日曜の午後、車で帰宅途中、前方に何か・・・・。

 

 

それは我が家まで、あと、ほんの少しという辺りに見えた。

 

 

路上右側に、黒い物が落ちている。

 

 

なんだろう・・・ゴミかな。

 

 

後続車がなかったので、停まってそれを確認した。

 

 

 

 

 

 

それは、ゴミではなかった。

 

 

それは、車に轢かれ息絶えた猫だった。

 

 

それは、時々近所で見かけたキジトラの猫だった。

 

 

横たわった猫の周りは、血で染まっていた。

 

 

赤い雪が哀しかった。

 

 

こんな冷たい道路で・・・。

 

 

哀しくてたまらなかった。

 

 

 

 

 

 

私が家を出た時には、何事も無かったのに・・・。

 

 

帰宅するまでの2時間ほどの間に、このような痛ましい事が起きていた。

 

 

何故、こんなことになったのだろう・・・。

 

 

 

 

 

 

 

あの猫が野良だったのか、飼い猫だったのか、私には分からない。

 

 

野良として生きなければならない猫は、行動範囲が広く、

 

 

道路の横断も頻繁にする。

 

 

たとえ飼い猫であっても、 『放し飼い』 されていれば同じで

 

 

自由と引き換えのリスクは大きい。

 

 

命を落とさないまでも、大変な怪我をすることもある。

 

 

ですから、どうか猫を捨てないでください。

 

 

猫に、 『野良』 という生き方を与えないでください。

 

 

どうか猫を 『放し飼い』 にしないでください。

 

 

あなたのもとへ帰ってこないかも知れません。

 

 

私の切なる願いです・・・。