆうしゃはせいなるちからをはつどうすることにした
 カーミ・ナリビッカー!
 ゆうしゃはスライムのいきのねをとめた


 勇者の圧倒的勝利です。「このままではラチがあかない」て、正直すぎる…。プレイヤーのキモチをみごとに代弁しています。
 ドラクエをプレイしたことがある人なら必ず一度は経験する作業、“城の外で初めて出会うスライムとチマチマ殴り合ってからくも勝利→再びスライムと対決→同じ手順の反復→体力が減ったら薬草や宿屋で回復→スライムと対決→スライムを惨殺→その繰り返しで経験値を稼ぎレベルアップ”という、あの不毛な作業に対する諷刺となっています。ドラクエのレベル上げ、かったるいですよね。いきなりカーミ・ナリビッカー使いたかったですよね。これこそ「アンチRPG」の面目躍如です。


 さて。ボクも見習って、この『プレイ日記』に対してカーミ・ナリビッカーを使いたいと思います。どういう意味か? このままではラチがあかないのでかったるい部分は省略しちまうぞって意味です。業界用語でいうところの「手抜き」ってやつです。箇条書きに近いスタイルで書き散らしていきましょう。


──① 岩が道をふさいでいますが、調べると簡単に消えます。(ごく単純な取り留めもない事象ですが、これも『moon』本編とリンクしています)
──② 「とてつもなく じゃあくな はどうをかんじる…」というメッセージが表示されると勇者は装備を替えます。例の、伝説の装備に。すると虹がかかり、邪悪な波動とやら(勇者の気のせい)は消え去ります。
──③ 再び岩が道をふさいでいますが、今度は調べなくても勝手にどきます。

 『moon』本編では「レインボー・ロックス」に当たるエリアを、勇者はこうして無事に通過します。めでたしめでたし。


……。




……えーと。あの。
なんか、何事もなかったかのように連載再開してすみません。
「おひさしぶり!」くらいは言って置いた方がいいんですかねえ?(ひとごと)
じゃあ、おひさしぶり!(完全に心こもってない)
更新楽しみにしてた人たち、ごめんなさい。
「何食わぬ顔で平然と更新すればサボってたのバレないんじゃないかな」なんてヨコシマなこと考えてみたりもしましたが、書き終えてみて、やっぱりなんだかそこはかとなくほんのりとちょっぴり申し訳ない気分になったのでいちおう謝っておきました。いちおう。


今後も更新速度はゆっくりdaze!!(そこ自慢するトコじゃない)

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2008-07-07

moonプレイ日記その6

テーマ:moonプレイ日記

あっちーやる気しねー
ということで第6回です。更新頻度がヘッポコですみません。ちょっと一杯のつもりがアレヨアレヨという間に四杯飲んでいたりバドガールにオデコで卵を割られたりカラオケボックスで気付いたら不覚にもパンツ一丁だったりな謎な毎日を過ごしていたゆえ更新できませんでした。ごめんなさい言い訳です。っていうか状況説明不十分で言い訳にすらなってませんね。ちょっと聞いただけではその時どんな有り様だったのか想像もつかないミステリーサークルな毎日ですみません。

言い訳は良しとしプレイ日記の続きおっぱじめます。ただし、現在失恋中でございます、「とっとと連載終わらせて心おきなくサボりたい」「最近ではパソコンを立ち上げるのさえオックウだ」「心?どうですかね…」「18782(イヤなヤツ)たす18782、イコール37564!(ミ・ナ・ゴ・ロ・シ!!)」「セックスしてー(ドサクサ)」など、moonファンらしからぬ邪念を胸に、この文章を書くことをお許し下さい。


 さて前回の続き。名前入力を終えると「あらあらワタクシ今スーパーファミコンをプレイしているのかしらプレステをテレビにつないだはずなのにオカシイわねオホホいやねえウガアァァ暑さで頭がどうにかしてしまった!」なグラフィックのRPG『MOON』が始まります。地球温暖化の影響で脳細胞が爆ぜてしまったのでしょうか。いいえご安心下さい頭がどうにかなってしまったわけではございません、わざと昔なつかしい“いかにもテレビゲーム”な画面なのです。演出です。仕様です。想定の範囲内のヤラセです。ありがちな中世ヨーロッパの世界観、ありがちなお城の王座の間にて、ありがちな勇者がありがちな冒険に向けてありがちな旅立ちを果たす、ありがちなRPGによく見受けられるありがちな場面。ドラゴンクエスト(以下「DQ」)及びDQに影響を受けた凡百のRPGをおちょくったパロディーです。


 玉座の間にいるのは、王様・大臣・兵士二人。これまたこれ以上ないほどありがちな面々。話すセリフはコミカルに誇張されています。王様の「そなたはつよい すばらしい それではたのみましたぞ」は、一本道のRPGではおなじみの一方的な押し付け感に満ち満ちているし、大臣の「ザコどもをぶっころして けいけんをつむのがよかろう」という物騒なセリフもテキスー。兵士は二人とも「がんばってください」しか言わない無個性ぶり、なんて白々しいんでしょう。主人公の勇者は一言も発さず、言われるがままに世界を救う使命とやらを背負わされます。この辺の「やらされてる感」の再現は見事なものです。


 お城を出ると、いきなり最初の戦闘です。「くるったいぬ」が勇者に襲いかかってきます。しかしまあ、「たたかう」「まほう」「にげる」などのコマンドは選べず、以下のテキストメッセージが次々に表示されます。


 くるったいぬはしっぽをふった しかしなにもおこらない
 ゆうしゃのこうげき くるったいぬはにげだした
 ゆうしゃはけいけんちこそ えられなかったものの
 おのれのつよさに まんぞくかんをえた


なんでしょうこの展開。DQに慣れたボクたちにとっては違和感ありあり。


 初めての戦闘を無事に終え、勇者は城下町を歩きます。(町の人たちには話しかけないことにします。一通り話してみるのが普通ですが。今回は割愛します。なぜならセリフをここに書き写すのがかったるいからです。)さっさと町を出て冒険の旅に出発しましょう。

 ──そのまま素通りで町から出ようとすると「ひとのいえのタンスをちゃんとしらべなくては/そしていただけるものはきっちりいただいておこう」という、あまりにもすばらしいメッセージが表示されます。
 思えばDQの主人公は民家にズカズカと侵入し、手当たり次第にタンスや宝箱を調べてアイテムをかっさらっていくものです。これはそんな「世界を救ってくれる勇者だからって、何をしても許されるのか?」というDQ最大のタブーに触れた強烈な諷刺となっています。
 言われた通りババアの家を漁りましょう。ババア、ごていねいに「タンスのなかには いいものがはいってるからね」ですって。そこでヨシ来た遠慮なくタンスを調べてみますと、アラびっくり。「でんせつのかぶと」「でんせつのよろい」「でんせつのくつ」がいきなり手に入りました。どうなってるんでしょう、このクソゲー。
 伝説装備一式ゲット、ホクホク顔でババアの家を出ると見えない何かにぶつかりました。ん? まあ気にしないで先に進みましょう。いよいよ町を出ます。


 ちょいとネタバレしますよ。

 『moon』本編が始まるとすぐに判明することですが、「くるったいぬ」は普通のワンちゃんであって、狂ってるのは勇者の方なのです。
 「でんせつのかぶと」「でんせつのよろい」「でんせつのくつ」はババアの「パンティー」「ブラジャー」「ストッキング」なのです。
 ババアの家の軒先でぶつかる「見えない何か」は、実は、勇者には見ることのできない主人公なのです。
 『MOON』と『moon』は、同じ世界のはずなのに、どこかがビミョーに違う。テレビの外から見た『MOON』(傍観者として眺めた表層的な世界)と、テレビの中の『moon』(当事者として体験する本当の世界)、ズレている。勇者は、『MOON』ではカッコイイけど、『moon』では危険な道化。


 かなりネタバレしますよ。

 トンチンカンな勇者の行動、ありきたりなRPGに対する毒のあるパロディーとしてかなり秀逸で、とても笑えます。ボクも初プレイ時はニヤニヤしたり声を出して笑ったりしたものです。
 でも、ドン・キホーテ的な勇者の狂った行動は、単なるパロディーではありません。プレイを進めるうち、勇者の素性が徐々に明らかになり……あとあと、非常にやるせない、言いようもなく不快で悲しい事実となってプレイヤーの心を揺さぶります。──この辺の深さが『moon』の魅力の一つですよね!そうだよね!ね!(訴えるような視線)


つづく。

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2008-07-01

moonプレイ日記その5

テーマ:moonプレイ日記

第5回、ですか。(ひとごと)
7月に突入したことですし、そろそろ心を入れ替えてマジメにプレイ日記書こうと思います。


 タイトル画面で「Game Start」を選ぶと、オープニングが始まります。──この時プレステ本体にメモリーカードを差していないと「用意したほうがいいよ」的な助言が表示されます。メモリーカードが無いとセーブが出来ないからです。セーブとは、ゲームをどこまで進めたか記録・保存する行為のことです。セーブをせずにプレステの電源を切ると再開する際は初めからやり直し……なのでメモリーカードは超重要です。


 オープニング。パジャマ姿の少年が、タイトル画面に表示されていた例のテレビの前に座る場面から始まります。窓の外には煌々と輝く月…。主人公の少年が、夜中に『MOON』というゲームを始める場面です。
 暗転し、テレビ画面のアップが表示されます。そこに映し出されるのはアスキーのロゴとラブデリックのロゴ。ボクが『moon』を起動させた時とほとんど同じ展開です。ただし、アスキーのロゴがデフォルメされています。騎馬の横姿なのですが、馬上の騎士がゲーム中の「勇者」に置き換えられています。
 そのまま『MOON』のオープニングが始まります。『MOON』というゲームのいわば序文にあたる文章がズラズラと表示されます。これは“一般的RPG”の、おおげさで難解ぶった能書きのパロディーとなっています。全文は以下の通り。

その現象は、ラブデガルドで「竜の城」と呼ばれていた前人未踏の奇巖山で起こった。


画面が切り替わります。


威容を誇る竜の城山頂付近には数十億年の風雪の奇跡によって形成された鉤十時状の「デスクレバス」と呼ばれる岩裂があった。


このあたりはまだ、「ふむふむ」といった感じ。


ラブデガルドの民に潜む闇の心律が民の個意識の一定数と共鳴したとき、ムーンの聖なる共振光にゆがみが生じ、デスクレバスの中心部分に絶対暗黒点を作り出した。


だんだん読むのが面倒になってきます。


絶対暗黒点によって聖なる律動は邪悪なる律動へと波動変換されていった。邪悪なる波動がよじれゆがみ更なる闇と暗黒を形成する過程で波動が物質化され邪悪なる生命体ドラゴンが生み出された。何故かは知りません。


最後の「何故かは知りません」のイーカゲンさ。この辺に至ってようやく「ん? これもしかして頑張って読む必要ないんちゃうか?」という疑問が生じてきます。


邪悪な波動がラブデガルドを覆い始めたころ、三大古文書である四界文書の五章六節に表波動の文字で表現されている「邪界の竜現れしとき聖なる勇者降臨す」の伝説がラブデガルドを駆け巡り、民は信仰にも近い祈りを込めて勇者登場を待ちわびた。


表示時間がだんだん短くなり、文章を全て読む前に画面が切り替わるようになります。疑問は確信に変わります。「このオープニングは既成のRPGのオープニングを皮肉っているのであって、ちゃんと読む必要はないんだ」そして次の瞬間とどめが刺されます。超細かい字で以下の文章が一度に表示されるのです。読めるはずありません。


ラブデガルド全土に民の祈りを込めた言霊がうねりながら広がり天空の果てまで響き渡った。民の言霊が必然的に絶対愛がもたらす表波動音律と共鳴したときラブデガルド城下に勇者と呼ばれし者が突然現れた。勇者は竜の城に向かい意識が波動と物質とそして光と宇宙と神と交錯し、大いなる力と聖剣と賢者は魔界を開き水晶の揺らぎをラブデガルドに教示させた。絶対暗黒点は相対光芒点になるはずだったが、聖信仰は聖振光だった為に特異点を凌駕したことにより分析された概念物質は崩壊した。これでは理論構築に矛盾を来す恐れがあるのでギュッピリと波動律動をパラノ解析した。そして勇者のムーン伝説は同化されたクリスタルの宝玉が浮遊城にモード7飛空挺であって出て来た台詞が「俺が守る!」既視世界と輪廻世界の狭間を彷徨う勇者の意識に聖音律がこだました。「幻夢などやめて早く目覚めよ」


末尾の「幻夢などやめて早く目覚めよ」は、お母さんが少年に向かって言う「テレビゲームなんかやめて早く寝なさい」に呼応する、『moon』における一種のテーマです。


 人を食ったオープニングが終わると、『MOON』のタイトルが表示されます。いささかレトロ。スーパーファミコン時代の貧弱なグラフィックです。「PUSH START」とあるので望むところだガッテンショーチ思う存分スタートボタンを押してやりましょう。えい。
 すると、安っぽい電子音を伴って、まるで『ファイナルファンタジー』のようなデータロード画面が。──『ファイナルファンタジー(以下『FF』)』は『ドラゴンクエスト(以下『DQ』)』と双璧を成す、RPGの二大巨頭。大人気シリーズです。こんな人気作を茶化して大丈夫なんでしょうか。大丈夫です。


『FF』みたいなロード画面から「NEW GAME」を選ぶと──いや、それしか選べないんですが、選ぶと、名前入力画面になります。やっとたどり着いた。ふぅ。忙しかったですね。アスキーのロゴとラブデリックのロゴ、『moon』のタイトル画面、にせアスキーのロゴとラブデリックのロゴ、『MOON』のゴタクを並べた長ったらしいオープニング、『MOON』のタイトル画面、『FF』っぽいロード画面…。長く険しい旅を経て、やっとここまで到着しました。この分のペースでいくと、ゲームをクリアするのはいつになるのでしょう?


さてさて名前入力画面です。主人公は言ってみりゃ自分の分身。愛情たっぷりの名前をつけてやりましょう。う~ん、何にしましょうか。うーん。悩むなぁ。本名だと、実はボクが女の子だってこと、ブログの読者にバレちゃうし…。うーん。どうしよう。ファッキン。


仕方ないので何も入力しないまま「おわり」を選びます。たいていこの手のゲームはプレイヤーが何も入力しなかった時のための基本的な名前が用意されてるもんです。『MOTHER2』なら「ネス」ですし、『タクティクスオウガ』だったら「デニム」です。専門用語で「デフォルトネーム」っていうんですが、それに頼りましょう。えいっ、「おわり」、と。


あれれ。「なまえをいれよ」ですって。名前を入れる欄に「なまえをいれよ」って表示されました。残念。『moon』においてデフォルトネームは存在しないようです。ちゃんとプレイヤーが考えないといけないみたい。ファッキン。


腹立ちまぎれに、ボクはそのままもう一度「おわり」を押した。すると、どういうわけかゲームが始まった。「なんだい、ちゃんとデフォルトネームあったんじゃないか。悩んで損したぜ」 その時はそう思った。 これがとんでもない間違いであったことに気付くのは、『MOON』ではなく『moon』が本格的に始まった時のことであった。。。

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2008-06-29

moonプレイ日記その4

テーマ:moonプレイ日記

「もしかしてこのまま、まともに始まらず終わるのでは…」
「コイツなら、やりかねない…」
「永久に本編が始まらぬまま、いつの間にか更新停止してたり…」
みなさんがそういう心配をするのも無理な話ではありません。作者本人だって心配していますもの。消え入るように、ブログ閉鎖?なんて。


でも、みんなの予想を裏切り続けるのがボクの生きがい。(ネクラ)
今回もどうせ始まらないんだろと思わせといてマジに始めます。始めますよ、moonプレイ日記ー!


 前回は「moon」ではなく「信長の野望・覇王伝」をプレステにセットしてしまうという痛恨のミスをしでかしたわけですが、今度はダイジョブです。ちゃんと「moon」を起動させました。ご安心下さい。
 ゲームが起動すると、まず、販売元であるアスキーのロゴ、続いて制作会社「ラブデリックLovedelic」のロゴが表示されます。ラブデリック。いい社名です。「ラブ love」と「サイケデリック psychedelic」の合成語でしょうね。
 英語が苦手な人のためにちょっと説明しますと、「Love」っていうのは「愛」のことです。──え? それくらいわかるって? そうですよね、わかりますよね。わかるでしょうけど、とりあえずバカにしてみました。で、「psychedelic」っていうのは麻薬がらみの言葉です。主として麻薬による幻覚症状を音楽や絵画で表現したものを指します。この文化はヒッピーが「ラブ&ピース(愛と平和)」を叫んだ60年代後半に流行りました。多幸感に包まれたナイスな社名です。
 どうです、勉強になるでせう。でも相変わらずプレイ日記になってないですね。すみません。で、アスキーのロゴとラブデリックのロゴが消えるとやっとこさタイトル画面のおでましです。
「あのさぁ。そういう、どうでもいいことはもっとハショってもイイんじゃない? タイトル画面なんか別にどうでもいいんだよバカ。もっと重要なポイントを取捨選択して書いてくれねえ? 読むのダルイんだよ」
 書くのはもっとダルイです。だから許して下さい。細に入り微に入る描写は、「今まさにプレイしているZE!」っていう捏造されたライヴ感を出すための演出。ボクの演技派女優としてのプライドがほとばしった結果です。ただまあ、ちょっとほとばしりすぎました。ダダ漏れです。床ビショ濡れです。(以下、無意味に長いだけの文章なので検閲削除)いや別にだからと言っておもらししたわけではなくちょっとしたたとえ話として提示しただけであってその辺の機知を誤読されると作者としては心外なわけであってそれはつまり、ええと、あの、あれだ、別にいいじゃない。
「この調子だと、今回もやっぱりプレイ日記は始まらないな…」
 そう思った方、いますか? お、いますか。いましたね。ボクとおんなじこと考えましたね。そりゃもう書く気はマンマン、丁寧に言うならばお書きになるお気おマンマンなんですけど、どうもこう、何の計画も立てずにキーボードをビシバシ叩いてるもんでね。なかなか話が進まない。ひょっとすると一生プレイ日記なんか書けないんじゃないかな? そんな弱気な考えがふと心に浮かぶわけですが、そういうネガティヴな考えが表層意識に上るってことは生きてるって証拠なのでそれはそれでいいかな、なんて☆ ってコレ、何を書いてるんだろう。酷いな。俺ラリってんのか? 消しておこう。。。


やっとこさタイトル画面なわけです。moonをプレイしたことのない人に、どういうタイトル画面なのか説明いたしましょう。写真か何かを提示すりゃ一発でご理解いただけるでしょうが、あえて文章で。「バカっ。これ以上おまえのヘタな文章は読みたくないわい。おとなしく画像を掲載してくんろ」という批判に対しては「これは『日記』であって『絵日記』ではない」という一休さん的トンチで切り抜けておきましょう。


タイトル画面。全体的に緑がかった色味です。画面上部にはゲームタイトル「moon」がドーンと据えられ、中央には手書き風のテレビがゆらいでいます。いささかブキミです。画面下部に「PUSH START」と表示されています。スタートボタンを押せってことでしょう。取り扱い説明書にも「ゲームの始め方/プレイステーション本体にディスクをセットし、電源をONします。/タイトル画面が表示されたら、スタートボタンを押して下さい。」とありますので間違いございません。ようやくプレイできる状態にたどりつきました。


スタートボタンを押します。ポチ。
お。「Game Start」と「Continue」の二種類を選べるみたいです。
初めてプレイするなら「Game Start」ですね。よ~し!


しかしあれですね。我ながら今回は頑張りました。なにせ(第4回にしてやっと、ですが)実際に操作しちゃいましたからね。プレイ日記に恥じない立派な行ないです。スタートボタン、ポチッ。


ふぅ。
だからもう、いいじゃない。これ以上がんばったら、どうにかなっちゃうよ? あなたは充分よくやったわよ。今日はもう、無理しないで。戦士には休息が必要。今はただ、スタートボタンを押したその右手親指を、ゆっくり休めることに専念して…。


【おしらせ】

次回はプレイヤーの名前入力に挑戦します。お楽しみに。(始まりゃしねぇ)

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2008-06-26

moonプレイ日記その3

テーマ:moonプレイ日記

えー、この「moonプレイ日記」ですが、なかなか始まらなくてすみません。まあでも、長い目で見守って下さいむしろ見守れお願いします。そんなに急いで何になりますか? とっとと攻略法が知りたければその手のサイトに直行すれば良いわけですし、この遅筆(しかし早漏)のボクに「早く書け早く書け」と強いて何の得がありましょうか。何の得も効果もありゃしません。ハッパをかければかけるほどよけいフザケるだけです、この子は。だから、プレイ日記の進行がいくら遅くとも文句は言うべきではないと思うのです。アンタだって金払って閲覧してるわけじゃないんですから、ちょっとは黙った方が身のためだ。ブー垂れるのはオカドちがいってヤツです。せわしない現代人たちよ。過程を無視してすぐ結果を求めようとするせっかち八兵衛よ。おまえらのような輩に警鐘を鳴らすため、ゆとり世代が人体実験の憂き目にあったことを忘れないでほしい。ほら、恋人とニャンニャンする時だっていきなり挿入はしないでしょう? とりあえずピロートークからボディータッチ、然るべき流れがあって本番に至るわけでしょう? だからもう、死ね!!


──以上はボクのファンのAさんがボクを擁護するために書いてくれた建白書です。声を大にして言いたいのは、これを書いたのはAさんだということで、ボクの考えではないということ。文責はすべてAさんにあります。苦情はどうぞそちらに回して下さい。


そんなわけでmoonプレイ日記。早いもので第三回を迎えましたが、いまだにプレイ始まっていません。いつになったら始まるのでしょうか。作者のボクにすらわかりません。ボクが言えることはただ一つ、今回も始まらないということです。いえいえ! ちょっと待って下さい! 何ですかその「どうせやる気ないんだろ」って。ちょっと、ちょっと待てよオイー! やる気はありますよ。いえいえホントですよ! イエイエイエーイ! ほら、やる気マンマンやろ? いや、おい、ちょっと待てって。そりゃねぇだろ。そんな言い方って。ちょっ。え。うわぁ…。マジかよ。傷つくな…。ちょっとヒドすぎるよね。傷つく。そんな言い方されたらさ。あー、ホントにやる気なくなってきちゃったな…。だってね、ちょびっとばかり更新が滞っただけでね、まさかそんなひどいこと言われるとは夢にも思わないじゃん? なに「どうせ」って。ボクの何がわかるの。アンタ、あの子の何なのさ。そうやってさ、根拠もないのに人を嘘つき呼ばわりするのって、人としてどうかと思うよ? ボクだって早くmoonをプレイしたいし、ていうかしたし、プレイチャートはすでに書いてあるからあとはそれを日記風に書き綴っていくだけだし、やる気だってあるし、好き好んでプレイ日記スタートを先延ばしにしてるわけじゃないんですよ。moonファンのみなさんに日記の本編を早く届けたいと本気で思ってるんですよ。でも、仕方ないじゃない…。不慮の事故が発生したんだから…。


<前回のあらすじ:プレステのフタを開けてディスクをセットしてフタを閉めて電源を入れた>


ここまでが前回のおおまかな流れです。おおまかな流れというか、まだこれしかしてません。
で、さっき、いよいよゲームが立ち上がったわけです。「moonプレイ日記、ここに堂々の開幕宣言ー!」と書こうとしました。書こうとしたんです。が……


(お、やっとゲームが立ち上がったぞ)
(さあ、moonの世界にレッツ、ダイブ!!)
(ん? KOEI?)
(KOEIってなんだ?)
(タイトル画面こんなんだっけ?)

  「信長の野望・覇王伝」

ディスクまちがえたー!! つづく。

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2008-06-22

moonプレイ日記その2

テーマ:moonプレイ日記

えーそれでは、プレイ日記、
本格的におっぱいいじめたいと思います。


……失礼しました。
まだこの、キーボードの操作がですね、
往年のキレを取り戻していませんでして…。
多少の打ち間違いはお許し下さい。


本格的におっぱじめたいと思います。


まずこう、プレイステーションのフタを開けるところから始めます。プレステ2とか3じゃない、初代プレイステーションです。
それではフタを開けてみます。
ここを押せばいいのかな? ドキドキ。ちゃんとあくかな? あ、あいた。わ。え。うそ。うまくいっ…た? いっちゃっ…た? やった…やた! ヤッターすごぉい!──えーとコレ、ぶっちゃけ芝居なんですけど、なんだ、なんつうかほら、あんたもさ、初めてウチにプレステがやって来たあの日をちいとばかし思い出したやろ? 目頭が熱くなるのを禁じ得ないだろ? そういったですね、なつかしいキモチでもって、この連載をみんなに見守っていっていただきたい。先生はこう期待しているわけです。


フタがあきました。プレイステーション専用ディスクをセットをします。うまくできるかな? ディスク割れたりしないかな? ええと、ここに円盤の中心部の穴をぉ……描写が面倒くさいから以下省略します。


ディスクをセットしたらフタを閉じます。フタを閉じたらさっさと電源を入れます。──もう、あの日のようなみずみずしい感情で機器を操作するのはやめです。演技するのに飽きたからです。


プレステは立ち上げに時間がかかります。スーパーファミコンに育まれて成長した我々としては、やたら待たされるこの時間、非常にヤキモキしたものですよね。急ぐ気色のまったく見えないプレステのロゴがうらめしい…。


ゲームが立ち上がるまで、ディスクケースの裏面に書かれたゲーム内容の紹介文でも音読してヒマをつぶしましょう。


勇者に倒されたモンスターを救え!
キーワードは「ラブ」。

ある夜、少年は「Moon」で遊んでいた。
それは月の輝きが失われた世界を舞台にしたゲーム。
「ゲームなんかやめて 早く寝なさい!」
お母さんの声に、しぶしぶゲーム終了。
しかし突然光り出すテレビ。
なんと少年はそのテレビの中へ
吸い込まれてしまった!
気が付くとそこは「Moon」の世界。
知ってる風景、見たことのある人々。
「だけどゲームとは何かが違うぞ?」
もとの世界に戻りたいけれど、どうすればいいか…
ヒントは、勇者に倒されたモンスターを救って
現れるラブにあるようだ。
さぁ! どうする少年!』


ほう。(さも今知ったと言わんばかりの大げさな顔で)
そういう物語設定のゲームですか。
なるほどね。(オーバーアクション気味の表情)


構造主義的な回りくどさで説明するならば「『moon(小文字)』という虚構世界で『Moon(大文字)』なるゲームをプレイしていた少年が、虚構内虚構であるその『Moon』の世界に吸い込まれる」と。
どうです、とてもわかりにくいでしょう。


要するにまあ、説明文を音読した通りです。
ロール・プレイング・ゲームいわゆるRPGの世界に、プレイヤー本人が迷い込んでしまう、と。
普通、RPGと言えば、「ゲームの主人公『勇者』を操作し、悪者を倒して世界を救う」というのがオーソドックスなスタイルです。が、この「moon」においては、プレイヤーが“プレイヤーの分身としての主人公”を操作するのではなく、プレイヤー本人がゲームの中に登場してしまう、と。二重構造。つまりメタフィクションの一種ですね。よし。すごくわかりにくい。ほんと久々に文章を書くから、理屈くさくてとても読めたもんじゃないや。でも、別にいいや。だって、プレイ日記とは関係ないからね、この段落。プレイ始まってないからね、まだ。肝心の「moon」はタイトル画面すら表示されていません。


プレイ日記、本日から本格的におっぱじめる予定でしたが、なんだか電源入れただけで終わってしまいました。読者諸氏におかれましては「能書きはいいから早くゲームをスタートしろ!プレステのフタをあける描写なんか省略しろ!」そりゃもうイライラがつのっていることでしょう。ですよね。すみません。


あ。残念ながら動画ファイルナビゲーター(エロサイト)に出かける時間となってしまいました。誠に心苦しいのですが続きはまた次回。さようなら。

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2008-06-21

moonプレイ日記その1

テーマ:moonプレイ日記

発端 (ある日のボク)


1.
 近いうちに何か更新する
 って約束してしまったからには何か更新しなければ。
 それに、いちじるしく創作力が落ちているから
 リハビリがてら何か文章を書きたい。


2.
 しかしアレだな、
 以前のように気の向くまま電子ゴミを書き散らすと
 ブログとしての見栄えが悪くなるわな。
 せっかく大量のゴミ記事(300件あまり)を処分して
 厳選記事だけ残したってのに。


3.
 あ、moonのMDの記事が好評だから
 今度はプレイ日記でも書けばいいんでないかい。
 たとえそれほど面白くなくても YouTube紹介なんかよりは
 よっぽど実りのある記事になるやろ。


そんなわけで
プレイステーション専用ゲームソフト「moon」の
プレイ日記を書いていきます。







あらかじめ申し上げて置きますが、
普通のプレイ日記にはなりません。


<理由1。新鮮な気持ちでプレイできない>
 moonのMDを聴く方法について
ドータラコータラ講釈してるくらいですから、
ボクは相当このゲームに通じています。
それこそ10回以上クリアしてると思います。
 なので、初めて遊ぶゲームに対していだく感情
「俺は今まさにこの新作ゲームを攻略しているZE!!」
「次はどうなるのかなワクワク!!」
「やっとこさココの謎が解けたコレでようやっと先に進めるイェーAHA体験!!」
っていうリアルタイムな心象は表現不可能。
 攻略法を書くにしても、このブロードバンド時代、
詳しくて丁寧な攻略サイトも数多いことですし、今さら書いても…ね。


<理由2。作文のおけいこも兼ねている>
 お行儀の良い、まともな文章、そんなモノは書けなさそうです。
脱線とか戯れ言、蛇足や冗長なセンテンスの大盤振る舞いとなりそうです。あらかじめご了承ください。
ていうかこの、ブログ文化特有の、
「改行してスッキリ読みやすい記事にしよう!」っていうのがですね、
もうイヤになってきました。
なんかこの、アメブロは特にメンドクセんですよ。
読者のみなさまには申し訳ないんですが、「1行は40文字くらいがちょうどEからそろそろ改行しよ!」的な気づかいで疲弊するのもアレですので、ダラダラとこう、改行せずにですね、文章を垂れ流させていただきたい、こう思っとるわけですね。つまりはあの、読者無視ですよ。いや、すみません、ちょっと語気が強すぎました。読者軽視というかですね、きさまらの視力がガタ落ちしようが俺には関係ないというかですね、いやすみません言い過ぎました、そんなこと夢にも思ってません。がしかしですね、少しくらい読みにくくったって、いいじゃないか。こう思ってることは事実でありましてね。事実こうして改行なしのロングランでお送りしているわけで、むしろ句読点だっていらないんじゃないかとさえ思い始めている今日このごろなわけです敬具追伸すみません。


 読者の中にはmoonをプレイしたことのない人も数多くいらっしゃるでしょうから──あ、ちなみに「moon」の読みは「ムーン」であって「もおん」ではないのであしからず、で、ゆえに、だからこそ、ビコーズ、moonのことを全く知らない人が読んでも面白く感じていただける読み物にしたいと思いますなるべく。
 ボクはmoonのゲーム内容については知り尽くしているわけで、休日を1日つぶせばソッコーでクリアできちゃうくらいなんですが、そこはアレ、女優魂を発揮してですね、なんか随所で知らないフリをしてみたりすることによってこう、新鮮な感覚、魚屋用語でいうところの鮮度をですね、演出できればいいなと思っております。


それではこの不定期連載「moonプレイ日記」、いつ果てるともわかりませんがよろしくお願いします。

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