2012-06-12 17:05:46

術後2年

テーマ:退院後
 2010年6月に受けたバー挿入手術からなんと2年が過ぎました。節目ということで最近の体の状態について書こうと思います。

・何かがはさまった感じ。
 深く息を吸い肺を大きく膨らませたのち吐くと、バーにより持ち上がっている胸骨の右あたり(私の場合そこの骨は折れていて繋がっていないのですが)が、パキッと音をたてます。骨が呼吸によって、定位置から動くからだと推測するのですが、たまに音が鳴らず、その付近で、筋だか何だかよくわからないものが、隙間にグッと挟まったかのような気持ち悪い感覚があるときがあります。その時は胸に力を入れてあげると、パキッと鳴って気持ち悪さから開放されるのですが、不可解です。指をポキポキ鳴らすような感覚と同じといえばいいでしょうか。重大な問題は想像しませんが、部位が部位だけに、気にはなっています。

・右胸の拘束感→右肩の肩こり
 バーは左右の胸に真横に一直線に入っているのだから、拘束感があるとしたら両胸にあるべきなのでしょうが、左胸に比べて右胸の拘束感が高いままです。私は重度の非対称漏斗胸ゆえに右胸の広範囲な凹みの大半は持ち上がっていません。術前より呼吸がしやすいのは確かですが、左肺と同じように活動したい右肺が、比較してまだ圧迫されている分、努力呼吸を強いられているような印象です。それゆえ、右肩、右背中の筋肉にストレスがかかっています。術前に慢性的だった右肩の肩こりが、術後にとても軽くなったのですが、最近ぶり返してきています。

・無理をすればやっぱり痛い
 重いものを持ったり、主に右胸ですが、ああ無理したな・・・と度々後悔です。


 さて、笠置先生からは手術から2年半後に、バー抜去の再手術の段取りをするのでメールをよこせという話でした。つまりは2012年の12月です。しかし今や手術が1年待ちみたいな噂もありますので、ぼちぼちメールしてみようと思います。
 私の場合、バーを抜くと持ち上がっていない部分の凹みが目立ってしまい、見た目的には事態が後退するのは予想できているのですが、とりあえず抜く計画です。その後体力づくりして、また以前のように呼吸がしづらいことになれば、再び手術を受けようかと思っています。漏斗胸の手術が、もっと気軽な手術であってほしいと、願っています。

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2011-10-11 12:22:05

術後1年4ヶ月

テーマ:退院後
手術から1年4ヶ月。
術後の経過よりこれまでにない変化が見られたのでその報告と考察を書きたいと思います。

1.心電図の変化

職場の健康診断の心電図検査により、「R波増高不良」という結果が出ました。総合してこれ自体に重大な問題はないのですが、術後直後に受けた前回の職場の健康診断ではこのような結果が出ていなかったことから、心臓の位置が変わってきているか、電極を取り付けミスったか、はたまた別の何かの原因が考えられます。

2.偽性漏斗胸の所見

医師でなく私自身の所見ですが、時々みぞおちの軽い凹みが見られるようになりました。常にではないのですが特に吸気の際に顕著です。私の場合、長年漏斗胸であったからか、リラックスしている時など腹式呼吸している時間が多く(胸を動かしていない!)、吸気でお腹が膨らむと同時に指先程度凹むという感じです。腹筋を締め、意識的に胸式呼吸をするとその凹みもなくなります。つまり複式呼吸のときに凹む偽性漏斗胸の状態にあると思われます。

想像するに、吸気時の胸郭内陰圧が高まったときに、骨格に囲まれていないみぞおちがその陰圧に負けて内側に引っ張られているものと考えます(そもそも「みぞおち」とはどこかというと胸骨の部分ではなく胸骨の下のなにもない部分です。只今私の体にはバーが2本入っており、胸骨は裏からささえられているので、そこは凹みようがありません)。本来は胸郭内に収まっているはずの横隔膜の位置が、みぞおちより下まで下がっているのが私の漏斗胸の原因なのではと推測したりもします。これによりもし将来バーを抜去した時、ついでに胸骨は内側に引っ張られるだろうし、再陥没もしくはそれに近い影響が出てくるのではと心配するところです。ただ予防法はある程度明確で、腹筋強化により横隔膜が過度に下降するのを抑える他に、胸式呼吸による肋間筋の強化、いわゆる呼吸筋のトレーニングが有効と思われます。徹底するしかありません。

3.高血圧の原因

私の漏斗胸治療が高血圧を発端にしていつつ、これまでブログでは血圧のことには触れず仕舞いでした。私が高血圧だと思っていた理由は、学校や職場での健康診断で血圧を測れば必ず、上は150近く、下も100を越えるという結果だったからです。しかし日常的には不明でした。このたびやっと血圧計を購入し、普段はどんなもんだろうかと計ったところ、上は100台~120台、下も60台~70台と、至って正常範囲でした。つまりは極度の白衣高血圧だったのです。恐らくは漏斗胸を見られることが苦痛だった時代を過ごしてきたその名残により、今でも条件反射的に血圧が上がるのです。普段が平常とはいえ、こうも極端な変動が身体にいいわけがなく、トラウマを克服しなければなりません。

経過については今後も何かあった場合は書き込みたいと思います。

2011-06-15 13:16:44

術後1年

テーマ:退院後

手術から1年が経過した。窓を開けると、もっさりした湿気が病室に流れ込む。雨降りの松山の空をただぼけーっと眺めていた日々を思い出す。入院というのは実に時間が止まる。これから身体が良くなって行くのか闇雲であるし、退院してからが人生のスタートだと思うからだ。しかし世の中には、何ヶ月、何年と入院している人がいるわけで、そんな人たちの辛さがわかったような気がした。
これは治るのか??とあんなにも思っていた当時からは信じられないほど今、身体は平常に近い。(実際は平常がどういう状態なのかわからないので)重大な問題はない。
腕立て伏せをしてみる。仕事では重量物を持ち上げたりするが、やはり不安があってトレーニングとして筋肉を使うのは術後初めて。上半身に力を込めても呼吸が楽にできることに驚く。そしてやり終わってからも呼吸が整うのが早い。体作りが楽しくなりそうだ。ちなみに腹筋運動は体を曲げて起き上がる動作にまだ不安感があるので、それ以外の方法(軽いやり方)で試みている。
大きく息を吸い込むと、残された上部の胸のへこみ付近がピリリと痛む。骨の痛みなのか、肺の痛みなのかはわからない。

ナス法による漏斗胸手術を受けた1年後の身体は、手術前と比べどうなっているのか主な点をまとめる。あくまで私の場合です。

1.運動時、仰向け時、悪い姿勢時、良い姿勢時、とにかくどんな体勢でも呼吸がしやすい。
2.前かがみなど姿勢時に急速に気持ち悪くなることがあったのが、なくなる(悪姿勢が心臓に影響しなくなった?)
3.良い姿勢がとりやすくなった。悪い姿勢がとりにくくなった。
4.体重に変化なし。食事量も味の好みも変わってないので、栄養の吸収力も変わってないかと。
5.手術跡は、周りの肌の色に近くなっている。厚みはぜんぜん足りない。ホクロのようなものができている。
6.皮膚感覚はないまま。胸を両手で撫でると、いまだに妙な感じがある。
7.寝不足時など、鼓動にあわせて頭がズキズキする拍動性頭痛にならなくなった(血圧が安定した?)
8.鼓動にあわせのどの奥からカツカツ聞こえていたクリック音の消失(心臓弁の異常が改善した?)
9.薄着をする、温泉に行くなど精神的な改善。

あと1年半で抜去手術のことを考えねばならない。
まだ今のうちにやっておくべきことがあるのではと思わずにはいられない。

このブログにつきまして、手術から1年が経ったことで身体の状態が安定してきていることから、月イチの容態報告をやめる方向でいきます。

2011-05-13 21:30:21

術後11ヶ月

テーマ:退院後

手術から11ヶ月が経過。
痛み、手術痕の皮膚の厚み、さらに気にならない。飛び乗る、飛び降りるなど瞬間的な大きな動作には、痛みこそないもののまだまだ不安感がある。
暇さえあれば胸を張り、深呼吸の運動をする。吸気時、肩を下げ肩甲骨とその周りの背筋を引き締めるようにすると、より胸が広がる。体勢的には辛い。限界まで吸気すると、内側から胸郭を広げている感覚がわかる。呼気すると時折肋軟骨がポキポキ言う。プラスの影響となるのかはわからないが、運動後しばらく真っ直ぐな姿勢が保たれている気がするので、続けたい。

今月は人生で初めて単独で温泉に行った。無論これまでは漏斗胸が影響して好んで行く場所ではなかった。この年齢とあればある程度「他人から見られる免疫」もあったが、重度の漏斗胸が見た目に於いて100%改善されているわけでないにせよ、胸郭の上がった術後の体を持ち得ていることは、根本的な気持ちの強さをもたらしているように感じた。下半身を隠すこともそこそこに、周りを見渡す余裕すらある。ただ、すぐのぼせて長湯できないのは相変わらずだった。
久々に体重を量ったら手術前のベスト体重と同じくらいに戻っていた。多少の増加を期待したものの、食事量も運動量も変わらなければ特に何も変わらないようだ。今のところ痩せ型は痩せ型のままである。

あと1ヶ月で手術から1年が経つ。あっという間だ。今か今かと手術を待ちわびていた去年の今頃を思い出す。

2011-04-12 12:27:45

術後10ヶ月

テーマ:退院後

手術から10ヶ月が経過。
クシャミをした時や体をひねった時など、痛みや違和感が多少あれど長引くことなく、また、先月気になった誤嚥が続くこともなく、比較的無事だった1ヶ月。しかし新たな心配ごとが浮上。実にタブーな言葉であるが・・・もしかして凹んできている?

「凹んでいる」とは極端な話で、バー挿入後の姿に見慣れてきたからなのか、甘いものを食べ過ぎて肉がついてきたからなのか、バーで持ち上げられた胸骨が、前はもっと外側に張っていたような気がするのだ。手術直後の写真を撮っていなかったので単純に比較できないのが悔やまれる。

術後1ヶ月の検診のレントゲンで、バーが胸骨の圧力でいくらか内側に押し曲げられていたのを確認している。つまりは10ヶ月も経てばさらに・・・と想像できる。その真偽はすぐに確認のし様がなく想像の域を出ないのだが、万が一その物理的な影響を及ぼす原因になにが考えられるだろうか。
そこで、姿勢はどうだ、呼吸の仕方はどうだと、体の管理面を確認してみると、過去と比較して慢心している部分が感じられた。

術後早期の段階は、手術の影響で「悪い姿勢でいることがつらいので常に背筋が真っ直ぐだった」といえる。それに呼吸も伴っていた。しかし今はある程度、猫背ができるのである。こたつでぬくぬくしていると、背中で息をしているのに気がついた。これでは手術前と同じだ。

漏斗胸改善のためにバーを入れる手術はあくまで初動であって、それをキープするのはその後の生活にかかる。
自らが積極的に、体構造を管理し続けなければ、真の改善はないのではないか。
胸を張り、腹を押さえて肺に空気を送り込むと、肺に押された肋骨が外側に動くのがわかる。30年の人生の中で明らかにこの経験は不足しているわけで、鍛えなければならない。
積極的な改善行動が、成人漏斗胸患者の術後の生活には必要だと思ったりする。


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