いよココロザシ大学


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いよココロザシ大学



2011年6月4日開校。
みんなが、相互に学びあい、
自分らしさや、共感、
街への愛着や誇りを実感して
人が、街が、つながっていく。
そんなココロザシからはじまる

$いよココロザシ大学
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2012年05月17日(木)

授業後のたのしみ

テーマ:ブログ

こんにちは、編集局の藤田です。


もう五月も折り返し地点を超えましたが、


みなさんはG・Wをどう過ごされましたか?


僕はその一日を使って、いよココロザシ大学の授業で


出会った人との再会を実現することができました。




僕が参加した授業は


「ココ大ラヂオドラマ劇団!あなたもシナリオライター!?編」


でした。


若輩者ながら、僕も物書きを目指している人間ですので、


この授業は以前から興味がありました。


「ライター」という物書きに関しての授業ということで、


やはり僕と同じような考えの人が、この授業に参加していました。


それがG・W中に再開したWさんという方です。


Wさんは以前からネット、小説の公募に作品を投稿していました。


自分と同じような境遇ということもあり、意見交換を敢行することになったのです。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



G・Wの前半。気候は生憎の雨。


集合場所は銀天街のドトール。


二階の窓際の席にて、僕とWさんは面と向かい合い、改めてきちんと挨拶を行いました。


Wさんの言葉の端々が伸びるのが特徴で、若々しい印象を受けました。


挨拶も早々に、さっそく鞄から原稿を取り出し、机の上に広げました。


それは僕が以前の授業のとき、念のため持参していた原稿でした。


Wさんにそれを手渡し、読んでもらっていたのです。


僕もWさんのサイトに投稿されてあった作品を読んでいたため、


互いの原稿を読み比べました。


単純に文章の言葉遣いではなく、構成やメッセージ性、表現方法、互いの師匠の話…


小さな机の上で、「書き手」だけという恐ろしいほどに、主観で満ち溢れた意見交換。


だけど僕にとっては始めてであり、店内ということを忘れて、Wさんとの会話に耽りました。




充実した時間はあっという間に過ぎ去り、その日の討論会は幕を閉じました。


「また何か書けたとき、意見を交換しましょう」


そう言って、僕とWさんは別れました。


Wさんは現在でも、シナリオを書いています。


それを自分で売り込み、収入を得ることに喜びを感じています。


そんな人に授業を通して出会えたことが、僕にとっては一番の幸福だったのかもしれません。


授業の魅力だけでなく、それをきっかけに一歩踏み出すこと。


いよココロザシ大学の魅力は、きっとそういうところにあるんだと思いました。




2012年04月17日(火)

あなたが欲しい 消防設備士のオッチャン作 直した原稿

テーマ:授業報告

↓こちらを先にお読みください。

ココ大ラヂオドラマ劇団の脚本発表!


あなたが欲しい 消防設備士のオッチャン作 直した原稿




レストランのドアが開く
店内に薄く流れる「失恋レストラン」


マスター「いらっしゃい。何にしましょう」
オレ「…」
マスター「どうぞ。どうされました?」
オレ「……(思いつめたように)あなたが、欲しい」
マスター「え?」
オレ「そのままのあなたが、欲しい…」
マスター「(長い間)…あ、あの」
オレ「ここは、失恋話を話す代わりにどんなオーダでも受けてくれる失恋レストラン、レストランのドアが開く
店内に薄く流れる「失恋レストラン」

マスター「いらっしゃい。何にしましょう」
オレ「…」
マスター「どうぞ。どうされました?」
オレ「……(思いつめたように)あなたが、欲しい」
マスター「え?」
オレ「そのままのあなたが、欲しい…」
マスター「(長い間)…あ、あの」
オレ「ここは、失恋話を話す代わりにどんなオーダでも受けてくれる失恋レストラン、かい?」
マスター「そうですが」
オレ「……おっと、間違えちゃいけませんぜマスター。あなたとナニしたいってんじゃねぇんですよ。ちと訳ありでしてね。聞いてもらえますかい、アタシのつまらねえ来し方(こしかた)を」


乱れた足音、やってくる


若い男「野郎どこだ!」
若い女「いないわ」
若い男「ここだ。この窓だ。…チキショウ逃げ足の速い奴め! 今度会ったらぶっ潰してやる!」


オレのナレーション(以下オレN)「何の因果なんですかね。二親(ふたおや)の顔も知らぬ天涯孤独、こんな形(なり)で、お天道さま当たらぬ裏街道まっしぐら、ケチなモノ盗り稼業の男一匹、汚ねぇごみ置き場の片隅で息、潜めていたんでござんすよ」


オレ「はあはあ(乱れていた息を整え)。へ、へへ、今日は調子がいいぜ。よし、今度はあの酔っ払いを…」
サシコ「やめときな」
オレN「次の狙いを定めたその時ですよ。あいつ、サシコに出会ったのは」
サシコ「無理だよアンタにゃ」
オレ「なんだと」
サシコ「あいつの左手」
オレN「見ると、ベンチに寝そべるサラリーマン、突っ込んだポケットからチョロリ、新聞紙がのぞいてましてね」
サシコ「不用意に近づけば、パチン、一巻の終わり」
オレ「じゃあ、どうやっ…」
サシコ「こうするのさ」
オレN「言う間も無くサラリーマンの背後へ忍び寄ったサシコの奴、首筋から、左腕から、眉間から、ものの見事に霞め取っていきましたよ。繊細にして大胆てぇんですかね。全く見ていて惚れ惚れするような技でした」
オレN「こいつはモノになる。渋るサシコを強引に口説き落として、コンビ、組みまして。親なしの相身互(あいみたが)い、息はピッタリでね、この辺の界隈ではちょっとしたモンでしたよ。…もっともね、アイツを熱心に誘ったのは、それだけじゃなかったんだな、と、今にしてみりゃ思いますね。スラリと伸びた手足、小さな顔、細い口…その一つ一つを傍でずっと見てたいなんてこと、生まれてこのかた、一度もなかったんでござんすよ」


 高架下、電車の通り過ぎる音


サシコ「なあ、聞いていいか」
オレ「ん?」
サシコ「なんでアタシを誘ったんだい?」
オレ「ゴホッゴホッ。あぶねぇなあ。血ぃ吹き出るだろ」
サシコ「なんで?」
オレ「仕事よ。オメェの綺麗な仕事っぷりに惚れ惚れしたったわけよ」
サシコ「ふ~ん、ほかには?」
オレ「他? …そりゃあお前、楽しくなるからな」
サシコ「楽しい?」
オレ「ああ。オレぁもう飽き飽きしてたんだこの仕事に。この生き方に。こんなコソコソした形じゃなくてよ、まっとうにお天道さまの下、人様の真正面向き合いながら、丁半やり取りできねぇかなって。その、なんだ…お前となら…そんなことが」
サシコ「気にいらねえ」
オレ「あ?」
サシコ「その料簡気にいらねぇな。アンタもアタシもね、そんな世界にゃ生きられないんだよ。人様の上りを陰から霞め取って生きていくのがアタシらの定めなんだ」
オレ「そんなこたねぇよ」
サシコ「そんなんだからアンタ、いつまで経っても半人前なんだよ!」
オレ「なにをこの野郎。おめえなんか居なくてもな、オレぁ充分やってけんだ。」
サシコ「…ばか!!」


電車の通り過ぎる音


オレN「つまんねぇところから火が付いちまってね。夏の終わりの線香花火。落ちた火種は戻せねぇってやつで。それから四日後でしたかねぇ…潰され横たわるサシコを見たのは」
サシコ「あ~あ、つまんねえ仕事しちまった」
オレ「おいしっかりしろ! オレ、オレはよ、ずっとお前のコトが…」
サシコ「嫌いだよ」
オレ「えっ」
サシコ「嫌いなんだ半人前は。でも、それがアンタなんだろ。だったら最後まで貫くんだね。貫けば、一人前になる。一人前の蚊になれる。そん時ゃ…(息絶える)」
オレ「おい、その時は何だよ。サシコ、サシコー!!!」


 M 


オレ「…踏ん切りがつかなかったオレの夢。…アタシゃね、今なら堂々と、いえる気がするんですよ。マスター頼む! あなたが、欲しい! 吸わせてくれ!!」
マスター「……わかりました」
オレ「ホントかい? ホントにいいのかい?」
マスター「どんなオーダーも承るのがうちのルールです。お望みの場所は」
オレ「……できれば、右の鼻の上辺りを…一等難しいんでさ、そこ」
マスター「…わかりました。さ、どうぞ」
オレ「それじゃ、失礼して…いただきます」


蚊の激しい羽音


オレ「ありがてぇ…ありがてぇ。サシコー見てるか! オレ、一人前の蚊になれたぜ!」
マスター「カーーー」
オレ「え?」
マスター「い、いや、なんでもないです」
オレ「そうかい。それじゃ、左の鼻辺りも」
マスター「カーーー」
オレ「え?」
マスター「カユイッ! もう無理!」


 ペシッッッッッッッ!(残響する)


オレ「ご・む・た・い・なーーーーーー!」


 M CI「ザ・ハプニングス・フォー/あなたが欲しい」 

(END)



2012年04月17日(火)

あなたが欲しい 消防設備士のオッチャン作 元原稿

テーマ:授業報告

↓こちらを先にお読みください。

ココ大ラヂオドラマ劇団の脚本発表!


あなたが欲しい 消防設備士のオッチャン作 元原稿


レストランのドアが開く
店内に薄く流れる「失恋レストラン」


マスター「いらっしゃい。何にしましょう」
オレ「…」
マスター「どうぞ。どうされました?」
オレ「……(思いつめたように)あなたが、欲しい」
マスター「え?」
オレ「そのままのあなたが、欲しい…」
マスター「(長い間)…あ、あの」
オレ「ここは、失恋話を話す代わりにどんなオーダでも受けてくれる失恋レストラン、かい?」
マスター「そうですが」
オレ「……おっと、間違えちゃいけませんぜマスター。あなたとナニしたいってんじゃねぇんですよ。ちと訳ありでしてね。聞いてもらえますかい、アタシのつまらねえ来し方(こしかた)を」


乱れた足音、やってくる


若い男「野郎どこだ!」
若い女「いないわ」
若い男「ここだ。この窓だ。…チキショウ逃げ足の速い奴め! 今度会ったらぶっ潰してやる!」


オレのナレーション(以下オレN)「何の因果なんですかね。二親(ふたおや)の顔も知らぬ天涯孤独、こんな形(なり)で、お天道さま当たらぬ裏街道まっしぐら、ケチなモノ盗り稼業の男一匹、汚ねぇごみ置き場の片隅で息、潜めていたんでござんすよ」


オレ「はあはあ(乱れていた息を整え)。へ、へへ、今日は調子がいいぜ。よし、今度はあの酔っ払いを…」
サシコ「やめときな」
オレN「次の狙いを定めたその時ですよ。あいつ、サシコに出会ったのは」
サシコ「無理だよアンタにゃ」
オレ「なんだと」
サシコ「あいつの左手」
オレN「見ると、ベンチに寝そべるサラリーマン、突っ込んだポケットからチョロリ、新聞紙がのぞいてましてね」
サシコ「不用意に近づけば、パチン、一巻の終わり」
オレ「じゃあ、どうやっ…」
サシコ「こうするのさ」
オレN「言う間も無くサラリーマンの背後へ忍び寄ったサシコの奴、首筋から、左腕から、眉間から、ものの見事に霞め取っていきましたよ。繊細にして大胆てぇんですかね。全く見ていて惚れ惚れするような技でした」
サシコ「やなこった」
オレ「なんでだよ。オレがオトリになってる間にお前がよ…」
サシコ「アタシゃ独りが好きなんだ」
オレ「そこを何とか」
オレN「こいつはモノになる。渋るサシコを強引に口説き落として、コンビ、組みまして。親なしの相身互(あいみたが)い、息はピッタリでね、この辺の界隈ではちょっとしたモンでしたよ。…もっともね、アイツを熱心に誘ったのは、それだけじゃなかったんだな、と、今にしてみりゃ思いますね。スラリと伸びた手足、小さな顔、細い口…その一つ一つを傍でずっと見てたいなんてこと、生まれてこのかた、一度もなかったんでござんすよ」


 高架下、電車の通り過ぎる音


サシコ「なあ、聞いていいか」
オレ「ん?」
サシコ「なんでアタシを誘ったんだい?」
オレ「ゴホッゴホッ。あぶねぇなあ。血ぃ吹き出るだろ」
サシコ「なんで?」
オレ「仕事よ。オメェの綺麗な仕事っぷりに惚れ惚れしたったわけよ」
サシコ「ふ~ん、ほかには?」
オレ「他? …そりゃあお前、楽しくなるからな」
サシコ「楽しい?」
オレ「ああ。オレぁもう飽き飽きしてたんだこの仕事に。この生き方に。こんなコソコソした形じゃなくてよ、まっとうにお天道さまの下、人様の真正面向き合いながら、丁半やり取りできねぇかなって。その、なんだ…お前となら…そんなことが」
サシコ「気にいらねえ」
オレ「あ?」
サシコ「その料簡気にいらねぇな。アンタもアタシもね、そんな世界にゃ生きられないんだよ。人様の上りを陰から霞め取って生きていくのがアタシらの定めなんだ」
オレ「そんなこたねぇよ」
サシコ「そんなんだからアンタ、いつまで経っても半人前なんだよ!」
オレ「なにをこの野郎。おめえなんか居なくてもな、オレぁ充分やってけんだ。」
サシコ「…ばか!!」


電車の通り過ぎる音


オレN「つまんねぇところから火が付いちまってね。夏の終わりの線香花火。落ちた火種は戻せねぇってやつで。それから四日後でしたかねぇ…潰され横たわるサシコを見たのは」
サシコ「あ~あ、つまんねえ仕事しちまった」
オレ「おいしっかりしろ! オレ、オレはよ、ずっとお前のコトが…」
サシコ「嫌いだよ」
オレ「えっ」
サシコ「嫌いなんだ半人前は。でも、それがアンタなんだろ。だったら最後まで貫くんだね。貫けば、一人前になる。一人前の蚊になれる。そん時ゃ…(息絶える)」
オレ「おい、その時は何だよ。サシコ、サシコー!!!」


 M 


オレ「…踏ん切りがつかなかったオレの夢。…アタシゃね、今なら堂々と、いえる気がするんですよ。マスター頼む! あなたが、欲しい! 吸わせてくれ!!」
マスター「……わかりました」
オレ「ホントかい? ホントにいいのかい?」
マスター「どんなオーダーも承るのがうちのルールです。お望みの場所は」
オレ「……できれば、右の鼻の上辺りを…一等難しいんでさ、そこ」
マスター「…わかりました。さ、どうぞ」
オレ「それじゃ、失礼して…いただきます」


蚊の激しい羽音


オレ「ありがてぇ…ありがてぇ。サシコー見てるか! オレ、一人前の蚊になれたぜ!」
マスター「カーーー」
オレ「え?」
マスター「い、いや、なんでもないです」
オレ「そうかい。それじゃ、左の鼻辺りも」
マスター「カーーー」
オレ「え?」
マスター「カユイッ! もう無理!」


 ペシッッッッッッッ!(残響する)


オレ「ご・む・た・い・なーーーーーー!」


 M CI「ザ・ハプニングス・フォー/あなたが欲しい」 


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