2011-04-27 09:26:55
トピックス4/27
テーマ:ブログ
本日も弊社ブログをご覧いただきまして誠に有り難うございます。
東日本大震災発生から1ヵ月半が経過、いまだ原発問題などで予断を許さぬ状況は続いております。この状況が少しずつでも好転していくことを願ってやみません。
今回の大震災発生でCAT(Catastrophe 大災害)債券に注目が集まっています。CAT債券とは、損害保険会社などが自然災害で巨額の保険金支払いが生じることに備えて発行するものです。1980年代後半から1990年代初頭、大規模自然災害が相次いで起こり、保険・再保険市場では支払準備金減少に比例して損害リスクの引き受け能力も減少してしまいました。1989年に米国を襲ったハリケーン・ヒューゴの被害には58億ドル、1992年に同じく米国を襲ったハリケーン・アンドリューには183億ドル、1994年にカリフォルニア州で起こったノースリッジ地震には135億ドルにものぼる保険金支払いがなされています。日本では1991年の台風19号の被害に65億ドル、欧州でも1990年のダリア嵐の被害に60億ドルの保険金が支払われるなど、それまで世界の年間民間保険金支払い額が年平均で50億ドル以下にとどまっていたにもかかわらず、この時期には大規模自然災害の被害に対して巨額の保険金が支払われています。こうした結果、
大規模自然災害に関する保険・再保険料は高騰し、適正価格で保険を提供するにはリスクの引き受
け能力を増やすしかありませんでしたが、もはや保険・再保険市場ではそれができなくなったわけですから、他の市場に保険市場のリスクを引き受けさせる必要があります。そこで考えられたのが、株式や債券が取り引きされている資本市場に保険リスクを引き受けさせることです。これを実現するためにつくられた、保険リスクを保険・再保険市場ではなく資本市場で取り引きできるようにしたものがCAT債券です。
CAT債券は1994年に初めて組成され、日本でも1997年に東京海上から南関東地域の大地震を対象とするもの(1億ドル)が発行されて以来、様々なCAT債券が組成されています。現在、未償還のものは上記の東京海上の1件のほか、オリエンタルランド1億ドル(地震対象)、三井住友海上1.2億ドル(台風対象)、JR東日本2.6億ドル(地震対象)、JA共済3億ドル(地震対象)の4件です。このなかで、JA共済発行のものが来月に償還期限をむかえ、今回の大地震がトリガーイベント(事前に定められた保険金支払いに該当する事由)とみなされれば、あらかじめ決めておいた金額が元本から差し引かれ、CAT債券の投資家は損失を被ります。米国格付け会社ムーディーズの試算では、この案件において投資家の元本は全損になるようです。仮にそうなりますと、日本初(世界では2度目)のCAT債券のデフォルトとなってしまいます。もともとこの債券は、ロンドン銀行間取引金利に4.4%のスプレッドを上乗せした高水準の利回りですが、実際のところは、
この水準をはるかに上回るリスクを投資家は取らされているのかもしれません。
さて、CAT債券が保険リスクを証券化したものである一方、弊社マリオンボンドは、投資家保護を主たる目的とする不動産特定共同事業法に基づいて、弊社所有の不動産を証券化したものです。投資対象不動産には地方自治体をはじめとする安定したテナントばかりが入居しておりますから、投資家の皆様は安心感をもって投資をすることができます。皆様の資産運用手段のひとつとして是非ともご活用下さい。
東日本大震災発生から1ヵ月半が経過、いまだ原発問題などで予断を許さぬ状況は続いております。この状況が少しずつでも好転していくことを願ってやみません。
今回の大震災発生でCAT(Catastrophe 大災害)債券に注目が集まっています。CAT債券とは、損害保険会社などが自然災害で巨額の保険金支払いが生じることに備えて発行するものです。1980年代後半から1990年代初頭、大規模自然災害が相次いで起こり、保険・再保険市場では支払準備金減少に比例して損害リスクの引き受け能力も減少してしまいました。1989年に米国を襲ったハリケーン・ヒューゴの被害には58億ドル、1992年に同じく米国を襲ったハリケーン・アンドリューには183億ドル、1994年にカリフォルニア州で起こったノースリッジ地震には135億ドルにものぼる保険金支払いがなされています。日本では1991年の台風19号の被害に65億ドル、欧州でも1990年のダリア嵐の被害に60億ドルの保険金が支払われるなど、それまで世界の年間民間保険金支払い額が年平均で50億ドル以下にとどまっていたにもかかわらず、この時期には大規模自然災害の被害に対して巨額の保険金が支払われています。こうした結果、
大規模自然災害に関する保険・再保険料は高騰し、適正価格で保険を提供するにはリスクの引き受
け能力を増やすしかありませんでしたが、もはや保険・再保険市場ではそれができなくなったわけですから、他の市場に保険市場のリスクを引き受けさせる必要があります。そこで考えられたのが、株式や債券が取り引きされている資本市場に保険リスクを引き受けさせることです。これを実現するためにつくられた、保険リスクを保険・再保険市場ではなく資本市場で取り引きできるようにしたものがCAT債券です。
CAT債券は1994年に初めて組成され、日本でも1997年に東京海上から南関東地域の大地震を対象とするもの(1億ドル)が発行されて以来、様々なCAT債券が組成されています。現在、未償還のものは上記の東京海上の1件のほか、オリエンタルランド1億ドル(地震対象)、三井住友海上1.2億ドル(台風対象)、JR東日本2.6億ドル(地震対象)、JA共済3億ドル(地震対象)の4件です。このなかで、JA共済発行のものが来月に償還期限をむかえ、今回の大地震がトリガーイベント(事前に定められた保険金支払いに該当する事由)とみなされれば、あらかじめ決めておいた金額が元本から差し引かれ、CAT債券の投資家は損失を被ります。米国格付け会社ムーディーズの試算では、この案件において投資家の元本は全損になるようです。仮にそうなりますと、日本初(世界では2度目)のCAT債券のデフォルトとなってしまいます。もともとこの債券は、ロンドン銀行間取引金利に4.4%のスプレッドを上乗せした高水準の利回りですが、実際のところは、
この水準をはるかに上回るリスクを投資家は取らされているのかもしれません。
さて、CAT債券が保険リスクを証券化したものである一方、弊社マリオンボンドは、投資家保護を主たる目的とする不動産特定共同事業法に基づいて、弊社所有の不動産を証券化したものです。投資対象不動産には地方自治体をはじめとする安定したテナントばかりが入居しておりますから、投資家の皆様は安心感をもって投資をすることができます。皆様の資産運用手段のひとつとして是非ともご活用下さい。












