悲しむということ(80)

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12月に母が入院しました。骨折ですが、年齢のせいで手術もなく、痛みを止める日々。30日に退院したのですが、全く歩けなくなり、食事もとらなくなっていました。


お正月の5日間を一人で看る自信がなく、1日に病院に逆戻り。さみしくないように毎日病院に通い、車いすや玄関の階段手摺を外して、やっと退院できたのが6日。ばたばたした年末年始でした。
それはゆっくりと母を失う過程としての看取りにとって、とても良い時間だったのかと思います。

 

人は、失う準備や悲しむ準備ができません。何月何日何時に失うということは予測もできなければ、今であるということを覚悟することができないのです。日々一日一日を嫌になったり、怠けたりすることがあっても、精いっぱい過ごしているのです。
 

昔、少し危険と言われるスポーツをしている人から、「死ぬ間際の人に大丈夫かと声をかけると、急な死の時は大丈夫と答えるのだ」と聞いたことがあります。ご本人も覚悟ができていないということなのでしょう。
 

準備のできていない喪失の悲しみがいつまで続くのかわからない状態の皆様を思います。
なかなか参加できない日々ですが、心はつねに皆様と一緒です。
いつもの時間いつもの場所で心の扉を開けてお待ちしております。

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ひろの会とは・・・

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ひろの会は、大切な方をなくした人が自分の思いや体験を語り合い、悲しみを分かち合う場です。

 

大切な方の死は深い悲しみと苦痛をもたらします。そうしたメンバーの心の傷の回復を共に歩みます。

 


死別の悲痛から回復するためには、悲しみや自責の念、つらさ、怒りなどの様々な感情を表現していくことが大切です。同じような体験をした人が語り合っていくうちに、少しずつ心の重さが軽くなるかもしれません。

 


ひろの会では、どんな話をいくらしてもいいし、話したくなければ他の方の話を聞くだけでもかまいません。話したくない人に話をするよう強制はしません。

 

ひろの会は特定の宗教や営利事業とは無関係です。
東区総合福祉センターを会場とし、毎月第3土曜日午後2時からが活動日です。

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分かち合いで大切にしたいこと

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分かち合いでの約束

1.ここで聞いたことは、参加者以外の人に話さないようにしましょう。話されたことをノートに取ることはしないでください。
(安心して話せる場にしたいからです)

2.話したくないときは話さなくてもかまいません。話したければ、同じことをくりかえし同じことを語ってもいいのです。
(発言を強制することはしません)

3.みんなが話せるよう配慮し、一人で話し続けないようにしましょう。
(みんなで悲しみを分かち合いたいからです)

4.他の人と比べた話は、控えるようにしましょう。
(悲しみを比べるようなことはしません)

5.参加者同士が、励ましたり、アドバイスしたりなどはしないよう、そして自分の考えを押しつけないようにしましょう。
(痛みが一人ひとり違うことを大切にします)

6.他の人が話している時はおしゃべりせず、最後までよく聴きましょう。
(気持ちよく話せるようにするためです)

    ひろの会は聞くことと語ることを大切にする場所です。

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1月の集い

テーマ:
日時 1月20日(土)午後2時~4時
会場 広島市東区総合福祉センター4階 小会議室

http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1266468580892/index.html


参加費 200円
予約は不要です。
問い合わせ 谷川(電話 082-221-5285)

 

終了後、食事会を行います。

時間 午後5時より
場所 磯の坊
  広島市東区光町1丁目8−7

 

「ひろの会だより」12月号
http://ww4.tiki.ne.jp/~enkoji/hironokai.pdf

悲しむということ(79)

テーマ:

子どもとの面接で、「最近死んだ猫のことを思い出さなくなった。それがすごくダメなことの気がする」と聞きました。理由は「その猫が消えてしまうから」とのことでした。

 

本気で自分を責めている子どもに、「同化といってね、猫(の存在)は今まであなたの外にあったから、死んじゃったことが悲しかったのだけど、あなたの内側にいるから悲しまなくてもよくなったんだよ。あなたの一部になったってこと」と伝えると、とてもうれしそうに面接を終えました。

 

これは自分のために、皆様のために、語った言葉のように思いました。グリーフは内側に入るまでの過程の流れが滞っているのかもしれません。言葉にして、お気持ちを話すうちに変わってくるものだと思います。

 

いつもの時間、いつもの場所でお待ちしています。


12月の集い

テーマ:
日時 12月16日(土)午後2時~4時
会場 広島市東区総合福祉センター6階 研修室1B

http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1266468580892/index.html
参加費 200円
予約は不要です。
問い合わせ 谷川(電話 082-221-5285)

 

「ひろの会だより」11月号
http://ww4.tiki.ne.jp/~enkoji/hironokai.pdf

悲しむということ(78)

テーマ:

いつの間にか、えびす講の準備がはじまり、広島は冬に向かいます。


とても長く暑い夏が終わり、秋を味わう間もなく、昼間は夏の様相を呈したままで、朝夕の冷え込みが始まりました。
 

11月3日に全日本剣道大会がありました。妹は剣道大会のテロップの左端にいつも席を取って、亡くなった年まで元気な姿を見せてくれました。昨年はつらくて見ることができなかった。今年は見ながら、本当にいないんだなと思いました。亡き人の命日を数えるのではなく、亡き人の誕生日を数えている自分にも気づきました。
 

こんな話ができる場所は本当にありません。いつまで考えているの? そんなことしても亡くなった妹さんは喜ばないよ。そんなことを言われます。
 

言われなくても分かっています。でも思いを閉じ込めるのではなく、語りたい、受け止めてもらいたい。自分の中の物語を外に出したいと思うのです。その場所が自助グループであり、ひろの会なのだと思います。
 

語ることの癒し。語ることで自分の中の物語が変化していく過程を踏むことができるのです。たしかに外から見ると、いつも同じことを語っているように思われるかもしれません。
 

休みがちの昨今ですが、休む前に長く参加していた時、同じことを語る人はいなかった。これが「言いっぱなし、聞きっぱなし」の自助の力なのだと思います。
 

怒りの形で悲しみを表す人。攻撃の形で悲しみを表す人。自分が乗り越えようと様々な手を尽くし、そのことを肯定してもらおうとする人。そのことを教えたいと思う人。ただ聞く人。泣きに来る人。様々な悲しみの形を受け止めることが私たちのひろの会だと思います。
 

いつもの時間、いつもの場所で、心の扉を開けてお待ちしています。

11月の集い

テーマ:
日時 11月18日(土)午後2時~4時
会場 広島市東区総合福祉センター4階 ボランティア研修室

http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1266468580892/index.html
参加費 200円
予約は不要です。
問い合わせ 谷川(電話 082-221-5285)

 

「ひろの会だより」10月号
http://ww4.tiki.ne.jp/~enkoji/hironokai.pdf

悲しむということ(77)

テーマ:

前回はお休みして申し訳ありませんでした。母が退院して、退院準備の段階から、病院に呼ばれることが多く、ばたばたとして忙しさに酔っぱらって、何もかもおろそかになっていました。

 

日にちが経つ感覚がなくて、気が付くと10月でした。10月の最初はまだ昼間が暑く、秋の気配がしないと思っていましたが、一雨ごとに風が冷たくなってきていて、秋が来ているのだと思います。夏の疲れが出るころです。ご自愛くださいね。

 

さて、何かを失うということはとても悲しいもので、それが特に人の場合は、その方と過ごした時間、その方と過ごせない間の時間もすべてを失うことなので、納得の問題ではなく、つらいものだと思います。

 

そのつらさをなかったことにして、誰にも話さず、自分一人の胸の中に押し込んだら、悲しみがあなたと共に一緒に歩む友となり、生きる力になることはありません。

 

話すことは一人ではないと確認でき、受け止めてもらい、出口のない苦しみを分かち合い、歩む力となる、とても大切なことです。そのことを最初の目的としてひろの会ができました。

 

顔ぶれが変わり、わたくしたちも年齢を重ね、その中で飽かず弛まず同じ時間、同じ場所を旨として取り組んできました。家族のばたばた介護、体調不良などからなかなか参加できず心苦しいですが、気持ちを共にすることは変わっていないつもりです。

 

いつもと同じ時間、同じ場所で心を開いてお待ちしています。

10月の集い

テーマ:
日時 10月21日(土)午後2時~4時
会場 広島市東区総合福祉センター6階 研修室1A

http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1266468580892/index.html
参加費 200円
予約は不要です。
問い合わせ 谷川(電話 082-221-5285)

 

「ひろの会だより」9月号
http://ww4.tiki.ne.jp/~enkoji/hironokai.pdf