意匠法に関する近刊です。

 

創作実態に即したデザインの保護ニーズを踏まえて、世界的に統一された保護法制の確立を展望するために、デザイン保護法制の現状と課題を明らかにしたとのことです。

 

各国の意匠制度の他、プロダクトデザイン、情報デザインなど、幅広く採り上げた大作です。

 

内容紹介

創作実態に即したデザインの保護ニーズを踏まえて、世界的に統一された保護法制の確立を展望するために、デザイン保護法制の現状と課題を明らかにする。

目次

第1部 法学
第1章 各国のデザイン保護法制の課題
 意匠法の存在意義――著作権法との関係を中心に……麻生典(九州大学芸術工学研究院助教)
 “Geburtstagszug”判決後ドイツの製品デザインの保護……クリストフ・ラーデマッハ(早稲田大学法学部准教授)
 フランスと欧州における意匠法の概要……ミシェル・ヴィヴァン(パリ政治学院教授)/麻生典訳
 欧州デザイン保護法制……アネット・クア(マックスプランク研究所教授)/押鴨涼子訳
 韓国におけるデザインの保護……金晙河(太陽国際特許事務所・韓国弁理士)
 ラテンアメリカにおけるデザイン保護法制……カラペト・ホベルト(早稲田大学法学研究科後期博士課程・ブラジル弁護士)
 中国における外観設計特許権によるデザイン保護……秦玉公
 シンガポールにおける製品デザインの保護――意匠登録のインセンティブを付与するモデル……木村剛大(ユアサハラ法律特許事務所・弁護士)
 アメリカにおけるデザイン保護法制……末宗達行(早稲田大学法学研究科後期博士課程)
 産業著作権への回帰?……リオネル・ベントリー(ケンブリッジ大学教授)/藤原 拓訳
第2章 デザインと諸法
 デザイン保護と独占禁止法……渕川和彦(山口大学経済学部講師)
 一般不法行為法によるデザイン保護の現況――とりわけ不正競争防止法の商品形態模倣行為との関連において……高秀成(金沢大学法学系准教授)
 一般法と知的所有法……ミシェル・ヴィヴァン(パリ政治学院・教授)/麻生典訳
第3章 意匠法の淵源
 フランスにおける意匠法の淵源――旧体制期リヨンを中心に……薮本将典(慶應義塾大学法学部准教授)
 ドイツにおける意匠保護法制の起源……中野万葉子(朝日大学講師)
 我が国にける意匠法の淵源……高田久美(慶應義塾大学通信教育部・中央学院大学法学部非常勤講師)

第2部 デザイン学
第1章 プロダクトデザイン
 公共空間用家具のデザインプロセス……秋田直繁(九州大学芸術工学研究院助教)
 家電のデザインプロセス……杉本美貴(九州大学芸術工学研究院准教授)
 ステーショナリーのデザインプロセス……尾形義人(九州大学芸術工学研究院准教授)
 携帯電話のデザイン……見明暢(神戸芸術工科大学助教)
 自動車デザインと法的保護……加藤優(元トヨタ自動車・九州産業大学非常勤講師)
第2章 情報デザイン
 広告表現の制作プロセスとデザイン保護……齋藤俊文(九州大学芸術工学研究院准教授)
 ピクトグラムのデザインプロセス……曽我部春香(九州大学芸術工学研究院准教授)
 Webデザインのプロセス……藤紀里子(九州大学芸術工学研究院助教)
 パッケージのデザインプロセスと知的財産権……清須美匡洋(九州大学芸術工学研究院教授)
 タイプフェイスのデザインプロセス……藤田重信・柴田和彦(フォントワークス株式会社)
第3章 アート
 彫刻における作家性と複製の問題……知足美加子(九州大学芸術工学研究院准教授)

第3部 認知科学
 カード配置による外観類似の可視化……伊藤浩史(九州大学芸術工学研究院助教)・中辻七朗(キヤノン株式会社・弁理士)・伊原久裕(九州大学芸術工学研究院教授)・妹尾武治(九州大学高等研究院・准教授)
 文脈効果を考慮した他の意匠の存在による類似度の変化――認知科学的見地に基づく意匠の類否判断の再検討……伊藤浩史(九州大学芸術工学研究院助教)・中辻七朗(キヤノン株式会社・弁理士)
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