現代のへうげもの  ~桃山への挑戦状~ 日々是好日 第二章

活動 作陶 ライフスタイル そして理想郷

 自分の信念の追求へのあくなき挑戦

 義を重んじ 悪を許さず 謙虚な姿勢で
慈善活動を基本とし 少しでも芸術 文化に携われたらと

焼き物に魂を売った そんな男の奮闘記です

現代のへうげもの 茶や文化 焼き物 この時代だからこそ 出来る事 精一杯 挑戦する
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長石や土のテストテストと言っても 何がテストの目的かというと やはり長石の溶ける融点と土の耐火度のテストです

色んなテスト目的はあれども やはり窯というのは 窯内部で上下に温度差があります

その微妙な温度差に適した物を置く為に融点などを把握しなければいけないのです

では一番焼ける温度の高いところに強い長石を置いて 焼けないところには弱い物を置く
その間の微妙な温度帯には弱い長石にカオリン数%混ぜた物を置いたりと 窯の様子をうかがいます

例えば1230℃で溶ける強い長石ならば そのまま1230℃で焼けば良い
今度はそれに付き合う温度の低いところで焼く長石が必要になります
予め弱い1130℃位で溶けてしまう長石に 弱すぎるからカオリンを少し混ぜながら融点を上げたりして調整すれば その温度帯がわかります

私の直焔式の窯は 穴窯と同じように無駄に無駄が生じる難しい窯

数センチ違うところに置いても焼き上がりが違います

これがまんべんなく良く焼ける窯でも 面白い物が出てこないんです

でもそんな緻密な焼き物では無いですから 志野は
良ければ良い 駄目なら駄目 とハッキリした焼き物だと諦めています(笑)
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志野の焼成について 定石 があります 分厚いレンガの保温性のある窯で何日も何日も焼いたり それが志野と当たり前になっています

薪窯ならばあぶりからゆったりと温度を上げ 窯を温めながら焼く温度帯に到達するまで何日か掛かると思います
徐冷でも火を止めた瞬間に温度は下がりますから何日も掛かるでしょう
しかも志野は灰を被らせるワケでは無いし灰を嫌うから必ずサヤに入れて焼きます

そしてガス窯
高カロリーで焼き上げ 徐冷中も炊いているので 分厚いレンガもいりませんし 分厚いレンガの保温性は500℃位から全然冷めないだけで 志野にはあまり関係の無い温度帯なので必要も無いと思います
長時間焼いてシットリさせたい と考えてもガス窯はガス窯なので 薪のアルカリ性を含んだ窯とは違うので幽玄な感じにはならないし 赤志野などの素地をジワリと出したいならば別ですが

私は還元を掛けている半日ぐらいは窯を監視していますが 夜になると炎が出るのは嫌なので還元は太陽の出ている時間帯しか掛けません

その時も退屈なので 別の作業をしていたり 寝たりしています(笑)

最高温度が越えない事だけを注意しながら たま~に窯を見て あ 予想温度より100℃下がっちゃった! なんていつもの事です(笑)

窯に付きっきりでノートに何時何分 何百℃ なんて書くのが信じられません
いつも適当~です(笑)

しかし志野ってそんな温度変化にもびくともしません

一時間に10℃20℃の上がり下がりなんて焼き方もしません

焼ければいいんです

釉薬も溶けて土も焼けて冷ましで緋色が出れば それ以外何を焼く事がある?

しかし絶対に大事な時間帯と温度帯はありますので そこは必ず見逃してはいけません

少しのトラブルであたふたする焼成なんて薪窯を考えれば大した事ではありません
むしろこっちからトラブルを起こしてやります 途中で蓋を開けたり ガス供給を止めたり

どうせ上手く焼こうと神経質に監視していたって上手くなんて焼けませんから

色見も引き出せない 徐冷も出来ない 熱効率も悪い私の窯でも志野が焼ける事を考えれば 理屈と理論さえ解れば無駄な事はやらなくても良いというのがわかります

何も10個窯に入れて10個全部を取ろう というのが志野ではありませんので 桃山や穴窯を考えても歩留まりが悪いのが志野だと思います

もしかしたらキレイに安定した焼成を心掛けた瞬間につまらない物 になるのが志野の怖さかもしれません
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志野には 釉薬に 長石 が使われる
私も志野をやっている以上 あらゆる長石を試す事をやっていますが まだまだ性質を把握出来ている物は少ない

平津長石一つとっても その長石を生かすパターンなんて長石の濃度 使う土 焼成 カオリンを少し混ぜただけでも様々に出来てしまう
基本的な単味焼成からあらゆる事に広がりを持っていける為に焼成もテストピースだけでも最低5回は焼いてみなければ 安定したデータが取れない

長石をタッパーに小分けして デジタル秤でグラム単位の長石をピースに掛けて焼成の窯に毎回入れる

最高温度が合いそうな志野の焼成に黄瀬戸や織部のピースもグラム単位の釉薬のピースを入れたりする

窯焚きの途中で引き出す色見とは違う 最後まで窯に入れておくデータ取りのテストピース

今60種以上ある長石のテストは小分けしながら少しずつ試しています

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今日のお茶

昨日今日と富山は天候が不安定

ここ数週間はまとまった雨も降らず好い天気が続いていますが

雷がゴロゴロとなり 基本的に晴れなのですが 昨日は外がカチカチ何かが降っていましたから アラレでも降っていたのではないでしょうか

つい先程 揺れを感じたので ニュースでは 能登で震度3

地震の多発する地域では 3程度ではなんて事無いかもしれませんが 最近の天変地異は恐ろしく感じます

原子力発電も含め 天災に感じる実は人災

平和ボケした今の日本に警告している 何か が動いているような そんな感じさえします
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鉢に植え付けたバジルやセージの苗も段々大きくなってきます

すると苗の脇から沢山の葉っぱが出てきます

真ん中の伸びた穂を摘芯して摘み取ってやると 今度はこの脇の葉っぱがモコモコに伸びてきて 株が大きくなります

もう少し経てば主芯を切り 株を大きくしてから また大きな鉢に植え替えてやります


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土作りも次々に進んで かなりの種類が出来てきました

この土達は 云わば作品化の為の茶碗やぐい呑みに使う為の土達

全部で20種類くらい

私の場合 土と長石が20キロずつあれば結構楽しめますので あまり量もいりませんが

ずーっと同じ事を同じ物でやる ってのが根本的に嫌いな人間なので 一回上手くいったら もう興味が無くなるんですね~ 
それではイカんのですが

まさか茶碗一つの為の土と長石がそれぞれ違う ってのはキチガイ染みていますが それに近いです


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苦節 足掛け三年 
志野のテストに取り組んで 焼成と釉薬掛けに一応の兆しが見えた

一つ一つの疑問を解き明かしながら 失敗しまた失敗し
これだけ屈辱的に上手くいかないのに 嫌 にはならなかった

失敗しては新たに閃き また失敗して試して
途中 写真みたいな変な物まで出てくるなんて事も(笑)
一つ一つをクリアしていく

やる度に 何かが理解出来て また突き放される の繰り返し

全然 先が見えない焼き物の世界

だから面白く続いてのめり込んだのかもしれない

毎月 一回は美濃へ足を運び 何かを学習するワケでも無いが 現地へ赴き 何かを掴んでくる
県外の人間が 美濃という美濃焼の当たり前の土地を違う目で見る

違う土地の違うあらゆる事がわかる

教わる環境に無いから自分で考える
そうすると疑問が出てくる
自分で解読して理解する
それにはあらゆる失敗が生まれる
だから経験になる

深い人と世間話をすれば 物事のヒントが沢山含まれている

あ~ やっとこうなるか~ の志野まで三年

一区切りすると 後は楽

とりあえず一区切り

お疲れ様でした~(笑)

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釉薬掛けにしても この色の差
長石の濃淡だけで色を出すのが自然なので 昔ながらの志野の技法しかやりたくありません
 
ところがこの長石釉の濃淡は 写真を見てもわかるように 色と濃淡の差 が激しいのです

これをどうやって馴染ませるかな~
赤白をハッキリとした志野 作りたいんだけど 参ったな~
なんて しばらく思っていました


一度 その中間を取り テストもやって馴染むのもわかり
ようやく打開策も閃き その釉薬掛けの練習中

これをまた一度テストしてみて
上手くいきそうなのでワクワクしながら もう一度焼成してみて

これが成功すれば ありとあらゆる長石の釉薬掛けが可能になる 新しい釉薬掛け

新しい志野が出来そうです

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今までやってきた テスト も一応の区切りとして あらゆる事が試せた

テストピースの小さな試験体から 茶碗まで約5通りの焼成の仕方で試してみて

それを10種類ずつの土と長石を使い 組み合わせなども変えて試してみた

まだ10種類ずつなので あと5倍6倍もある 更にまだ増えていく土や長石のテストが完全に終わるのは いつなのかゾッとしますが少しずつ窯の中に入れては試しています

自分がテストをやる時は 必ず土や長石の反応を見る為に 長石をわざとムラがあるように釉薬掛けしたり
して 厚く掛かった白い部分と薄く掛かった緋色の部分の色合いを見ます

テストで一番大事なのは 長石の融点と土の耐火度を見ます
一度の窯焚きでそれがわかれば 次からは茶碗などを使って色合いなどを見ます

赤 白 紅 紫 黄など 土と長石だけの組み合わせだけでも様々な特徴ある色合いが出せるようになりました

それに含鉄土石や赤土 黄土など組み込ませれば またまたネズミ算式に増えていきますので 鼠志野は鼠志野で また別にやらなければいけません

とりあえず ここで線引きをしようかな と

これからは いよいよ作品化に向けて 真剣に釉薬掛けや焼成をやり 様々なパターンの志野を焼く為に作業も 真剣モード(笑)も増やして 相変わらずのテストと並行してやろうと思います

今はその 釉薬掛け の練習を毎日やっています
ある程度 自然に自分の感覚に馴染ませる反復練習をやっています




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轆轤をやり 削りをやる

ただ途中で飽きてくる

言い方が悪いけど 面白く無い
そんな時期がたまたまある

最近はそんなところにどっぷり入り込んで
土ばかり触って 土作りばかりしている

原料や素材を考えている時
どうもそのタイミングで 作為的な作業をやりたくない

轆轤も削りも釉薬掛けも

その土を使って形にするという行為がバカバカしい時がある

そんな時はひたすら土作りや緑に触れて 焼き物とは違う土にも触れてみる

畑の土 プランターの土 

目的が違えど土は土

大地のパワーや自然に触れて
人間の作為が邪魔な時がある

海や山を歩いてみて 

何かが変わろうとしている時

わざと離れてみて 考えてみる
時間は掛かるけれど 

やはり やる意味がある
何かが生まれる そんな時期

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