英国庶民院解散総選挙について

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 初めての方は、このブログを通して貫く基本概念である主観と客観との違いについての説明をしている以下の記事をご覧ください。

 

 主観と客観

 客観についての補足

 外国人には思い遣りがガチでないという事実

 優しさ(主観的)と思いやり(客観的)

 二種類の「正しさ」

 日本の常識は世界の非常識、日本の非常識は世界の常識

 

 Yahoo!ニュースの見出しで読売新聞が、「EU離脱の信問う」と書いているのを見た。英語を理解できる人が書いているのかどうか、本当に疑ってしまう。これでは、今回の英国の選挙が、EU離脱を問うた国民投票と同じ意味を持つかのような印象を受ける。

 

 ということで、先ほどBBCのサイトへ行き、メイ首相の演説を直接聞いた。読売新聞の書いているような事は全く言っていない。有名大学をでたエリート集団の新聞やらテレビ局やらの輩の仕事の杜撰ぶり、あるいは低レベルぶりは、朝日や毎日やNHKに止まらなず、どうやら新聞各社に共通する傾向のようだ。

 

 今回のメイ首相の解散総選挙の決定は、現在の保守党政権が進めるEU離脱の交渉のやり方、方針について、野党が"game playing"、つまり、「反対ごっこで邪魔をしてくる」ことで審議がスムーズに進まないことから、EU 側に与える印象も悪くなり、それによりEUとの交渉にも支障が出る恐れがあるため、議会制民主主義の根本に立ち返って、保守党のEU離脱交渉の方針を、国民が支持するかどうかの「信」を問いたいと言っているのである。そのための解散総選挙なのである。

 

 別に、今更改めて、イギリスがEUに残るべきかどうかについての信を問うているのではない。偏向歪曲、印象操作報道は、保守と認知されているはずの読売ですら、例外ではないようである。朝日や毎日や中日や東京や北海道や共同通信などはもちろん論外の低レベルぶりであろうが。

 

 下記の記事に書いたように、英国はグローバリズムではなくナショナリズムを選んだ。これは、客観的に見て、主権国家が追求する元々の道であると観察される。

 

 

 支持率は現時点では保守党が他を圧倒しているのであるが、選挙は時勢の風の影響が大きいので、じっくりと経過を見守りたい。

 

 今回もお読みいただき、ありがとうございます。

 


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