1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2016-07-28 16:08:23

キャビティ

テーマ:ダイヤモンド
皆様こんにちは。

関東・甲信もようやく梅雨明けとか、いよいよ日本列島に夏到来といったところですが、

今日の大阪は蒸し暑さが増しただけの天気です。


さてインクルージョンのところとかで何度か説明をしているキャビティ、少し前に

丁度良いサンプルがあったので鑑定機関に写真を撮ってもらいました。

ダイアのグレードは;

キャビティ


写真の如く、鑑定機関では0.254ct G-VS1 トリプルエクセレントですが、

そのVS1のキズ(インクルージョン)を拡大しますと;



これはフェザーインクルージョンと呼ばれ、画像では全体が表面に達し全体が凹んでいる

ように見えています。でも実際はフェザーの右側(矢印側)の境界が面に達しそこが

少し開いています。

違う角度から撮った写真です;

違う角度


これが矢印側の境界部です。

人の傷で言えば、傷口が開いている感じがお分かり頂けると思います。

この部分がキャビティです。

ただこれは小さなキャビティで10倍のルーペで認識出来るかどうか位のレベルなので

このダイアをGIAに出して、彼らがキャビティと認めるかどうかは微妙なレベルです。

しかしどちらにせよ、しっかりとダイアを検品される先では、表面が開いた状態

(キャビティ状)になっていなくても、インクルージョンが表面に達しているだけでも

使っては頂けないので、表面近くのインクルージョンには非常に神経を使います。


後矛盾を感じるのは、例え鑑定機関がキャビティと認めても、このクラリティグレードは、

インクルジョンの種類がフェザーがキャビティに変わるだけでVS1のままにするようです。

本来はインクルージョンがありそれが表面にまで達し、しかもそこが開いているのですから

ダブルで落とさないと、インクルージョンが表面に達さないでちゃんとダイア内部に

内包されているものと同じグレードというのはかなり不公平に感じます。

このようにキズ口が開いたダイアをオープンストーンと言ったりしますが、

VS1というある程度ハイグレードのダイアにもオープンストーンがあり得ることです。

さすがにVVSクラスになると殆どないですが。


最近はダイアもネット通販でも売られているわけで、そういったところに卸して

おられる業者さんたちはその辺りも十分にチェックをして納めないと、

なんでも有りのようになってしまいます。

VS1のキズと言っても色々でしょ。


それでは今日はこの辺りで



                             アンレーおじさん




AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
最近の画像つき記事
 もっと見る >>
2016-07-23 13:38:27

ピケ石

テーマ:ダイヤモンド
皆様こんにちは。

外で歩きスマホの人を見ると、皆「ポケモン GO 」をしてはるのかと思ってしまいますね。



さて昨日クラリティ・グレードIクラスの記事を書きました。

Iクラスには、中でも良いものから順にI1・I2・I3と3段階のランクがあります。

そして我々業者はIクラスに相当するものを「ピケ(ピケ石)」と呼んでいます。

ピケ(pique)とは、「刺し傷のついた」という意味のフランス語らしいです。

検索でダイヤモンドI1画像を見てもいろんなタイプがあって面白いです。

その典型的なピケ石は;

ナッツ


何かたくさんの川の支流のようでしょ。

これはナッツ(一般に平べったい形のあらゆる大きさの双晶ダイアモンド)という原石から

カットされたものです。

この川の支流のようなものが以前図入りでご説明した「トゥイニング・ウィスプ」という

インクルジョンです。

原石として評価の低いものではありますが、肉眼ではそのインクルージョンが見にくいので

SIやIクラス用としては非常に人気があります。

バブルの頃は企画販売が非常に盛んで、この種のI1クラスの1ct石がメチャクチャ売れた

ことを思い出します。100個、200個と、あ~懐かしい。。

こんなIクラスは一番ダメですね;

光らない


これは一番下のI3になるのでしょうね、とにもかくにも光っていません。

これらはI2なのかな;

I2位


I2 I3


ちょっと何とも言い様がないですね。

これなんかはI1として全然マシに見えます;

ましなI1


真ん中のクリスタル・インクルージョンがちょっと緑色をしておりますが。

例えIクラスでもやはりダイアモンドはまず光っていませんとダメですね。


面白いことにGIAと日本の鑑定機関を比較しますと、VVSとVSのボーダーは

日本の鑑定機関の方が厳しいのですが、SIとIクラスのボーダーはGIAの方が厳しいです。

だから日本で売られているSIクラスの特価値段は、まず国内の鑑定書付きになって

おりますでしょ。

業界内も色々あるんですよ。


ではこの辺りで


                               アンレーおじさん


AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2016-07-22 16:00:15

I1のダイヤモンド

テーマ:ダイヤモンド
皆様こんにちは。

何か調べようと検索をしていると何かに行き当たり、それを読んでいると元々自分が

何を検索していたのか忘れることがあります。

今回何かを検索中にヤフー知恵袋の「I1のダイヤモンド」というテーマに行き当たり

読んでみて面白いので記事にしてみようと思いました。

質問者の方が:

「新品で購入した0.5ctのネックレスは、I1なので目に見えるインクルージョンがありますと
説明されていたんですが、ガードル部分がえぐられたように欠けていました。
(通常研磨されてツルツルだと思うんですが、この欠けている部分はスジスジしてガラスが
欠けた時のようになっています)
新品でも欠けているダイヤを販売される事もあるんでしょうか?
I1なのでこういうこともあるんでしょうか?」

という質問に対するベストアンサーさんの回答が:

色々説明をされて次のように結論づけてられます。
「ダイヤモンドは欠けることはあり得る。
今回の0.5ctのダイヤモンドは、元々そこにクラックがあり、その部分が何らかの衝撃で
欠落したと考えられます。
I1というクオリティグレードは、欠けとは何ら関係がありません。
ダイヤモンドの欠けやすい部位は、ガードルとキューレット(底の尖った部分)です。
最後にアドバイスをするのであれば、ご購入されたお店に問題のダイヤモンドを持って行き、
現品をスタッフに見せて説明することが望ましいです。
類似の商品があれば交換にも応じてくれるでしょう。」

とありました。
このベストアンサーさんは、凄い!!西アフリカで原石を買い付けている方とあります。
がしかしひとつ大きな間違いは、説明の中で、「欠けは仕上げ(フィニッシュ項目、
ポリッシュ項目、プロポーション項目)にて評価されます。」と書かれているのです。
がそれは違います。

我々がダイアの欠けという時、主にダイアとダイアが当たった時に出来るチップと、
フェザーの一部が欠けたり、表面に露出している結晶が抜けたり、研摩中に除去されて
出来た不定形の開口部であるキャビティがあります。
これらチップやキャビティはどちらもインクルージョンとして扱われ、仕上げのところで評価されるものではないということです。

質問者さんのダイアはきっと;


欠け


この画像の赤い矢印のところ、これはきっとガードルからパビリオン部にかけて
こそげ落ちていると思われますが、こんな感じのもうちょっとひどいものかも
しれません。
これは実際どの時点でなったかは分からないです。
研磨中かも知れないし留めの時かもしれないです。
ただ研磨の時だと重量に変化がないですが、ネックレスに加工する時であれば重量が
変わっているはずなので一度枠を外して測ってみればと思います。

この画像は、キーワード「ダイヤモンド I1」で検索してみますと何といっぱい
画像があるではないですか。
本当に便利な世の中ですね~

それはさておき、画像のブルーの矢印のインクルージョンは、フェザーインクルージョンで
どうも表面にまで達しわずかですが、キャビティ状になっているように見えます。
又黒い矢印のインクルージョンもフェザーでこの絵からは表面に達しているかどうか
定かではないですが、この感じだとどこか一部は表面に達していそうです。

ただIクラスのダイアをお求めになる場合キズがある程度表面に達しているのは
仕方がないことですが、画像のようにこそげ落ちているようなものは避けないと
この質問者さんのようになってしまいます。

ついでに;

ペアシェイプ欠け


このペアシェイプダイアの画像も検索のダイヤモンドI1から頂いたのですが、
赤い矢印のところが欠けていますでしょ。
これは青い矢印のところも含め大きなフェザーがあるので、尖ったところでもあるので
何らなの衝撃で欠けてしまっています。
折角I1としてはキレイなダイアなのですが非常にもったいないですね。

それでは良い週末を!!


                              アンレーおじさん
AD
いいね!した人  |  コメント(3)  |  リブログ(0)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。