思い切って取扱商品を絞る | お客さんが集まる元気なスポーツショップのつくり方

思い切って取扱商品を絞る

こんにちは。

スポーツ店専門コンサルタントの梅本泰則です。
http://www.121con.jp/

町の小さなスポーツ店さんの悩みを解決するヒントを、少しづつご紹介していきます。

今日お伝えしたいことは


■ 何もかも売っているお店は、何も売っていないのと同じ


前回は、売上順位や在庫を調べて商品を処分する方法をご紹介しました。

在庫を絞るには、もっとドラスティックな方法があります。

それは、取り扱い分野を絞ることです。

問屋さんの総合カタログにある商品を、全て売ろうと思ってはいけません。
お店で売る分野をいくつかに絞ることです。

極端に言えば、一つに絞ってもいいです。

ところが、これが出来ません。
そのためには、今の取り扱い分野のいくつかを捨てる必要があります。

これがなかなか大変なのです。
今まであった売上の一部がなくなるわけですから、決断ができません。

残った分野で、なくなった分野の売上をカバーしていかなくてはなりません。
それが出来るかどうか不安です。
踏み切れません。

大丈夫です。

取り扱い分野を減らせば、今まで広く浅く揃えてきた商品を、狭く深くすることができます。
そうすれば、その分野の商品を求めるお客様の声に、よりお応えすることができます。

他のお店との差別化も図ることができます。

その結果、お客様は減るでしょうか?
そんなことはありません。

他のお店に無い商品がたくさん並び、お客様が喜んで手にします。
メーカーさんも、いろいろな商品を紹介してくるようになります。

商品管理も以前より楽になります。
売場でのキャンペーンも絞り込むことが出来ます。

あれもこれもと仕入れる必要がないので、在庫もするのです。

何もかも売っているお店は、何も売っていないのと同じです。
何かを捨てたとき、新しい世界が見えてきます。