押し売りと泣き落とし 1
テーマ:ウズベキスタン先日、強引な勧誘に逆らって成功したかっこいい話を載せましたが、一方でワタクシ、やられ放題な面もあるのです。
ウズベキスタン、ブハラでのこと。
訪れたのは12月でした。
オフシーズンも最高潮で、観光客の姿を見かけない。
とある土産物屋で 「同じグループの人を連れてきてよ」 と頼まれ、一人で来てるんだよと言うと、ガッカリされましたわ。
路上の土産物売りがいなかったので群がってこられることはなかったけど、待ち伏せされたりはしました。
で。
その、一人で来てると言ってガッカリさせた人の店でのこと。
きれいな刺繍がしてある布を何枚か買いました。
ウズベキスタンでは嫁入り道具の一つなんですって。
色んな柄と色のパターンがありまして、一目で気に入ったものを 「買う側」 に確保すると、売り子のお姉さんが 「やっぱり、日本人はそう言うのが好きね」
淡い水色から深い藍色までがグラデーションになった刺繍。
そうか、こういうのは日本人好みなのか。
「インド人はこういうのをよく買ってくれるわ」 とお姉さんが教えてくれたのは、濃い茶色と濃い緑が基調になったやつでした。
わかる気がする。
そのほかにも細々と買い込みまして、じっくりと値段交渉。
最後はお姉さんが 「10ドル」 と食い下がるのを、頑張って、9ドルでOKしてもらいました。
民間では米ドルが流通してまして、お釣りだけ現地通貨で貰ったりもするのです。
当時は1ドル100円くらいだった。
「やったわ」 と思いつつ10ドル紙幣を出してお釣りの1ドルををもらおうとしたら、お姉さんが、「ねえ、これを1ドルでどう?」 と別の品を出してくる。
そう来たか……。
「もう充分買ったよ~」 と断りましたが、お姉さんはお釣りを渡してくれない。
「じゃあこれは?こんなのは?」 と次々出してくる。
でも特に欲しいと思うほどの物はない……。
乗り気でない私に、お姉さんは、こんな方面からも攻撃を。
「明日は祝日なの (←本当)。貴方があと1ドル買ってくれたら、我が家は御馳走を一皿増やせるわ」
ああもう、やめてよ、そういうこと言うの~!
一家団欒の光景がパパッと頭に浮かんでしまい、私は折れて、サーモンピンクのショールを一枚、追加してしまったのでした。
まあ、あのショールが1ドルってのは、お買い得だと思うけどね。
負け惜しみじゃなくて、本当にね。
ウズベキスタンの物価的にどうだか知らんけど、いい買い物でした。
ちなみにこのショール、日本に帰ってから職場のバザーのために提供したら、同僚が 「私がもらう~」 とバザー開始前に購入していました。
値段は忘れちゃったけど、100円なんかじゃなかったよ。
やっぱり、いい買い物だったのさ。
これは八方丸く収まった良い買い物でしたが、いつもこういくわけではない。
という話が、
つづく
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1 ■無題
とにかく買わせようとしますよね。
たぶんウズベキスタンあたりては米ドルは貴重な外貨なのでしょう。物価のこともあるからたった1ドルと言っても、貴重なのでは?
まして中国人ほどではありませんが、記念のみやげ物とかを買う日本人は格好のカモかも?