いよいよはじまる!14NJ

テーマ:
昨日から、石川県・珠洲市に入って、開催の準備をしている。
京都連盟事務局を朝7時に出発して、えんえんバスに揺られること6時間。夏の日差しが厳しく照りつける会場にやってきた。
様々な知り合いに声をかけていくと、29日から、26日から、22日からとずいぶんと早くから現地入りして、開設に努力されている方々がいらっしゃることがよくわかる。出会う人の顔と腕は真っ黒に日焼けしている。

いよいよ8/3夜の開会式を皮切りに、日本全国から22000人のボーイスカウトを集めて、第14回日本ジャンボリーが開催される。ジャンボリーは世界中にスカウトがつながっていることを実感する機会だ。今回も37か国から数多くの海外スカウトが来訪するために、すでに国内の各地でホームスティやサイトシーイングをしている。

また、ジャンボリーではスカウト運動の活動の大きさを知ることができる。会場の内外で繰り広げられる様々なプログラムは、ボーイスカウトの可能性を示すと共に、外部の協力者によって多くの資源を提供していただいている。こうした活動を体験できることはとてもよいチャンスだ。

場所的に、思い立ってすぐにこれる場所ではないかもしれないが、参加できないスカウトも見学に来れる機会があれば、ぜひとも実際に会場で確かめて欲しい。また、インターネットで様々な活動ブログなどが立ち上がっているので、そうしたものを確かめて欲しい。今から石川県で起こる、ボーイスカウト最大の祭典、日本ジャンボリーのいぶきがつたわってくることだろう。

ジャンボリーの夕焼け
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いよいよ今年の8月にせまった日本のボーイスカウト最大の祭典「第14回日本ジャンボリー」。14NJには、3つの特徴があります。
・スローライフ:自発活動に基づくゆとりあるキャンプ生活
・環境:自然環境を考えたキャンプの実践
・交流:国際交流を通じた国際理解と友情の構築、そして地域社会との交流

これについて、日本連盟・14NJ実行委員長西村石川県連盟理事長のインタビューがスカウティング誌2005/7月号に紹介されていましたので、再録します。

・スローライフ:自発活動に基づくゆとりあるキャンプ生活
14NJはこれまでの活動プログラム重視のジャンボリーを見直し、ゆとりあるキャンプ生活の実践に重点を置いた大会を目指します。期間中の日々のキャンプ生活もジャンボリーの重要なプログラムであるとして、スカウトのキャンプ生活の基本を再認識する意味からも炊事用燃料として「薪」の活用を取り上げています。
この薪を得ることと並行して、地元石川県連盟ではスカウトたちの手による植林活動もすでに昨年(2004)から始められています。薪は主にクヌギ、コナラなどの煙が少なく火持ちが良いとされる材を用い、およそ30cmの長さで配給される予定です。ぜひとも各隊で、今夏(2005)のキャンプからでも薪による炊事のトレーニングを進めてください。



・環境:自然環境を考えたキャンプの実践
大阪で開催された前回のジャンボリーの会場は、大会開催以前から上下水道が完備された場所でした。しかし今回の会場はそのどちらも備えられていない会場です。上水は珠洲市の協力ですでにジャンボリーのために確保されていますが、課題となるのは下水です。会場は海岸に隣接しており、その海では海草などの養殖や定置網漁も行われています。洗剤やシャンプーなどの使用とその排水の処理については大会参加者全員の高い意識が欠かせません。
今後実行委員会でそれらのガイドラインをまとめていきますが。各隊においても参加スカウトたちへの環境教育指導をお願いします。この課題はそもそも今回のジャンボリー参加のためだけのものではありません。今後の地球環境を保っていくためにも、すべての人々が持つ共通の課題として取り組むべきものです。今回の大会をその好機ととらえ、ポジティブに取り組んでいきたいと思います。


・交流:国際交流を通じた国際理解と友情の構築、そして地域社会との交流
日本ジャンボリーは、全国の代表スカウトたちと海外たちの参加者が一堂に集う、我が国スカウト運動最大の国際キャンプ大会です。14NJは翌2007年に世界スカウト運動創始100周年を迎えるにあたっての、我が国の記念事業の一つでもあります。この世界スカウト運動創始100周年記念事業の世界共通のテーマ「ひとつの世界 ひとつのちかい」(One World One Promise)を実践する大会とも位置づけられます。これまでのジャンボリーにも増して、スカウトたちの交流が期待されます。
また今大会の会場の特徴として、地域住民の生活の場との隣接という点も挙げられます。大会会場と地域住民の生活地との境目がほとんどなく、また会場が面する海岸は他地域からも人々が訪れる観光地でもあります。ジャンボリー参加者以外の方々と触れ合う機会を大切にし、またスカウトたちにも「ふるさと交流」のような体験機会の提供も考えられています。

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班活動バッジ2


日本連盟より、全県連盟宛H17-152号(教)平成17年4月8日「団および県連盟がスカウトを顕彰し授与する記章について」の取り組み要請をうけて、平成17年3月中央審議会承認事項の表記規定を利用して、京都連盟のボーイスカウト部門のスカウトを対象に顕彰する、記章が設定されました。

班活動バッジ
[規則]
ボーイ隊の班長会議は、班活動バッジの適切な運用のため、班活動を判断する基礎として、これらの規則を使うことができる。
1.班は、彼ら自身の活動を決める
2.班長会議は基準を示し、班活動バッジの取得時期を設定する
3.各々の班のメンバーとして8時間の活動に最低限、参加する
4.バッジは熱心な取り組みか、班が活動したことのいずれかで取得できる
※この記章の着用期間は、ボーイ隊に在籍中とし、ベンチャー隊に上進移行は着用できない。

[班活動バッジ取得についての補足] 「パトロールリーダー・ハンドブック」より
[班活動バッジ]は、キミの班がチームとして働いたことを称えるためにつくられている。班員たちがベストな班を築こうとしたことすべてによって、班のためのアワードを得ることができる。これは班にとって偉大なバッジだ。設定されたルールに従って、キミの班は自分たちで活動を計画することができる。班の計画は、班長会議によって承認されて現実となる。班活動としてよい活動を行なうためのアイデアをもっているなら、キミたちの班はたぶん班活動バッジを取得できる。

[規則]
班長会議は、班活動バッジの適切な運用のため、班活動を判断する基礎として、これらの規則を使うことができる。
1.班は、彼ら自身の活動を決める
できることは、たくさんあり、この本の中にはいくつかのアイデアがある。しかし、班で望んだ活動を決める。
2.班長会議は基準を示し、班活動バッジの取得時期を設定する
班長会議では、活動が適したものかを判断する。班で活動を始める前に班長がカードに内容を書き出しておくことはよい方法だ。
3.各々の班のメンバーとして8時間の活動に最低限、参加する
これは週に2時間を4週にわたってか、もしくは週末をすべて費やして行ってもよい。時間の割り振りは、プログラムの編成や計画に関係する。
4.バッジは熱心な取り組みか、班が活動したことのいずれかで取得できる
前段をすべて行うと、班長は班が成し遂げるためにこのバッジをうまく使えることがわかってくる。ゴールに向けて働くことでチームを創り上げていくことは素晴らしいことだ。もしこうなれば、キミの班は班活動バッジを取得するのに充分な状態だといえる。


ここに実際の一例がある。キミの班と班長会議では、これらをガイドラインとして自分たちの隊での班活動バッジの規定として活用することができる。

カモガワ第3団ボーイ隊・班長会議は、次に続く要求を3ヶ月以上の期間、充分に満たした班に対して班活動バッジを贈る:
1.班の名前、旗、そしてエールを持つこと。班備品には班のデザインが入れること。班のエールを使うこと。班の記録が今日まで記録されていること。
2.毎月、2つの班集会を開催していること。
3.班長会議が認めた、少なくとも1回のハイク、野外活動、もしくは、他のスカウティングのイベントに参加すること。
4.班長会議によって承認された2つの善行もしくは、奉仕計画(サービスプロジェクト)をやり遂げること。
5.2人の班員が一つ級を前進することを手助けすること。
6.ユニフォームを隊活動で正しく着用すること。
7.代表権のある出席を少なくとも3回班長会議において達成すること。

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パトロールリーダーハンドブックは、現場の班活動を支援するために作成されたものです。しかし、これがなぜ14NJの派遣隊活動にも活用できるのでしょうか?


その理由は、京都連盟の原隊が抱えている問題に起因しています。現在の京都連盟のボーイ部門の平均在籍隊員数は、9.4人しかありません。京都連盟の平均がこれですから、5名+4名の2班よりもっと少ないところもあるわけです。これではパトロールシステムで体験できることのすべてを体験できているとはいえない状況です。むしろ現在のボーイスカウトの中では、「標準隊組織」といわれるボーイ部門では4つの班があって、それぞれが個性を発揮するという体験ができるのは少数であって、むしろこのジャンボリーでの派遣隊や研修所での体験でしかできなくなってきているといえます。ですから、いままで磨いてきた技能と知識をもちよってキャンプ生活に臨むという流れが、原隊でできない体験をジャンボリーでするという意味合いが大きくなってきているのです。


パトロールリーダーとして充分に力を発揮していってもらうためにも、原隊では受け継がれていっていないも、班の伝統を少しハンドブックから垣間見て、そこで体験したことを原隊にもってかえってもらうために、派遣隊活動ではこのハンドブックを大いに活用して進めてもらいたいと思っています。

ぜひとも、パトロールリーダー・ハンドブックをご活用ください。


京都連盟ホームページから、購入申込書がPDFで提供されています。

http://www.scouting-kyoto.jp/goods/good/pl_hb.pdf

京都連盟では、ボーイ部門での活性化をすすめるためのツールとして、ボーイ部門の班長・次長にむけてハンドブックを作成して販売しています。もちろん、隊指導者にとってもパトロールシステムが一層、理解できる本です。

パトロールリーダーハンドブック
京都連盟ホームページから、購入申込書がPDFで提供されています。
http://www.scouting-kyoto.jp/goods/good/pl_hb.pdf


この本の特徴について紹介しておきます。
この本はボーイ隊に入るときに初めてスカウトハンドブックを読んでから3年程度を経過したちょうど中学1-2年生ぐらいを読者対象としています。スカウトハンドブックは、ページ数も多く、一気に読み進める本ではありませんが機会あるごとに2ページ単位で読んでいき、ちょうど一通り読み終わった年代、そしてグリンバーとなる年代です。


本の巻頭部分にもある、ジョンサーマン著「班長の手引き」からの引用にもあるとおり、スカウトたちが自分たちを見守ってくれる大人=指導者を自らひっぱってきたことが指導者のはじまりであり、また「班集会で活用できる100のアイデア」など古典的な記事から、2005年に新しく始まった班役務章のそれぞれの紹介や、スカウトの日の活動ブログからワークショップスタイルでのプログラムの進め方など新旧を織り交ぜて構成されています。


また、今現在、同年代の世界のスカウトたちが読んでいる「パトロールシステム」「班長のガイド」などの本を参考にして、活動をすすめていくうえで必要なリーダーシップスキルが身に付けられるようにしています。これは班長にとってとても役に立つ本ですが、大人になってからもずいぶん役に立つと紹介されているとおり、私たち指導者が読んでも、実に参考になる本です。

また、章ごとに設けられたコミックなどで興味を喚起するだけでなく、KYTなど視覚的な教材も取り入れて内容をイメージづける組み立てになっています。
ちなみに本のストーリーテラーになっているフクロー班は、京都連盟創立90周年シンボルマークの「ふくろう」にちなんでいます。


ボーイ部門での班の組み立てと、メンバーとしての役務、グループとしての協力、班員への指導など、フクロー班とそれらを見守る面々との活躍で、具体的にどうすすめていったよいかのヒントが数多く紹介されていて、それを元にしてよい典型例として認識付けることができると思います。

班長を中心とする班活動、上級班長を中心とする隊活動を支援するために、その活動をたたえる「班活動バッジ」を京都連盟が独自で設定してスカウトを表彰する規定として設定しました。それについての詳しい進め方も紹介されています。


以上が、パトロールリーダー・ハンドブックとしての特徴ですが、これを特に14NJの派遣隊活動で活用していきたいと思います。それにつきましては、次の日に続きます。

テーマソング

ボーイスカウト出身でおなじみの樋口康雄さんの作曲によるテーマソング。
樋口さんは、テレビ・アニメ・映画・舞台・CM音楽などでよく知られているが、他にも純音楽など数多くの曲を作成されている。ボーイスカウトでは第11回日本ジャンボリー(1994大分・久住高原)「蒼き草原より未来へ」以来 、ベンチャー大会やジャンボリー大会のテーマソングを作っていただいている。

現在、日本連盟のホームページにも新しい、世界スカウト100周年記念事業のパンフレット が掲載されているが、そのなかでこれから取組みが出てくるものには、ギフトフォーピースとブラウンシー島再現キャンプがある。


それぞれを紹介していきたいと思うが、ギフトフォーピースは、この運動で世界的な国際兄弟愛運動として広がったのは、平和という具体的な贈り物をこの世に送り出していくことが大切だからだ。100年を迎えるこのときに各国の連盟は、ギフトフォーピース宣言にむけて取り組みを行い、それを今年2005年9月の世界スカウト会議で話し合うことになっている。日本でもガールスカウト日本連盟と共同で若手のユース年代がギフトフォーピース委員会を結成して取り組みについての準備を行っている。決まったからこうするというトップダウンではなく、ユース年代からはじめていくので、じわじわとした進め方でしかないが、そのほうが却って次代にむけても受け継いでいく形になるのではと期待している。


また、ブラウンシー島再現キャンプは、20人の4班編成で行われた100年前の実験キャンプを忠実に再現するために、その脚本を用意しているらしい。それを使って隊や地区のキャンプで再現をするということで、これも時期的に14NJにおいてもそうした拠点が設けられるであろうなと思っている。

トレルNo1
「トレルNo.1」は、ボーイスカウト京都連盟 が推奨するバイオ洗剤です。
この洗剤の目的は、環境改善に役立とうとするものです。14NJでの活躍が期待されています。


地球環境にやさしく安全性に優れたこの洗剤は、米ぬか、有益微生物、酵素、天然油脂などを主成分として自然界に存在しているものだけを素材としている。特に酵素と有益微生物の活発な活動によって少量をスプレーするだけで、しつこい油汚れがすばやく落とせるだけでなく、川に流してもその汚れまでも洗い流していくという画期的な機能をもっています。


なお、京都連盟の管理する「静原キャンプ場」「広河原キャンプ場」では、これ以外の洗剤の使用を禁じている。販売は、京都連盟事務局でも取り扱っている。


[使い方]食器洗いのためには、少量をスプレーしたスポンジ・たわしなどで汚れをこすり、30秒-1分程度立ってから、水ですすぎます。泡立たないために多く使いすぎないように注意してください。他の合成洗剤と併用すると酵素の働きが悪くなり、効果が期待できません。
発売元:(株)アドバンス

14NJ京都連盟サイトの特徴

テーマ:
14NJの情報発信に関し、スカウト・指導者向けのサイトとして準備しました。

いままで資料を多く出しても、なかなかその意図が伝わらなかったということを改善するために、以下の点について配慮しました。

1)ブログの形式をとっているため、コメントやトラックバックをとりやすい。また、それらをサイト上に残しておける。
2)更新情報を知らせてほしいという要望に対して、「読者」に登録すると、自動的に更新情報が伝わる。

3)サイト内の用語検索がついているため、あれはどこにいったかと情報を探す場合にも対応可能。

4)カテゴリーをあらかじめ、つけてあるので、情報を分類して掲載。

5)画像の表示や関連サイトのリンクなどが容易。

カテゴリーは、大まかに分けて、
「ブログ」は、イノウエヨシオから想いを込めて、14NJへの参加者増を働きかけるために

「基本情報」は、大会実施要綱などの公式発表をされているものに見通しをつけて紹介、
「14NJエピソード」は大会にまつわる興味深い話題を紹介、
「14NJニュースより」は特別委員会から発行のニュースをわかりやすく伝える、

などを進めていこうと思っています。

マーガレット

日本ジャンボリーは日本最大の国際野営大会ですから、2006年8/3-7の開催期間中、および前後の準備、後片付けの期間を入れると6泊7日の長期キャンプとなります。


スカウトの諸君は、いままでどれぐらいのキャンプ生活をおくっていますか?

現在、京都でのボーイ隊では野外での活動が大変すくなくなって来ています。ハイキングの回数やキャンプの泊まり数などが極端に経験が少ないスカウトがいます。過去にもありましたが、初めての長期キャンプがジャンボリーであったというスカウトでは、多彩な自主活動プログラムを自分たちで組み立てて日本中の仲間とそして海外からやってくるスカウト仲間と友情を深める機会にプログラムを楽しむことができません。大会基本要項にもあるとおり、「会期中のキャンプ生活に耐えうる健康とキャンプ技能を有する者から、県連盟ならびに各団が責任を持って選抜する」ということが求められています。


ボーイ部門担当コミッショナーを中心に野外活動を活発に行っていくための具体的な支援を進めていますが、スカウトのみなさんも開催の1年以上前から充分な野外活動経験を積み上げていくことを心がけていってください。特に今回は、炊事に当たっても通常の隊キャンプと同じく「薪」を使って調理をしていきます。直火が禁じられている地域ですので当然、1週間の炊事に対応できる「たちかまど」などの製作が必要になります。また、短時間で調理できないと肝心のプログラムを楽しむこともできないでしょう。


ジャンボリーは素晴らしい機会です。本当に多くのスカウトがこの運動に参加して友情の輪が全世界に広がっていることを実感することができます。また、スカウティング100周年まで残り1年を切ったこうした機会に、野外活動を通じて日頃培ったスカウト訓練を基盤としてスカウトの自発活動を促し、キャンプ生活を通じて生きる力を育み、地域社会との共生をはかる14NJへの参加をぜひお奨めします。