どうも、ハイレゾ音楽制作ユニットBeagle Kickの総合Pをやっております橋爪です。
フュージョンやニューエイジを中心に生演奏特盛りでM3や配信サイトで頒布中です。

ときどきフリーで音声関係の音響エンジニアをやってます。
WEBラジオや公開録音・トークライブなどで活動させてもらっています。

オーディオライターとして活動を始めました。
直近ではこちらです。


音楽出版社刊の「スピーカーブック2016」でワイヤレススピーカー特集ほかを担当しました。(6/2発売)

アコースティックラボ主催のオーディオフォーラム番外編2にてレポート執筆しました
テーマは「マンションのホームシアターには防音は必要か?」

音楽出版社刊の「ヘッドフォンブック2016」でYAXIの交換イヤーパッドとSound Warriorの新製品を紹介しました。


しばらくぶりのブログ更新です。
この二ヶ月半。実に色々ありました。
Beagle KickはM3でアナログシンセとギターをフューチャーした新曲を発表しました。
オーディオ周りでは、いよいよ発売になるスピーカーブック2016で書かせて頂きました。
そして今ハイレゾ界隈で話題のMQAの配信が決定し、色々連動した企みを進行中です。(Beagle Kickの音源がMQAになります!)

さて、毎度恒例のアニソンハイレゾ感想。
今回は2曲です!
アニソンハイレゾ音源もだんだんと増えてきて嬉しい限り。
でも、「これはハイレゾでほしい!」と思った曲に限ってないんですよね……
早く《ハイレゾでも出る》のが当たり前になってほしいです。


【楽曲紹介】
曲名:ルンがピカッと光ったら
アーティスト:ワルキューレ



フォーマット:48kHz/24bit(WAV/FLAC)


これはもう解説不要ですね。マクロスΔはEDテーマです。
18歳の鈴木みのりさんが歌うかわいいポップチューン。
開放感溢れる生き生きとした芝居でフレイアを熱演中の鈴木さん。
とても声優デビュー作とは思えないスター性を感じております。
マクロスに出たら数年は声優界で注目されるでしょうし、その間の活動から目が離せませんね。

《音質の感想》
フォーマットは48/24なので、あんまり難しいオーディオのことは考えずに素直に楽しみたい。
イントロから量感たっぷりのベースラインに胸躍る。
低域はCDになるとカットされたり質感が変わってしまったりするが、純度高くノリも十分だ。
透明感の高いシンセサウンドが耳元をくすぐり、粒子の細かい無数の音が所狭しと躍動している。
ブラスパートは残念ながら打ち込みのようであるが、ボーカルは距離が近くとても生々しい。
打ち込みメインの楽曲ならもっと加工してもいいかもしれないが、キャラクターの息づかいを感じさせるナチュラルな仕上がりだ。
ミックスのせいかトラックの多さに対して分離が良く、混雑感はまったくない。



【楽曲紹介】
曲名:うたたねサンシャイン
アーティスト:Unlimited tone



フォーマット:96kHz/24bit or 32bit(WAV/FLAC)


Unlimited tone、通称アンリミとの出会いは音楽活動支援サービスFrekulでした。
Beagle Kickも登録しているこのサービスは、簡単に言うと音楽事務所の役割をシステムが自動でやってくれる画期的な枠組み。
参加しているアーティストはバンドやユニットが多く、ファンと直接繋がるツールとして活用されています。(登録アーティストはなんと約3800組以上)
そこで出会ったアンリミは、男性ボーカル3人の優しげなハーモニーが素晴らしくメロディアスな楽曲とも相まってすぐにメルマガ登録したのを覚えています。
その後、ビルボードライブ東京でのライブで生歌を聴き、さらに衝撃を受けました。
ボーカル3人の高音・中音・低音、それぞれのパートの絶妙な一体感。まるで職人芸のようでした。
まさかアンリミの歌がアニメで聴けるとは……これに限らず第二・第三と続いてほしいです。

公式がアップしているフルサイズの動画はこちら

《音質の感想》
実に音がいい。
歌謡曲のハイレゾはかくあるべし。そんな表現がしっくりくる傑作だ。
ドラムはアコースティック寄りな音作りでライブで聴いているような雰囲気だ。肉厚で過度にトリートメントしていないそのままの音が温かく心地よい。
ボーカルは口元がリアルに感じられ、耳元で歌っているようなこそばゆい感覚になる。
コーラスが作りだすハーモニーは混濁無く、緻密に重なり合って音場を満たす。ここがおそらくCD版と最も違う点だろう。
前後感や音の艶、アタック感は派手目なのだが、楽曲には合っている。
ピュアオーディオ的な価値観だけでは計れない、ポップスに合わせた究極の最適化がそのまま音の良さに繋がっている幸せなケースだと思う。
ジャンルに合わせた最適化で言えば、本作のように佐藤純之介プロデューサーの携わる作品は格別である。
ヘッドフォンやイヤフォンでもいいが、ドラムの音場感はスピーカーでこそ生きるのでぜひ両方で聴いていただきたい。



以上です。

いかがでしたか?


これは私の主観的な感想ですので、全ての人に「このように感じられるはずだ」というモノではありません。
じっくりと聞き込み、確かに感じたことのみを記事にしています。
日々精進中の身ですので、一つの参考意見として捉えてもらえたらと思います。



現在までのアニメ系ハイレゾ感想記事はこちら……

のうりん挿入歌「コードレス☆照れ☆PHONE
ガルパンED Enter Enter MISSION!と1PLDK
「すぱそにっ♥(はぁと)」
「そにアニ オリジナルサウンドトラック」
「ハローグッバイ」歌:榊原ゆい
『「星刻の竜騎士」OP「聖剣なんていらない」/(榊原ゆい)』
『Anison Strings~弦楽四重奏で聴くランティスの歴史』
『僕らは今のなかで』『きっと青春が聞こえる』ラブライブ!
『「英雄伝説 閃の軌跡」サウンドトラック・オリジナルマスター』 前編後編
『閃光の行方 「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ」オープニングテーマ』
『軌跡 jdk アクースティックス』前編後編
『Beyond the Sky (日本語版)』
『「英雄伝説 閃の軌跡II」サウンドトラック・オリジナルマスター』
深窓音楽演奏会其ノ壱
ソナタとインターリュード
UP↑ with Yuji Ohno & Lupintic Five
Aurora Days
いつかの、いくつかのきみとのせかい
『Blu-ray Audio版『Star!!』』
『『Wake Up, Best!』をワグナーと聴いてみた』
Hey World,恋は混沌の隷也,Go Fight!
DREAM SOLISTER,CANDY MAGIC
「英雄伝説空の軌跡FCEvolutionOST」「SAXES STREET」
Blu-ray Audio版『Shine!!
「Seize the day」「朝焼けのスターマイン」
「FIRST*MODE」
「BUONO!! BUONO!!」「ハルカナルトキノカナタへ」
ナイツ爆笑漫才スーパーベスト
「piece of youth」「『ガールズ&パンツァー 劇場版』OST」
「劇場版ラブライブ!OST」「I'll remember you」
MOMENT RING、虹を編めたら、Lovely Lovely Strawberry
「GOING PANZER WAY!」「和田貴史×NHK」
「Wake Up, Best!2」「サガオケ! 」