大包

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現場から帰ってきたら

アメリカから荷物が届いてた。

 

重量物の配送料は

当たり前だけど高い。

他にももう1梱包あったからかもしれないけれど

配送料だけで7万円以上。

 

何を購入したんですかね

 

 

ストレッチフィルム?最近増えました。

出荷側からするとすごく便利なアイテムだと思う。

 

こんなん

 

STEINのアーボトローリー

 

 

うちは基本的に伐採枝、剪定枝を処分場に持ち込まないで

自家処理をします。幹は薪ね。

伐採された木って想像以上に重いから

重機の入れない現場だと、こういうのはあったほうが便利。

というより、ないと運び出しに体力と時間を食われて

仕事になりません。

 

そもそも重機が入れたり、クレーンが入れる現場は

うちに仕事回ってこないんで。

こんなアナログな道具でも持ってると持ってないでは

作業効率は大きく変わります。

狭小地で伐採木の搬出が出来るって

それだけでも「強み」ですから。

 

しかし日本人とアメリカ人の思考の違いには

毎回驚かされます。

このアーボトローリー、最大荷重何kgだと思いますか?

 

日本人なら、普通耐荷重150~250kg仕様で作ると思います。

ヘビーデューティー仕様(割高)で

軽トラ最大積載量の350kg対応という所でしょうか。

 

なんとこのアーボトローリーは

最大荷重500kg。

軽トラックの最大積載量よりも重い物が運べる台車です。

基本となる基準が違うんでしょうね。

 

アメリカの辞書にはポン付けという言葉がありません。

ドリル、ハンマー必須。

 

 

日本人なら返品騒ぎ?

 

入るものが入らないんだから。

 

中国製品とアメリカ製品の違いは、

ひん曲げて

 

叩いて

 

 

あるべき姿にすると

 

愛着がわくのがアメリカ製。

 

捨てたくなるのが、中国製。

 

すっごくいい加減な所とか似てるんだけど

違うんですよ。

これ、わかる人いるかな。

 

合計10万以上かかっちゃったけど、

これを活用できる150万の仕事がとれれば問題なし。

 

そんなこんなで9月工期の工事見積もりだしてるけど、流れて

年末ヒーヒー言ってる自分が容易に想像できる。

 

まあ、でも

楽しいな。

人生こそが最大のゲームだな。

 

今思えばいろんなボスがいたな

 

 

 

 

 

 

 

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システム自体はその有効性を

実際に確認できたのですが、

システム全体のコンパクト化

軽量化を目指し

構想を形にしてみました。

 

安全性も未知数なので

あくまで実験用のシステム構築とします。

 

今回考案したのは、

リギングシステムの

メインアンカーの後に設置する

移動式サブアンカーです。

 

運用条件はいくつかありますが、

基本的に3方向からロープを張ることが出来れば

任意の位置にアンカーを設置できます。

重要なのは、吊るためのアンカーではなく

あくまでも吊っているのはメインアンカーで

アンカーポイントを移動させるためだけのシステムという事。

 

しかし寄せ集めの道具では、やたらとかさばってしまい

運搬、設置とも実用的ではありませんでした。

私は大きい仕事(利益)が入ると、必ず道具に投資をします。

そしてその投資は、またさらに大きな仕事を生み出すのです。

 

 

今回、投資したのは魔法のロープ。

 

ワイヤーの代替品になる

ダイニーマ製超高強度ロープ。

信じられないくらいに軽いんです。

 

 

システムの軽量化にはもってこいですが、

ダイニーマの特性や高強度ゆえの6mmという細さが

ロープワーク伐採使用での敷居を上げています。

 

まず、耐熱温度が非常に低い。

ポーターラップ等の

ロワリングデバイスを使用してのダイナミックリギングには

使用できないでしょう。

あと、6mmという細いロープを展張できる

メカニカルデバイス、私が知る限りでは存在しません。

素材自体が滑るので、プルージックコードも

家にあったものでは滑って使い物になりませんでした。

 

張れないロープを

どうやって張るのかが最初の課題です。

それでも一通りセットを組んでみました。

Samson Amsteel 1/4 200フィート 

ポーターラップセット

(ロープ完全固定用)

 

を3セット。

 

他にリギングハブ1枚。

 

この軽さで安全性に問題がなければ

私たちのチームにとって

相当使えるシステムになります。

 

GRCS+上記システムでの

スタティックリギングテクニックが確立されれば

クライマーの安全度が飛躍的に向上するはず。

 

3方向から保持されたリギングハブは、

クライマーが

リギングロープを枝に結ぶための

サブクライミングアンカーとして一時的に使っても

問題がないとすると(リギングロープ設置後に解除)

吊られる場所、ロープを結ぶべき場所から言っても理にかなう。

 

支点を迅速、かつ自由に移動するためには、

3人同時にポーターラップの場所にいることが望ましい。

これも4人チームのうちならではの強みです。

 

こんなコンパクトなシステムで

200フィート つまり60m3方

高さ15メートルのアンカー設置とすると

実際には40m3方、

つまり直線距離40メートル以内に

伐採対象木と同程度の木が3本あれば、

無いはずのアンカーを新しく「作る事」が出来ます。

 

伐倒不可能、切り落とし不可能で

自身にアンカーを設置することが出来ない

全枯れ支障木などの処理に有効です。

その際、リギングロープのメインアンカーは

浮遊支点よりも高い位置、

できれば先の3本とは別の木に設置すると

力、リスクの分散になります。

 

基本はGRCSなどを利用したスタティックリギングで

我々の知識や技術レベルでは

100kg以内でのカットで使用するのが現実的でしょう。

 

最後に。 

これらは決して安全性が確保されたシステムではありません。

どこかに考え付かないような弱点がある可能性もあります。

しかし、安全作業を求める為の行為、

海外製の優れた

道具の情報は共有すべきだと考えています。

 

支点が自由に設置できるという考え方に

危険性はありません。

しかしその「方法」には危険が潜む場合があります。

必ず自分の能力を把握し

安全マージン内での試行錯誤をお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

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イージー バランサー

テーマ:

昨日の小包の中には

もう一つ重要なアイテムが入っていました。

 

メーカー

shizll

商品名

イージー バランサー

https://www.shizll.com/product/easy-balancer/

 

 

どうやって使うかというと

 

木を吊るす道具です。

 

ロープワーク伐採はどうしても「システム」を組まなくてはならないので、

素登り+従来の単純な吊るし切りと比べると

どうしてもセッティングに時間がかかってしまいます。

植木屋さんや空師がロープワーク伐採を

まどろっこしいものだと感じてしまうのは、

切る前にやたらと時間がかかってしまうからでしょう。

 

ただ、私は木を切るという結果は同じでも

目指す目標がそもそも違うのではないかと考えています。

そもそも、なぜロープワーク伐採は

あんなにたくさんのロープを使うのか。

すべてのリスクをゼロに近づけるためではないでしょうか。

私たちはまだまだですが、本来ロープワーク伐採は

システムが理想通りに組めれば

安全かつ早く仕事が終わるんです。

 

安全というのは、

クライマーが絶対に落ちない。

木を切っても、大きな動きを見せずにそのまま

切られたところから静かに離れていく。

切ってからクライマーから離れる方向に木が動く。

下部に障害物があっても回避させられる。

 

ロープ無しではあり得ません。

しかし人間は残念ながらミスをします。

安全のために使っているロープが

ほんの少し結び方を間違えただけで、逆に

大事故の原因になってしまう可能性があります。

 

ですから、私は複雑なノットやオリジナルシステムを使いません。

いくらコストがかかっても、誰が使っても失敗しない

間違えようのない「道具」を導入しています。

 

バランサーは、大枝の挙動を制御するために

かなり重要で、

もちろんオリジナルでシステムも組めますが、

道具の選択、ノットを一つ間違えただけで

安全ではないシステムになってしまうんです。

 

その点イージーバランサーは、枝の大きさにより

大小のセットを選択するだけです。

強度の心配、システムの心配は必要ありません。

アンカー設置と枝の動きの予測に集中できますし、

セット角度がずれても一瞬でロープが張り直せます。

 

すべて計算してセレクトされたパーツ。

 

素人が、大丈夫だろ、と適当に作ったものでは無いので

安心して使用することが出来ます。

 

しかし、道具も完ぺきではないので

何かしらの要改善点が見つかるでしょう。

そしたら、現場で話し合いながら改善していけばよい。

 

それの繰り返しだと思います。

 

3年ほど前に10メートル程の枯れ松伐採でビビってた自分が,

大きな仕事を取れるようになったのは

完全に道具のおかげです。

職人世界じゃありえないスピードで駆け上がっていますね。

 

作業は鈍いですよ。

女性中心のチームですし。

でも鈍いのを気にするのって誰ですか?

 

クライアントが安全第一だと言えば、

それを目指す仕事であるべきです。

 

 

 

 

 

 

 

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