B級読書家

虹だって15分続いたら、人はもう見ようとしない。


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「ハプニング」という映画を観た。

全然、期待はしていなかった。私の場合は、タイトルを見ただけで、内容がたちどころにわかってしまう。


「ハプニング」というタイトルであれば、これはもう、「おならをしたら、ウンコが出た」という映画に決まっている。それ以外のハプニングなど、あるわけがないのである。


で、観てみると、やっぱりだ。


ベンチに女性が二人座っている。一人が急に動かなくなった。ほらね。彼女は、今、おならをしたのだが、ウンコも出てしまった。「やばいっ」とフリーズしてしまったのだ。


すると、道行く人が同じように立ち止まった。


ほお、と私は少し感心した。「おならをしたら、ウンコが出た」という状況が、個人的なものではなく、社会現象にまで広がる映画らしい。


例えば、世界中の人間が視力を失う「ブラインドネス」という映画があった。一つの出来事を社会現象とすることで、テーマも世界観も広がりを見せる。個人的な現象が世界的な現象となり、ドラマは変容を遂げるのだ。


「おならをしたら、ウンコが出た」という現象の世界的拡散か……。


などと想像をたくましくしていたら、全然、ちがう映画だった。単なる人類滅亡の映画である。


徹底的につまらんっ。ウンコを出せ、と言いたい。

さて、「インデペンデンス・デイ」以降、アホみたいに色んな宇宙人が地球にやってきて人類を滅ぼそうとするのだが、正直、どんな宇宙人であっても驚かなくなってしまった。


たまに由緒正しき宇宙人がやってきても、ウイルスで簡単に死んでしまう。アホですかと問いたい。

「ハプニング」に出てくるのは宇宙人ではない。


こけおどしの造形は出てこない。アクションもない。だが、不気味だ。なんとなく不気味であるだけで、最後まで見入ってしまった。
なにしろ「ハプニング」の敵は、自殺という手法で、人類を滅ぼそうというのだ。

しかも、この自殺は単に生物的なもの(たぶん)であり、絶望や怒りからくる自殺ではない。淡々と手近な方法で死んでいく自殺は、人間臭さや人としての尊厳もなく、ただただ不気味なだけである。

「ハプニング」の敵は、「インデペンデンス・デイ」や「世界侵略ロサンゼルス決戦」の宇宙人よりもはるかに強敵だ。

虫みたいな宇宙人と闘って死ぬのは楽しそうだが、「ハプニング」の世界で死ぬのはごめんだなと私は思った。





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コンサルタントには、うんこ臭い人が多いことは前回書いた。

その100倍うんこ臭い人がいる。

言うまでもなく、うんこを漏らした人だ。これ以上うんこ臭い人は、存在しない。

うんこを漏らした人の悲劇の深さは、その場所によって変わる。例えばトイレで漏らした場合は、悲劇度1である。例え、パンツがうんこまみれになっても、私からすれば悲劇にも入らない。

例え、その場に人がいても、「えっ、この臭いはうんこじゃないかっ」などと騒いだりはしない。トイレでうんこの臭いがしても、森の中の木の葉同様、まったく目立たないのだ。

うんこの臭いは、うんこの臭いがしないはずの場所でこそ存在感を発揮する。

会社でうんこを漏らすと、悲劇度は4にまで上がる。

同じ会社でも廊下で漏らすのと、会議中に漏らすのでは悲劇度も変わってくるので注意が必要だ。会議中に漏らした場合は、隠蔽がほぼ不可能であり、先のことを考えれば辞表を出した方が良い。

問題なのは、満員電車で漏らした場合である。

漏らした本人だけでなく、体を密着した乗客にとっても大いなる悲劇であり、時にはパニックを引き起こすことにもなる。離れたいのに離れられない。強烈な臭いとともに、自分の衣服にもうんこが染みこんでくる恐怖。

トラウマになって、満員電車に乗れなくなる怖れもある。

悲劇度12である。

私も脱糞者のひとりだが、だからこそ悲劇を防ぎたい思いは強い。

満員電車でうんこを漏らすくらいなら、窓から飛び降りる覚悟である。




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情報商材というのをサイトでよく見るが、これはうんこ臭い。

100%うんこ臭い。うんこの固まりの中に顔を突っ込んで、思いっきり鼻から息を吸い込んだくらいにうんこ臭い。一度やってみたまえ。どのくらいうんこ臭いか実感できるはずである。

例えば、こんなのだ。

「ブサメンでもモテる、たった7つの恋愛法則。最高クラスの女が、いつの間にか服を脱ぐ悪魔の法則を、今なら特別限定販売¥19,800」

ものすごくページが長い。これでもかっ、と畳み掛けてくる。所々で黄色のラインや赤文字を使うのが特徴である。

こういうのをセールスレターというのだそうだが、そのコピーライティングをネタにした情報商材も出ている。コピーライターを名乗っているが、コピーライターなど元々うんこ臭い職業なのに、さらにその上を行くうんこ臭さである。

そのコピーライターを推薦する人たちが、またうんこ臭い。

その人たちの肩書を見ると、なんとコンサルタントかつセミナーの講師が実に多い。そして、揃いも揃って顔が薄っぺらてうんこ臭い。

前の記事では、肩書きは伏字にした。知り合いの税理士がコンサルタントとセミナーの講師をやっている。だから書きにくかったのだが、やっぱり書くのである。

いいですかあっ。

コンサルタントをやっている人は、セミナーの講師もやっている確率が高い。しかも、約78%の確率でうんこ臭いですぞおっ。

ああ、すっきりした。

こうした商材を買ってしまうのは、「金が欲しい」「モテたい」と願いながら、その手段がない人たちである。自分で考えて努力することのできない人が、情報商材に頼ろうとしているのではないか。

私が見たコピーライティングの情報商材は、サイトで見た限りだが、実践的で間違えたことは言ってないと思われる。ただ、その程度のものは本屋に行けばいくらでも安く手に入る。詐欺ではないが、情報弱者を食い物にしている点は確かだ。

この商法は、ネットで告知してPDFをメールするだけである。

印刷も郵送も在庫保管の必要もないわけで、これほど手軽でリスクのない商売も珍しい。情報商材をやる人間がたくさん出るのも頷ける。

そして、その9割はクズである。簡単に上位1割に入ることはできるだろう。そうなれば売上をつぎ込んでDVDを付けて差別化。商材をネタにしてセミナーで金を儲けたい人たちを集め、権威付けに短大の講師でもやり、テレビのコメンテーターに乗り出し、これがビジネスのトルネード。ウワッハッハッハッ、大儲けではないかっ。

やってみようか。と私は、0.3秒間だけ考えた。




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商売を長く続けていると、いろんな人がやってくる。

ある日、うんこ臭い人が来た。正確には、「うさん臭い」であるが、私は「うさん」が「臭い」という状況が理解できないので、わかりやすい「うんこ臭い」という言葉を使うことにしている。


本来なら「うさん臭い」の正しい意味を講釈するところだが、調べるのが面倒だからやらない。「うさん」の正体を知りたければ、自分で調べたまえ。それが人生というものだ。


そのうんこ臭い人は、私に「○○○の○○になってくれないか」と言った。


完全伏字である。


確実にチン○コよりも卑猥、というか私から見れば金の稼ぎ方を間違えている仕事である。

実際にこの手の仕事をやっている人も多いし、まともな人もたぶんいるだろう。だから具体的には書かないが、少なくとも私は100%やらない仕事だ。

私は商売人だが、職人的な立ち位置で仕事をしてきた。

だから、そのうんこ臭い人のような「○○○○○○○」かつ「○○○の○○」という肩書きがついた名刺を持つ人は、ものすごく苦手である。その手の人は、金儲けが人生の目的であるが、私の目的は社会貢献なのだ(嘘)。

「私は、そういう金の稼ぎ方をしておりませんので」とお帰りいただいた。

ちなみに「○○○○○○○」かつ「○○○の○○」は、「チン○コの相談役」かつ「うんこの社長」という肩書きではないのでご注意いただきたい。探しても無駄だ。

そんな肩書きの人は、たぶんいない。




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鼻水が出る。

いや、噴出するといったほうが正しい表記だ。もう、数日間、鼻水が噴出している。どうやら花粉症らしい。

脳に酸素が行ってないのか、それとも鼻が詰まっていて集中力がないのか、昨夜は大きなミスをした。テレビドラマや映画を録画していたハードディスクを初期化してしまったのだ。

我が青春のスター・トレックが全話消えてしまった。スーパーナチュラルのウィンチェスター兄弟にも、もう会えないのである。

憤怒した。一生の不覚である。

仕事も大変だ。鼻水を拭いながらだと、仕事の効率が落ちる。拭い続けると、鼻の下が赤くなる。

鼻の穴にティッシュを詰めておくことにした。これなら手を取られなくてすむ。

小さく詰めると、取れなくなる恐れがある。テッシュ1枚、端っこを丸めて詰めて、残りの部分はそのままにしておいた。

なんとなく鼻からティッシュが生えたような感じで、面白いので、時々ゆらゆらさせて遊んでいる。

ふと、手品のネタにならないかと考える。マジシャンの鼻の穴から、ティッシュの先がのぞいている。お客さんに引っ張ってもらうと、次のティッシュの先が鼻の穴から出てくる。いくらでも出てくる。人間ティッシュボックスだ。

問題は、ティッシュに付いた鼻くそだな、と私は思った。



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