一言で樹木を粉砕する「チッパー」と言いましても

数万円で買えるものから数百万円を超えるものまで様々な

価格帯のものがあります。

今回は、プロ向けに絞って記事を書かせていただきますね。


私は樹木関係の仕事を始めてから10年ほどたつかと思いますが、

一度も樹木を廃棄物として有料処分したことがありません。

仕事を始めた当初から

細枝はチッパーでチップ、堆肥化して畑に入れますし、

太枝や幹は、何でも燃やせるモキ製作所製薪ストーブの燃料にしてきました。

しかし、最近伐採系の仕事が増えてくるにつれ

枝系の薪が「余る」状況になってきてしまったのです。

保管場所は無限にあるわけではありませんし、保管環境が悪いと

薪も腐ってしまい使い物にならなくなってしまいます。


そこで、ある程度太い枝が投入できる

チッパーが必要になり、初代から今のトラクターPTOチッパーまで

合計3台のチッパーを所有して来ました。


チッパーを購入したことのない方にとって

どんな使い方が出来るのか、どんな費用対効果があるのか

どんなデメリットがあるのか、

高い買い物だけに気になることが色々あると思います。

私が使ってきて気がついたことを

まとめていきますので、よろしければ購入の参考にしてください。


初代



共立のKC55





後継機は

粉砕機 共立 KC40 チッパー (カッター) シュレッダー 粉砕機 【シリンダーカッター】 ...
¥207,800
楽天

KC40です。

.

形状の変更はありますが、能力は

ほぼ同等です。

この機種には長くお世話になりました。

.

スパイラル刃を採用しているので、直径4センチの枝だけではなく

草やワラを綺麗にチップ化する事が出来ます。

数万円で買えるホームセンターのチッパーでは

「不可能」な作業が行えます。

この機種は農家が買う最初のチッパーとして最適です。

.

「仕事」で使うのなら最低この価格帯のチッパーは必要でしょう。

AC100Vの数万円ホームセンターチッパーと

名前は似ていても比べるべきものではありません。

能力は想像以上に違います。

ただし、この機種でも切り手一人の枝にやっと対応できる

処理スピードであり、

枝に「素直じゃない股」がある場合は投入前に処理をする必要があります。


デメリットは他にもあります。

どこにでも移動できるタイヤがついていますが、

とにかく斜面に弱い。

軽トラに乗せる時、一人では不可能だし

斜面では全く移動できないと思ったほうが良いです。

次買う時は、いくらかかっても絶対に「自走式」を購入しようと決めました。


ホンダの汎用エンジンなのですが、エンジンオイル交換と

エアークリーナーの掃除だけで10年間トラブルゼロ。

チッパー側のトラブルは何回かありましたが、

本当にホンダのエンジンは「信頼」の言葉以外見つからないです。


2代目も共立の

粉砕機 共立 KC80C チッパー (カッター) シュレッダー 粉砕機 【自走式】 マルチチッパー
¥686,750
楽天

KC80Cです。



なぜまたこのシリーズかというと、

私だけかもしれませんが草やワラがチップに出来る便利さを知ってしまうと

ハンマー式を選択できなくなってしまうのです。

大体、葉も草もワラも木も3分の1から5分の1になるようなイメージ。

自走形式もタイヤ式とクローラー式とで悩みましたが、

蓋を開けてみればクローラー式を選ばない理由はどこにもありませんでした。

アルミブリッジを使用し軽トラに一人で積載ができますし、傾斜30度の荒地でも問題なく乗り入れすることが出来ました。

斜面でタイヤ式を走行させると、特に横方向は踏ん張りが利かず

危険だと思われます。


8センチの枝までチップにする能力がありますが、

KC80C導入最大のメリットはその最大処理径ではありませんでした。

枝が「股」になっていてもそのまま引き込む能力があるのです。

KC55の時は、投入前再度枝の処理が必要だった「もみじ」の

剪定枝も枝の入り組んだ塊のまま入れることが出来るようになり、

作業スピードが数倍アップしました。

面倒だった軽トラ山盛りいっぱいの剪定枝チップ化が

一人作業でKC55比3倍くらいの作業スピードになり、

大変楽になったのです。


このどちらの機種も製造元は

新興和産業株式会社 です。

行き付けの販売店が「やまびこ」取扱店なので

共立モデルを購入しましたが、

本音は製造元から買いたいな、と考えてしまいます。

そして、使って感動して

製造元の技術者へダイレクトに気持ちを伝えたい。

OEMって作り手と使い手が全く繋がらない

寂しいビジネスシステムですよね。


そしてそんなKC80Cでも物足りなくなる時代がやって来ます。

今まで植木屋的仕事だったのが、伐採仕事も加わるようになり

とても小型のチッパーでは処理することが出来なくなってしまいました。

やれば出来るのですが「仕事に」ならない。

ただ、処理能力の高いチッパーは価格も高く

チッパー購入代を考えると、枝を刻んでトラック満載にし有料で捨てたほうが

「利益」と「労力」のバランスが良いのではないかとも考えられます。


実際、展示会で100万円超の

ガソリンエンジン高額チッパーを使用させてもらいました。

確かに処理径は太いものまで大丈夫なのですが

処理スピードは満足のできるものではありませんでした。


処理スピードを求めると

ディーゼルエンジンの中型チッパーになるのですが、

価格も300万近くと、個人が持つにはあまりにも

無謀な投資だと感じ決定打の無いまま日々が過ぎたのです。


そんな時に、インターネットで

トラクターのPTO動力で動作する処理能力の高そうなチッパーを発見しました。

最大処理径は中型チッパーにも迫る150mm。15cmと言うとかなり太い枝ですよ。


早速メーカーに電話でアタック。

山形の粉砕機メーカー株式会社 カルイ


なんと東京まで実機を持ってきて

私の所有するトラクターで実際にチッパー作業をしてくれるらしい。

いいな、こういう繋がり。

向こうが無理をしてくれるなら

私はその思いに答えようじゃないか。

トラクターが対応PTO回転数に若干足りていなかったので心配でしたが

「動いたら買おう」

来てくれる前に心は決まりました。


で。


動いちゃったんですよね

バリバリと


完全に業務用レベルの処理能力。

馬力は接続するトラクターに依存するので

うちの場合は21馬力。

対応馬力としてはギリギリの所ですが

全く問題なく動作しました。


もちろん現金なんか無いので

ちゃちゃっと借りて即購入。


おかげさまで早速竹林整備に大活躍。

孟宗竹ですが、すべて現地でチップ化できました。







カルイのPTO1500Nと

共立のKC80C









KC80Cは軽トラに載せて今でも活躍中







ISUZUの3tダンプには

これからどんどん稼いでもらわないと







高速道路、5速ベタ踏みチョイ戻し



ダンプってこんなもんでしょうか?

120km/hは厳しそうですね。


カルイのPTO駆動チッパー

PTO1500Nに関しては

後ほど別枠で記事にしたいと思います。


10馬力程度のガソリンエンジンチッパーとは

別格です。

3点リンク式のトラクターさえあれば、

業務用中型チッパーと同等の処理能力を持ったチッパーが

100万円以下で買えます


しかしチッパー最大の欠点は

その「騒音」。


1度だけクレーム入りました。

どれもこれも相当うるさいです。

このサイズでは騒音対策のしようがないでしょう。

購入する前に必ず

「チップ処理時の作業音」は確認するように。

イヤマフ必須です。

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失敗する → 対策する


※くりかえす


=オリジナルな経験値が増える。




自分の経験値を

趣味で発揮するか

仕事で発揮するか

それとも眠らせておくか


誰でも自由に選択できるわけですが、

私は仕事でその経験値を上げています。

実際それが楽しいし、

頼られる事で生きる意味にも繋がる。


消費は経済社会の源流だと信じて疑わない私は

信念に従い、自らの手足となる道具を買いまくっています。

人に頼らないのは道具は人を裏切らないから。

自分の理想の人間は自分しかいない事がわかっているから

人を雇えない。

いくらがんばっても所詮家族経営の農家で人生終わるのが目に見えています。

だが、それがいい。


やりすぎか、失敗か

はたまた経験の肥やしになるのかは

自分次第。

リスクを楽しめるようになったのは

今はもうあまり話していない親父のおかげかな。

見ていないようで、親の背中は見ているもんだ。


前置きが長くなりましたが、

ダンプ買いました。




屋根になんか乗ってますね


特注で

簡易補強



チェンソーも屋根に置けます。





トラクターは全長4メートルオーバー

フロントローダーの行き場は屋根しかなかったのです。


ウッドチッパーがはみ出してしまったのは

計算外、、、


300kg以上あるチッパーを背負い込むと



フロントローダーでバランスとらないと怖くて上がれない


いつひっくり返ってもおかしくないバランス。




ダンプはISUZUの3トンです。



どんな場所にでもいけるように

4WDにしました。

ディーラーの提案でLSDも投入。


私の仕事は

狭小地、斜面に絞っています。

道具の選択には意味があるのです。


大きな土建屋さん、造園屋さんと

機械の大きさ、数で勝負する気はありません。

小さい機械だからできる仕事、

隙間を探していたらはまれる場所がありました。


傾斜角30度の畑の耕運は

クローラータイプのトラクターでないと厳しいです。

フロントローダーはバランスをとるために必須。

これが経験して得られた経験値。

傾斜地のトラクター作業は

死亡事故の可能性があるので

なるべくホイールタイプでの耕運は避けましょう。

きっかけがあればすぐにひっくり返ります。


いろんなアイデアを形にしました






まだ、色々ありますが追々


独眼流トラクターがちらり

もうすぐ40代。

このタイミングで勝負ができてよかった。

これから10年、忠実な相棒と共に

日本の狭小農地を救い再生してみせる。




→ 失敗



※ くりかえす


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おはようございます。


動力とは価値です。

マキタのリチウムイオンバッテリーから生まれるモーターしかり

車やトラクターに使われているエンジン、

時代によってその効率こそ変わってはきているものの

動力という価値は不動の物であり、

人間はそこから巨大なビジネスを生み出して来ました。


私は費用対効果を考える時に

一般の人よりもかなり長く、長期的に計算をする傾向があります。

それは自分で機械整備ができるという事もありますし、

実際車や農機具を5年以内に売ってしまう事ないという

自分の性格を知っているからです。

その代わり買うときは人一番慎重になります。

衝動買いをする事はありません(、、たまにあります)


仕事が入ってしまったので予定より早めに記事を切り上げます


私が中国製品が嫌いなのは

長期スパンで費用対効果を考える事ができないからです。

これは想像ではなく、実際自分が使ってきた経験からの

発言です。

もし、車や農機具が中国製になったら

日本人の想像もできないトラブルが多発する事になるでしょう。


現在安価な中国製エンジン農機具がインターネットで多数販売されていますが、

新品でエンジンが掛からない、オイルが漏れる、部品が足りない

日本製品では考えられないトラブルがコメント欄やブログに書かれています。

家電製品においては日常生活に溶け込む事のできるレベルになった中国製品ですが、

エンジン農機はまだまだ長期的な費用対効果を発揮するレベルに達していません。

業務用途のプロがまず避けていただくのはもちろんの事ですが、

趣味程度の方でも、新品の中国製農機より中古の国産農機のほうが

実用性、アフターメンテナンスを考えても絶対にお勧めです。


使用レビューはまた後ほど書きますが

枝葉をチップにする

チッパーと言う機械を買いました



動力はトラクターです



PTO駆動



軽トラも入れないような道を突き進み

直径15センチ以内の枝葉をすべてチップにしてしまいます。



忙しくなってしまったので当初書きたかったことをかけなくなってしまいました。


信頼する動力(軽油)で仕事(金)を得る

そんなことを書きたかったのですがすみません。いってきます



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