簡易版アルコール白書
テーマ:資料2月11日、WHOは過度の飲酒を原因とする病気や事故による年間の死者が推計250万人である、と発表したそうです。
WHOによれば、主な健康関連リスク19のうち、アルコールは死亡への負荷が8番目に大きい(年間寄与死亡数が230万人 2004年の推計値)が、死亡以外の有病や障害も加味したDALYという指標では3番目に大きい健康リスクとされています。
ところで
アルコール関連問題学会が「簡易版アルコール白書」を作りました。
これが、分量はコンパクトで、表現もかなり分かりやすいけど、網羅しているなかみが広くてDataが正確、というすぐれもの。
WHOの「アルコール有害使用低減のための世界戦略」の概略から、日本におけるアルコール依存症者・大量飲酒者数の推計、日本におけるアルコール関連問題による社会的費用の推計(アルコール関連問題でどのくらい損失があるか、医療・労働・経済など分野別に計算)、日本におけるアルコールとうつ病・自殺・児童虐待・DV・犯罪・事故・飲酒運転がそれぞれどうなっているかの現状、などなど。
ひとつ引用。「簡易版白書」によると、日本におけるアルコール依存症者数はICD-10の診断基準を厳密に満たす中核群は80万人と推計されている(2002年)が、疑い群(CAGEというスクリーニングテストで2点以上)は男性317万人・女性77万人と推計されている(同)。
2002年当時「依存症者80万人」と報道されたとき、私の臨床実感では「え~?! 少なすぎ」と感じたが、疑い群まで含めると計400万近いというなら、納得です。
とにかく「簡易版白書」はお薦めです。下記のアルコール関連問題学会のホームページからダウンロードできます。






