私、男の人の部屋にいるんだ。。。
先生、コンビニに行っちゃった。。。
ど~しよ。。。
あっ、私、携帯も財布もない。。。
カバンの中に入れっぱなしだ。。。
何もすることがなくなったので、TVをつけて、お笑い系の番組に替え、先生を待った
俺は、コンビニに食料を調達に行った
さっきは、食料調達へ行く途中だった。。。
まさか、あんなところで、まことが座ってるとは思わなくて、ビックリした
「とりあえず、鶴野先生に連絡しないと。。。」
っていっても、俺、番号知らないしなぁ。。。
まことの家も鶴野先生の家も知らないなぁ。。。
そんなことを考えながら、歩いていると、すごい勢いで飛び出してきた男とぶつかりそうになった
「あっ!ごめんなさい
」
男は反射的に俺に向かって謝って、また、走り出した
「つ、鶴野先生
」
「へ?」
突然、名前を呼ばれたことに驚き間の抜けた声を出しながら、俺のほうを見た
「上地先生
ま~子!ま~子見ませんでしたか?!」
俺の両腕をつかんで、大きく揺さぶる
「落ち着いてください
・・まことは、今、俺の家にいますから・・・」
「・・・へ・・・・あ・・・・は~ぁ・・・」
鶴野先生は、深いため息をついて、その場に座り込んだ
額ににじんでいる汗は、俺がまことと出会ってから、ずっと走っていたことを物語る
「すみません。。すぐに連絡しようと思ったんですけど、俺、鶴野先生の番号、知らなくって・・・・・・まことにも聞けるような状態じゃなかったんで」
「・・いえ・・・いいんです・・無事なら・・・あ~、よかったぁ・・・・じゃ、いますぐ、迎えに。。。」
「あっ、いえ・・・・・今日は、俺が預かります」
「・・・」
鶴野先生は、一瞬、怪しげな目で俺のことを見たので、急いで訂正した
「あっ、別に、そういうわけjなくて・・・・・俺、約束したんです
一緒にいるって・・・」
「で、でも・・・」
「たぶん、今、あなたと会ったら、また、1人で泣いちゃうと思うんです」
「・・・泣いてたんですか
」
「えぇ・・・・・ぁっ、何があったのか、詳しいことは聞いてませんけど。。」
「そうですか・・・」
「なので、今日1日・・・預らせてください
俺のことが信用できないかもしれないですけど・・・」
「いや、上地先生のことは信用します
・・・俺のせいで、こんなことになってしまって・・・」
「いえ・・・明日は学校、休みですし、、様子を見て、お宅へ送り届けますので」
「わかりました」
「あっ!これ、俺の携帯の番号です!あと、部屋は3Fの角部屋です!何かあったら、連絡ください!」
お互いに連絡先を交換し、鶴野先生は、頭を深く下げ、来た道を戻っていった
俺、女の子・・・しかも、生徒を部屋に上げちゃってるよ。。。
あとから、気づいた衝撃の事実に、ちょっと戸惑いながらも、コンビニで適当に食べ物を放り込んで家へ戻った
2人で食べる食事
まことは何も喋らない。。。
俺は、何か話題はないものかと考えをめぐらせていた
「先生。。。」
「ん
」
「やっぱ、私、帰るよ」
「・・・」
「だって、先生に迷惑かかるし・・・」
「迷惑じゃねぇよ
今日はここに泊まってっていいから!」
「・・・いや、でも・・・」
食べかけのサンドイッチをビニールの包装紙の上に置き、帰る理由を探すように目を泳がせた
「家に帰るのか
」
その質問には彼女は答えない。。。
きっと今帰しても、家には戻らないだろうなぁ。。。
さっきとは違い、少し顔を曇らせた
「泣かないって、約束できるか
」
答えない。。。
きっと、泣くんだろう。。。
「じゃ、ダメ
今日は、ここで泊まれ!・・・ベッドはお前が使っていいし!」
「・・・」
「俺は、こっちのソファで寝る
・・・あとから、着替え出してやるから!」
「・・・先生・・・何で、私によくしてくれるの
」
「・・・うん?・・・俺、まことのこと好きだから!」
「・・・・・・・先生、何度もいうけど、そういう軽口、あんまり言わないほうがいいと思うよ!」
彼女は一瞬、眉間にシワをよせた、この顔はあまり可愛くない。。。
「いや、でも、本当に思ったことしか俺・・・言えねぇから・・・」
そう言うと、彼女は目をパチクリさせてから、視線を机に戻して小さく
「・・・・バカ」
それだけ言い返えされて、置いたサンドイッチを持ち直し、一口ほおばり、モゴモゴしながら食べた
「なぁ
これでいい?」
引き出しの中から柄の入ったTシャツを1枚とハーフパンツを出して、小さく頷いた彼女に渡した
「風呂・・・一応沸いてるけど・・入る?」
「・・・うん・・・入る・・・」
私は、風呂場に案内された
うちの家よりもだいぶ小さなお風呂・・・
少し、使い方を教えてもらってから、入った
シャワーの音がする。。。
普段は俺しかいないから、こんなことはあり得ない。。。
何となく、ソワソワする。。。
やることがなくなったので、カップ麺の入れ物を水洗いして、ゴミ袋に突っ込んだ
・・・もう、やることなくなった・・・
PCを開き、土日にやろうと思っていた仕事を始めた
落ち着かない・・・
キーボードを叩きながらも、シャワーの音が気になる。。。
それから、15分ほどすると、音が止み、ドアが開いた音がした
俺は、PCの画面を見て、何もはかどっていない画面に愕然とした
この時間、俺は何を考えていた!!
しばらくすると、バスタオル肩からかけ、髪の毛のしずくを拭うようにして部屋に入ってきた
俺のTシャツじゃ、明らかに大きすぎる。。。
ハーフパンツもひざがしっかり隠れている長さになってしまったようだ
「悪いな。。。そんなのしかなくて」
「いいよ・・・動きやすいし・・・それ、学校の
」
彼女が、俺の横にちょこんと座り、PCの中を覗き込む
俺と同じシャンプーの香り・・・なのに、何でだろう?すっごくイイ香りのような気がする
「これ、学校に提出するの
」
「・・・・へ?あっ、そう・・・」
彼女の質問に、俺は答えるのが遅れた。。。
「ふ~ん」
「・・・あっ、お前、髪の毛くらい乾かせよ
」
「・・え~いいよ~別に~・・・私、髪の毛とか乾かすの面倒だもん。。。」
「ダメだって!!ちょっとここ座ってろ!!」
俺は立ち上がり、洗面所へ行き、ドライヤーのコンセントを抜いて、リビングのコンセントに差し込んだ
「乾かしてやる!」
「いいよ!!」
「いいから!」
俺はスイッチを入れて、髪の毛を乾かし始めた
・・俺、何してんだろう?
「あっ、何か、気持ちいい~
」
女の子の髪の毛・・・
やわらかい。。。
俺のとは大違い。。。
そんなことを考えながら、乾かしていると、まことが、俺のことを呼んだ
「先生・・・・・・・・・・・・
・・・私ね、剛士のこと、好きだったの」
彼女は、突然、話を始めた


