◎前回のお話


成人式も終わり私の変わらない日常が戻ってきた。


朝は旦那を見送り


昼間は主婦業をこなし


夕方は子どもと外に出る。



近所のおばあちゃんが『今日も元気だね!』と声を掛けてくれり


そのへんのノラ猫を可愛がったり


毎日がそんな生活。



いつの間にか冬は終わり春になり…


季節はどんどん巡る。




相変わらず息子の成長はゆっくりで話が上手くできない。



言葉には絵本がいいと聞けば膝に息子を乗せて読み聞かせる。



でも効いているのか…手応えが分からない。



どんな動物を見ても『ワンワン』と言う。



遊び相手は全員年下。



その子たちもどんどん言葉を覚え追い抜いていく。




このままで大丈夫なんだろうか…





だんだんと私は息子に対して口調も強くなってきた。



外で遊んでいる時も私の目線がきつくなる。



【どうして理解ができないの?】


【どうして上手にとけ込めないの?】


【どうしてボーッとしてるの?】




【ねぇ…これからどうなるの……




私の頭の中はいつもこの気持ちに支配されていた。



『それは違うでしょ!?』


『なにやってんのよ!!』


『どうして出来ないの!!!』



息子は涙目で困った顔をする。



『いい加減にして!!』



そんな言葉が何も生み出さないことなんて頭では分かっている。




でもこの苦しさに気付いて!!


お願い!分かって!!!



怒ることも叩くことも本当ならしたくない…




でも止まらない…





誰か気付いて……お願い……………






そんな時、それ程関わりのないママに言われた。




『柏崎さんて子どもに冷たくない?』





私はまたしばらく家から出なくなった。











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