2008-07-07

moonプレイ日記その6

テーマ:moonプレイ日記

あっちーやる気しねー
ということで第6回です。更新頻度がヘッポコですみません。ちょっと一杯のつもりがアレヨアレヨという間に四杯飲んでいたりバドガールにオデコで卵を割られたりカラオケボックスで気付いたら不覚にもパンツ一丁だったりな謎な毎日を過ごしていたゆえ更新できませんでした。ごめんなさい言い訳です。っていうか状況説明不十分で言い訳にすらなってませんね。ちょっと聞いただけではその時どんな有り様だったのか想像もつかないミステリーサークルな毎日ですみません。

言い訳は良しとしプレイ日記の続きおっぱじめます。ただし、現在失恋中でございます、「とっとと連載終わらせて心おきなくサボりたい」「最近ではパソコンを立ち上げるのさえオックウだ」「心?どうですかね…」「18782(イヤなヤツ)たす18782、イコール37564!(ミ・ナ・ゴ・ロ・シ!!)」「セックスしてー(ドサクサ)」など、moonファンらしからぬ邪念を胸に、この文章を書くことをお許し下さい。


 さて前回の続き。名前入力を終えると「あらあらワタクシ今スーパーファミコンをプレイしているのかしらプレステをテレビにつないだはずなのにオカシイわねオホホいやねえウガアァァ暑さで頭がどうにかしてしまった!」なグラフィックのRPG『MOON』が始まります。地球温暖化の影響で脳細胞が爆ぜてしまったのでしょうか。いいえご安心下さい頭がどうにかなってしまったわけではございません、わざと昔なつかしい“いかにもテレビゲーム”な画面なのです。演出です。仕様です。想定の範囲内のヤラセです。ありがちな中世ヨーロッパの世界観、ありがちなお城の王座の間にて、ありがちな勇者がありがちな冒険に向けてありがちな旅立ちを果たす、ありがちなRPGによく見受けられるありがちな場面。ドラゴンクエスト(以下「DQ」)及びDQに影響を受けた凡百のRPGをおちょくったパロディーです。


 玉座の間にいるのは、王様・大臣・兵士二人。これまたこれ以上ないほどありがちな面々。話すセリフはコミカルに誇張されています。王様の「そなたはつよい すばらしい それではたのみましたぞ」は、一本道のRPGではおなじみの一方的な押し付け感に満ち満ちているし、大臣の「ザコどもをぶっころして けいけんをつむのがよかろう」という物騒なセリフもテキスー。兵士は二人とも「がんばってください」しか言わない無個性ぶり、なんて白々しいんでしょう。主人公の勇者は一言も発さず、言われるがままに世界を救う使命とやらを背負わされます。この辺の「やらされてる感」の再現は見事なものです。


 お城を出ると、いきなり最初の戦闘です。「くるったいぬ」が勇者に襲いかかってきます。しかしまあ、「たたかう」「まほう」「にげる」などのコマンドは選べず、以下のテキストメッセージが次々に表示されます。


 くるったいぬはしっぽをふった しかしなにもおこらない
 ゆうしゃのこうげき くるったいぬはにげだした
 ゆうしゃはけいけんちこそ えられなかったものの
 おのれのつよさに まんぞくかんをえた


なんでしょうこの展開。DQに慣れたボクたちにとっては違和感ありあり。


 初めての戦闘を無事に終え、勇者は城下町を歩きます。(町の人たちには話しかけないことにします。一通り話してみるのが普通ですが。今回は割愛します。なぜならセリフをここに書き写すのがかったるいからです。)さっさと町を出て冒険の旅に出発しましょう。

 ──そのまま素通りで町から出ようとすると「ひとのいえのタンスをちゃんとしらべなくては/そしていただけるものはきっちりいただいておこう」という、あまりにもすばらしいメッセージが表示されます。
 思えばDQの主人公は民家にズカズカと侵入し、手当たり次第にタンスや宝箱を調べてアイテムをかっさらっていくものです。これはそんな「世界を救ってくれる勇者だからって、何をしても許されるのか?」というDQ最大のタブーに触れた強烈な諷刺となっています。
 言われた通りババアの家を漁りましょう。ババア、ごていねいに「タンスのなかには いいものがはいってるからね」ですって。そこでヨシ来た遠慮なくタンスを調べてみますと、アラびっくり。「でんせつのかぶと」「でんせつのよろい」「でんせつのくつ」がいきなり手に入りました。どうなってるんでしょう、このクソゲー。
 伝説装備一式ゲット、ホクホク顔でババアの家を出ると見えない何かにぶつかりました。ん? まあ気にしないで先に進みましょう。いよいよ町を出ます。


 ちょいとネタバレしますよ。

 『moon』本編が始まるとすぐに判明することですが、「くるったいぬ」は普通のワンちゃんであって、狂ってるのは勇者の方なのです。
 「でんせつのかぶと」「でんせつのよろい」「でんせつのくつ」はババアの「パンティー」「ブラジャー」「ストッキング」なのです。
 ババアの家の軒先でぶつかる「見えない何か」は、実は、勇者には見ることのできない主人公なのです。
 『MOON』と『moon』は、同じ世界のはずなのに、どこかがビミョーに違う。テレビの外から見た『MOON』(傍観者として眺めた表層的な世界)と、テレビの中の『moon』(当事者として体験する本当の世界)、ズレている。勇者は、『MOON』ではカッコイイけど、『moon』では危険な道化。


 かなりネタバレしますよ。

 トンチンカンな勇者の行動、ありきたりなRPGに対する毒のあるパロディーとしてかなり秀逸で、とても笑えます。ボクも初プレイ時はニヤニヤしたり声を出して笑ったりしたものです。
 でも、ドン・キホーテ的な勇者の狂った行動は、単なるパロディーではありません。プレイを進めるうち、勇者の素性が徐々に明らかになり……あとあと、非常にやるせない、言いようもなく不快で悲しい事実となってプレイヤーの心を揺さぶります。──この辺の深さが『moon』の魅力の一つですよね!そうだよね!ね!(訴えるような視線)


つづく。

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2008-07-01

moonプレイ日記その5

テーマ:moonプレイ日記

第5回、ですか。(ひとごと)
7月に突入したことですし、そろそろ心を入れ替えてマジメにプレイ日記書こうと思います。


 タイトル画面で「Game Start」を選ぶと、オープニングが始まります。──この時プレステ本体にメモリーカードを差していないと「用意したほうがいいよ」的な助言が表示されます。メモリーカードが無いとセーブが出来ないからです。セーブとは、ゲームをどこまで進めたか記録・保存する行為のことです。セーブをせずにプレステの電源を切ると再開する際は初めからやり直し……なのでメモリーカードは超重要です。


 オープニング。パジャマ姿の少年が、タイトル画面に表示されていた例のテレビの前に座る場面から始まります。窓の外には煌々と輝く月…。主人公の少年が、夜中に『MOON』というゲームを始める場面です。
 暗転し、テレビ画面のアップが表示されます。そこに映し出されるのはアスキーのロゴとラブデリックのロゴ。ボクが『moon』を起動させた時とほとんど同じ展開です。ただし、アスキーのロゴがデフォルメされています。騎馬の横姿なのですが、馬上の騎士がゲーム中の「勇者」に置き換えられています。
 そのまま『MOON』のオープニングが始まります。『MOON』というゲームのいわば序文にあたる文章がズラズラと表示されます。これは“一般的RPG”の、おおげさで難解ぶった能書きのパロディーとなっています。全文は以下の通り。

その現象は、ラブデガルドで「竜の城」と呼ばれていた前人未踏の奇巖山で起こった。


画面が切り替わります。


威容を誇る竜の城山頂付近には数十億年の風雪の奇跡によって形成された鉤十時状の「デスクレバス」と呼ばれる岩裂があった。


このあたりはまだ、「ふむふむ」といった感じ。


ラブデガルドの民に潜む闇の心律が民の個意識の一定数と共鳴したとき、ムーンの聖なる共振光にゆがみが生じ、デスクレバスの中心部分に絶対暗黒点を作り出した。


だんだん読むのが面倒になってきます。


絶対暗黒点によって聖なる律動は邪悪なる律動へと波動変換されていった。邪悪なる波動がよじれゆがみ更なる闇と暗黒を形成する過程で波動が物質化され邪悪なる生命体ドラゴンが生み出された。何故かは知りません。


最後の「何故かは知りません」のイーカゲンさ。この辺に至ってようやく「ん? これもしかして頑張って読む必要ないんちゃうか?」という疑問が生じてきます。


邪悪な波動がラブデガルドを覆い始めたころ、三大古文書である四界文書の五章六節に表波動の文字で表現されている「邪界の竜現れしとき聖なる勇者降臨す」の伝説がラブデガルドを駆け巡り、民は信仰にも近い祈りを込めて勇者登場を待ちわびた。


表示時間がだんだん短くなり、文章を全て読む前に画面が切り替わるようになります。疑問は確信に変わります。「このオープニングは既成のRPGのオープニングを皮肉っているのであって、ちゃんと読む必要はないんだ」そして次の瞬間とどめが刺されます。超細かい字で以下の文章が一度に表示されるのです。読めるはずありません。


ラブデガルド全土に民の祈りを込めた言霊がうねりながら広がり天空の果てまで響き渡った。民の言霊が必然的に絶対愛がもたらす表波動音律と共鳴したときラブデガルド城下に勇者と呼ばれし者が突然現れた。勇者は竜の城に向かい意識が波動と物質とそして光と宇宙と神と交錯し、大いなる力と聖剣と賢者は魔界を開き水晶の揺らぎをラブデガルドに教示させた。絶対暗黒点は相対光芒点になるはずだったが、聖信仰は聖振光だった為に特異点を凌駕したことにより分析された概念物質は崩壊した。これでは理論構築に矛盾を来す恐れがあるのでギュッピリと波動律動をパラノ解析した。そして勇者のムーン伝説は同化されたクリスタルの宝玉が浮遊城にモード7飛空挺であって出て来た台詞が「俺が守る!」既視世界と輪廻世界の狭間を彷徨う勇者の意識に聖音律がこだました。「幻夢などやめて早く目覚めよ」


末尾の「幻夢などやめて早く目覚めよ」は、お母さんが少年に向かって言う「テレビゲームなんかやめて早く寝なさい」に呼応する、『moon』における一種のテーマです。


 人を食ったオープニングが終わると、『MOON』のタイトルが表示されます。いささかレトロ。スーパーファミコン時代の貧弱なグラフィックです。「PUSH START」とあるので望むところだガッテンショーチ思う存分スタートボタンを押してやりましょう。えい。
 すると、安っぽい電子音を伴って、まるで『ファイナルファンタジー』のようなデータロード画面が。──『ファイナルファンタジー(以下『FF』)』は『ドラゴンクエスト(以下『DQ』)』と双璧を成す、RPGの二大巨頭。大人気シリーズです。こんな人気作を茶化して大丈夫なんでしょうか。大丈夫です。


『FF』みたいなロード画面から「NEW GAME」を選ぶと──いや、それしか選べないんですが、選ぶと、名前入力画面になります。やっとたどり着いた。ふぅ。忙しかったですね。アスキーのロゴとラブデリックのロゴ、『moon』のタイトル画面、にせアスキーのロゴとラブデリックのロゴ、『MOON』のゴタクを並べた長ったらしいオープニング、『MOON』のタイトル画面、『FF』っぽいロード画面…。長く険しい旅を経て、やっとここまで到着しました。この分のペースでいくと、ゲームをクリアするのはいつになるのでしょう?


さてさて名前入力画面です。主人公は言ってみりゃ自分の分身。愛情たっぷりの名前をつけてやりましょう。う~ん、何にしましょうか。うーん。悩むなぁ。本名だと、実はボクが女の子だってこと、ブログの読者にバレちゃうし…。うーん。どうしよう。ファッキン。


仕方ないので何も入力しないまま「おわり」を選びます。たいていこの手のゲームはプレイヤーが何も入力しなかった時のための基本的な名前が用意されてるもんです。『MOTHER2』なら「ネス」ですし、『タクティクスオウガ』だったら「デニム」です。専門用語で「デフォルトネーム」っていうんですが、それに頼りましょう。えいっ、「おわり」、と。


あれれ。「なまえをいれよ」ですって。名前を入れる欄に「なまえをいれよ」って表示されました。残念。『moon』においてデフォルトネームは存在しないようです。ちゃんとプレイヤーが考えないといけないみたい。ファッキン。


腹立ちまぎれに、ボクはそのままもう一度「おわり」を押した。すると、どういうわけかゲームが始まった。「なんだい、ちゃんとデフォルトネームあったんじゃないか。悩んで損したぜ」 その時はそう思った。 これがとんでもない間違いであったことに気付くのは、『MOON』ではなく『moon』が本格的に始まった時のことであった。。。

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