どうも、ハイレゾ音楽制作ユニットBeagle Kickの総合Pをやっております橋爪です。
フュージョンやニューエイジを中心に生演奏特盛りでM3や配信サイトで頒布中です。

最新作は、アナログシンセとギターをフューチャーしました。
・ROUTE357(200円 税抜き)
http://www.dlsite.com/home/work/=/product_id/RJ179309.html

ときどきフリーで音声関係の音響エンジニアをやってます。
WEBラジオや公開録音・トークライブなどで活動させてもらっています。

オーディオライターとして活動を始めました。
直近ではこちらです。

ステレオサウンド刊の「DigiFi No.23」にてMQAの特集記事を担当します。

音楽出版社刊の「CDジャーナル 2016年7月号」にてディナウディオの新製品を紹介しました。

音楽出版社刊の「スピーカーブック2016」でワイヤレススピーカー特集ほかを担当しました。


DigiFi(デジファイ)No.23が8月29日(月)に発売されました。
Beagle Kickの活動でもレポートしている革命的エンコード技術MQAについて、ハイレゾの基礎知識があれば分かるくらいの優しい解説をさせていただいてます!
中でも今までのMQA記事と比べて異質なのは、自分たちの音源をMQAとWAVで聴き比べた感想が載っていること。
コアな技術解説も含め必見の4ページとなっています!
ぜひ書店や電子書籍号数に注意)にてご覧下さい。



では、楽曲紹介!

【楽曲紹介】
アルバム名:君の名は。
アーティスト:RADWIMPS





フォーマット:48kHz/24bit(FLAC)


大好評公開中の映画、「君の名は。」のサウンドトラック。
超人気ロックバンドRADWIMPSが全曲を手がける劇伴集です。
RADWIMPSは公開初日にMステでテレビ初主演を果たすなど、さらなるブレイクが予感されます。
映画は新海誠監督のベスト盤とも言える大傑作。
上映劇場が前作よりも圧倒的に多くなって、嬉しい気持ちの反面、この強気は大丈夫なのか?と心配になってしまいました。新海監督は、アニメファンからはカリスマ的な人気を得ていますが、一般層の認知度は低いと言わざるを得なかったからです。
しかし、実際見てみると音楽も含めて「これはアニメなのか?」というほど作家性が高く、それでいて多くの人が共感できる青春ものに仕上がっています。
何より3.11大震災に寄せたある要素が心に深く刺さり、不安は杞憂だったと思えました。
ぜひ音楽と合わせて「君の名は。」ワールドに浸ってほしいです。

《音質の感想》
まず、とても音が良い。
いわゆるオーディオ的な音の良さでは好き嫌いが分かれそうだが、ミックスやマスタリングの仕上がりは非常に私の好みに一致した。
楽器音の純度が高く、エフェクトは軽く味付け程度、極力ナチュラルなミキシングを貫いている印象だ。
映画の劇伴なのだから長めのリバーブで壮大さを出してもまったく不思議はない。
あえてやらなかったのは、壮大な物語の根幹にある普通の若者同士のどこにでもあるやり取りの身近さを表現するためかもしれない。あるいはその空気感を観客に伝えるためでもあろう。
音楽制作の物差しで聴くと、レコーディングやミックスのイメージは「十数人入れば満席になる小屋で演奏するミニコンサート」。
楽器の音がとても近く、ディテールもハッキリと聴きとれる。
特に聴き応えがあるのは挿入歌のスパークル (movie ver.)だ。
この曲は、ピアノソロ、バンドサウンド、ストリングスがクロスオーバーする。透明感のあるボーカルと相まって完全に映画の世界観にトリップできる。
ダイナミクスは大きく、後半の盛り上がりで強いカタルシスを感じられた。
映画と合わせて楽しんでいただきたいが、ずば抜けたセンスを放つ楽曲たちは単独で聴いても鳥肌ものの衝撃となることだろう。



【楽曲紹介】
アルバム名:イースVIII -Lacrimosa of DANA- オリジナルサウンドトラック
アーティスト:Falcom Sound Team jdk





フォーマット:96kHz/24bit(WAV/FLAC)


イースシリーズ待望の最新作。なんとナンバリングタイトルとしては実に7年ぶり。
コンシューマに移ったファルコムのイースとしては、3作目に当たります。
広大なフィールドや手応えのあるダンジョンを駆け抜けるアドルたちを彩るのは、疾走感溢れるファルコム音楽。
”イースサウンド”とも呼べる、独特なグルーブと高揚感を掻き立てるメロディーは本作でも健在です。
軌跡シリーズとは全く違う作風なので、本当に同じ社内のチームが作ってるのか不思議になるくらい。jdkの引き出しの多さに脱帽です。
基本打ち込みですが、バイオリンやチェロ、ギター/ベースなどここぞというところで生演奏が入ります。バトル曲の興奮はライブさながら!
ゲーム音楽の常識を覆すファルコムサウンドを味わい尽くせます。

《音質の感想》
初回限定特典として付属するオリジナルサウンドトラックミニ(CD)との比較をした。
音圧はほぼ同じだが、ダイナミクスは比較的ハイレゾが優位である。躍動感が段違いだ。
前後感と左右の広がりが拡大し、リバーブの響きも純度が高い。フィールド音楽はその広大さ・空間の広さをリアルに感じられる。
低域は太く重厚になった。CDではカットされていた最低域まで伸びており、決して音量が上がったわけではない模様。
高域は頭打ち感が緩和され、バイオリンなどの楽器が自然に聴こえてくる。
音像の輪郭がクッキリとしたことで、打ち込み楽器がより生っぽく聴こえるのはハイレゾの思わぬ醍醐味といえよう。
筆者自身、まだゲームをクリアしていないため後半の楽曲はチェックできていない。
好き過ぎて楽曲を聴くだけでもネタバレになってしまうのだ。
また機会を見つけてクライマックスの楽曲はレビューを追記したいと思う。



以上です。

いかがでしたか?


これは私の主観的な感想ですので、全ての人に「このように感じられるはずだ」というモノではありません。
じっくりと聞き込み、確かに感じたことのみを記事にしています。
日々精進中の身ですので、一つの参考意見として捉えてもらえたらと思います。



現在までのアニメ系ハイレゾ感想記事はこちら……

のうりん挿入歌「コードレス☆照れ☆PHONE
ガルパンED Enter Enter MISSION!と1PLDK
「すぱそにっ♥(はぁと)」
「そにアニ オリジナルサウンドトラック」
「ハローグッバイ」歌:榊原ゆい
『「星刻の竜騎士」OP「聖剣なんていらない」/(榊原ゆい)』
『Anison Strings~弦楽四重奏で聴くランティスの歴史』
『僕らは今のなかで』『きっと青春が聞こえる』ラブライブ!
『「英雄伝説 閃の軌跡」サウンドトラック・オリジナルマスター』 前編後編
『閃光の行方 「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ」オープニングテーマ』
『軌跡 jdk アクースティックス』前編後編
『Beyond the Sky (日本語版)』
『「英雄伝説 閃の軌跡II」サウンドトラック・オリジナルマスター』
深窓音楽演奏会其ノ壱
ソナタとインターリュード
UP↑ with Yuji Ohno & Lupintic Five
Aurora Days
いつかの、いくつかのきみとのせかい
『Blu-ray Audio版『Star!!』』
『『Wake Up, Best!』をワグナーと聴いてみた』
Hey World,恋は混沌の隷也,Go Fight!
DREAM SOLISTER,CANDY MAGIC
「英雄伝説空の軌跡FCEvolutionOST」「SAXES STREET」
Blu-ray Audio版『Shine!!
「Seize the day」「朝焼けのスターマイン」
「FIRST*MODE」
「BUONO!! BUONO!!」「ハルカナルトキノカナタへ」
ナイツ爆笑漫才スーパーベスト
「piece of youth」「『ガールズ&パンツァー 劇場版』OST」
「劇場版ラブライブ!OST」「I'll remember you」
MOMENT RING、虹を編めたら、Lovely Lovely Strawberry
「GOING PANZER WAY!」「和田貴史×NHK」
「Wake Up, Best!2」「サガオケ! 」
「ルンがピカッと光ったら」「うたたねサンシャイン 」
MQA版「GOING PANZER WAY! 」
「sunlight avenue」「GREEN ROAD」