すべての火は火 フリオ・コルタサル 木村榮一訳
テーマ:本ラテン・アメリカ文学という魔法にはどのくらい効き目があるのか知りたかった。
その試みのひとつ。
本書にはどのような魅力が在るのでしょう。
最初の一行から好きだと思う。
それが何行も続く喜びといったら。
心に幸せの灯が燈される実感。
安部公房が好きな人は、この本もいいと思えるのではないでしょうか。
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ラテン・アメリカ文学という魔法にはどのくらい効き目があるのか知りたかった。
その試みのひとつ。
本書にはどのような魅力が在るのでしょう。
最初の一行から好きだと思う。
それが何行も続く喜びといったら。
心に幸せの灯が燈される実感。
安部公房が好きな人は、この本もいいと思えるのではないでしょうか。
内田百閒先生
と
川上弘美が言うとさまになるね。
『檀流クッキング』(中公文庫)
季節に一度
川上弘美の愛読書なんだね。
オクラの大根おろし和えは、冷蔵庫でしばらく冷やすのが、いいのですね。
電車がすきなのですね。
いい友達がいるのですね。
へミングウェイに近づいて、離れて
公園で、昼間からビールにタバコ
やってきた知らない人に、タバコたくさんあげましたね。
それが青春だったのでしょうか。
学生時代のウニ拾いのエピソードが心に沁みました。
教師時代の生徒との交流が、ほほえましくうらやましく、楽しかったです。
そして
ゆっくりさよならをとなえる
居酒屋の似合う人
川上弘美
愛情あふれ
この本に
ありがとう。
追記
ナポリタン食べたくなりました。
『夫婦善哉』(織田作之助)読みたくなりました。
職場にコーヒーメーカーが新しく入って、コーヒーを飲む回数が増えた。
そのせいなのか、ストレスなのか、お酒のせいなのかよく分からないが、
胃が痛い日が続いていた。
週末、お酒の席で、
映画とか小説とか、
そういう話を久しぶりに吐き出した。
そして思った。
映画、観てないなー。
オリバー ツイスト
観たい。
4月から転居ということが決まって、転機となるのかなと、いらぬ気を揉みながらの忙しさに、ひとつの段落がついた日の夜痛飲した。
心と体に沁みたお酒は、ニッカだった。
酩酊
仲間に肩を抱かれながら歩いていると、ふいにこの盛り場をいとおしく思った。
愛機コンタックスT2の調子がどうも悪い。電池の減りが異常に早いのだ。この前新しい電池を入れたばかりなのに。もう残りわずかの表示がでている。ただそれだけのことが私を曇らせた。色々なことをマイナスに考え始める。そんなイヤな周期が始まったような気がした。不景気の始まり。お先真っ暗。光は幻。自分の影さえ応えてくれない。一人のなかの一人。
なぜ、きっかけが写真機だったのか。
写真に何かを異常なほど求めているのかもしれない。
もし、私が写真に何か救いのようなものを求めているとしたら、それは一瞬のパワーだと思った。
私の好きなものは・・・小説と映画と酒。
どれにも共通してあるものってなんだろう。
積み重ねの果てにあるものへの期待。
自分の人生も、今のところ積み重なっている。その先へ、期待は当然ある。だから未来を考え、やるべき事をみつけ、やってきた。でも、確かに未来は輝いているだろうか。未来に対する不安を取り除くことが主になって、未来をみつめることが従になって。異物を取り除いて満足して、本当はその異物こそが大切なものだったのではないかと後悔して。
写真にすごく安心させられることがある。
動を超えた静に魅入っているとき、写真の神様は光をあたえてくれるのかな。
自分の時間の連続に自信がないので、すばらしい連続をみせてくれるものが好きだけど、本当は連続なんかない一瞬こそ、必要としているのかな。
2006年とか平成十八年というのは連続した時間、積み重なる時間という意味合いが大きいだろうけど、そのなかで一瞬が生で生が一瞬であることを願いながら・・・
グッド・ラック
『国家の品格』藤原正彦著と、『近代の奈落』宮崎学著がよかった。いろいろと本を買い溜め、読まぬままベッドサイドの山となる言葉たちのなかで、興味を続かせてくれたこの二つの本のなかの言葉の山が、ありがたい。藤原正彦は、ユーモアが素敵だ。宮崎学は、目線が魅力だ。同和教育が言われなくなり、人権教育と言葉が変えられたときの違和感は、やはりわだかまりとして大切にしなければならない。どちらの本からも、言葉への問いかけを忘れてはならないという警告を私は受け取った。
『ベルカ、吠えないのか?』古川日出男著がおもしろかった。
イヌに語りかける。
イヌの歴史を紡ぐ。
イヌよ、イヌよ、おまえはどこにいる?
「ベルカ、吠えないのか?」
うぉん
「ベルカ、吠えないの?」
うぉん、うぉん、うぉん
一気に読み進める快感があった。
どれくらい昔から、幾人の体重を受け入れたのか、私には分からない板を、7つぐらいだろうか。踏みしめると、そこが蔵の2階だ。蛍光灯をつけ、ストーブをつけ、大きな椅子に座ると、おおきく息をつく。これは歴史だ。この家に、包まれるということが、私にっとて歴史だ。
本を読む。
『博士の愛した数式』小川洋子
すばらしい。
久しぶりに、高校時代以来のような、新鮮な気持ちで、本に鉛筆で未来の自分を思いながら、線を引いた。
「博士の授業でもう一つ不思議なのは、彼が分からないということ言葉を惜し気もなく使うことだった。分からないのは恥ではなく、新たな真理への道標だった。」
いい本だと心から思った。
文庫になって早速目をつけていた本に触れる幸せだ。
数学が、好きになりそう。
この気持ちを忘れまい。
未だ途中だが、映画に想いをはせるのも楽しい。
さすが松竹という気がする。
寺尾聰、深津絵里、吉岡秀隆、浅丘ルリ子、を観たい。
ウイスキーとあいまって、心が高揚し、風邪を忘れた。
メモ書きです。
リービ英雄『千々にくだけて』
9.11同時多発テロについて、テレビからの情報が主だった。だからこそ、片岡義男の記述に目が奪われたりしていたが、小説として9.11の情報を得たのは初めての経験だった。それがこの本でよかったと思う。
かみしめたい 「島々や 千々にくだけて 夏の海」 芭蕉の松島の句
池内紀『ちいさなカフカ』
カフカの手紙。この手紙を読む幸せ。よい水先案内人。
旅先の電車にて、向かいに座った男性が、新潮文庫『変身』を読んでいた。電車の中の『変身』には、とても透明な光が余すところなく差し込んでいる。
自分もカフカを読みたい。
三崎亜記『となり町戦争』
安部公房の足音が、濃密に近づいてきて、離れた。
目取真俊『群蝶の木』
この短編集は、恐い。鳥肌が立つほど。明確な恐怖ではなく、自分の中にある恐怖。でも、この本を読むことができて良かった。
次の移動図書館は、どんなプレゼントを運んでくれるのだろう。今から楽しみ。
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