2011-03-08 09:28:49
社長ブログ「デフレ脱却予兆」3/8
テーマ:ブログ三寒四温は本来冬の時期に用いる言葉ですが、今年は春先の今にピッタリです。また、一日のうちでも昼間は直射日光もだんだんと強くなり、桜の季節と思いきや、日が落ちると急に冷え込み、霜の下りそうな真冬の朝を迎えることもあります。そんな中、穏やかなひな祭の日に小生は平安時代の武将源義家の和歌で有名な勿来の関にあるクレハの工場見学に、お誘いを受け行って参りました。
常磐線勿来駅前集合でしたので、上野駅から特急「スーパーひたち」に乗り、約2時間の短い旅でしたが、常磐線で水戸より先に行ったのは初めてでした。
1K㎡もある工場敷地内にはいくつものプラントがあり、皆さまにも写真でご紹介したかったのですが、場内は禁撮で、残念! でも、敷地内には工場を賄う大規模な火力発電所まであり、その燃料石炭も、また原材料を創り出す為の電気分解に使用する塩(岩塩+塩田塩)までも全てオーストラリアや東南アジアからの輸入材で露天に山積みとなっています。だから原材料工場は港の近くにあるんだぁ! そこで資源のない日本の現況を垣間見たのと同時に、もの作りニッポンの現場を間近に見て、感動しました。また夕刻には鮟鱇鍋の名物料理をごちそうになり、見学土産まで頂くという、たいへん楽しいひな祭となりました。
上空からのプラント工場
見学のお土産
本日も小生のブログにアクセス頂きまして誠に有難うございます。
さて、プラント工場見学をしてきた後なので、「人のお役に立つという原点はやはりもの造りなのかなぁ」と、チョッピリ思ったりしています。
昨年の11月以降、鉱工業生産指数は落ち込みがようやく止まりました。即ち製造業の生産が盛り返して来たと云うことで、新聞によると、昨年の11月、12月の2ヶ月で10月比7%上昇したとのことで、1月も前月比2.4%の上昇と、引き続き生産が上向いています。下降したのは、12月以降エコポイントが縮小されたテレビ等の通信機械くらいなものでしょうか。
これは円高水準ではあるものの一服感があるのと、昨年の日銀金融緩和政策が大きかったのだと思われます。しかしその生産内容はほとんどが輸出向けで、もの造りニッポンを象徴しているようにも見えます。
そのお陰様と云いましょうか、大卒の新卒者の就職難は続いているものの、中途採用者は前年比25%も伸びて、一年前の前年比マイナス約55%からの急回復です。物価指数もいまだにマイナスではありますが、ずっと潜水艦状態でいましたが、いよいよ水面に顔を出しそうです。これがいよいよデフレ脱却の予兆でしょうか?
また近頃リビア情勢をはじめ、アラブ諸国がおかしくなってきている為もあり、それに加えて諸外国の金融緩和による過剰流動資産がかなり高まり、原油・小麦・コーヒー豆等々に流入して、日本ではここで一気に値上げの春を迎えそうです。
ただ、今の急なガソリンの高騰などは、リビア情勢をただ理由にしているだけにすぎないようにも見えます。しかしもしこのまま原油価格が高止まりすれば、小生も見学してきた会社でも、毎年商品に工夫を凝らし、今年などは20点もの改良を加えたクレラップを発売して、価格競争に負けない努力をしていますが、いつかは値上げしなければならなくなるのではと思ってしまいます。
また、これらのことが引き金になってインフレとなるか、それとも重石となってデフレ経済の回復ペースが鈍化するのかは、アラブ諸国のファンドマネーがかなり多額に世界中に流入していますので、下手にカダフィ大佐の資金を凍結すると他のアラブ諸国の国家ファンドが臆病になって世界中から資金を引き上げにかかると、お金の流れが変わり、商品価格ばかりではなく経済混乱が起き、荒れた経済市場になりかねないと思います。難しい局面ですね。
そこで問題なのが、いくら少々景気が良くなったと云っても日本政府には現下の危機意識がないことだと思っています。
ここへきて菅政権も受難続きで、小沢さんばかりでなく、前原大臣を筆頭に野田大臣、蓮舫大臣等、また「政治とカネ」の問題が浮上して来ました。ここまで詰まると本当に破れかぶれ解散、あるいは菅政権退陣場面がすぐにでもありそうな雰囲気となってきましたね。
どうも今年は世界の枠組が大きく崩壊して新たな枠組が出来そうな予感がしますが、皆さまはいかがお考えでしょうか。
さて、こんな不安定な政治・経済情勢の中、個人的には先行きの安定感だけでも、せめて持ちたいものですね。
この価値観の変動する世の中で、唯一銀行が資金を貸し付ける際質草(担保)にするのが不動産です。確かに以前のように時価100%担保とはいきませんが、掛目はその会社や個人の信用力により差異はあるものの、時価60%~70%はみて戴けるのではないでしょうか。
そんな不動産を特定して、そこから上がる収益をご出資頂いた方々と分け合う仕組みで生成されたのがマリオンボンドです。
もの造りで社会に貢献するわけではありませんが、お金に働いてもらい、その資金を以って「住居」などを、世の中にリーズナブルな賃貸料で提供することも、立派な社会貢献に違いありません。
その「住居」が時に「クリニック」や「介護施設」となり、さらに公共性の高いものにスペースを提供することを目標に、マリオンボンドは工夫を重ねて進化して参ります。
先日工場見学に行ったときご馳走になった鮟鱇鍋ディナー
感動した今日の一言
源義家の「勿来の関」を詠んだことば和歌
『吹く風を勿来の関と思へどもみちもせに散る山桜かな』


















