2011-04-26 20:32:34

心構えの微妙な違い

テーマ:東日本大震災
心構えの微妙な違い
2011/04/26(Tue)
我に返ったあとの消費の「適量」 小田嶋 隆
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20110421/219538/
「・・・・・一時的な気分の問題ではない。ああいう規模の災害に遭遇すると、ものの見方の根本のところが変わってしまう。少なくとも「娯楽」についてはそうだ。震災の前と後とでは、こちらの心構えに微妙な違いが生まれている。・・・・」


完全に同じでというわけではないですが、いろいろなものに対する優先度が変化しているのを感じます。


東日本大震災
2011-04-15 03:42:15

疑問

テーマ:東日本大震災

震災の後、生活・経済活動を大混乱に陥れた計画停電。

振り返ってみると必要なかったのではないかしら。


東日本大震災

2011-04-10 03:41:31

義捐金の配分

テーマ:東日本大震災

日本赤十字社や中央共同募金会に集まった義援金およそ1,300億円の第1次配分が決定された。報道によると、対象となったのは15都道県で、死者・行方不明者のいる遺族・家族に各35万円、住宅が全壊・全焼した世帯と、福島第一原子力発電所から30km圏内に住居がある世帯に各35万円、半壊・半焼した世帯に各18万円を割り当てることになった。


『住宅が全壊・全焼した世帯』というのはとても納得が行くのですが、『死者・行方不明者のいる遺族・家族』というのが基準なのがよくわからない。義捐金はこれからの生活再建をするために使って欲しいなと思いました。

今、お金が必要なのは生者ではないのでしょうか。



東北関東大震災 東北地方太平洋地震 東日本大震災

2011-04-05 18:01:53

これからの津波対策は?

テーマ:東日本大震災

納得のいく話し3つ

「地震後10分で高台へ避難していた」 宮古市 角力浜地区

防潮堤を作る場所もなく,津波に最も弱い地区とされていたのに,日ごろの防災訓練のお陰で住民ほぼ全員110人無事であった。


「津波てんでんこ」 岩手県釜石市

3千人近い小中学生のほとんどが無事に避難した。
三陸地方の言い伝え「津波てんでんこ」(自分の責任で早く高台に逃げろの意味)に基づいた防災教育がある。生徒たちは教師の指示を待たず、高台に向かって走りだした。子供たちは普段の防災訓練で使っている高台に集まろうとしたが、だれかが「まだ危ない」と言いだし、さらに高い場所にある老人施設まで移動。学校から1キロも走っていた。
「てんでんこ」は「てんでんばらばらに」の意。もともとは自分だけでも高台に逃げろという考え方を示すが、現在の三陸地方では自分の命は自分の責任で守れという教訓として使われている。


「高き住居は児孫の和楽 想(おも)へ惨禍の大津浪 此処より下に家を建てるな」重茂半島東端の姉吉地区

全ての家屋が被害を免れた。 1933年の昭和三陸大津波の後、海抜約60メートルの場所に建てられた石碑の警告を守り、 坂の上で暮らしてきた住民たちは、改めて先人の教えに感謝していた。 巨大な波が濁流となり、漁船もろとも押し寄せてきたが、その勢いは石碑の約50メートル手前で止まった。 地区自治会長の木村民茂さん(65)「幼いころから『石碑の教えを破るな』と言い聞かされてきた。 先人の教訓のおかげで集落は生き残った」と話す。


そして微妙が一つ

「高さ15メートルを超える防潮堤と水門が守った」岩手県北部にある普代(ふだい)

村内での死者数はゼロ(3日現在)。計画時に「高すぎる」と批判を浴びたが、当時の村長が「15メートル以上」と譲らなかった。村は、昆布やワカメの養殖が主な産業の漁村で、人口約3000人は県内の自治体で最も少ない。海に近く狭あいな普代、太田名部両地区に約1500人が暮らし、残る村人は高台で生活している。普代地区でも高さ15・5メートル、全長205メートルの普代水門が津波をはね返した。防潮堤は1967年に県が5800万円をかけ、水門も84年にやはり35億円を投じて完成した。

・・・・・確かに被害がなかったのは良かったねといえるのですが、今回最高は38mの高さの津波もあったそうです。そして1500人のために30年前のお金で35億円。これからの対策として、さらに財政的にできることとは思えません。



極論として「津波の届かない高台に街を作るという意見も出ていますが、一生に一度津波が来る土地であるなら必要なことと思います。またどんな高い防波堤、防潮堤でも想定以上、前例のない津波がくればかえって大きな被害を起こしてしまっているのをみると、ハードでの防備以上にソフトでの防御が必要と感じました。


東北関東大震災 東日本大震災

2011-03-29 22:17:00

最近のカーナビはすごいですね

テーマ:東日本大震災

パイオニア、カーナビで「通れた道路」を確認可能 …4月1日より

パイオニアは29日、4月1日より被災地周辺の「通れた道路」の確認が同社カーナビゲーションで可能になると発表した。

http://response.jp/article/img/2011/03/29/153994/319023.html


東北関東大震災 東北地方太平洋地震

2011-03-29 21:35:06

医療者の思いが届かない

テーマ:東日本大震災

これを読むと谷口先生方のプロジェクトは受け入れられていないようですね。

私たちは常に最悪の事態もありうることを前提に仕事をしていますが、

原発で働いている人を動かしている人は

「悪いことは起こらないいはずだ」

「事前にこういうリスクがあることを教えると不安で働かないのでは」と考えているのでしょうか。

東電だけではなく下請けといわれている東芝やソニーなどの会社も数百人の単位で

応援を出していると聞き及びます。そういう組織の人たちにも考えて欲しいことだと思います。

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医療ガバナンスNEWS
 ▽原発作業員のため自己末梢血幹細胞採取▽

ご案内をいただきましたので、情報提供です
2011年3月29日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行 http://medg.jp
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NEWS

 原発作業員を守るため、希望される方に自分の造血幹細胞を早急に採取・保存しておけ
る体制を整えました。希望者はいつでも虎の門病院で可能です。ご連絡ください。

虎の門病院血液科 部長 谷口修一
港区虎ノ門2-1-1
TEL 03-3588-1111
taniguchi-s@toranomon.gr.jp

1、万が一、想定外の大量被曝(想定の100~1000倍程度)に遭った場合も、自分の造血
幹細胞が事前に凍結保存してあれば、それを移植することで救命できる可能性があります。
2、他人からの造血幹細胞移植後には移植片対宿主病(GVHD)という重い合併症がおこり
えます。自分の細胞ならその心配がありません。
3、造血幹細胞採取には従来の方法で約5日かかります。未承認薬を併用して用いること
で1~2日へ期間短縮することも可能です。
4、希望される方は、虎の門病院で自己造血幹細胞の採取と凍結保存が可能です。
いつでもご連絡ください。

記者会見
日時: 2011年3月29日(火曜日) 午後2時~
場所: 虎の門病院 8階 第一会議室
説明者: 谷口修一(虎の門病院血液科部長)、
	豊嶋崇徳(九州大学病院遺伝子・細胞療法部准教授)

*******
 福島原発の作業に従事されている方々に胸を打たれている。我が身顧みずとも、
なんとしても地域住民ひいては日本国民を守りたいという強烈な使命感で業務に
従事されている。
 我々医療者は、万が一の不測の事態でも、これら作業にあたってくださる方々の命を
絶対に救命するという覚悟で、準備を整え実行せねばならない。
 もちろん、作業員の放射線被曝の管理は適切になされるべきである。しかし、
万が一の不測の事態があった時に、我々に何ができるか熟慮を重ねた。

 急性の放射線障害は造血機能に重大な影響を及ぼし、血液細胞(白血球・赤血球・
血小板)が不可逆的に産生されなくなり、これが放射線障害に伴う死亡の主因となる。
この場合の治療には、造血幹細胞移植治療が必要となる。
 高度な危険状態に置かれる可能性のある原発作業員から事前に幹細胞を採取・
保存してあれば、仮に不測の事態となり、造血機能が危機に陥っても、この幹細胞を
点滴で輸注する自己造血幹細胞移植治療で回復し、急性放射線障害に伴う死亡を回避し
救命できる可能性がある。他人から骨髄移植をすると、GVHDなどの重い合併症が出るが、
自分の幹細胞ではその心配は不要だ。
 世界中の専門家諸氏からその有用性が積極的に指摘されている。Powles R博士
(ヨーロッパ骨髄移植学会原子力事故委員会委員長)、Gale RP博士(元国際骨髄移植登録
機関代表、チェルノブイリ・ブラジルの放射線事故時も率先して治療に参加した放射線障害
医療の第一人者)、Champlin R博士(米国MDアンダーソンがんセンター)らも高く推奨して
おり、この福島原発事故を受けてLancet誌でも取り上げられる予定である。
また、BBCニュースでは、ヨーロッパの移植センターが日本からの患者受け入れ準備を
進めていることが報じられている。Gale博士は既に来日しており、記者会見で
「移植は他人からでもできるが、遺伝子の違いによるGVHDと呼ばれる合併症の危険などが
あり、場合によっては命にかかわることもある。この危険は、自分のものを使えば避けら
れる。なので、作業にあたる人は、前もって自分の末梢血幹細胞を採取、保存しておき
骨髄移植に備えておくべきだ」と述べている。

 従来から広く行われている方法では、実際にG-CSFを使用して幹細胞を採取するには
4-5日かかり、1-3日目はG-CSFを筋肉注射するだけである。この採取方法は国内外で
実績があり、安全性は既に確認されているものの、やはり重要な任務を前に時間が
かかりすぎると思われる。そこで、採取期間を短縮する必要がある場合は、もう一つの
選択肢として国内未承認薬を併用する方法も準備した。
虎の門病院では海外で使用されているが国内未承認のモゾビルという薬剤の使用を考え、
既に当座の50人分の輸入の手続きをとり成田空港までは届いている。この薬剤とG-CSFを
使用して、1泊2日(もしくは2泊3日)の入院で採取・保存する計画である。
初日は午後入院で、事前の検査を行い、夜12時頃このモゾビルを皮下注射で投与し、
翌朝G-CSFを皮下注射し、9時頃から採取を開始、12時頃に終了し、夕方には安全性を
確認して退院という方法で、既に当院では準備が整っている。これで6-7割の方は
目標量が採取できるが、達しない場合はもう一泊していただく。
もちろん未承認薬を使用するため、関係諸氏にその効果と安全性については十分な説明を
行い、一定のコンセンサスが得られる必要がある。既に海外での広い使用実績があり、
また民族的に近いとされるアジア地域でも使用されている薬剤であるので、
この緊急時に用いることを検討すべきである。ここで考えているのは、保険診療ではない。
作業にあたる人を医学的に保護しようという『事業』である。是非、政治判断で迅速な
判断をお願いしたい。

 虎の門病院では施設の倫理委員会の審査を受け、いつでも実施できるようスタンバイ
している。
希望者がいれば、いつでも虎の門病院で、上記の予定で造血幹細胞の採取と凍結保管が
可能である。採取にかかる費用については、保険診療でないため難しい問題もあるが、
可能な限り実費部分を寄付などでまかなえるように交渉中である。
 この文章はいたずらに国民の不安をかき立てる目的ではなく、不測の事態を危惧しなが
らも決死の覚悟で原発最前線の業務に従事される方々を守らねばならないという一心で
記載した。関係者の英断を期待する。

*******
 私の家族がこの業務に携わるなら、万が一の不測の事態に備えて、自己造血幹細胞を
必ず保存します。そう思うことをやらないのはおかしいです。これまで関係各所に実施の
必要性を訴えましたが、全く動きませんでした。このため、広く皆様方にお知らせし
たいと思います。宜しくお願い申し上げます。

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2011-03-29 20:02:44

停電格差

テーマ:東日本大震災

各世帯への送電ルートは、行政区分とは関係ない。グループごとの停電実施の有無は、当日の電力需給状況から東電本社が対象世帯数などから総合的に判断する。一方で「個別の優遇はないが、停電区域内に大規模病院や工場、自衛隊や米軍施設などの重要施設がある場合、その影響を考慮した管轄支社長が本社と協議し、(周辺の停電除外を)個別に判断することはある」(同)とも。

 これについて、東京支店は「一般論として、特定の施設のための除外はない」としているが、米軍基地を抱える武蔵村山市や福生市は市単位で除外されている。実際の停電判断は、1次変電所よりさらに細かく停電区域をコントロールできる「2次変電所」単位で決められているものとみられる。

・・・・・自衛隊基地のためかと思っていたのですが、米軍基地のためだったのですね。


東北関東大震災 東北地方太平洋地震 計画停電

2011-03-27 19:46:26

夏場の停電対策

テーマ:東日本大震災

いろいろ調べて停電中のクーラー確保ができないか調べたけど、

クーラーを動かせるほどのソーラー発電や充電器はなさそうです。


今のところの結論は

停電していない地域の公共施設(たとえば図書館など)に涼みがてら行くか

23区のホテルに週末ステイするということ。

ただ平日の18-22時の停電時は、停電していないエリアのお店で食事するということになりそうです。


東北地方太平洋地震 東北関東大震災

2011-03-27 18:17:13

双葉病院の真実

テーマ:東日本大震災
小松先生、亀田に移動されていたのですね。
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後方搬送は負け戦の撤退作戦に似ている:混乱するのが当たり前

亀田総合病院 小松秀樹
2011年3月26日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp
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 東北・関東大震災で、2件の後方搬送に関わった。この経験から、後方搬送は負け戦の
撤退作戦と心得るべきだと痛感した。

1 関わった撤退作戦
 2011年3月17日:いわき市からの透析患者搬送作戦
 2011年3月21日:いわき市からの介護老人保健施設(老健)疎開作戦

2 いわき市のライフラインと燃料供給
 いわき市の一部は原発事故に伴う屋内退避地域にかかっていたが、大半は避難地域では
なかった。しかし、地震のため上下水道が使えなくなった。風評被害で食料を含めて
外部から物資が届かなくなった。ガソリンが極端に不足した。各種設備の修理のための
業者がいなくなった。外部の業者はいわき市に入るのを嫌がった。
 
3 いわき市の医療状況
 寒さ、栄養不足、環境衛生の悪化で、高齢者の肺炎が急増。いわき共立病院が患者で
あふれた。避難地域から、いわき市の病院に移送された患者が多数死亡したことが
報道された。
 3月19日ごろ、友人から、いわき共立病院の肺炎患者95名の後方搬送の相談を受けた。
 3月20日、人工呼吸器使用中、あるいは気管内挿管されている患者8名を
いわき共立病院から亀田総合病院にヘリ搬送する作戦開始。2日間、悪天候のため、
ヘリが飛べず、待機せざるを得なかった。3月22日搬送。主目的は現場の負荷を減らすこと。

4 3月17日透析患者搬送
 7百数十名の透析患者を新潟、東京、鴨川に搬送するための準備作業は生半可
なものではない。患者リスト、病歴サマリーなど情報伝達のための作業は膨大だった
はずである。
 劣悪な環境のため、患者の全身状態は通常より悪化していた。患者の多くが
スから自力で降りられなかった。
 民間人のネットワークで、数十台のバスを用意した。前日、福島県が用意した
バスで搬送予定だったが、県が厚労省に許可を求めるという悪手をうって、
厚労省に止められた。そこで民間だけで搬送した。薬品会社が搬送費用を負担した。
 亀田総合病院は45名の患者を受け入れた。受け入れ本部では、送り出し側の
いわき泌尿器科病院が超多忙で混乱しているかもしれないとの想定で、
連絡を最小限にした。翌日聞いたところでは、予想通り、送り出し側は徹夜の作業だった。
 受け入れ側の最重要情報は、患者の氏名、生年月日。これは受診カードを作成するためである。
前もってカードを作成しておくと、本人確認が容易になり、早急に診療が開始できる。
この情報についても、完璧なものを現地に要求しないようにした。
 一部の診療科からは、細かい情報を現地に問い合わせるよう要請されたが、
現地を混乱させるだけだと考えて、すべて握り潰した。現地の生活状況まで聞け
という馬鹿もいた。
 撤退作戦では、短い言葉で表現できる情報で全体を想像する。動きながら、
刻々変化する状況を判断し、決断していくしかない。
 重症患者についての細かい連絡は、バスが出発してからすることにした。

5 介護施設の生活環境
 上下水道が破壊されたため、水が得られず、トイレが使用できなくなった。
排泄物がたまり悪臭がでた。しかも、放射性同位元素の室内への侵入を防ぐために
換気しなかった。食糧不足で、職員は地震以後おにぎりのみで副食なし。入所者も
食糧不足のため1日2食になった。水分がとれず、脱水気味になった。地震後、
少なくとも3月21日までは、全員、風呂に入れなかった。車での通勤が不可能になり、
職員の多くは施設に泊まり込んだ。
 建物が1棟損壊して、危険な状況になった。50人が別の2棟(それぞれ50名収容)
に割り振られたため、生活範囲が狭くなった。車椅子に乗って動くスペースがなくなった。
リハビリができなくなった。運動機能、全身状態がみるみる悪化した。

6 3月212日老健(小名浜ときわ苑)疎開作戦
(松浦新「要介護者の避難に、広がれ『鴨川モデル』」ウェッブ論座)
http://astand.asahi.com/magazine/wrbusiness/2011032200012.html?iref=webronza
 大形バスと施設所有の車で搬送。いわき側では、救援のために小名浜に入港する予定の
神奈川県の船の利用を検討したと聞いた。定員が少ないことに加えて、2段ベッドで
重症者の観察、介護が不可能だと判断したという。自衛隊は連日の大活躍で過剰な負荷
がかかっていた。自衛隊への出動命令がなかなか出せない状況だったかった。実際、
人工呼吸器を使用している患者の亀田総合病院へのヘリ搬送を実現するのに、政治的
働きかけが必要だった。米軍は、日本政府が要請しないので、被災者を搬送できなかった。
結局、入居者120名と職員、家族、全体で200名弱、セラピー犬2頭、飼い犬1頭がバスと
施設の車で移動した。
 劣悪な環境にいたので、入所者の体調は悪かった。移動するにも危険はあったが、
現地にとどまることにはさらに大きな危険があった。さらに、原発の状況で避難範囲が
広がると、混乱状態になり、組織だった避難が不可能になる。少数の職員と入所者が
取り残される可能性が高くなる。後述するように、避難範囲に含まれる病院や介護施設で
、取り残される事例が実際に発生した。負け戦での潰走状態に酷似した状況になる。
組織的対応が可能な間に搬送することになった。

7 現場の邪魔になった各種馬鹿
○詳細情報要求馬鹿
 残念ながら、行政やメディアだけでなく一部の医師にも観察された。苦境にある相手
の状況を想像せずに、細かい情報を要求する。潰走状態にある戦闘部隊に人数、
年齢構成、携帯している食糧の種類と量、武器と弾薬の種類と量、到着予定時間など
の情報をよこせというのは、馬鹿としか言いようがない。

○5W1H馬鹿
 自称Y新聞の記者が、亀田総合病院の地震対策本部に電話してきた。老健の出発が
何時か聞いてきた。10時目標だがいつになるか分からないと返事。それでも、予定は
何時かとしつこく尋ね続けた。入所者をバスに運び込むのに、ひどく時間がかかるので、
出発時間など分かるわけがないというと、到着時間の予定は何時かと尋ねてきた。
出発時間が分からない移送の到着時間の予定などあるはずがない。
超多忙で事態に当たっていたので、馬鹿ものと怒鳴って電話を切った。
上司が真正5W1H馬鹿で、本人は馬鹿追随馬鹿かもしれない。
 
○「正義の味方」馬鹿
 自分を正義の立場におき、善悪の基準で物事を判断する。誰かを悪人に仕立てて
非難することが事態の改善につながなると思っている。あるいは、習性でそのような行動
しかとれない。
老健疎開作戦についての、3月221日の毎日新聞の見出しは
「集団避難中に2人死亡 福島から千葉 長距離移動にリスク」だった。2人の死亡を、
記事の最後の2つのバラグラフで大きくとりあげた。「長距離移動にリスク」をとりあげる
のなら、同時に「劣悪な環境に残すことのリスク」をとりあげる必要がある。
今回の震災で、逆の報道もあった。福島県の双葉病院で、避難中入院患者が「置き去り」
にされて20数名が死亡したとされる事件があった。
で、同院の医師と思われる人物(未確認)の掲示板への書き込みを、
友人の神田橋宏治医師が紹介してくれた。正しいかどうか確認する手段を持たないが、
この事件の報道が一瞬で途絶えたことから判断すると、事実の可能性が高い。
以下一部を引用する。

自力で歩ける患者さんを中心に209名の患者さんと私を含め数十名の職員が5台のバスと
数台の病院の車に乗って、数日分の薬と非常食を積んで大急ぎで避難しました
(避難したのは最初の爆発の2時間前でした)。
この時は一時的な避難で、病院に数日以内に帰ると思っていました。
私たちの出発時に院長は病院に間違いなく残っていました。
(中略)
さて、病院に残った院長と数名のスタッフは、1回目の水素爆発の後も電気も水道も
通信手段もない(携帯も公衆電話も不通)病院で点滴やオムツの交換をしつつ
次の救援を待っていたそうです。自衛隊の救援が来たのは、丸2日後の3/14の午前で、
くの老健の入所者98名と双葉病院の寝たきりの患者さん30名をバス8台で連れて行きました。
その後院長を含む4名が警察官と共に次の救援を待っている間に3回目の水素爆発があり、
3/15午前1時に警察の車で強制的に川内村まで避難させられたそうです。
院長一行は川内村から再び病院に戻ろうとしましたが、避難指示のエリアということで
戻ることは許可されず、1回目とは別の自衛隊員だけで最後まで残された90数名の
患者さんを避難させたそうです。自衛隊によって避難させられた患者さんは、
名前も病名もわからない状態で医療機関や施設に収容され、中には亡くなった患者さんも
おり、各病院の先生方にはご迷惑をおかけし、大変申し訳なく残念に思っております。
以上の経過の通り、患者さんが全員避難するまで院長は病院に留まろうとしていたのにも
かかわらず、強制的に警察に退避させられたのです。
間違っても患者さんを置いて「逃げた」わけではないのです。
おそらく最後に患者さんを避難させた自衛隊員の報告を聞いた県の担当者が、
何の裏づけも取らず「なぜ入院患者だけがいたか、現段階では分からない。避難する中で
混乱が起きることはあるが、もし高齢者だけを置いて避難したとしたら許せない」と発言し、
新聞が横並びに報道したものと思われます。後になって県は訂正しましたが、
果たしてどれほどの人がこの訂正を知っているでしょうか?

老健疎開作戦についての毎日新聞の記事には。駒木智一という署名が入っていた。
この記者は少なくとも、当日鴨川には取材に来ていなかった。記者がよくとる方法だが、
責任を回避するために、明確な主張をしていない。あいまいさやほのめかしに徹している。
見出しと合わせて、無理な移動で人命を失ったという印象を誘導しているように思える。
東京電力の記者会見に出席している記者の多くは、この範疇に入るかもしれない。
原発事故の現場で、命がけで頑張っている東京電力社員を、安全地帯にいる記者が攻撃
する図は正視に堪えない。質問する記者を名前入りで撮影すべきではないか。

○電話馬鹿
 電話をかけることが、相手に迷惑になることが想像できない。自分が欲しい情報、
しかも、事態を改善するのに役にたたない情報を得るために、超多忙な現場に電話をかける。

○前例踏襲馬鹿
 危機的状況でも、前例がないと動けない。

○目立ちたがり馬鹿
大きな寄与をしていない、あるいは、ときに阻害要因になることすらあるのに、
メディア(ネットメディアを含めて)に自身を露出することには熱心に動く。
メディアに売り込むためには、疲れ果てた当事者に負担をかけることを厭わない。

8 英雄
 前例がない中で、疎開後もこれまで通りの介護報酬請求を認めることを確約してくださった
渡辺敬雄いわき市長の英断にエールを送る。
 高齢の要介護者を迎え入れるために、80kgのベッド120台をエレベーターなしで搬入し、
翌日には入所者をけがさせないように丁寧に運びいれてくださった市民のボランティアに
感謝する。絶望的な状況の中で、10日間持ちこたえ、
さらに、死に物狂いの大搬送作戦を完遂した弱冠39歳の施設長とスタッフに満腔の敬意を表する。

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今回の記事は転送歓迎します。その際にはMRICの記事である旨ご紹介いただけましたら幸いです。
MRIC by 医療ガバナンス学会 http://medg.jp
東北関東大震災 東北地方太平洋地震

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2011-03-26 09:52:14

印象的な写真

テーマ:東日本大震災

地震後2日目だから孤立したところから避難所へ移動中でしょうか

自衛隊に肩車されて微笑む坊やにホッとしました。で

もまだお風呂や着替えが十分ではないはずの時期ですので

腰まで漬かって避難したあと、冷えてしまったのではと心配。
覚えておきたいこと

福島から原発の爆発で避難

ガイガーカウンター向けられて、とても嫌そうな坊やに同感!
覚えておきたいこと



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