不動産投資は30~40代で始めるのがベストか? | 畑中の不動産コンサルティング手帳

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東京で不動産のコンサルティングをしている私の日々の考えを綴った手帳です。いずれ自分の考えを変遷をまとめるために、思ったことをそのままに書いています。あっさりとお読みいただければと重います。

本日は朝から相談が5件ありました。

 

うち1件は電話だったので軽い対応となりましたが、

 

どれも内容が濃いためじっくり考えて問題解決に

 

あたって行きたいと思いますが、つくづく思ったのが

 

不動産投資で自宅を担保に借り入れをしない方がいいな

 

ということと、年齢が経つほどに不動産投資はリスクの方が

 

高くなるなということです。

 

 

 

 

 

前者は細かく言わずともお分かりいただけると思います。

 

万一、家まで取られるとなると厳しいということです。

 

先日、弊社では承れませんとお断りしてしまったのですが、

 

自宅を担保に融資をひいて不動産投資をされていた方が

 

返済がどうにもならずご相談に来られました。

 

内容を拝見するとどうにもならない。

 

と言いますか、最初の投資の組み立て自体がおかしかったの

 

ですが。。。

 

それは置いておいて、家を処分するとなると引越しを

 

せざるを得ず、子供の学区の問題があるので何とか避けたい

 

というお話で、その困ったお顔を見て何とかしたかったのですが、

 

どう考えてもどうにもならない。

 

あとは1日でも早く家を処分した方が、遅延損害金とかを

 

含め傷を浅くできますよ、とアドバイス(とは言えないかもしれません)

 

して終えました。

 

やはり不動産投資は専業として本格的に始めるなら別として、

 

生活のベースを損なう危険性は避けるべきだろうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

そしてもう1つ。

 

やはり年齢が経っていると不動産投資で失敗したときに

 

リカバリーが効かないのではと考えているからです。

 

これは2件のご相談があってそう思いました。

 

この2件のご相談とも担保余力をオーバーした

 

融資を引いていて買われており、

 

その後、段々と空室が多くなり

 

返済が厳しくなってきたというものでした。

 

真っ先に考えた解決方法は融資の付け替え。

 

※融資期間を延ばす方法です。

 

対応した結果、一方は解決。もう一方は駄目でした。

 

要因は年齢。

 

30代前半のお客さんは属性から見て融資期間分は

 

勤務先の給料から支払余力ありと見てもらい、

 

無事融資の付け換えで返済金額を少なくできました。

 

万一、担保の投資物件から収入が入らずとも

 

給与収入で払ってもらえる、簡単にいうとそんな感じです。

 

片方の50代半ばのお客さんは、さすがにもう10年で

 

定年退職が差し掛かる年齢でしたので、

 

支払い余力が小さいとみられて否決でした。

 

これが融資期間があと数年でしたら別の結果だったかも

 

しれませんが、さすがにあと20年弱だと金融機関の見方も

 

頷けます。

 

あとは任意売却に進むのだろうと思います。

 

 

 

 

 

後者の結果が出たときに思ったのが、

 

勤めながら不動産投資をしようと考えている方は

 

30~40代がベストで、あとはできるだけ早い方が

 

いいのだろうなと思います。

 

やはり若いほどリカバリーが効くし、

 

金融機関の対応が優しい。

 

資産があったり、対応策があるならそれ以降でも

 

問題はないと思うのですが、万一のときのリカバリー

 

を考えるとそう思いました。

 

全員がこれに当てはまるとは思いませんが、

 

(年齢が経つほど知識も増えて正確に対応できるという

 

面ももちろんあります)

 

セオリーはそうなんだろうな、そう考えるようになりました。