大河ドラマ「平清盛」、前回の放送でとうとう13%を割ってしまいました。
作品の評論としては、前年に比べ好意的な意見のほうが多いような印象です。
しかし
「画面が見づらい」とか「海賊王発言はいただけない」という
批判的な意見も、未だ根強くあります。
「平清盛」はなぜ視聴率が低いのか?
これに対し、わたしは、
「番組の価値を測る指標としての視聴率には、限界が来ている」と主張したい。
なぜなら
「ここ数年で視聴者とテレビの関係が変化したから」です。
例えば
深夜のバラエティ番組「お願い!ランキング」
様々なランキングを通して、視聴者に
「ランキングされた居酒屋チェーン店に脚を運んでもらう」
「ランキングされた新作スイーツを買ってもらう」
ことが、番組の役割と言えます。
つまり
番組を観てもらうだけでなく、その後、視聴者自ら行動に出てもらう。
それにより、番組を観ていただけの視聴者から、行動する視聴者が
生まれるんですね。
「焼きそばに●●混ぜると、すごく美味しそう。やってみよう」とか、
「あのファミレス、こんなメニューがあるんだ。行ってみよう」とか、
経験はありませんか?
「お願い!ランキング」は深夜番組で、視聴率も10%未満では
ありますが、その影響力は計り知れないですよね。
では、「平清盛」の話題に戻ってみましょう。
あなたは、「平清盛」放送時のTwitter上での盛り上がりを
ご存知ですか?
そこでは、大河ドラマファンを中心として、「平清盛」の実況や、
賛辞や、批判や、ちょっとしたツッコミなど、視聴率の低下など
感じさせないような熱いツイート(つぶやき)が繰り広げられています。
また、当ブログも含んだ「平清盛」に関連するブログ記事なども
多く見られるようになりました。
つまり
視聴者は「受動的にテレビを観るだけの視聴者」から、
「能動的に行動し、テレビを宣伝する視聴者」に変化したのです。
わたしは、
「これらネット上で起こっている現象を含めた評価を下すべき」
だと考えます。
「平清盛」は、視聴率という数字には表れない価値を、確実に
視聴者に提供しています。
これからは、視聴率に変わる指標が必要となってくるでしょう。
「視聴率を取らねばならぬ」という、テレビ黎明期からの呪縛から
抜け出せないテレビマン、制作スタッフ、そして視聴者は、考え方の
転換を迫られているのではないでしょうか?
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