4つの利益の意味 | お客さんが集まる元気なスポーツショップのつくり方

4つの利益の意味

こんにちは。


スポーツ店専門コンサルタントの梅本泰則です。
http://www.121con.jp/


町の小さなスポーツ店さんの悩みを解決するヒントを、少しづつご紹介していきます。


今日お伝えしたいことは


■ 「儲け」を増やすには、売上、仕入、経費がポイントである



利益には


・粗利益(売上総利益)
・営業利益
・経常利益
・当期利益


の4つがあります。


おさらいをしておきましょう。


粗利益は、売上から仕入を引いたものです。


「粗利益=売上―仕入」ですね。


ですから、粗利益を多くするには、


・売上を多く上げるか、
・仕入れ価格を低くする
ことです。


一方、営業利益は、粗利益から経費を引いたものです。


「営業利益=粗利益―経費」です。


これは、販売活動を通じて得られた「儲け」を表します。


ということは、営業利益を増やすには、


・粗利益を稼ぐか、
・経費を少なく抑える
ことです。


ちなみに、「経常利益」とは、営業利益に「営業活動以外で発生した収入や費用」を足したり引いたりした後の利益です。
経営活動における利益という意味です。


「営業活動以外で発生した収入や費用」は、ほとんどが株の配当金や利息の受取や支払いです。


また「当期利益」とは、経常利益から、その期に特別に発生した利益を加え、損失を差し引き、そこから法人税、事業税、住民税を差し引いた後の利益です。
「税引後利益」とか「純利益」とも言われます。


そして、特別利益とは、土地や株の売却によって得られた利益であることが多く、特別損失とは逆に土地や株の売却によって発生した損失です。
いわゆる、臨時的な収入や費用ですね。


ともあれ、経常利益や当期利益は、売場のスタッフには大して関係がない利益ですので、粗利益と営業利益だけを押さえておきましょう。


次回は、営業利益を増やす方法を、もう少し詳しく紹介します。