実は、先日、病床にある友人(haibaraのブログ)が
こちら(「ダークサイド」)
にも度々登場する某ストーカーから
こんなイチャモンをつけられたんでございます。

「もし法的手段もお考えであるならば、
 すべてが私の意図したものであったという
 証拠になるものを示していただきたいです。 」

(爆)
いえね、法律で問われる「意図」というものが
「加害者が【主張する】意図」であったら
どんな事件だって、
加害者が有利になっちゃうじゃぁありゃしませんか。
そりゃ、あなた、
【冤罪】は、全く、別の話でございますが
既に、罪に値する行為自身を認めている立場の犯罪人ってのは
反省心が強く潔い人以外は
なかなか【都合の悪い意図】は認めたりしないもんなんですよ。
時には、突如として【記憶障害】をわずらったり
【事実】をねじまげたり、悪あがきに必死になればなるほど
肝心の罪への反省心が薄れて行くって道理さえ
わからなくなるもんなんでしょうな。

「悪気が無かった」
「そんなつもりは無かった」
なんてぇ主張は、
まぁ、殺人犯が裁判で
「殺すつもりは無かった」
刑罰の重い故意殺人から過失殺人に
逃れようとしたりするようなもんでございますが
そんな犯人の【主張する】意図が
「そうか悪気は無かったんだな」
なんて鵜呑みされるほど
法治国家ってぇもんは甘くはありません。
当然
客観的な事実と言動という「証拠」から
犯罪の全体像が描き出されて刑罰が与えられるわけです。


さて、前置きが長くなりましたが
(前置きだったんでございますね、ほほほほ)
この顛末を拝見いたしまして、
ブログろうと思いつつも躊躇しておりました
つい最近の
「里親による里子虐待事件」について
いったん、ここで書いてみようかなと思うに至りました。

事件報道↓によりますと
里親の女が里子の女児を虐待 6ヶ月の重傷負わせた容疑で逮捕
容疑者は
「『頑張って養育してきたが、夫になついて
  私には反抗的な態度をとるので
  ついかっとなった』と容疑を認めている」
そうで、
まぁ、他人の力を借りずに育児している親であったら
道理の通じない子どもに対して
かっとなるなんてぇのは、よくある事でしてね
育児ってぇもんは、まさしく修行なんでございます。

されども
育児の一貫で【一時的に】かっとなっただけで
「下腹部を傷つけられ、直腸が裂ける傷」
「全身に殴られたような跡」
「暴行後半年以上たった現在も入院治療」な
「6ヶ月の重傷」
になったりゃぁしませんやね。

容疑者が、どんな主張をしようと、
病院側が、実際に、怪我の状況を見て、判断するわけでして
今回の事件が明るみに出たのも、
容疑者の「主張」に満足しなかった病院側が
里子の実母に連絡を取り、この実母が
警察に訴えた結果だったんでございます。

下で紹介いたしますサイトにも書かれておりますが
ここに、私は、驚きましたよ。
病院には、通報義務は無いんでしょうか????
そして、里子の長期入院を当然知っていたはずの
関連機関(市中央児童相談所?)の責任は????
これは、既に、
1人の里親の個人的犯罪じゃぁ済まない
重要な社会的問題だってぇのに
役所へのおとがめは、一切無しみたいじゃぁないですか??

英国でも、度々、児童虐待事件が報道されるんですが
そこで必ず問題になるのが、その事件の起きた地域を
管轄する役所(児童福祉)の責任です。
当然、その地域や家庭の担当者だけでなく、
部門自身の責任が問われます。
そもそも、もし
こんな事件が英国で起きたならば
【容疑者がどんな主張をしていようと】
まず疑われるのは
「小児嗜好性癖者」(paedophile)である事ですよ。
その点も今回の報道で問われていなかった事に
一種の「(英語的な意味での)naive(青さ)さ」
さえ感じましたよっ!偽善にも似た青さ、をね。


英国にも、当然、里親制度はありまして、
手前の周囲にも、里親をしている方がおられますが
手前が初めて「里親」に触れた時に、友人に
「育児ってのは大変なのに進んで里親になるとは素晴らしい」
と誉めましたら、友人は、こう申しました。

「いや、あの家は、里子のおかげで、補助金がたくさん
 もらえて、生活はラクになるし、
 海外でのホリディも、里子のおかげで(市から与えられ)
 行けたんだよ。里子がいなくって
 あの家の経済状況だったら無理だったはずだから
 決して慈善精神だけじゃぁないんだよ。」

つまり、里親というのは、
【(補助資金の全く出ない)養親】とは異なり
一種の「ビジネス」として扱われているって事なんです。
そして
ここが重要なんですが
ビジネスゆえに「業績を管理」されている存在であり
その為、里子に対する虐待というものは
実子に対する虐待よりも、遥かに
発見されやすい状況にあるのではないでしょうか。

もっとも、英国には、
児童虐待容疑を【かけられやすい】
また、いったん容疑をかけられると
親は子から引き離され
解消するまでに1年もかかってしまったり
そのまま一生暮らせなくなったり、と
様々な
【逆の問題】もあるんですが
それについては、また後日、記録させていただきます。


ここで、
この容疑者に戻りますと、
虐待予防協力員が里子に傷害容疑
「2年以上前から
 大阪市北区の「ファミリーサポーター」として
 月に数回、6歳までの児童を預かり、
 保育士の資格取得も目指して」おり
「さらに2007年11月には
 『子どもとともに成長したい』と市に里親登録を申請。
 合わせてボランティアとして
 児童虐待の早期発見に努める協力員になり、
 年2回の研修も受けた」
そうなんですが...
もし万一この容疑者が、例えば、夫の犯罪
(性的虐待)を庇っていたとしても
里子を守るためには何もしていなかった
という重篤な罪を既に犯しておったわけですし
そもそも、
里子をいい大人が「人として成長」するために
育てるってとこからして、
手前は強い違和感を得ましたよ。

里子にせよ実子にせよ
確かに育児で親は成長しますがね、
それが、育児の目的じゃぁありません。
育児の最大の目的は、
子の成長、子の未来でしょうがっ!

英国で、里親制度の事を
「fostering」と申します。
発達/発展を促すという意味を持つ言葉です。
里親も(親も)
あくまで、子の人生の裏方なんです。
子を大人が利用しちゃぁいけない。
子は、一切、選択できないんですから。


ところで
この事件について、あちこち読みまくっているうちに
手前は、この↓サイトに出逢いました。
里親家庭を「家」と呼ばないで
里親から里子への児童虐待
是非
是非
お読みになってください。

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