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2016-08-10 16:37:31

ダイアの直径と理想的なカラット数

テーマ:ダイヤモンド
皆様こんにちは。

もうお盆休みの方も多いのかな。

私は明日からです。

お店をやっているときはほとんど休みが取れなかったので、

いまだに「休んでいいの?」と思ってしまいます。



さて、ダイアの直径から理想的なカラット数は、{(直径)×(直径)×(深さ)×0.0061}

という式で出すことができ、その上下数パーセントの誤差の範囲であれば良いと

言われています。

それでは前回の1.5ctを例に取って計算してみましょう;

TA56


このダイアの直径は、7.29-7.32mm 深さは4.56mm ですから

7.29×7.32×4.56×0.0061=1.484ct が計算上理想的なカラット数となり

実際のカラット数1.50ctとは1%位しか誤差がないのでこのダイアは計算上は理想的な

カラット数となります。

がしかしよくよくこのプロポーションを見てみますと、クラウンの角度36.5°

と高く逆にパビリオンの角度が40.6°と浅いです。

つまりパビリオンの浅さをクラウンを高くすることによって補っています。

では次のダイア;

TA58


これの直径は、7.30ー7.34mm 深さは上のダイアと一緒で 4.56mm ですから

7.30×7.34×4.56×0.0061=1.490ct となりこの実際のカラット数も1.50ct

ですから1%にも満たない誤差でこれも計算上は理想的なカラット数と出てきます。

しかしこのプロポーションを見ると、クラウンの角度が33.5%とちょっと低めで

パビリオンの角度は41.8°と非常に深いです。

これは、上のダイアとは逆に低めのクラウンをパビリオンを深くすることで補い

それも41.8°かなり深くして1.5ctで上げるために重量をかせいでいます。



このように直径に対して理想的なカラット数を持ったダイアだからと言って、

必ずしも美しいわけではありません。

GIAのカットグレードのエクセレントの条件は、クラウンの角度が31.5~36.5°

パビリオンの角度が40.6~41.8°となっており、クラウンの角度が非常に薄い

ダイア例えば31.5°でもパビリオンの角度を41.8°にするとプロポーションとしての

エクセレントの条件に合致し、又パビリオンの角度が浅い40.6°の場合クラウンの

角度を高くすることによってプロポーションとしてのエクセレントの条件になるように

なっています。

このようにGIAの今のカットグレードは、直径から理想的なカラット数に近い

クラウンとパビリオンの組み合わせならエクセレントになるように仕組まれて

いるようです。

しかし実際のダイアの明るさから申しますと、クラウンが33°以下だと致命的に

低いですしパビリオンが40.6°も又致命的に浅く一方を高く或は深くしても

カバーしきれるものではありません。

今日例に取ったダイアで申しますと、後者クラウンが33.5°と若干低めではありますが

パビリオンを41.8°と深く取った方が前者40.6°と浅いパビリオンで36.5°と高い

クラウンのものより全然明るいはずです。


今のGIAのカットグレードでは、プロポーション・エクセレントが

一応理想的なカラット数とはマッチするようになっておりますが、

本当に明るく輝くダイアを意味しているものでは全くありませんので

ご注意を。。


それでは今日はこの辺りで



                          アンレーおじさん

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2016-08-06 13:06:24

D-IF と D-VVS1

テーマ:ダイヤモンド



お暑うございます。

ちょうど1か月前位に、「セミが鳴く季節になったか」と夏の到来を感じましたが、

今は酷暑の中、セミの大合唱が夏の真っただ中をより実感させられます。

でもふと足元にセミの死がいを見つけ、真っただ中に「おわりの始まり」も又感じます。





てな季節柄、私は8月に入り又例によってメレダイヤの仕分けに大わらわ、

ようやく解放され久しぶりに休み気分満載な週末です。


2か月ほど前に知り合いから同じ大きさ・グレードのもの3個を探すように依頼され

その予算から1.5ctのD-VVS1の3EXTが丁度かと思い、ベルギーのアントワープに

GIA付きの適当なダイアがないか問い合わせていました。

先週以下の3個の鑑定書がメールされてきました;


TA60


TA58


TA56


やってきたのはD-VVS1ではなくD-IFの鑑定書3通でした。

直ぐに電話を掛けてそもそも3個ともプロポーションが悪いので論外なのと

なぜVVS1ではないのかを聞くと、「今はD-IFよりD-VVS1を探す方がむつかしいから

IFではダメかと思って」という返事でした。

困ったものです。

以前に0.3ctでしたがAGTのF-VS1がGIAでF-VVS1になったことを記事に致しました。

あくまで10倍の拡大での判断とする現在のGIAの立場でそれなりの理由の下とはいえ、

結果としてはあまりにハイグレードを出し過ぎている実態がここでも垣間見えます。


先日の日経新聞に世界的な景気の後退或は日本においては円高もあるので、

ダイアモンドの値段が下がっているという記事が出ておりました。

確かにそれはそうで私個人的にも大き目のダイアで本当に良いものが安く買える

チャンスが今はあるので、依頼されている1.5ctのD-VVS1を一生懸命探すのですが、

いつになったら本当に自信を持っておススメできる商品に巡り合えるのか

全く分からない状況でもあります。

何と言ったらよいのだろう、簡単に安い或は安くなっていると言われると

では本当に良いものがどれだけあるのかを思うと、非常に複雑な

気持ちになるアンレーおじさんです。



それでは皆様、厚さに負けず良い週末を!!


                          アンレーおじさん





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2016-07-28 16:08:23

キャビティ

テーマ:ダイヤモンド
皆様こんにちは。

関東・甲信もようやく梅雨明けとか、いよいよ日本列島に夏到来といったところですが、

今日の大阪は蒸し暑さが増しただけの天気です。


さてインクルージョンのところとかで何度か説明をしているキャビティ、少し前に

丁度良いサンプルがあったので鑑定機関に写真を撮ってもらいました。

ダイアのグレードは;

キャビティ


写真の如く、鑑定機関では0.254ct G-VS1 トリプルエクセレントですが、

そのVS1のキズ(インクルージョン)を拡大しますと;



これはフェザーインクルージョンと呼ばれ、画像では全体が表面に達し全体が凹んでいる

ように見えています。でも実際はフェザーの右側(矢印側)の境界が面に達しそこが

少し開いています。

違う角度から撮った写真です;

違う角度


これが矢印側の境界部です。

人の傷で言えば、傷口が開いている感じがお分かり頂けると思います。

この部分がキャビティです。

ただこれは小さなキャビティで10倍のルーペで認識出来るかどうか位のレベルなので

このダイアをGIAに出して、彼らがキャビティと認めるかどうかは微妙なレベルです。

しかしどちらにせよ、しっかりとダイアを検品される先では、表面が開いた状態

(キャビティ状)になっていなくても、インクルージョンが表面に達しているだけでも

使っては頂けないので、表面近くのインクルージョンには非常に神経を使います。


後矛盾を感じるのは、例え鑑定機関がキャビティと認めても、このクラリティグレードは、

インクルジョンの種類がフェザーがキャビティに変わるだけでVS1のままにするようです。

本来はインクルージョンがありそれが表面にまで達し、しかもそこが開いているのですから

ダブルで落とさないと、インクルージョンが表面に達さないでちゃんとダイア内部に

内包されているものと同じグレードというのはかなり不公平に感じます。

このようにキズ口が開いたダイアをオープンストーンと言ったりしますが、

VS1というある程度ハイグレードのダイアにもオープンストーンがあり得ることです。

さすがにVVSクラスになると殆どないですが。


最近はダイアもネット通販でも売られているわけで、そういったところに卸して

おられる業者さんたちはその辺りも十分にチェックをして納めないと、

なんでも有りのようになってしまいます。

VS1のキズと言っても色々でしょ。


それでは今日はこの辺りで



                             アンレーおじさん




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