台湾・八田像損壊犯のこと

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 初めての方は、このブログを通して貫く基本概念である主観と客観との違いについての説明をしている以下の記事をご覧ください。

 

 主観と客観

 客観についての補足

 外国人には思い遣りがガチでないという事実

 優しさ(主観的)と思いやり(客観的)

 二種類の「正しさ」

 日本の常識は世界の非常識、日本の非常識は世界の常識

 

 産経新聞の報道によると、台湾で八田與一さんの像を破壊した人間が、元台北市議であることが判明し、当人が警察に出頭したという。1958年生まれということだが、実はこの報道、大事な点が一点抜けている。この一点が入っていないと、客観的な情報の分析は不可能なのである。では、それは何か。

 

 それは、この男が、本島人なのか、それとも外島人なのかという点である。これは台湾の歴史を学ばなければ理解できない話であり、この本島人と外島人との間の違いは、大東亜戦争後の台湾の歴史を知る上での核の中の核なのであるが、長い説明を省いて要点のみを言えば、本島人は大東亜戦争で日本が敗れた時点ですでに台湾にいて、日本とともに50年の歴史を歩んだ人たちとその子孫であり、外島人とは、日本が戦争に敗れた後、蒋介石とともに台湾に侵略し、台湾人である本島人を虐殺し、略奪の限りをしたシナ人とその子孫である。現代では単純に割り切ることはできないが、基本的には、本島人は親日派が多く、外島人には反日親シナ勢力が多い。今回の男は、完全に親シナ勢力の一人であり、反日バリバリであることから、おそらくは外島人の系統に属すると考えられるが、事実としてどうなのか、報道が待たれるところである。

 

 このことが明らかになれば、親日の台湾人がどうしてこんなことを?という疑問は一気に氷解するのである。「なんだ、やっぱり外島人(シナ人)の犯行か、本島人(台湾人)の犯行だとしたらおかしいもんなぁ」ということで終わってしまう。台湾の人々の多くが歴史に関しても親日的であることの事実は揺らがないということになる。

 

 ちなみに、台湾の人々に、その人が本島人か外島人か聞くと、どれだけ若くても即座に答える。筆者も海外で出会う台湾人に最初に聞く質問はこれである。政治的な意見に関しては、人によって様々異なるが、本島人であからさまに反日的な人とは、正直一度も会ったことはない。

 

 読者の皆さんも、もし身近に台湾人がいて、誤解なく本島人か外島人か聞くことができるようであれば聞いてみると、面白いことが見えてくるかもしれない。無論、聞くか聞かないかは、あくまでも本人の責任の範囲であるが。

 

 今回もお読みいただき、ありがとうございます。

 


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