先週の木曜日、初の試みである「アンケートレッスン」なるイベントを開催しました。


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<アンケートレッスンの流れ>


普段のレッスンでは、教師が提示したステップを踏むだけですが、今回のアンケートレッスンではみなさんの声を直に聞いて、選曲やステップ構成をその場で変えてよりよいものに仕上げていきたいと思います。


前半は普段のレッスンと同じような流れで始まります。でも、教師が指導するというよりは、みなさんの声を聞きながらレッスンを進めていくようにします。


レッスン後の1時間くらいを質疑応答や内容評価などの時間に充てたいと思います。


頂いたご意見を元によりよいカリキュラムに仕上げたいと思います。

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ということで、10名の方にご参加いただきたくさんのご意見を頂きました。



21世紀のバレエ指導法研究会のブログ-アンケートレッスンの様子


お陰様でこちらが想定していなかったようなことが次々と明らかになり、カリキュラムの更新が一気に進みました。


参加された方の感想をご紹介させていただきます。


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5年以上も空白があったのに覚えていて下さり、大変嬉しく思いました。

沢山の生徒さんがいらっしゃるのに覚えていらっしゃれるのは、それほど真剣に取り組んでいらっしゃるのだと思いました。


アンケートレッスンは、踊る楽しさを感じられ、楽しく、そしてとても勉強になりました。

レッスン後の座談会は、先生や生徒さんそれぞれの感性や捉え方などが単に一生徒である者でも、振りや音楽だけでなく、人の考え方の部分でも大変興味深いものでした。


教えるだけの一方通行ではなく、常に前進を目指し、工夫し努力されている姿勢をこの5年間もずっと続けてらして、まだ手のかかるお子さんもいらっしゃるのに、更に改善されようとしていらっしゃることに感激致しました。


<中略>


「ふぁんだより」もバレエに関する勉強になる記事からお料理レシピまでバラエティーに富んだ内容で充実していて、楽しく拝読させて頂きました。

流れ作業的な教室も多い中、生徒にここまで手厚い提供をして下さるなんて…。


またレッスンを受講しに伺いたいと思います。

よろしくお願い致します。

ありがとうございました。
                   (Y.N、女性、40代)
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Y.N様、ありがとうございました。


また、次のようなご意見も頂きました。


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2/11のアンケートレッスンに参加して

                                     N.I


私は16歳で突然バレエを始めたので大人から始めた部類に入ると思いますが、バレエの美しさもさることながら、体の使い方の理論が面白くて、どんどんのめり込んでいった記憶があります(石島先生の説明を聞いていると私の理解は生半可だったと思いますが)。


解剖学的な本も自分で読んでみました。全ての理論が、体が最も美しく見えるために編み出されたものだと気付いたときにバレエがつくづく素晴らしいものだと思いました。


つまり、当たり前のことなのかもしれませんが、バー→センター→振付へとつながっていることが理解できるレッスンが頭の充足度が高くなると思います。


体の充足度は…難しい振付は何度も練習して覚えるしかないので個人の努力によるところが大きいと思いますが、先生にお願いしたいこととしては、難しい部分は時間を掛けて噛砕いてください、ということでしょうか。



大人の場合は体よりも頭が発達していて、まず頭で理解してから体に指令を出す形になってしまうと思います。


少なくとも、私の場合は「見よう見まね」ということが下手でした。逆にそれを逆手に取って頭のよさを活かした大人なりの習得方法があるはず、と信じています。(退化する一方では悲しい…)


私の悩み:バーで正しく立とうと意識すると足が一歩も出ません。骨盤やお尻が正しい位置からずれる、という恐怖で。


これは多くの方が経験しているのではないかと思います。ガチガチにならずに正しい位置をキープすることはできないでしょうか。


一生に一度は踊ってみたい作品:プロコフィエフが好きなので、「ロミオとジュリエット」か「シンデレラ」の曲。


バランシンの「シンフォニー・イン・C」の第4楽章。
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石島からの回答です。



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N.Iさま


先日はアンケートレッスンにお越し頂きありがとうございました。また、昨日は丁寧なアドバイスも頂き、大変感激いたしました。


ご指摘の通り、大人のクラシックレッスンは「頭の満足」という部分が大いに必要かと思っております。


大人から始められるとどうしても体で覚えると言うよりは頭で理解しないと追いつかなくなる部分が多いですから。イベント参加者の生徒さんの反応も同様でした。


今回は私が中級クラスを担当していることもあり、中級レベルのレッスンを行いました。


少しレベルが高い部分も大いにあり、質疑応答ではレベルの振り分けについてのご指摘もありました。


当スタジオでは、初心者、初級、中級という3つのレベル分けがされていることをご存じでない方も多くいらっしゃいましたので、レベル別のクラスについてお話しさせていただきました。


初心者、初級では丁寧にステップの解説を行い、ステップの理解度を深める工夫がなされていること、中級では振り付けの醍醐味を味わって、踊りそのものを楽しむ工夫がなされていること、などをお話ししました。


中級の前に初級があることを理解なされて、レベルについてみなさん納得されたご様子でした。


体で楽しむレッスンと、頭で楽しむ(理解する)レッスンの融合というのは、私自身もいつも悩むところです。


事実、融合は難しい物だと思っています。


そこで、当スタジオではクラシックレッスンや、ヴァリマラ、51曲ステージプランなどは体で楽しむクラス、そして、頭を楽しませるクラスは、アナトミーバレエや、これから新設されるであろう「解剖学バーレッスン」などで補っていく方向です。


両者をうまく組み合わせてレッスンを受講なさると体も頭を変化し、相乗効果でより素敵な踊りが踊れるのではないかと期待しています。


N.Iさまのご期待に添うよう、これからも精進いたす所存です。


これからも忌憚のないご意見をどうぞお寄せください。今回は本当にありがとうございました。


どうぞこれからもよろしくお願いします。


石島
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4月からの新生カリキュラムに乞うご期待下さい。

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