インド特許データベース MCPaIRS
こんばんは。先日のアジア特許情報研究会とOUG特許分科会でプレゼンがありましたが、インド特許データベースMCPaIRSを紹介します。
インド特許データベースについては、インド特許庁のIPAIRS、Espacenet、WIPOのPatentScope、DWPIとも収録率が十分ではなく、あまり信用できない状況にあります。
http://www.molecularconnections.com/home/en/home/products/ind-patent-db-Japanese
MCPaIRSは、インドのMolecular Connections社が開発した、インド特許を全文検索できるデータベースで、大阪のテクノ・エージェンツさん(TA社)が日本代理店となっています。
2000年以降のインド特許公報について、書誌や要約だけでなく、クレームや公報全文の検索が出来るのが最大の特徴です。
明細書の全文が電子化されていない公報については、1件、1件インド特許庁(4ヶ所ありますが)へ閲覧請求をして、電子化しているとのことです。
なお、インド公報のうち約3%がヒンディー語だそうですが、これについてはまだ収録されていないようです。
また、リーガルステータスのデータについても、インド特許庁が発行するジャーナルから情報を得ているため、現存するインド特許データベースの中では、ステータスの最も精度が高いという説明でした。
残念ながら、現状は集合間(履歴間)演算は出来ません。
また、今後2000年以前のデータを追加して行くのか、意匠や商標を優先して収録して行くのかは未定だそうです。
理由としては、インドでは特許権よりも意匠権や商標権に基づく訴訟が多く、古い特許公報を収録する意義が薄いためということでした。
確かに、出願前調査の場合は、新しい公報の方が新規性や進歩性を否定する引用例になりやすいのですが、一方で出願日が古いものほど広い特許が成立しやすくなります。
そのため、侵害予防調査では15年位前に出願された特許が、最も危ない権利となる場合が多く、この収録方針については、やや疑問もあります。
今日は検索式を作って、開業のはがきを何枚か発送したら、疲れました。
明日は少しゆっくりしようと思っています。
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