
ベルセルクのグリフィスより1000倍怖いアウグストス様だ(>▽<)
16歳で元老議員 27歳の時にローマニア(帝国)非常事態解除 その後76歳まで政治に携わる・・。
帝政は16歳から始まっていたので60年以上治世をしたことになる・・。
ただ・・かれは剣技・軍の指揮がめためたで破綻していたという・・。『アウグストスに勝てる戦は無い』と断言されていたらしい。
が、政治(とくに国家立て直し)では人類史上最強の部類に入るんじゃないか・・
彼の築いた職種『元首』は変貌しながらも2200年存続した(ビザンツの終わり)
『千年王国』がなんぼのものだ。
参考 『オクタビアヌス=最強の無気力人間』
相変わらず塩野七生の『ローマ人の物語』を読み続けているわけですがアウグストゥスという人間が心底面白い。すごい人だとかじゃなくて面白い人だ。
アウグストゥスはユリウス・カエサルの養子で、ローマ帝国の初代皇帝とされる。後のヨーロッパ諸国の君主の始祖となる。
とはいえこの人は最初から皇帝を名乗ったわけじゃなくて内乱を終息させて共和制を擁護したように見せかけて気が付くと実質ほとんど帝政に変えてしまっていた。
ローマ人は王政とか独裁政権に異常なアレルギーを持ってたらしいのでとにかく穏健に反帝政の人も納得できるように目標を達成させていったわけだ。
この人の面白いのは、養父・カエサルと違って、かなりの欠陥を抱えた人間だったところ。
まずもって身体が弱かった。
子供の頃から胃腸が弱かったらしく
戦争に行っても寝込んでばっかということが多かった。
もちろん酒はダメ。
飯も食いたいときに食った、というより食いたいときにしか食えなかった。
低血圧でもあったようで、朝はかなり辛かったらしい。
どうしても外せない用事の時はもう「えいしゃあ!!コラー!!起きるわボケェ!!」とばかりに気合で起きていた。

そんで昼間でも寝たいときには横になって寝て、眠れなきゃ寝ずに起きていた。
そんなだから当然戦争の指揮なんてろくすっぽできるはずもないてんで弱かった。
本人もそんなことはわかってたので戦争は腹心のアグリッパに全部任せていた。

>アグリッパ様、「その一生は、ことごとくオクタビヤヌス様の考えの実現に力を貸すことに費やされた。公的にも私的にもオクタビヤヌス様に尽くし捧げぬくことは『すべてが喜びであり』『すべてが感謝』であった。」
さらに彼は演説も苦手だった。(゜Д゜ええ・・)
アドリブが苦手だった。ユーモアのセンスもなかった。
文章もあまりうまくない。(゜Д゜ええ・・)
人前で話すのも多分苦手だったろう。(゜Д゜ええ・・)
人前で演説しなきゃならないときはあらかじめ用意された原稿を丸読みしていたらしい。(゜Д゜ええ・・)
他人の心の機微に疎かった。プライベートの問題にずけずけと口を出し部下と確執を起こして、引きこもらせてしまったこともある。(よく元首がつとまったものだ・・・)
カエサルはこれらアウグストゥスが持っていなかったものを全て持っていた、カエサルは完璧超人だった、しかしカエサルにはできなかったことがアウグストゥスにはできた、何故か。

カエサル様(こちらの方がベルセルクのグリフィスに近い)
一つには、「一から事業を始めた者」と「事業を途中から受け継いだ者」の違いはあるだろう。
カエサルは結局事業を達成させられなかったが半ばまではできたのだ。アウグストゥスはその基本方針を受け継げばよかった。アウグストゥスにはカエサルのような独創性はない。カエサルがいなければ、アウグストゥスもなかった。
もう一つは、「他者に対するスタンスの違い」があると思う。
カエサルは何をやっても他人より優れていた。戦争も、政治も超一級だった。文章を書かせれば、政敵のはずのキケロすら絶賛したし、男にも女にもモテまくった。
(オクタビヤヌスがカエサルの養子に慣れたのは、気質もあるが見た目もよかったからだそうだ。)
彼は誰よりも優秀だったしそれを自覚もしていた。自覚していた、ということは
彼は他者を確実に自分より劣ったものとして見ていたということだ。
ちなみにこれはちっとも悪いことではない、他人に優越感を感じる瞬間など誰にでもあるカエサルは他の人間よりちょっとだけ優越感を感じる対象が多いだけのこと。
しかし、そのため彼は何でも一人でやらなければならなくなった。何故って他人任せにするより自分でやった方が早いし効率がいいからね。
カエサルが他人に任せるときというのは自分が忙しくて手が廻らないからやむを得ずとか、自分が行くまでの時間稼ぎとかそんなケースが多い。
カエサルは他者を「信用」することはできた。カエサルは他者を将棋の駒のように用いて、その才能を思う存分発揮させることに関しては天才だったと言ってもいい。
ただ、カエサルは他者を「信頼」することはできなかった。カエサルにとって最も頼れるのは己の才覚だった。
自分でなければその難事業は達成できないと確信していたし自信もあった。
そしてそんな彼についていく部下達はカエサルに用いられることこそが幸福だった。
カエサルの部下達は「カエサルの一部」でなければならなかった。カエサルがその目的を達成させる為の手足でなければならなかったのである。
そしてカエサルの理想とするローマの姿もまた「カエサルの一部」であったのではなかろうか。
少なくとも当時のローマ人特にカエサル暗殺を企むような共和政主義者なんかにはそうのように見えてしまったのではなかろうか。
一方アウグストゥスは、逆に、他者を「信頼」することしかできなかった。
彼は戦争が出来ない。身体も弱い。小粋なトークも得意じゃない。人に好かれるタイプってわけでもない。ないないづくしで、出来ないことは他人に任せるほかなかった。戦争はアグリッパに、外交や演説の原稿作成はマルケルスに丸投げして自分は自分のできることをしたのだ。
自分にできることしかしなかったというよりは、自分にはできないことは自分よりその道に秀でた他人に頼るほかない、というごく当たり前のことがカエサルよりもはっきりわかっていたのだ。
カエサルはそれができなかった。カエサルより秀でた人間などいなかったから。
そしてアウグストゥスの目指していたローマは「みんなのローマ」だった。ローマ人がみんなでつくるローマだった。
アウグストゥスは形だけのものとはいえ共和政を残した。
ローマ本国や属州を再編成して地方分権体勢を強化した。
ローマ人全員で国を作っていくぞ、俺も頑張るけどみんなも頼んだぞ、というスタンスを明確に示したのだ。
どちらが良い悪いということではないけれどカエサルの時には起こった反発は、アウグストゥスには起こらなかった。
塩野さんも指摘しているけれど優秀なリーダーは部下に「この人についていけば絶対になんとかなる」という確信を持たせることも大事だが、「この人は俺がついてないとダメだ」という保護者のような心境を持たせることも余程大事だ。
カエサルは保護者ではありえたが被保護者ではありえなかった。
アウグストゥスは、保護者である資格は、カエサルほどではないにせよ持っていたし被保護者である才能に関しては超一級品だった。
彼はそこが面白いのだ。
全然すごい人間じゃない(特にカエサルと比較すると可愛そうなくらいすごい人間じゃない)のにすごいことをやってしまう。(大帝国の支配者になってしまったしな・・)
彼の人生はカエサルのように「激動の」って感じじゃない。
大きな戦争もないし、はっきり言って地味だがそれでも十二分にエキサイティングで面白いと思わせるだけの「戦い」に満ちた魅力のある人生だと僕は思う。

大将軍姿のAVG (エポーレット・貴族の軍人の肩のひらひらの原型が付いている)

参考エポーレット

執政2人とAVG(様相は元老議員と変わらなかったそうだ、元首政時代はあまり大差ない格好)

50代コンスタンティヌス帝の目にそっくりだ。

62代西側ローマ皇帝 ホノリウス

76代西側ローマ皇帝(最期) ロムルス・アウグストス
15歳で皇帝即位 在位 数か月 オドケアルに降伏するも、一応殺されず。年金をもらい生き延びた らしい















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